「ハイこちらクソレストラン …ご予約で?」
漫画『ONE PIECE』の登場人物。主人公
モンキー・D・ルフィ率いる海賊団“麦わらの一味”の料理人。
CVは
平田広明
氏。
少年時代は後に
チョッパー役を演じる
大谷育江
女史。
グルグル眉毛と常に咥えているタバコ、そして黒いスーツがトレードマークの
コック。
そこから繰り出される様々な足技から「黒足のサンジ」の
異名を持つ。
初期案ではその特徴的な眉毛から
ナルトと名付けられそうになったが、奇しくも『
NARUTO』の連載が始まったためボツになった。
コックという職業柄、包丁の扱いも一級品である。その気になれば包丁で一流の剣士顔負けの剣戟が出来る。
しかし「手や包丁は料理をするためのもの」と言う信念を持っているため、戦闘に用いるのはもっぱら足技。
*1
これらの足技は肉の部位やその料理法などから名前が取られている。
それだけのこだわりがあるのに粋がって厨房で煙草を吸うのは料理人としてどうかと思うが
整形ショットによる
相手の顔面の整形も(偶然ではあるが)会得しており、後述のデュバルとの一方的な因縁もコレにより解決。以降は良き協力者となった。
悪魔の実の力も無く武器も一切使わないが、戦闘力はルフィ・ゾロに次いで高い“麦わらの一味”No.3の実力者。
特にゾロとは犬猿の仲でやたらといがみ合うが、緊迫した場面では意見も取り入れ、戦闘でも息が合う。
丁寧な接客(※ただし女性に限る)やテーブルマナーなど、一応海のコックとしての礼儀は心得ているようだが、
一方で言葉遣いに関しては口癖が「クソ○○」であるなど、お世辞にも礼儀正しいとは言えない。
クレームがついたのか初期ほど何にでも付けたりはしなくなったが。
喧嘩の腹いせに
弁当にカミソリを入れるなど料理人以前に人としてどうなのかという事もやっている。
相手はバリバリ音を立てて平然と食ってたけど。
綺麗な女性を見るとナンパせずにはいられない性格。フェミニストで同じ海賊団の
ナミや
ロビンにはいいように扱われている。
そんな性分なのでルフィが
女ヶ島に飛ばされていた事を2年後の合流時に知ると、声にならない怒りをルフィにぶつけて
ゾロに突っ込まれている。
夢は東西南北全ての海の食材が揃っているという幻の海オールブルー
*2に辿り着く事。
スケスケの実を食べて女湯を覗く夢は破れた
なお、
すね毛は剃らない派で、長ズボン以外の服を着ている時などに確認できる
(女性読者からすね毛描くのを止めてほしいと手紙が来るらしいが、作者は「でもボーボーですカラ」など全く取り合おうとしない返答で通している)。
男性メンバーの中では頭も回る方で、戦闘力も申し分無いため、普通の戦いだけでなく裏でサポートする役回りも多い。
女性に優しく男には厳しい典型的な気障キャラ……と思わせておいて、実際には口が悪いだけで性別に分け隔てなく優しい。
第三者を助ける際にも率先して動く事が多く、その行動が後々一味全体の助けになる事もある。
また仲間意識も強く、身内を傷付けられると激昂するシーンも多かったりする。
ルフィと
ウソップの口論の際は冷静に仲裁しながらも、ルフィが「従えないなら船を降りろ」と言いかけた瞬間に蹴り飛ばして阻止し、
それだけは絶対に言ってはいけないと詰め寄り、頭を冷やさせている。
逆に言えば裏方役が多くなっているため、まともな相手と戦っていないのも災い(幸い?)して、
本人の希望とは逆になかなか賞金がかけられず、海賊団全員が賞金首にされた際も、
念願叶った上に7700万ベリーと初頭の手配としては破格の額と思ったら、
(写真を撮った海兵のミスで写真が入手出来ず)本人と似ても似つかない似顔絵だったり、単行本数巻分出番が無くなったりと苦労に耐えない。
おまけに、その手配書のせいで奇跡的に似た顔であったデュバルという人物が賞金首扱いされるとばっちりを受け因縁を付けられてしまった事も。
過去に遭難した際の経験から、「
腹を空かせている奴は敵でも食わせる」という信念と、
小さい頃から教えられた「女は蹴ってはいけない」と言う騎士道精神を併せ持っている。
この二点(特に後者)はサンジの
明確な弱点となっており、度々危機に陥っている。
ちなみに「女を蹴ってはいけない」と言う騎士道精神は、
スリラーバーク編において、
彼から切り離された影を植えつけられた
ゾンビペンギン(ただし顔が犬)も忠実に守っていた。
ゾンビのローラやいかつい
シャーロット・リンリンですら例外ではない(後者は攻撃をそらすために足で防御はした)。
かつては海上レストラン「バラティエ」
*3の副料理長を務めていたが、バラティエを襲った
クリーク一味との一戦を経てルフィの仲間となる。
料理の腕はもとより、船員の栄養管理や食材の配分を行う「海のコック」としての技量も一流であり、麦わら海賊団を支えている。
なお、幼少の頃から客船のコック見習いとして各地を旅してきたため、
東の海で結成された「麦わらの一味」初期メンバー5人の中では唯一出身地方が違う(北の海生まれ東の海育ち)。
新世界編以降はビジュアルが変更され、ヒゲが濃くなった他右目が隠れるようになった。
この時初めて、左の眉毛は右と逆に目頭側が巻いている事が判明した(表情交換出来るフィギュアーツでも片側しかなかった)。
両目とも出したら中々面白い外見になりそうである
また、住人全員が
ニューハーフというカマバッカ王国に2年間滞在した影響で精神的に追い詰められた事から、
一時的にではあるがオカマ道に染まり、またその環境故に本物の女断ちが続いたせいか女性に対する免疫が弱くなってしまう。
当初は女性を一目見るだけで大量の鼻血を出してしまう程であり、人魚のいる魚人島では冗談抜きで命の危機に陥ったが、
輸血をしてくれた
オカマのおかげで命を取り留め、その後はどうにか元の免疫を取り戻した。
もちろん上記の悪影響だけでなく、カマバッカ王国に伝わる「攻めの料理」(例えるなら
アイルーの作った料理のようなもの)による、
体づくりの補助も可能になった。
習得の過程で「
新人類拳法」の使い手達と戦った事により足技のキレも向上しており、
ニューカマー達からの逃走中に追い詰められた際に六式(
海軍の秘密機関CP9が使う武術)の「月歩」(簡単に言えば空を歩く技術)を自力習得している。
その影響なのかエッグヘッド編では「温度レアァストライク」という、ネーミングのみならず顔やモーションまでイワンコフの影響が強い技を披露している。
条件付きだが、ルフィも
移動技の
剃を使える。
以前は空気と蹴りとの摩擦で出していた炎が、オカマに囲まれた事への怒りの感情から水中でも出せるようになった。
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…摩擦で足から炎を出す程の技? |
44巻146ページの読者質問コーナーにて。
Q.おだっち、はじめまちて!!ついに送っちゃったよハガキ。まじめな質問だからちゃんと答えてよ。
ジャブラをサンジがやっつけちゃったあの技!!あんだけジャブラ熱がってんだから温度ってヤバいんじゃね!!?
あれサンジは「熱っ!!」ってなんないの??答えて!
A.何を言ってるんだよ…。
何を言ってるんだよーーー!!!
キミの目はふし穴かァっ!!!あの闘いでキミは一体何を見てたんだよ!!!足が熱い!?
熱いわきゃねェよ!!
だってサンジの心は、もっと熱く燃えてたじゃないか!!!
…尾田先生、お茶目ですね。
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彼名義のレシピ本『サンジの満腹ごはん』というものも実際に販売されていた事がある。
また、『食戟のソーマ』の作者が書いたスピンオフの読み切り『食戟のサンジ』もジャンプにて不定期に掲載された。
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サンジの出自 |
本名は 「ヴィンスモーク・サンジ」。
大昔に北の海を制圧した 人殺しの一族「ヴィンスモーク家」の三男であり、ジェルマ王国の王族である。
父であり国王のヴィンスモーク・ジャッジにより「血統因子」の操作をされており、
生まれる前から優秀な兵士になるよう、言わば 人体実験をされていた。
しかし母がそれに反発し、結果 兄弟の内一人だけ血統因子の操作が成功しなかったのがサンジである。
それ故幼い頃は優秀な遺伝子操作を受けた他の兄弟に後れを取り、父や他の王族に迫害を受けていた。
だがある時北の海から東の海へと侵攻する際、同じく感情だけは失っていなかった姉レイジュの手により脱出し、
以降は上述の通りゼフの下でコックとなり、そしてルフィの仲間となっている。
ご存知の通り、現在では麦わら一味や兄弟とも(彼らと違い長年コック業に専念していたにも拘らず)遜色ない戦力を持つが、
これに血統因子操作が関わっているのかどうかは明言されていない。
…登場から実に実時間で15年以上経ってから明かされた経緯であり、その因縁がトラブルを呼び込んでいる。
なお、それまでのストーリーをよくよく見返すと、
- 空島編の導入で北の海出身だと明かしたが、そもそも北の海と東の海は赤い土の大陸(レッドライン)と呼ばれる壁で両断されており、
普通に通る事は不可能
- アラバスタ編で名乗った偽名が「Mr.プリンス」
- ゼフと出会う前は残飯をあさる同僚に嫌な顔をしたり味の悪そうな残飯を捨てる描写があった(幼くして働いている割に餓えた経験は無さそう)
など、以前から彼の出自には謎が多かった。
また、読み返すと気付く事だが、サンジがジェルマ王国での過去を想起するような話題が出た時に限り、
サンジの顔が吹き出しなどで隠されて表情が見えないというさりげない伏線が張られていた
(例:「 出来の悪い弟をもつと 兄貴は心配なんだ」)。
家族もサンジと同じく時刻に因んで イチジ、ニジといった「数字+ジ」(女性は「~ジュ」、父親のみ「 ジャッジ」)の名前が付けられている。
母の名は「ソラ」、子供達を狂戦士に改造されるくらいならいっそ…と、一度は自害を図るも失敗。
その後、自害の際に飲んだ毒の影響で衰弱し、唯一改造の影響を受けなかったサンジに安堵しながらこの世を去った。
あと、眉毛がグルグルしていない事から父親の遺伝だった事実が判明
名前が「3時」とかけたネーミングだった事から、登場時から二人の兄と19人の弟(24時まで)がいるのではないかとネタにされていたが、
実際の所、弟はヨンジ一人だけだった。 皆右は目尻側、左は目頭側がグルグルしている面白い眉毛を持つ
また、他の兄弟もプリン( ポケモンじゃなくてサンジの婚約者)を一目見てメロリンしたり、
ルフィ達がビッグマムに捕らわれた事を聞いた際はナミをペットにしたがる等、
多少の選り好みをしたり歪んだ価値観を持っているが、良くも悪くも眉毛以外の特徴でサンジの兄弟である事が窺える。
また、彼らは火花や電撃、毒を操ったり、怪力を発揮したりとそれぞれ固有の特殊能力を持っている。
血統因子操作の成果なのか、彼らが身に纏う強化服「レイドスーツ」の機能なのかは明言されていないが、
一部ではもし前者だとすればサンジの炎も実は摩擦熱や怒りの具現ではなくそれ由来の先天的な能力なのではとも考察されている。
ドレスローザ編後は手配書も写真になり、ホールケーキアイランド編後はヴィンスモークの悪名が加味され、懸賞金額は一時期ゾロを超えていたが、
ワノ国編後は ジンベエに抜かれて一味では4番目の10億3200万ベリーとなっている。
……何故か手配書が例の似顔絵に逆戻りしていたが(漫画では小さい&1コマで分かりにくかったがアニメで確定)。
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強化形態 |
ホールケーキアイランド編でヴィンスモーク・ニジがモンキー・D・ルフィの服の中に忍び込ませたレイドスーツで変身した形態。
開発したのは実親であるヴィンスモーク・ジャッジであり、「ヴィンスモーク一家の 戦隊スーツ制服」とも言えるものであるため、
当初は使用を拒否していたが、 ワノ国編で正体を隠したまま動く必要があった事と、出し惜しみ出来ない状況にいたため変身するに至った。
足に仕込まれた浮遊装置・ 加速装置によりそれまで以上の加速力を実現しているだけでなく、
百獣海賊団の幹部の攻撃すらも耐えきる防具を備えている。
しかし最大の特徴は 全身に映像を投影する事で透明人間になれる能力である。
つまり念願の女湯を覗くと言う夢が叶ったのである。これが判明した後湯屋に行き、いざこざで タオルが取れたナミの全裸を無事至近距離で拝む事ができた。
結果として湯屋に来ていたナミ達を救出して離脱できたものの、ノゾキに関しては顔の原型が分からないほどボコボコにしばかれた。因果応報である。
ちなみにサンジはヴィンスモークの名前に纏わる「ステルスブラック」の名前を嫌がり、
ワノ国潜伏時に立ち食いそば屋をしていた経緯から 「おそばマスク」と名乗ったのだが、
名乗りに同席したウソップとフランキーからは不評で、「俺たちに命名権をくれ~!」と嘆かれていた。
ただ、「海の戦士ソラ」の愛読者である トラファルガー・ローからは一貫して「ステルスブラック」と呼ばれている(ちなみにローはソラのファン)。
同じ北の海出身の バジル・ホーキンスや X・ドレークからもステルスブラックと同一視されている。
しかし「ワノ国編」最終決戦においてレイドスーツが鍵刺激となったのか、生身で刃物を防げるなどの変調が起こり始める。
ジャッジの元同胞である クイーンからその様を「かつてジャッジが言っていた強化外骨格と同じ」だと指摘されたサンジは、
肉体だけではなく精神すらも他の兄弟に寄り感情を失ってしまうのではないかと恐怖し、
「敵が女なら手も足も出ない生身の自分」でいるか、
「冷酷で無感情だが四皇幹部級のバケモノになり命令されれば誰の首でも取って来る科学の戦士」と成るかを迫られ、
苦悩の末に変身カプセルを踏み潰して破壊したため変身不可能になった。
しかし、生身のままでも強固な外皮・回復力を保持し、百獣海賊団最高幹部のクイーンすら補足できないスピードで動くなど、
強化スーツ無しでも常人を逸脱した肉体を得るに至った。
その結果、足に炎を纏わせる「 悪魔風脚」は火力を増して青い炎の「 魔神風脚」に。
さらにエッグヘッド編では 黄猿のレーザーを蹴りで弾くというトンデモを披露。悪魔の実の能力とはいえ熱量を物体としてとらえたのか…?
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そっくりさん? |
「金髪で左目が隠れている」「レストランで働いている」「喫煙者」などの共通点から、『WORKING!!』の佐藤潤がよくサンジ呼ばわりされる。
というか『WORKING!!』の作者自身も自サイトの落書き置き場でサンジとモロ被りな点をネタにしている。
他にも、平田氏はアニメ『怪談レストラン』でオバケギャルソンというお化けのウェイターの役を演じており、
接客時の演技と従業員が問題を起こした際のキレ方から、よく視聴者から「サンジの幽霊」扱いされていた。
主演の『宇宙兄弟』に至っては、両親の声が田中真弓女史とチョー氏だったせいで、会話がサンジとルフィとブルックの リアルおままごとにしか聞こえず、
「俺たちはファミリー(「Family」の歌詞)」が脳内再生された人もいた。
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ゲーム中の性能
『グランドバトル』シリーズでは原作を反映して全て足技であり、能力者ではないので
飛び道具を持たない。
素早さは割と高めで全体的に攻撃の出が早く、敵の懐に入って連続技を決めるのが主な戦術となる。
攻撃力は標準だが、男性キャラとしては低め。
相手が女性だと全ての台詞が変わる(通称「メロリンサンジ」)のも大きな特徴。
コックだけに、何も操作せずにいると自分で食料アイテムを生成する(この時出す包丁にも
攻撃判定がある)という小ネタも。
必殺技は打撃タイプの「
羊肉ショット」が屈指のモーションの早さを誇る。
『2』で追加された新しい
タメタイプの「
仔牛肉ショット」は強力だが、弧を描いて跳ぶため少々当て辛い。
ボタン溜めで距離が伸びるのである程度まで離れた足場からの奇襲は可能だが、対人戦だとバレバレ。
しかもCPUも一部の技は溜めてる間はガードし続ける仕様で、仔牛肉ショットもその対象だったため、
当てるよりもタイムアップまでタメ続けてライフの判定勝ちに持ち込む戦法で用いられる。
ちなみに同シリーズは原作の技をしっかり拾ってくれるのだが、
『1』の必殺技「バラティエディナー」、『2』の必殺技「アンチマナーキックコース」は何故か〆に敵を銃で撃ち抜く内容だった(原作では普通の蹴り技)。
対人戦での総合的な強さで言えば確実に五指に入る強キャラとして君臨している
(尤も、キャラランクでは最上位の
シャンクス&チョッパーに超えられない壁を挟んで二段階以上差を付けられており、
言ってしまえばその他多数の内の一人に過ぎない)。
その強さを支えているのが○や8○といった主力
通常技の発生の早さで、
特に8○は追加の8○○まで発生してしまえば後隙がほぼ無いので、差し返しが非常に難しくなる。
召喚系の技を持つキャラや、
ビビのメマーイダンスといった確定反撃の無い技を持つ相手に対しても、
その後の崩しを先出しの発生勝負やガードからの差し返しでも十分であり、特に不利にはならない。
しかしながら
クリークの66○による割込みが厳しい等、一部キャラによるかなり痛めのメタ行為が容易に取れるので、
強キャラではあるが立ち位置は厳しめである。
だが一度8○が当たれば、長い受け身不能時間のおかげで何度も8○や8○○で蹴り上げるリフティングコンボを行い、
各種必殺技に繋いでダメージを稼ぐ事が出来る。
加えて8○はジャンプ斜め下○からも繋がるので、ナミやロビンの永久に対策をしながらの攻めが出来るのも非常に強力。
とはいえ、最強争いをしているチョッパーの鳥召喚からの応急手当や投げに繋ぐコンボに明確な対抗手段を持っておらず、
シャンクスの空中判定の強さやダッシュ○の先端当てにも無力な事から、大会で非常に厳しい位置にあり、
自身のキャラランクよりも下に付けるクリークやゾロ等に押され、頂点には中々辿り着けていない。
そもそも最強の二人に対して対抗手段を持つキャラ自体が希少なのだが……。
3D対戦となった『3』においては、
- 上級者の必須テクニック「空中ダイブ連打」が使えず、全キャラで唯一実戦的な即死コンボを持たない
- 投げが当てて反確*4
という致命的弱点から、
ダイヤグラムでは一つ上のヒナ(とウソップ以外の全員)に2:8以上、比較的相性のいい
ウソップに3:7と
頭一つどころではないぶっちぎりの最弱キャラになってしまった。一方でこれといった強みが全く無いのもポイント。
大半のキャラに対しガードを固められるだけで何もできなくなるため、有識者からは「格ゲー史でも1、2を争う弱キャラなのでは……?」とまで言われている。
共通システム「ハイダッシュ」からのアイテムボックス飛ばしでピヨった相手に必殺技を当てる、という勝ち筋があるが、
他のキャラはそこから即死コンボに移行できるので……。
続く『RUSH』でもヒット確認からのコンボが繋がらず、ダメージレースで不利になりやすいため最弱候補に……。
とはいえ、奥義を当てやすく爆発力が高いため、逆転を狙いやすい事から前作よりは遥かに戦えるキャラである。
蜘蛛が苦手なため、『ランドランド』ではサンジとナミ用の罠として、触れると一定時間混乱する(方向キーの入力を受け付けない)
クモが配置されている。
こちらでは
コマンド入力で料理をして回復アイテムを生成し、特定の条件下で仲間に海賊弁当(回復アイテム)を渡してくれたり、
ダメージを受けた状態でステージクリアした場合も回復してくれる。
説明書にも「長丁場ならサンジがオススメ」と書かれており、全キャラで唯一二段ジャンプが出来るなど、移動面においても重宝する。
これが後に
六式の「月歩」に逆輸入されたのかは不明。
『海賊無双』シリーズではゲームの都合女性キャラにも攻撃できるが、女性キャラが登場するステージでサンジを選んだ場合のみ、
ステージ内に女性が出るから弱体化するという旨の注意書きが入り、女性相手ではコンボが決まらず弾かれるという大幅な弱体化を強いられる。
MUGENにおけるサンジ
Wenchu氏がゲームの
ドットを使った新世界編以前のサンジが存在。
ちびキャラだが頭身は高め。
飛び道具を持たず、リーチも短く火力も低い。大会に出すならcnsでscaleとATKを上げておくといいだろう。
なお、MUGENでは
対応させるのが大変なのか、相手が
女性キャラでも台詞は変わらない。
AIはそこそこ動くものがデフォルトで搭載されている。
余談だが、MUGENには女湯や混浴風呂の
ステージが作られているため、覗きどころか堂々と居座らせる事が可能。
出場大会
*1
例外としてウォーターセブン編では、小麦粉で出来た生地を鎧のように纏った相手に対して、
その生地を剥ぎ取るために包丁での戦闘術も披露していた。
同じくウォーターセブン編でメリー号を賭けたルフィとウソップの決闘をチョッパーが仲裁に入ろうとした際、拳で殴って止めている。
また、アラバスタ編ではゴーイングメリー号にミス・オールサンデーが堂々と姿を現した際には拳銃を突きつけて牽制し、
映画『STRONG WORLD』でも終盤で銃器を使用(これは他の仲間もそうだが)。銃を手に持った公式イラストも描かれた事がある。
この他、ワノ国編ではやむを得ない状況だったとはいえ
ゾロを武器代わりに振り回して敵を攻撃している。
ついでに書くと、どれだけ強力な蹴りを行使しても耐えられる靴も何気に相当な一品だろう。
『ねじまき島の冒険』でも、バカンスの間にゴーイングメリー号を盗まれた際にサンジの靴も
そこに置いてきたため、
サンジは素足にビーチサンダルのまま
足技を使い続けた結果、足にダメージが蓄積するというハンデを負ってしまっている。
*2
東の海、西の海、北の海、南の海に生息している全ての魚介類が生態系を崩す事無く共存しているという、
作中世界で語り継がれている都市伝説のような海域。
あらゆる海の食材を一挙に入手できる夢の海域として、コックを目指す者なら一度は憧れを抱くとされているものの、
常識的に考えれば温帯と寒帯の魚類が共存できる場所などあるはずもないため、夢物語と言われているが……?
*3
モデルとなったのは、作者がバイトとして働いていた「薔薇亭」というステーキハウス。
作者の働いていた支店は閉店してしまったが、本店はまだ営業しており、聖地として訪れるファンも多いとか。
サンジがギンに振舞った「焼きめし」(実写版では「ピラフ」)もメニューにある。
*4
ガードが反確なのはオームもなのだが、こちらは空中ダイブ連打で
壁端まで追い詰めれば反撃を回避できるため、サンジより遥かに戦えるキャラである。
一応崩しの手段として共通の「強攻撃」があるが、
サンジのものは見てからガードを解除すれば食らった後隙に反撃を刺して(即死)コンボに移行できるような性能なので、実戦的には
死に技である。
最終更新:2025年01月28日 04:18