高さ:1.5m
重さ:31.2㎏
タイプ:くさ・あく
特性:しんりょく(HPが1/3以下になるとくさタイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:へんげんじざい
(場に出る度に最初の1回だけ技を繰り出す直前にタイプがその技と同じものに変化する)
変幻自在なマジックが得意なマスカーニャ。
眠りながらも マジックを披露しようとしている姿が
ごくまれに発見されているが どうやらうまくいかないみたいだ。
任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。
初出は第9世代(『スカーレット・バイオレット』)で、
ニャオハがニャローテを経て至るパルデア御三家くさ枠の最終進化態。
名前の由来は恐らく「マスカレード」(仮面舞踏会)&「ニャ」。
英名だと「Meowscarada」となり、マスカレードと猫の鳴き声(Meow)を組み合わせたのがより分かりやすい名前をしている。
三重県志摩市にあるスペインをテーマとしたレジャーランド
の中央テーマパーク「パルケエスパーニャ」とは関係無い
(というか、パルデア地方がスペインモデルなのでそれ被りなだけである)。
黒いマスク、マント、黒タイツのような脚など
マジシャンのような風貌をしている。
しかしてエスパータイプではなく、意外にもあくタイプ。後述する固有技が示す通り、使うのは相手を騙すトリックという事なのだろう。
あくタイプ獲得は
あいつと同じながらも、優雅さやスタイリッシュさを感じさせるビジュアルである。
プライドの高い目立ちたがり屋だが繊細な気質で、トレーナーが他のポケモンを可愛がると機嫌が悪くなるなど、
嫉妬深く自分のトレーナーに対して強い執着心を抱くポケモンでもある。
背後で浮いているように見える花はマントの裏の毛が反射して支えている蔓を見えないようにカモフラージュしている
(進化前のニャローテがブローチのように胸元を飾ったり、ヨーヨーのように飛ばしたりしていた蕾と同一の物と思われる)。
戦闘ではそれを使って敵の意識を巧みにそらし、
花粉が詰まった花爆弾をいつの間にか取りつけて爆破する。
蔓一本でそんな芸当が出来るとは思えないので、実は見えないだけで背中から複数似たような蔓が生えているのだろうか?
「ニャオハ立つな」をはじめとした発売前の心配を覆す
エッチな秀逸なデザインとトレーナーの脳を焼く設定は、
多くの「立つな派」の掌を返させ、見事SVの人気ポケモンの立ち位置を勝ち取っている。詳しくは
ニャオハの項目も参考にされたし。
薄い本での起用率も中々で、ある意味サーナイトの再来を思わせる
アニポケでは第8シリーズからの主人公リコの手持ちとして登場。CVはニャオハ、ニャローテ時代と同じく
林原めぐみ
女史。
「レックウザライジング」編における楽園ラクアでの最終決戦にてニャローテから進化した。
トリックフラワーの使用時にはゲームと同様に周囲が暗転しスポットライトが当たる演出が取られている。
どういう原理なんだ……
ニャオハ時代から磨いてきたかく乱戦法を発展させた、トリックフラワーと透明な蔓の芸達者な活用術はまさにマジシャン。
また、主のリコとのイチャイチャぶりも話題。
主の身長を追い越しそうなのに距離感がほぼニャオハの頃のままなので、夜も普通に一緒の布団で同衾したり、
ベンチで膝枕してもらったりと、もはやただのケモ百合ではないかともっぱらの評判である。いいぞもっとやれ
また、Webアニメ『放課後のブレス』でも主人公の一人、アリキスのパートナーとして登場。
担当声優は
真堂圭
女史。
原作中の性能
HP:76
攻撃:110
防御:70
特攻:81
特防:70
素早さ:123
過去作品でトップだった
ゲッコウガも上回る歴代御三家最速の素早さが特徴の高速アタッカー。
物理寄りが基本型となるが、「わるだくみ」を覚えるので両刀もしくは意表を突く特殊型もできなくはない。
固有技として草技「トリックフラワー」を覚える。浮いている(ように見せかけている)花を手品の要領で相手に設置して爆発させる。
この技は「マジカルリーフ同様に必中であり、必ず急所に当たる」という特性を持ち、
「相手がどんなバフを積んでようが関係なく当たるし確実にダメージを与え、リフレクター・ひかりのかべも貫通できる」という壊れ気味な技。
格闘タイプの「
やまあらし(当たれば確定急所)」よりも威力が10高い。
ただし回避率上昇無視はともかく、急所を防ぐ「シェル(カブト)アーマー」には弱いので注意。
サブウェポンは物理は「じゃれつく」「かみなりパンチ」「けたぐり」「ローキック」「とんぼがえり」「アクロバット」
特殊も「パワージェム」「はどうだん」とそこそこ豊富だったが、DLCにてくさタイプとしては珍しいこおり技「トリプルアクセル」を取得し、
くさ技は半減されるが複合タイプで4倍を突けることも多いドラゴンや苦手なひこうへ対抗できるようになった。
通常特性の「しんりょく」は耐久が低いので活用するにはタスキを持たせるのが前提となる。
「しんりょく」補正×タイプ一致補正×急所がそろった「トリックフラワー」の威力は驚異。
隠れ特性の「へんげんじざい」は
同じ効果を持つ御三家の先輩がやり過ぎた影響で第9世代から発動タイミングは場に出た最初の1回のみに調整され、
さらにテラスタル中はこの特性でのタイプ変化は起こらなくなるので、雑に運用はできない。
一応引っ込んでまた出した場合はまたタイプ変化できるので「とんぼがえり」と相性は良く、
防御面で見ると4倍を突かれるむし技を凌げるメリットがある。
「マジシャン」という特性もあるのにそちらが採用されていないのは、あちらは種も仕掛けも無い方のマジックだからだろうか?
2023年12月7日、スピード型にて実装。
とくせいに「しんりょく」をもち、HPが50%を切った時、葉っぱで姿を一度くらまし、
移動速度と相手に与えるダメージ上昇・与えたダメージ毎に自身のHPを回復する効果を得る。
技は1に相手の頭上に爆弾を付ける「トリックフラワー」か、
斬撃を飛ばしマークを付けた相手に急所に当たりやすくなるデバフとダメージを与えた際回復効果を得る「つじぎり」、
2に位置を任意で入れ替えれる「かげぶんしん」か、麻痺効果で相手に移動速度と攻撃速度にデバフを与える「くさわけ」を持つテクニカル系キャラになっている。
しかし、実装当初は技の回転率が悪く、回復しながら戦いたくてもスピード型の特性と相まって、
回復した所で相手の二回目の技が飛んでくれば先に自分が溶けて死ぬという、非常に弱い立ち位置からのスタートとなった。
余りの弱さに実装から僅か5日後の12月12日に「かげぶんしん」と進化前の「つめとぎ」以外の全ての技に大幅強化が入り、完全に一つ進化した勢いの火力を得た。
だが、それでも技の回転率の悪さが残っていたため、大幅に火力強化を受けた所で単独では中々相手を沈め切れず、
スピート型として求められる立ち回りが出来ないという弱点に苦しめられていた。
そんな中、2024年2月に再度強化を受け、「トリックフラワー」以外の技の待ち時間が大幅に短縮。
これにより先制攻撃を仕掛けた場合、相手が反応して技を使ってきている間に技が使える状態になり一気に沈め切れるという、
スピード型の基本ともいえる立ち回りが可能となった。
そうなると今度は特性「しんりょく」による削られた後の粘り強さがスピード型を逸脱した強さになり始め、環境を動かすほどの高みに昇ってしまい、
同年4月に高レベル時の攻撃力が、7月に「しんりょく」の攻撃力とバフ効果、ユナイト技の回転率を落とされ持久戦時の粘り強さを大きく削られる事に。
そうして環境を支配できるほどではないが絶望的なほど弱い訳でもない調整をもらい、あまり旨味の無い立ち位置に甘んじていたが、2025年2月27日事件が起きる。
ガラルギャロップにより全ての対戦データが異常な数字になっていた事や、ガラルギャロップ以外のスピード型が選択価値を完全に失っていた事もあってか、
スピード型の中で特にガラルギャロップとの相性が悪かったマスカ―ニャ含む4体にステータスの強化と、
「相手の防御を一部無視する」というとんでもない仕様を追加するアップデートが入った。
これにより、落とされた火力を補って余りあるほどの超火力に奇襲能力と離脱能力が合わさり、
勝率もBAN率が50%を超える中で全体2位と異常な数値を叩き出し、環境を瞬く間に支配する強さを手に入れた。
……が、余りにも強くなりすぎた事で、アタック型などの存在価値を奪ってしまい、歪すぎる環境を作り出す事にもなってしまい、
僅か2週間後の3月13日に下方修正が入り、2月27日以前の能力に戻された事で耐久力などは抑えられた。
それでもなお、防御無視による火力の高さはディフェンス型などの存在価値を損なうには十分であり、
1か月後の4月17日、全てのスピード型から防御無視の特性を削除する事態に。
これにより大型アップデート「アサルトブレイク」の調整は無に帰し、制作側が全ての過ちを認める異例のアップデートとなったのであった。
MUGENにおけるマスカーニャ
Sebastian氏製作の
MUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
飛び道具の「エナジーボール」「たねばくだん」や斬撃を飛ばす「つじぎり」など遠距離攻撃主体の性能。
超必殺技は時間差で攻撃する「フラワートリック」、飛び道具の「リーフストーム」、
くさテラスして放つ「ソーラービーム」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年05月02日 16:24