コマンガー


国際放映の特撮作品『魔人ハンター ミツルギ』に登場する怪獣。別名「狛犬怪獣」。
第11話「地獄の狛犬 コマンガー!」に登場。

口から火を吐く他、空を飛行することもできる。
また、神社の狛犬に擬態する能力も備えている。

作中ではまず人食い狛犬として騒動を起こし、話を聞き付けたミツルギ三兄妹を誘き寄せ、サソリ忍者に襲撃させる。
それが失敗して狛犬の話は囮かと油断した銀河の前で怪獣化し、町を襲撃して大火事を起こす。
その結果、集団ヒステリーを起こした住人達は恐怖から無関係な犬まで徹底的に集団で虐待・駆除し始める。
ミツルギ三兄妹はその過程で、盲目の少女お千代とその唯一の家族である黒犬ゴローに出会い、
とばっちりで暴行を受けていた彼女達を救う。
しかし、このゴローこそがコマンガーの正体であり、お千代もサソリ軍団の手先だったのである!
彼女は魔人サソリからミツルギ三兄妹を徹底的に殺すのと引き換えに目を治すという約束を取り付けており、
ゴローはその手先としてサソリ軍団に利用され怪獣コマンガーとなっていたのである。

お千代は自分を信頼した彗星と月光にしびれ薬を盛って窮地に陥れるが、
彼女を怪しんでいた銀河によりサソリ軍団に捕らわれた2人は奪還され、解毒剤で回復されてしまい、
サソリ忍者達も全滅したため、ゴローはコマンガーと化して襲撃する。

巨大神ミツルギとの戦闘では、噛み付いて先制攻撃を仕掛けるもその装甲を破れず、殴り飛ばされた上に挑発される。
これに対して助走をつけて突進するコマンガーだったが、一度はマウントを取るもロデオのように騎乗され、
振り払って攻撃しようとした所を必殺技である火炎弾を受け爆発炎上し敗北。
元のゴローの姿に戻って息絶えた。
なお、お千代はゴローの敵討ちと魔人サソリとの約束のためにミツルギ三兄妹を殺そうとするも躱され、
倒れた拍子に自分の刀で首を斬り、どんな犠牲を払っても自分の目で世界を見たかったという願いを呟きながら息絶えた。
盲目の障害者の心の闇に付け込んだ魔人サソリの非道な所業に、銀河は怒りを滾らせるのであった。

絶妙に後味が悪く秀逸な回だが、動物への集団リンチや障害者への暴行など、
現代では確実に苦情が来るか放送コードに引っ掛かる要素が満載な回でもある。
実際に今話予告には放送禁止用語が使われている


MUGENにおけるコマンガー

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
Chocker氏提供のスプライトを用いて作られている。
飛び道具の「火炎」に加えて距離で性能が変化する「とびかかり」、
常時ゲージを消費するのと引き換えに狛犬に変化する「狛犬変化」などユニークな技が特徴。
超必殺技は1ゲージ消費の「火炎地獄」「お前達が気を失った時、トドメを刺す!」
3ゲージ消費の「俺たちは犬を許せねぇ!」の3つ。
「お前達が気を失った時、トドメを刺す!」は発動後相手がダウンするとサソリ忍者によって火のついた矢が相手に飛んでくるというもの。
「俺たちは犬を許せねぇ!」はゴローの姿に戻り、相手に突撃。
攻撃に成功すると住民に集団リンチされるというどれも徹底的な原作再現の技となっている。
ちなみに「お前達が気を失った時、トドメを刺す!」と「俺たちは犬を許せねぇ!」を併用した場合、
前者の終了時の台詞「八つ当たりしても仕方ないだろう」の後に、後者の発動時の台詞「トドメを刺す!」が流れるので非常にシュール。

また、敗北決定時には原作同様元のゴローに戻るもののその場にお千代が出現。
その後豹変したお千代が相手に突撃し攻撃に成功すると逆転勝利となる…という原作の流れに沿った演出が搭載されている(ただし一度のみ)。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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最終更新:2023年07月16日 23:49