ジャブラ


「ぎゃははは 政府の旗を恐れねェとは!!」

漫画『ONE PIECE』の登場人物。
世界政府直属の諜報機関「サイファーポール」(以下CP)のメンバーの1人。
アニメの担当声優は 高塚正也 氏。

長官のスパンダムを除けばCP9最年長で、
悪魔の実の能力を未使用という条件下であればその戦闘力はロブ・ルッチカクに次ぐ実力者。
言動は粗暴だが見た目や能力ほど敵をいたぶる趣味は無く、プロの殺し屋らしく標的は瞬殺するスタンスを取る。
一方で、給仕職の家庭的な女ギャサリンにフられた話を拡散されて落ち込んだり、
悪魔の実に能力者が近付くと悪魔同士が争うというデマ*1に怯えたりとコミカルな振る舞いも見せる。
また、戦闘力が近いカクや飛び抜けた強さを誇るルッチには対抗心を抱いている一方で、
短期集中扉絵連載で重傷で動けなくなったカクを背負ったり、服を無くしたカリファに服を貸したり、
ルッチの命を助けるために体を張って治療費を稼ぐなどの行動を見せており、仲間意識は強い事が分かる。

エニエス・ロビー編でCP9の2陣として登場し、紆余曲折を経てサンジと交戦。
途中までは比較的善戦していたが、ニコ・ロビンを侮辱する発言がサンジの怒りを買い、
新必殺技の「悪魔風脚」の前に敗北した。
敗北後バスターコールに巻き込まれたと思いきや、短期集中表紙連載で他のメンバーと共にブルーノに救われる。
その後、任務失敗の責任を上司のスパンダムに押し付けられ逃亡せざるを得なくなり、
ルフィに敗北し重傷を負ったルッチを治療する為、セントポプラの町でブルーノと共に、
後述の能力を利用して火の輪くぐりなどの芸をして金を稼いだ。
故郷に帰還後、スパンダムが仕向けた海軍の追っ手を退け、仲間達と共に船でどこかへ旅立った。
新世界編でルッチ、カク、カリファ、ブルーノがCP0に所属する形で復帰していた事が明かされた一方で、
クマドリやフクロウ共々長らく詳細は不明だったが1083話で彼もまたCP0に属する形で復帰している事が判明した。

+ 戦闘能力

「気を許すな おれァ”狼”!!!油断させて………食い殺す」

六式の使い手にして、動物系悪魔の実「イヌイヌの実・モデル“狼”」を食べた狼人間。
特に鉄塊を得意としており、全身鉄の硬度で繰り出す「鉄塊拳法」を武器とする。
鉄塊の発動中は硬化した箇所が動かせなくなるため、他の六式使いは防御に使用したり、
攻撃の瞬間だけ硬化する事で攻撃に転用するという手法を用いているのだが、ジャブラは常時鉄塊を発動しっぱなしでも動く事が可能。
また、真っ向勝負も強いが、暗殺者らしく不意打ちを仕掛けたり、嘘を吹き込んで油断を誘うといった戦い方もする。

加えて悪魔の実の能力により、狼のスピードと鋭利な爪・牙は勿論、
動物系能力者に共通する高いフィジカルとタフネスに鉄塊拳法が加わる事で、
格闘戦では絶大な戦闘力を発揮できる。

ただし、物理攻撃には強い一方で電撃や高熱などの非物理や、
鉄を破壊できる威力の攻撃には耐えられないという鉄塊の欠点までは克服していない。


MUGENにおけるジャブラ

hermoduro氏の製作したキャラが公開されている。
獣化するモードチェンジ技も持っており、人型では徒手空拳による近接戦、
獣型では飛び道具の「嵐脚」や爪による斬撃などの広範囲攻撃で制圧するキャラとなっている。
AIは未搭載。
紹介動画(公開先へのリンクあり)


「ぎゃーーっははは! 効いただ狼牙(ろうが)!!」

出場大会

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*1
既に悪魔の実の能力者である人間が別の悪魔の実を食った場合、体が飛散して死ぬ実例から派生した噂話。
明確に物語内で描写されたわけではないが、前例があると言及されており、ジャブラ以外にも本編開始の36年前の時点で
当時ロックス海賊団にいたリンリン(既にソルソルの実の能力者)が、この時海賊団が狙っていた悪魔の実を「オレがいただく!!」と言った際
カイドウが「お前には無意味だろ!!リンリン!!」とツッコミを入れたり、リンリンも手に入れた実を自分で食べたりはしないなどの分別があったことや、
ルフィがドレスローザ編でエースの形見に等しいメラメラの実が景品と知った際に「自分は既に能力者だから食えないけど欲しい」と発言するなど、
少なくともかなり前から偉大なる航路で順当にキャリアを積んだ彼らレベルの海賊の間では常識らしい。

とはいえ、作中ではこの話が言及された後で複数個の悪魔の実の力を所持できるこの話を覆す者が登場しているが、
これは彼が「体の構造が異形」だから可能だった例外中の例外である。


最終更新:2025年07月10日 18:44
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