タイプ:どく・じめん
分類:ドリルポケモン
高さ:1.4m(『ピカブイ』では0.84–1.96m)
重さ:62.0kg(『ピカブイ』では18.60–105.40kg)
特性:どくのトゲ(自分に触った相手をどく状態にすることがある)
とうそうしん(相手が自分と同じ性別なら技の威力が1.25倍、異なる場合は0.75倍になる。
性別不明には効果無し)
隠れ特性:ちからずく
(追加効果がある技の追加効果が発動しなくなる代わりに技の威力が1.3倍になる)
いしのように かたい ひふと ながく のびた ツノが とくちょう。
ツノには どくもあるので ちゅうい。
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担当声優 |
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小西克幸
- アニポケ(オーキドの手持ち)、『ダイヤモンド&パール』(シンジの手持ち)
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佐藤健輔
- 『キミにきめた!』
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任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。第1世代から登場している古株。
ニドラン♂をレベル16に上げる事で進化するニドリーノにつきのいしを用いる事で進化する。
ダイヤモンドをも貫く威力を誇る角で攻撃する他、太い尻尾は鉄塔や
背骨を折る力を持ち、これで締め上げた後、
石の様に硬い皮膚を持つ巨体と太い手足を用いた接近戦を挑む。
一度暴れると手が付けられない凶暴な性質の持ち主だが、長年連れ添ったニドクインの前では穏やかな顔を見せる。
そのためか、ギャグ漫画では鬼嫁ネタもある
怪獣(特に角が
バラゴンに似ている上にタマゴグループも「かいじゅう」)のような迫力のあるビジュアルとは裏腹に、
高さが
1.4メートルしかないのはよく言われる話。
他にはコンパンの高さが
1mあるなどポケモンの大きさは突っ込み所が多々あるが、ニドキングはその筆頭である。
初めて3Dキャラとして描かれた『ポケモンスタジアム』でもやはり小さく見えるのだが
それだけならまだしも、妙に丸みのある体つきや耳の過剰なデカさ、穏やかな表情で
非常にダサい外見となってしまった。
ニドクインの使い回しにも見えるこのデザインは流石にまずいと思ったのか、続編の『ポケモンスタジアム2』ではデザインが一新され、
シャープな体つきと威厳のある顔つきとなった。
背の低さはそのままなのでご安心を
初代ポケモンカードでは特殊な状態異常である「猛毒」状態にすることが出来る「どくどく」という技を扱えるのだが
この「どくどく」はコイントスなしで無条件に相手を猛毒にするだけでなく、ポケモンチェックの度に20ダメージを与え続けるという凶悪な技となっている。
具体例を言うと、「どくどく」で20ダメージ→こっちのターン終了時に猛毒で20ダメージ追加、
→相手のターン終了時に猛毒で20ダメージ追加…というように、あっという間に相手のHPが溶けていくのである。
こうなると逃げた後もニドキングに毎ターン「どくどく」を使われ続けるので、倒さない限り猛毒の脅威がつきまとうことになる。
原作中の性能
HP:81
攻撃:92→102(第6世代以降)
防御:77
特攻:75→85(第2世代以降)
特防:75
素早さ:85
進化前のどくに加えてじめんタイプが追加された複合タイプとなり、
技マシンを駆使する事で
技のデパートの異名を持つほどに、膨大な技のバリエーションを誇るポケモンとなる。
ただし石を使った進化形態の例に漏れず、レベルアップでの技習得を殆どしなくなってしまうため、
最終進化形態では覚えられない技の内、必要な技をニドリーノの時までに全て憶え切ってから進化に踏み切った方が良い。
また、ニドキングの進化に必要な「つきのいし」は他の石系統のアイテムと異なりデパートで購入できず、
マップ内で拾うしか入手手段がないため(一応、
必要とするポケモン一体ずつに使用する分はゲーム中で確保可能)、
図鑑コンプリートを目指すのであれば使用は慎重に。
その使い勝手から攻略では多くのユーザーがお世話になった他、
ニンテンドウカップ99では当時最盛を誇っていたエスパーにタイプ相性で不利ながら、
大会フォーマットも味方していたとはいえ、優勝者が全試合にニドキングを選出しており、
その巧みな立ち回りが注目された。
そして第5世代から追加された隠れ特性「ちからずく」を取得したことで大きく評価は高まった。
「ちからずく」対応技は攻撃の威力を上昇させるのと引き換えに追加効果が無くなってしまうのだが、
これに伴い技の威力を上昇させるのと引き換えにダメージを受ける道具「いのちのたま」の反動すらも受けない仕様となっており、
これを「ちからずく」の個体に持たせると技の威力が特性×道具により技の威力が実質1.69倍もの強化を受けるようになる。
技のデパートとも称されるニドキングとは相性が良く、さらにこだわり系アイテムと異なり技の制限もないため、
使い勝手が大きく増したのである。
ただし追加効果が無い「じしん」にこの補正は乗らない難点もあったが、
タイプ一致の特殊技である「だいちのちから」が補正に乗る上に追加効果自体も強いとは言えないことや、
他の追加効果がある=「ちからずく」の対象となる技で、三色パンチや「いわなだれ」などが主なサブウェポンとなる物理型と比較して、
三種の神器(「かえんほうしゃ」「れいとうビーム」「10まんボルト」の3つの技の総称)を扱える特殊技の方が、
火力的にも攻撃範囲的にも期待できる性能だったのも相まって、特殊型としての運用が高まった。
第8世代では、毒タイプが「どくどく」を使用するとターン中そのポケモンの全ての技が必中になる仕様があり、
それを利用してヤレユータンの対象が直前に使用した技をもう一度使わせる「さいはい」とのコンボで、
1ターン中に2回行動させる事で「つのドリル」などの一撃必殺技を必中で撃てるコンボがある。
ただし、成立させるには前のターンでニドキングに「どくどく」、ヤレユータンに「トリックルーム」を撃たせて場を整え、
2ターン目でヤレユータン「さいはい」→ニドキング「どくどく」→ニドキング「つのドリル」、
という手順を踏まなければならず、発動条件は厳しめ。
広い攻撃範囲とカスタマイズ性はポケモンの中でも屈指だが、種族値そのものは攻撃以外は並みレベルで、
上述したようにタイプ一致の「じしん」に「ちからずく」の強化が乗らないことなども相まって、
ポケモン全体の評価は中堅上位だがトップランカー達には及ばない、といった立ち位置。
これでも序盤ポケモンの進化態としては健闘している方であり、技の組み合わせをどうするか、
盤面を見ながら技をどう活かすかなど、使いこなせるかはプレイヤーの判断能力と腕に左右される性能となっている。
通常特性「どくのトゲ」は地味ではあるが、各種幅広い技の追加効果に頼りたい場合や、
「ふいうち」「カウンター」「つのドリル」やリストラされて久しい「グロウパンチ」などの、
優秀だが「ちからずく」&「いのちのたま」と相性が悪い技を採用したい場合に、
特防を高める「とつげきチョッキ」と併用して採用される型もあった。
……「とうそうしん」?ポケダンでは性別が廃止された『マグナゲート』以降は優秀だよね(精一杯のフォロー)。
MUGENにおけるニドキング
WG8686氏による
MUGEN1.0以降専用キャラが存在。
現在は海外サイト「MUGEN Database」で代理公開されている。
スプライトは『ポケモンスタジアム』の3Dモデルを切り抜いた物。
一部抜けがあるのか投げ技を喰らうと姿が消えてしまう。
操作方法は6ボタン方式。
通常技はどれも後方に下がって溜めて攻撃するというモーションで、隙が非常に大きい。
必殺技と
超必殺技は通常技の強化版だが、やはりどれも隙が大きい上に威力もあまり変わらないというしんどい性能。
AIは搭載されているが、性能もあり弱キャラといえる。
出場大会
最終更新:2025年11月18日 01:46