+ | 『妖怪ウォッチ』って何ズラ? |
『イナズマイレブン』シリーズ、『ダンボール戦機』シリーズに続くレベルファイブのクロスメディアプロジェクト作品。
先行する『イナイレ』『ダン戦』と同様にコミックやTVアニメ等による多角メディア展開を前提に制作されている。 ゲーム版リリースに先駆け、『月刊コロコロコミック』において2013年1月号から小西紀行先生によるコミカライズ版の連載が開始されている。 また、2014年1月8日よりテレビ東京系列でアニメ作品も放送されており(詳細後述)、 それに伴い、『ちゃお』でも2014年2月号からもりちかこ先生によるコミカライズ版『妖怪ウォッチ ~わくわく☆にゃんだふるデイズ~』が連載されている。 さらに『ビッグコミックスピリッツ』の増刊『ヒバナ』でも、 2015年4月号から柴本翔先生によるコミカライズ版『妖怪ウォッチ コマさん~ハナビとキセキの時間~』が連載を開始した。
ゲームのシリーズ第1作は2013年7月に発売され、発売初週の売上は約53,000本、2013年内での総売上は約30万本とそこそこのヒットに留まっていた。
しかし、2014年1月のアニメ放送開始や、同時期に妖怪メダルが発売開始となってから小学生を中心に急速に人気が高まる。 2014年2月頃からはビデオリサーチ社が公開している週間視聴率TOP10(アニメ番組)にも名前が挙がるようになり、 妖怪メダルは発売から約1ヶ月の間に累計300万枚販売、原作のゲームも2014年2月19日付でパッケージ版の累計出荷本数が50万本を突破し、 ゴールデンウィークにはメディアクリエイト調べの推定週間販売本数が初週を上回ってしまい、そして同じ5月には100万本を突破する等々、 発売されて半年以上経ってから売上が急増すると言う珍しい現象が発生した。
2014年7月10日に新作となる『妖怪ウォッチ2 元祖』『妖怪ウォッチ2 本家』が2バージョン同時発売。
発売から僅か4日間で早くもミリオン超えとなり、2015年3月時点で合計320万本を超える大ヒットとなっている。 そして2014年12月13日には早くもその完全版とも言える『妖怪ウォッチ2 真打』の発売がされ、 こちらも発売から2日間で120万本、2015年3月時点で250万本を売り上げる大ヒットとなる。
アニメ放送開始からわずか半年後に映画化が発表され、
12月20日にはシリーズ第1作となる『劇場版妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』が公開された(後述)。
2014年の流行語大賞ではトップテンに選ばれた他、日本経済新聞社の『ヒット商品番付』でも2位に選ばれた。
(ちなみに1位は同じく社会現象となったアナと雪の女王が選ばれている) 紅白歌合戦でもOPの「ゲラゲラポーのうた」とEDの「ようかい体操第一」が取り上げられるなど、2014年の流行の象徴となった。
タイトルに「妖怪」とつけられているがホラー要素はほぼ皆無なので、それが苦手な人でも問題なくプレイ出来る。
様々な妖怪達と友達になっていき、トラブルを解決していくというのが本作のコンセプトである。
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+ | 各種メディアにおける詳細 |
妖怪大辞典
田舎の神社を出てさくらニュータウンにやってきたコマイヌの妖怪。都会のすごさにいつも「もんげ~!」と驚いている。
「コマさんS」のステータス
ひょんなことからSランクになったコマさん。コマさん自身はとまどっておりできれば元のランクに戻りたいと思っているらしい。
ゲーム版
無印では第七章のムゲン地獄にて登場するキャラ。狛犬でいる事に飽きて家出したという設定。
続編の妖怪ウォッチ2では通常の方法ではともだちになる事は出来ない。
前作と連動する事で入手したコインを使用すればともだちになる事が可能で、他にブチニャン、ツチノコともともだちになる事が出来る。 デザインはがま口ポーチを持っているものとなっている。
2014年12月13日に真打発売と共に配信されたVer.2.0(本家)では、モグモグバーガーでSランクへと昇格したコマさんと戦う&ともだちになる事が可能に。
ただコマさん自身曰く、元のランク(Dランク)に戻りたいとの事で、実にコマさんらしい素振りを見せる。
進化形として「ししコマ」がおり、1ではレベル35、2ではレベル25で進化する事が出来る(コマさんSは進化しない)。
しかし、公式のコマさん推しとそれによる人気故どちらかといえば影が薄く、さらにコマさんSが登場した事でますます不遇に…。 一応、スキルの違いや必殺技の威力で差別化はされているが。 さらに派生キャラとしてジバニャンと融合した「ジバコマ」や、ボス妖怪と化した「マイティードッグ」、 修羅の心を持つ伝説のコマさんといわれる「しゅらコマ」が存在する。 アニメ版
本編7話の『コマさんがきた!』で初登場。「オラ~ズラ」(僕は~だ)、「もんげー!」(すごい!)などの岡山弁で話す。
狛犬に憑依しており、神社のお祭りの日が楽しみでその時見たソフトクリームを食べてみたいと願っていた。 しかし、神社が取り壊される事となり、田舎から都会へと列車を乗り過ごし来てしまい、 モグモグバーガーでソフトクリームが食べ放題だった事からそこに暮らしていた。…というゲームとは違った設定になっている。
ちなみに人間と接触する際には、頭に葉っぱを乗せ、青年男性に化けている。 ただし人間に化けなくても普通に接触している事が多い。
妖怪は普通の人間には認知出来ない存在のはずだが、そもそもじんめん犬の登場回の時点で普通の人間に見えているのがアニメ版なので、 そのあたりの事は気にしたら負けである。
OP「ゲラゲラポーのうた」で見られるダンスではコマじろうと共に他のキャラに比べて動きが遅く、踊れていない。だがそれが可愛い。
また、人気マスコットキャラクターゆえに『コマさん単独シリーズ』が幾度も開始されている。
こちらも様々なパロディ要素が詰まっており、彼の素振りも必見である。 ちなみに年齢は300歳以上らしい。 ちゃお版
第8話で初登場(その前の第7話にも少しだけ出ている)。ちゃお版でも岡山弁で喋る、臆病なキャラである所は変わらず。
狛犬として住んでいた神社が犬神と対立するキュウビの狐火による失火が原因で燃えてしまったため、都会に出てきた。 グレるりんにカツアゲされている所をちゃお版主人公であるフミちゃんと出会う。 フミちゃんの部屋のクローゼットにコマじろうと共に住み着き、その後メインキャラの一人になる。 コミックスの幕間では、何故か彼女の洋服を弟と着ている。
ちなみにこのコミックで開催した妖怪人気投票では堂々の1位を獲得。流石である。
コロコロコミック版
いろいろな界隈で人気のコマさんが満を持してコロコロコミックに登場!
「オラの名前はコマさんズラ。よろズラ!!」…というセリフとともに表紙に登場。 作中で、さくら中央シティに凱旋。「オラ、この町で生きていくズラよー!」と宣言した…。 その矢先に都会の荒波(物理)に呑まれて都会に来て2秒でボロボロにされた。田舎で鍛えたコマさんをもってして 「都会おそるべし…。もう田舎に帰るズラ…。」 と言わしめるほどの厳しさだったという。その直後に自動車相手にトレーニングをするジバニャンと出会うが…。 シャドウサイド
本作では妖怪たちがややリアル寄りのデザインとなっており、
且つ通常形態の「ライトサイド」、戦闘形態の「シャドウサイド」の2つの姿を持つという設定。 コマさんはライトサイドが白い大型犬のような姿で、シャドウサイドは恐ろしい形相をした狛犬となる。 CVも普通のコマさんとは違い、平川大輔氏が担当している。 |