「久しぶりのファイトだから 力があり余ってんだ。 多少のケガは覚悟しろよ!」
格闘スタイル :マーシャルアーツ(下記以外) マーシャルアーツ+ジェフ流喧嘩殺法(『餓狼2』『餓狼SP』『KOF'94』『KOF'95』)
出身地 :アメリカ
生年月日 :1971年3月15日(『RBS』時25歳、『MOW』時35歳 )
身長:182cm
体重:77kg(初代『餓狼』~『RB』、『KOF'94』~『KOF'98』、『KOFMI』シリーズ、『スト6』) 82kg(『RBS』『RB2』、『KOF'99』~『KOF2002』) 81kg(『MOW』、『KOFMI』シリーズのワイルドウルフ) 83kg(『KOF2003』~)
血液型:O型
趣味:ビデオゲーム、トローリング ウォールペイント(『MOW』、ワイルドウルフ)
大切なもの:ジェフの形見のグローブ、猿のウッキー(家出中)、ヴィンテージジーンズ
苦手なもの:タバコ(『MOW』、ワイルドウルフ)
好きな食べ物:ファーストフード、ロック 特製クラブハウスサンド
嫌いなもの:ナメクジ 、タバコ(『スト6』)
特技:女性のスリーサイズ を当てること (『RBS』『RB2』) 3ポイントシュート連続50回達成(『MOW』、ワイルドウルフ)
得意スポーツ:バスケットボール
好きな音楽:カントリー
職業:フリーター
+
担当声優
橋本さとし
『餓狼伝説』シリーズ(『2』~『MOW』)、『KOF'94』~『XIII』、『CAPCOM VS. SNK 』、『SVC CHAOS 』
近藤隆
『KOF XIV』以降、『ファイティングEXレイヤー』、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL 』 『ストリートファイター6 』『餓狼伝説CotW』日本語音声
Michael Allan Schneider
『ストリートファイター6』『餓狼伝説CotW』英語音声(※後者ではミドルネームを省略した「Michael Schneider」名義)
草尾毅
『電撃CD文庫 餓狼伝説』シリーズ、『電撃CD文庫 KOF'94』
錦織一清
『バトルファイターズ』『-THE MOTION PICTURE-』
柏倉つとむ(現・カシワクラツトム)
『バトルファイターズ』(少年期)
たかはし智秋
『SNKヒロインズ』(女体化)
橋本氏は一般層には俳優業の他、NHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」のナレーションが馴染み深いか。
『CotW』ではテリー役自体は降板となったものの、アーケードモードのナレーターを務めており、嬉しいサプライズとなった。
キャラクター設定
サウスタウンの支配者
ギース・ハワード に養父であるジェフ・ボガードを暗殺され、
その復讐のため、義弟の
アンディ・ボガード 、親友の
ジョー東 と共に闘う
*2 。
初代『餓狼』で森気楼氏が描いた販促用の公式漫画では
「ギースを必ず、あの世へ葬る!」 と殺る気満々だったが、
後のシリーズではこうした暗い背景を感じさせない明るい性格になっている。
その陽気さから人に好かれやすく、旅の途中で出会った孤児の世話をしていたり、
ストリートバスケで子供達と遊んでやる事が多く、サウスタウンの人気者である。
ちなみに彼の趣味は全て友人の薦め(ネオジオフリークより)。
ペットとして猿のウッキー(『餓狼3』などに登場する)を飼っているのだが、『MOW』では家出してしまっているらしい。
自身がライバルと認めているのは初代『餓狼』で主役を分け合ったアンディとジョーらしく、『KOF』シリーズではこの2人と「餓狼チーム」を結成するのが基本。
『2003』以降はそうでもなくなっていたが、『XII』では久しぶりに三人で出場(デフォルトチームは存在せず、チーム共通のストーリーがある訳ではない)、
続く『XIII』で正式にこの三人での餓狼チームが再結成となった。
ブルー・マリー とは親密な関係だが、曰く「いい飲み友達」で恋人という訳ではないらしい。
『KOF』シリーズではマリーの相棒というような関係で、『'97』ではトレードマークの帽子を預かってもらったり、
『2000』では何者かに監視されている彼女の身を案じて自分(とアンディとジョー)とチームを組むように提案し、『2001』ではテリーが出場するなら…と、
互いを気にかける描写も増えているのだが然程進展はなく、餓狼の10年後の『MOW』でも結婚したような描写はない。
格闘スタイル はマーシャルアーツ+ジェフ直伝の喧嘩殺法だが、後に
タン・フー・ルー から八極正拳を伝授されたという設定が加わった。
*3
ちなみにテリーはマーシャルアーツの道場に通う金が無かったためこっそり覗き見して技を盗み、ある程度マスターしてから道場破りするという事をしていた。
しかしそのセンスは、
ガイル から「荒削りながら理に適っている攻撃だ。実戦向きだな」と評されている。
『RB』でついにギースを破り復讐を果たすも、タワーの屋上から転落しそうになったギースに思わず手を差し伸べる。
しかしギースはそれを振り払い、高らかに笑いながら落下。その心に一抹の空しさと後悔を残した。
ちなみにギースが死んだ直後の話が、現在SNKの携帯サイトで小説として掲載されている。
以後、ギースの死に前後して出会った少年「ロック・ハワード」(ギースの実子)を養育していく事となる。
『
MIA 』のサイドストーリーでは、『RB』でアンディと決勝戦で対決した際に「復讐に生きるのは自分だけでいい」と告げ、
アンディを復讐から自ら遠ざけたという事になっている。
また、ギースを失い過去の自分と全く同じ境遇となった
ビリー・カーン の復讐には一生付き合う覚悟でいるらしい。
しかし暗い考えはさほど持っておらず、「闘っている内に、いつか互いに分かり合える日がくる」と前向きに考えている。
ギースが健在の上でロックと関係を持つ『KOF』シリーズの『XIV』以降ではギースの殺害ではなくギースの失脚を狙うようになっている。
またその番外編である『SNKヒロインズ』のEDではギースが落下した直後、自身もロックに後ろから蹴落とされる という悪夢を見ており、
誤ってギースを殺害する事態を恐れるようになった事が示唆されている。
普段はアルバイトで生計を立て、武者修行がてら世界中を旅しているが、食生活などはいい加減な様子。
そのため4コマなどでは
貧乏ネタ や
無職ネタ が多く、『MOW』のテリーとロックのプロフィールや『MI2』での
掛け合い もそれを示唆する内容となっている。
旧SNK公式サイトによると『MOW』のOPで貨物列車に乗っていたのは
無賃乗車 だったらしく、
ロックに呆れられたらしい(ただしアメリカの鉄道は切符のチェックが割といい加減)。
*4
パオパオ カフェ にも結構なツケがあるらしく、たまにそれをダシに店内の清掃をさせられたり、
代金の支払いを賭けて
ダック・キング 達とストリートファイトイベントに参加したりするようだ。
ちなみにテリーは滅多に参戦せず、店内での対戦を見れた客はかなりラッキーとの事。
『XIII』では
ツケでリョウ・サカザキ と一緒にキング のバーで盛大に飲み食いし、挙句そのツケがアンディに回された。
その結果、アンディに
「今年こそ就活させるぞ!」 と言われる始末。兄よ…。
また、ロックが物心ついてからは買い物や炊事などの家事は専らロックが担当しているらしい。
アニメ作品『バトルファイターズ餓狼伝説』シリーズでは重めのストーリーに併せたためか、
基本的な性格は変わらないものの、やや影を感じさせるキャラとなっている。
このシリーズでは一作目において「リリィ・マクガイヤー」(
ビリーの妹 とは別人)、
劇場版では「スーリア」という二人の女性と恋愛関係になるのだが、最終的には双方と死別している。
さらに中国製の3Dアニメ『KOF:DESTINY』でも、幼馴染の「アンジェリナ」がテリーを庇って死亡。ここまで来ると最早
死神 の域である
(まぁアンジェリナ関連自体リリィのリメイク要素が強く、死亡は予想されていた所もあるが……)。
これがテリーの持つ負のジンクスだとすると、マリーはテリーと正式な恋愛関係にならなくて割と正解なのかもしれない。
ちなみに、リリィは『KOF'94』の背景キャラとしても登場している。
2018年にはアリカの格闘ゲーム『ファイティングEXレイヤー』に有料DLCとして登場。
コーヒーを飲んで外に出たら異世界に紛れ込んだらしい。
+
うっお───っ!! くっあ───っ!! ざけんな───っ!
「なんだぁ…リストだぁ…いったいなんのリストだよてめ───っ!!」
タカラが移植を担当しその操作性の悪さで悪名高いSFC版餓狼伝説のコミカライズがコミックボンボンで連載され、その後も『餓狼2』『3』まで連載された。
この細井雄二氏の漫画『餓狼伝説』(通称「ボンボン餓狼」「ボンガロ」 )では原作と同じくテリーが主人公を務めるものの、
ピチピチのGパンと矢鱈紐の多いプロレスシューズを履き(一応、プロレスシューズは『3』で履かなくなった)、
『2』ではシャツの肩先の破れ部分がカットされているなど見た目が絶妙にダサくなっていたり、
性格も妙に口調が乱暴だったり、すぐキレたり平然と汚い手を使ったりと、主人公らしからぬ点が多い。
具体的には、ビリーの頭上に
不意打ちで 植木鉢を落としてニヤリと笑ってみせたり、ビリーの棒を石で受け止めて、
石が砕けたらそれをビリーの目元に
「こいつのつかい道はまだあるぜ──っ!!」 と
投げ付け目潰ししたり 、
「男なら拳ひとつで勝負せんかい!」 などと言っておきながら
バイクで敵を轢いたり 等完全に原作とかけ離れた性格となっている。
まぁ、生身では勝てないからと戦車を持ち出してくるような奴 に襲われたらそうも吐き捨てたくなるだろうが
殺生を嫌い 、ギースの命令とはいえ平然と
人 を殺すビリーに激怒し、
「おれはあんた(ビリー)のような殺人鬼じゃねえ…ただ負けるのがきらいなだけだぜえっ!!」
という格好良い台詞を言い放った後、実際に打ち倒したビリーにとどめは刺さなかったが、
父の仇であるギースは何の躊躇いも無く殺したどころか死体を確認して
満足気な笑みを浮かべていた 。
あと一人称が「
あ た い 」になったり「あら?わかりますぅ?」「やっぱドイツはソーセージとビールだわねぇ」など、
時々言動がオカマ 化 する。
ただその強さは本物で、「パワーゲイザースペシャル」で自らのクローン諸共キムの道場を破壊したり、
「スーパーバーンナックル」で本当に拳ひとつで戦車を破壊したり、
パワーダンクでビルの屋上から一階まで突き破ったりと明らかに人間の範疇を超越した強さを見せたりする。
また凄まじい主人公
補正 を持っており、どれだけボロボロになり負けそうになっても理不尽な理屈でパワーアップして立ち上がり、
相手を倒して説教を行う。仕舞いには自分の事を
「神の拳(て) 」 とまで言い出す。
『2』ではビリーに完敗し一時記憶喪失となったりしたが
さらに餓狼伝説(1の方)の最終話では
『1』には無いパワーゲイザー (しかもパワーウェイブのように前に進む)でギースを倒した。
勿論バーンナックルやパワーウェイブ…といったテリーの代名詞的な技も登場する(特に『餓狼1』でのパワーゲイザー使用は名シーン)のだが
得意技は「サニーパンチ」 なるオリジナル技が中心。ボンガロテリーと言えばサニーパンチ、サニーパンチと言えばボンガロテリーである。
でもクローンテリーが使ったのは「サニーナックル」だった。なんなんだろうサニーパンチって……
これには一応理由があり、父ジェフがまだ幼いテリーとアンディの体を気遣って、負担にならぬよう技を別々に教えた他、
すべてを教える前にギースとの死闘に敗れて斃れてしまったため、二人は武術を記憶を頼りに我流で磨き上げるしかなく、
タン大人から正式に教えを受けるまで、パワーウェイブを始めとする気功術を使いこなせていなかったというのが大きい。
そのためタン大人の指導後は積極的に気功術を駆使している。サニーパンチも使い続けている
また、タカラによるSFC移植版『餓狼伝説』で通常パンチに「サニーパンチ」という技名が付けられたという真偽不明の情報はあり
(ただし、SFC版の攻略本の技紹介にはサニーパンチの名は無い)、
テリーに限らずボンガロはオリジナル技やタカラ餓狼に登場する技が使われる事が多い
(こちらのオリジナル技「パワーウエーブアラウンド」がラウンドウェイブとして本家に逆輸入された?という疑惑もある)。
既存の技もエラい事になっており、前述のスーパーバーンナックルは拳からビームを打ち出す派手な技になっており、
サムライスピリッツ編で使ったパワーウェイブは、まるで
レイジングストーム のようなド派手な技である。
単行本未収録となった『
サムライスピリッツ 』の面々(の子孫)との戦いの話では、敵の飛行船を拳からビームを放って撃ち落としている。
テリー以外では、
「きゃほほーい」 という奇声を上げ、平成の時代に日本刀を持っていきなり襲い掛かってくる
覇王丸 や、
これまた
「にゃほーっ!!」 という奇声を上げ、いきなり襲い掛かってくる
ガルフォード 、
ママハハを連れずに素手でダック・キングを殴る
ナコルル 等が拝める。
また、
パワーウェイブ が何故か
パワーウェーブ になっており、
覇王丸の地天刀斬も「ちてんとうざん」ではなく「ちてん
じん
ざん」(地天
刃
斬?)になっている。
しかし
切り抜きでネタ部分のみを強調されて紹介された せいでネットミーム化したため誤解されがちだが、
例えば前述の「鉢植えを落とした」はビリーとの再戦にあたって、部下を引き連れて此方を探すビリーに対し、
あくまで最初に「自分はここにいるぞ」という挑発として行ったものだったり、
ビリーの攻撃を石で受け、その後に目潰しを行ったのも棒という長いリーチを持つ相手の間合いに入るための苦肉の策で、
間合いを詰められたビリーもさるもの、テリーの猛攻を巧みにしのぎ、実際に反撃によって
テリーの拳を打ち砕く も、
これでテリーを追い詰めたと思った一瞬の隙を突いて
棒の上に飛び乗って波動旋風脚を繰り出す という激戦の一幕に過ぎない。
この戦いの直前ビリーはタン大人を殺害しており、両手を砕かれたテリーはタン大人の技でもって勝機を掴む……という燃える展開なのだ。
殺人鬼云々についても「敗者は死ぬのがこの街の掟」と実際に次々と敗れたファイターを惨殺して回ったビリーへの意趣返しであり、
そもそもテリー達の目的は「父を殺し、この街を牛耳るギースへの仇討ち」なのだから、最後にギースを殺した事を矛盾だと突っ込むのはおかしい。
また「男なら拳一つで勝負せんかい!」もレーザーソードや戦車といった近代兵器を持ち出してきた敵を一蹴し、
男なら武芸(武術)で戦えという意味で言ったセリフで、テリー自身はビリーの棒術
覇王丸の刀 などに物言いをつけた事はなく、
前述通り石を用いたのも戦いの中の機転であるから、矛盾だというのもおかしな話である。
それにサミングや金的とか反則技はNGだし
そして「神の拳(て)」宣言も、自らを「魔王」と称して蘇ったギースに対しての激戦の中で、
「お前が魔王なら、俺の拳はそいつを砕く神の拳(て)だ!」 という、ギースを打ち破った際の決め台詞であり、
切り抜きではなく全体を通してみれば、他のネタ扱いされてる部分なども実に格好良い場面が多いのだ。
いやまあサムスピ回他「あ……? あ……!?」ってなる部分もいっぱいあるのは決して否定しないけどね
また「理不尽な理屈でパワーアップする」というのもやはり誇張された表現で、きちんと作中で説明されている。
本作のテリーは幼少期からずば抜けた格闘センスとタフネスを持っている事が描写されており、
初戦のダック・キング戦から徹底して「相手の攻撃を受けて耐え、その隙を突く」戦術を得意としている。
加えてタン大人からの教えで相手の"気"を取り込む術を身に着けた事でその技術に磨きがかかり、
さらにその格闘センスの高さから戦いの中で相手の動きを見て学習、成長していく、
つまり強敵と戦えば戦うほどに強くなる、真の『餓狼』 と呼ぶべきファイターなのである。
所々のおかしな服装や理不尽な言動に目を瞑れば、ボンガロテリーは原作テリーのような陽気で気の良い男であり
(前述の販促用の公式漫画の様に、まだキャラが固まる前に始まった漫画だという事も考慮する必要があるだろう)、
切り抜かれたネタ部分だけでなくストーリー全体を読むと、
ボンボン餓狼そのものは熱い良作漫画 なのである。
父の仇を討つべくサウスタウンを訪れたテリーが、戦う選手と心を通わせ、人を人とも思わぬギースのやり口に激怒し、
やがてタン大人から受け継いだ「正しい気功術」でもってギースを打ち破る『餓狼1』。
さらわれた弟を助けるべく一人、また一人とクラウザーから放たれた刺客を打倒し、妄執に囚われたクラウザーに迫る『餓狼2』。
そして秘伝書を巡り、蘇ったギースを始めとした強敵達と戦う『餓狼3』と、熱いバトルが次々と繰り広げられていく。
特に『餓狼2』については原作のストーリーがあまり無い中でこれを大きく膨らませた内容となっており、
格闘ゲーム特有の同キャラ対決を「
"複製(クローン)人間"なのです! 」として実現させたり、
クラウザーが自身の手で失ってしまった息子を蘇らそうとしてアンディを狙っているといった狂気と妄執、
そして一度はビリーに敗れ、そのショックで記憶喪失に陥りながら、全てを乗り越えていくテリーの激闘が濃厚に描かれている。
さらにボンボン餓狼外伝『若き狼の野望』『獣王街』では前述のおかしい点がかなり鳴りを潜め(乱暴な口調は相変わらずだったが)、
劇画のような渋くハードボイルドなストーリーもあってか、『若き狼の野望』と『獣王街』は餓狼のコミカライズ作品の中でも屈指の出来と言われている。
+
『若き狼の野望』
男は だれでも夢をみる……
強く……
強くありたいと……
ボンガロエピソード0とも言える過去編を描いた『若き狼の野望』では、ジェフ・ボガードとの出会いと別れまでという本編前日譚が濃密に描かれている。
7歳の時に熱を出した弟アンディのため盗みを働いた所をジェフに咎められて襲い掛かり、
思わずジェフが反撃してしまうも平然と立ち上がるなど、その生来の格闘センスの高さを発揮。
さらにアンディのために必死で強く生きようとしている心意気を認められ、ジェフに引き取られたのであった。
そこから10歳になるまで3年間をジェフ・ボガードの息子として過ごす事になるのだが、
ギースがクラウザーとの確執や、家族に捨てられたが故の愛への執着からサウスタウン支配を目論む悪に転落したのか、
そしてタン大人とその門弟であったジェフとギースの決別と死闘が描かれ、
ジェフの行方を探していた二人は、その死に際に立ち会う事になる。
死に際のジェフから街の平和を託されたテリーは、この時初めてジェフを「父さん」と呼ぶのだった。
そして亡父の思いを背負った二人がサウスタウンに舞い戻る姿が、ハードボイルドに描かれている。
「泣くなーっ!!」
「泣くなアンディ……おれたちは……おれたちは強くなる」
(きっと……きっと強く……)
「きっと!」
+
『獣王街』
「こないじゃないか!! もうずっとまってるのに」
「テリーなんかこないじゃないかーっ!!」
本編後のテリーを描いた外伝『獣王街』では、ふらりと立ち寄った街にて、
街を牛耳る不良軍団マッドドッグと、彼らに怯えながらも正しく暮らすロブとジミーの親子と出会う。
警官だったロブはマッドドッグを倒そうと相棒と立ち上がった結果、相棒とその妻を死なせてしまい、遺されたジミーを守ろうと必死になるあまり、
「いつかサウスタウンからロブの親友テリーがやって来て、マッドドッグを倒してくれる」というありもしない希望を吹き込んで、
ジミーを危険から遠ざけていたのだった。
そんなロブと、マッドドッグへの怒りに燃えるジミーとの交流を重ねたテリーは、
二人に「真の男」とは何かという事を示していく、かなり格好良いキャラとして描かれている。
「ま……まってくれ…… もしや……もしや あんたの名は……」
「『親友 ( ベストフレンド ) 』────さ!」
その人気とネタ度の高さから、ニコニコ動画では(テリーが出演しているかどうかは関係なく)ボンガロネタのコメントが付けられる事も多い。
また、後述する『Days of Memories』では初登場時にボンガロ3の冒頭を彷彿させる台詞を放ち、一部のファンを驚愕させた。
「へえ…初めてきたけど、いい街 ( とこ ) じゃないの」
いくらコミカライズとはいえ、単なるネタ漫画が、全盛期のボンボンで92年12月から96年1月まで3年以上コミックス8巻分も連載できるわけがない。
ましてやそこから30年以上も大勢の読者達に愛され、話題にされ続ける事など有り得ないのだ。
作者である細井雄二先生はボンガロ最終巻である『餓狼伝説3』2巻のコメントにて、
「時を越え生き続け、読者 ( みなさん ) にとりついて離れない"秦の秘伝書"のような、まんがを描くのが、ぼくの究極の夢です」
と述べているが、ある意味においてボンボン版餓狼伝説はこの夢を実現させた漫画の一つだと言えるだろう。
今日では絶版となり電子化もされていないため入手困難だが、興味を持った方はぜひともボンボン餓狼を"激読" して頂きたい。
+
いくぜつぎの戦場(バトルステージ)へ!!
別冊ボンボンで連載されたもう一つのボンガロとでも呼ぶべき
石川賢 氏による『餓狼伝説 戦慄の魔王街』でも相変わらず主人公をやっているが、
ケン・イシカワの
ヤバい光線 を
浴びて しまった せいか、
人間を止めてしまったかのような強さ と狂気に満ち溢れた顔を持ち、
武帝王の配下の鬼達を
ほぼ皆殺し にした。
作中設定では(恐らく八極正拳の教えにより)
死者の霊を取り込んで自分のパワーにする という、武帝王と同じような能力を発揮していた。
しかし、悪霊を取り込んで自分の力とする武帝王と違い、彼が取り込むのは正義の魂や弱き者達による陽の霊気である。
作中描写では同じ悪霊に見えるが石川先生だから仕方ない
なお、この作品でも
サニーパンチを使っている 。
ケン・イシカワ謹製だろうとやはりボンガロテリーである
「悪の陰を押さえる善の陽がある!! それがオレに言っている!武帝王を倒せとな!!」
+
餓狼in乙女ゲー
SNK公式ギャルゲー『Days of Memories』では、第4作『彼と私の熱い夏』に登場した。
本作は例外的に、女性主人公が男性キャラを攻略するという所謂「乙女ゲー」のため、攻略対象となっている。
『MOW』準拠のため設定年齢は35歳で、リョウとは年齢が逆転してしまっている。
主人公の通う高校に赴任してきた体育教師であり、一見すると爽やかで良い先生なのだが、所々に微妙なカオス が入り混じっている。
第一声が「へえ…初めてきたけど、いい街 ( とこ ) じゃないの」 。
リョウとの試合で負けそうになったので禁断のクラックハメを使用 。
リリィ・マクガイヤーやスーリアの写真を大事に持っている。
「もうよせ、ビリー!」 *5
その他、9作目の後日談小説にも長距離トラックの運ちゃんとして登場している。
+
あの砂野郎をぶっとばす!
SNK(というかほぼKOF)の女性キャラだけの対戦アクションゲーム『SNKヒロインズ』にて、
ククリ ラスボス の妄想力のせいで
女体化 してまさかの参戦
(そもそも作中世界がラスボスの作った
夢の世界 であるため、こういう事も出来てしまったらしい)。
声も
某ガンダムじゃない方のF91 や、カートゥーン版『
スーパーマン 』でスーパーガール等を演じるたかはし智秋女史に。
なおたかはし女史は『
銀魂 』で近藤勲が女体化したゴリ子、『おそ松さん』でもイヤミが女体化したイヤ代なども演じたりと、
何故だか公式女体化後の声の担当にやたら縁があるようである。
当然ながら本人は滅茶苦茶困惑……しているはずなのだが、衣装を変えると割とノリノリだったり。
なお、衣装の中にはチアガール服があるのだが(変更時の台詞は「応援してやろうか?」)、
初期設定でもテリーの年齢が25歳である事を考えると割と……その、無理すんな。
また各キャラに3種類用意されているアレンジボイスの一つでは
(テリーはデフォルトが英語で、アレンジは英語1種、日本語2種と実質的に他のキャラの半分)、
一人称が「私」になり、口調はそのままながらまるで
シェルミー のように、妖艶な喋り方の中身まで完全に女と化したテリーになる。
ちなみに
シルヴィ・ポーラ・ポーラ によると「女装が似合いそうなイケメン格闘家第一位」と本に記されているんだとか。
どこの大十字九郎 じゃい
本人は「こういうのは俺よりアンディ、いやジョーが一番似合うかもな」と愚痴っている。
おそらく砂野郎への嫌がらせ
周りの反応は驚かれる、偽物と思われるのはマシな方で、ラスボスにテリーの写真や映像をねだったり(ラスボスの返事は「OK!」)、
そういう趣味があると勘違いされたり、
こういうのは一人だけじゃ需要がない と嘆かれたりと様々。
なおラスボスに負けると「お前の見た目と声は一番気を使った」とスタッフの本音のような台詞が聞ける。
ちなみに、前記したEDでは元の姿である。
むしろタイトルに反して女性が一人も出てこない一人だけ別ゲーのようなED。というか『KOF』じゃなく『餓狼』の時系列での悪夢なので本当に別ゲー
……そして、一方でテリーが『ファイティングEXレイヤー』にコラボ参戦する事が決まったためか、
交換コラボでアリカ側から参戦した
スカロマニア 氏も一緒に女体化されてしまうのだった。なんでやねん。
京都の花札屋 からの刺客は…ないと思いたい
そしていお……ミスXも女体化して参戦する事に。
なおDLCキャラのため二人ともテリーとの専用ストーリーは無いので、ミアンの言う所の女体化キャラ複数人の需要は満たせない事に。
+
ザ・キング・オブ・大乱闘
任天堂の対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のDLC第4弾として参戦した。
なお、このムービーの公開後、スマブラユーザーによってテリーに付けられた異名が
「ムキムキのポケモントレーナー 」 だった。
また、集合絵での立ち位置が近い事もあってか、これに
ネス を加えて、
「ネス→ポケモントレーナー→テリー」として「進化してエスパーから格闘タイプになっていく」というネタも生まれた
(一応、
エスパーと格闘タイプの複合 は存在する)。
そして[[桜井氏本人によって公式ネタ化される始末
参戦発表当時はテリーを知らない人から
『ドラクエ』の方 と間違われたり、
「
何だこのオッサン 」と反応されたり
MUGENのオリキャラ扱いしたユーザーのツイッターが炎上したり など微妙な反応だったが、
海外、特に中南米では根強い人気を誇り、彼の参戦は大きな反響を呼んだ。
当然ながらボンガロ民も沸き上がっていたのは言うまでもない
ちなみに
ファイターパス収録のDLCキャラ の例に漏れず、テリーにも追加BGMが付属しているのだが、
これが他社から参戦したキャラとしてはスマブラ史上類を見ない量を誇る。詳しくは
この人 のページにて。
勝ちあがり乱闘「ザ・キング・オブ・大乱闘」は全ラウンド体力制で、
共通点のある3人1組の敵チーム(一人ずつ順に登場する)を倒していくという『KOF』シリーズを意識したルールになっている。
+
さあて、今日はどこに行くかな!
2024年9月にはCAPCOMの『ストリートファイター6』においてシリーズとしては初となるゲストキャラ枠で参戦。
これまでにもクロスオーバー作品でCAPCOMキャラと共演を果たした事はあったものの、
正史のナンバリングタイトルへ登場するのはもちろん初めてであり、発表時は大きな話題となった。
ストーリーとしては
パオパオ カフェ が6号店となる支店を
メト ロシ ティ で開く事を聞きつけ、SF世界を訪れた模様。
過去作品におけるCAPCOMキャラとの共演も設定に組み込まれており、
リュウ や
ケン とは既に顔見知りの仲。
服装はいつものキャップと袖なし赤ジャケットだが、時系列的には『MOW』辺りである事がワールドツアーモードの会話で判明している。
ちなみに別コスチュームのOutfit2では『MOW』準拠の服装になれる他、
後に追加されたOutfit3では
バスケをプレイする時のラフなコスチューム にも変更できる。
また、本作でテリーのアーケードモードやワールドツアーモードで表示される全ての一枚絵は、
かつて様々なSNK作品でイラストを手掛けた森気楼氏が担当しており、令和の時代に新しく描かれた森気楼テリーが見られるという事で、
オールドファンを深い感慨と興奮で包んだ。
なお、格ゲー黎明期を支えた偉大なキャラクターである事からCAPCOM側からも並々ならぬこだわりを持って制作されている事が窺え、
ターゲットコンボで行う
ライン移動 などは序の口。ざっと例を挙げるだけでも、
「パワードライブ」や「パワーシュート」といった一作品にしか登場していないレア技が実装
必殺技のボイスは通常版が『餓狼』準拠の技名を叫ぶバージョン、OD版が『MOW』準拠の叫ばないバージョン
バーンアウト状態になるとニュートラルポーズ が『餓狼1』のものに
「パワーウェイブ 」は弱版が通常の飛び道具仕様、中版は途中で消える『KOF96』仕様、強版は「ラウンドウェイブ」がそれぞれ使い分けられるさらにOD版は『餓狼1』を模した気の柱が波打ちながら進んでいく仕様。 おまけにOD版を使用してバーンアウト状態になると、ボイスが『餓狼1』を彷彿とさせるエコーのかかった甲高いものになる小ネタも。
SA2「パワーゲイザー」は隠しコマンドで入力すると気の柱の形状が『餓狼2』を思わせる直立したものに変化
SA3「ライジングファング」の発動モーションはアニメ『バトルファイターズ餓狼伝説』で使用した最終奥義「旋風拳 」の動きを再現
キャラクター選択時にカーソルを合わせると趣味であるビデオゲームで遊んでいるモーションを取る
キャラクターを決定してから対戦が始まるまでのポーズは『餓狼2』におけるキャラ選択画面のオマージュ
固有BGMはかなり大胆に曲調が改変されているものの「クリキントン」のアレンジで、曲名も「Kurikinton SF6 Arrange」
等々、これら以外にも大小様々な小ネタが詰め込まれ、SNKファンをも唸らせるほどのリスペクトと原作愛が注がれたキャラとなっている。
キャラクターデザイン
赤いキャップがトレードマークで、背中を画面の前のプレイヤー側に向けてキャップを投げつつ
"OK!!" と叫ぶ
勝利ポーズ が有名。
格闘ゲーム初期の勝利ポーズは地味なものが多かった中、その手のイメージを払拭するほど強烈な印象を残す事に成功し、後の演出面に影響を残している。
『ストII』以降の格闘ゲームのキャラは、長らくリュウ・
ケン の胴着などに代表される「格闘家然とした出で立ち」のイメージが強い影響を残していたが、
キャップ+ジャケット+ジーンズ+スニーカー(『初代』のみバスケットシューズ)という、
現在も通用する普遍的なデザインを『ストII』登場の半年後に早くも取り入れていた辺りに、
旧SNKが持つキャラメイクのセンスの良さが表れていると言えるだろう。
なお、『初代』では帽子を真上に投げ、且つ顔がプレイヤー側に見えるポーズとなっており、
『KOF'94』~『'95』では『餓狼伝説2』以降のポーズの正面向き版となっている。
『スマブラ』では後者を基にしたと思しき勝利ポーズも搭載されている。
(チーム戦などで複数いる場合に勝利チームの1Pのみこの勝利ポーズになる。それ以外は『2』と同じ勝利ポーズになる)。
帽子の文字は基本的には海外版餓狼伝説のタイトル「Fatal Fury」。
初代や『2』、ボンガロでは「NEOGEO」、『RB』の一部では「KING OF FIGHTERS」、
『XIV』では「HUNGRY WOLF」、それ以外では無地。
後述のアニメ版ではこの部分がメタリックプレートになっているが、これは監督の
大張正巳 氏の発案によるもの。
帽子は後にロックにプレゼントしたらしいが、『KOF』ではマリーにも、『RBDM』ではアルフレッドにも渡している。
*6
ちなみに、プロフィールには書かれてないが帽子コレクター(基本的に赤が好き)という一面がある。
ジャケットは、初代では袖が存在したが、『2』以降に袖無しになっている(後述のボンガロではギースとの激戦で袖が破れる描写があった)。
『3』や『RB』では下に着ているシャツが半袖になったり、『XIV』で再び袖付きになった事も。
『MOW』ではトレードマークの帽子を外し、後ろで束ねた長髪もばっさりカット。
袖が破れた赤いジャケットもファー付きブラウンの長袖に衣替えする等グラフィックが一新されたが、
それでも一目でテリーと分かるのは流石の
ドット 技術(これにより、従来のテリーは「赤ジャケテリー」等と呼ばれる)。
このコーディネートは「いつまでも、野球少年のような姿では困る」という理由でロックが行った物との事。
35歳という年齢にそぐわない若々しさであるが、ロックの手料理の食べ過ぎで少々太ってしまった事を気にしている。
『KOF2003』~『XI』での外見及び『MI』でのアナザーコスチュームはこの仕様になっており、
『MI2』と『MIA』では「ワイルドウルフ」名義の別キャラとして登場。
*7
また、テリーは必殺技を繰り出す際に技名を叫ぶが、
『MOW』では年を食ったせいか「バスターウルフ」以外は技名を叫ばなくなり、
これに準じてKOFでも『2002』~『XI』ではMOWと同様の
ボイス に変わっている。
+
一覧
Power wave!→Rock you!
Burn knuckle!→Burning!
Rising tuckle!→Bingo! (『MOW』では技自体が非搭載、『KOF2002』から)
Crack shoot!→Kick butt! (紛らわしいがKick Backではない)
Power dunk!→Beat up!
Power geyser!→Go bang!
『XIV』からは両方のパターンが用意され、ランダムで叫ぶようになった。
「この調子でガンガンいこうぜ!」
「ああ、このチームは最高だぜ!」
ただしテリーは初期のSNK格闘を代表する主役でもあるため、主役対主役としてリュウと対比される事も多く、
また、そうでない(つまりSNK代表を
草薙京 と見る)場合、ケンの方がライバルキャラ代表として
八神庵 と対比される描写も多い。
D-Arts(現在はS.H.Figuartsに統合)では「格闘素体」第1号として待望の可動フィギュア化を果たした。
…のだが、帽子を外した頭部が無く「OK!」が出来なかったり、肝心の可動も謳い文句の割にはイマイチであったため、評判は芳しくなかった。
原作
BGM が流れる特設ページが用意されたり2Pカラー版も予定されていたりスタッフのやる気は見られたのだが…。
結果、ライバルのギースが出る事も無く、D-Artsの最後に格闘素体ではないノエル=ヴァーミリオン(しかもアニメ版準拠)が出たぐらいで、
格ゲーキャラシリーズはそれきり終わってしまった。
しかし培われたノウハウは無駄ではなく、新・格闘素体として受け継がれていく事になる。主に
肉キャラ 達に…。
原作での性能
格闘ゲーム史の中でも古参の主人公らしく、
飛び道具 の「
パワーウェイブ 」・対空技の「
ライジングタックル 」・突進技の「
バーンナックル 」の、
所謂「格ゲー主人公三種の神器」に、変則突進技「クラックシュート」が加わった王道キャラ。
アンディは「空破弾」、ジョーは「爆裂拳」という具合に、初代『餓狼』の主人公3人は3種の神器+1という構成になっていた。
ただしテリーの場合、「ライジングタックル」が(一部作品を除いて)
タメ技 になっている。
「パワーウェイブ」に始まる「地を這う飛び道具」は、以降のSNK格闘の伝統的な技になった。
また『3』から対空・追撃技「パワーダンク」が、『RB』からは近接突進技「
パワーチャージ 」が追加され、削除と復活を繰り返しながらも定着している。
『RB2』ではスライディングキックで怯ませ、後ろ蹴りで浮かせる「ファイヤーキック」が追加。『KOF'98』の裏テリーにも採用されている。
技はどれもオーソドックスで使い易いものが揃っており連続技の難易度が低く、攻撃力も一貫して高めに設定されているため、
どちらかというと攻めに向いたキャラ。
特にバーンナックルの移動速度が群を抜いて速いため、
間合いが開いても弱パワーウェイブからの追跡し、強バーンナックルで一気に固めながら間合いを詰める攻めが出来たりする。
守りは地上での反撃に難があるが、ライジングタックル、パワーダンク、
ややシビアながらライジングアッパー(↘+P)があるため、対空は安定している事が多く、バランスの取れた初心者向きの性能となっている。
強いて難点を挙げるなら、
ラッシュキャラの割に意外とジャンプスピードが早くない事と、(『SP』までは特に)強攻撃のフォロースルーが若干大きめである点だろうか。
『初代』では斬影拳だけでもCPU戦を勝ち進んでいける弟に隠れがちだが、パワーウェイブとバーンナックルの二つの必殺技が強く、
この二つで最後まで勝ち進める程。
コマンドの入力受付が少々厳しい『初代』だが、どちらも波動と逆波動コマンドなのでに出しやすく、初心者にも優しかった。
その一方でクラックシュートはコマンドこそ2147Kだが入力判定に不具合があったのか2N47Kと入力しないと出てくれず、
*8
ライジングタックルに至っては、
攻撃判定 自体が弱く、一方的に潰される事も多々
ほぼ真上に飛び上がるので当てにくい
無敵は攻撃判定が出てから(上昇中のみ)。それどころかより出が早く攻撃中無敵の昇り垂直ジャンプキックで代用できる
…等々、後のテリーの鉄板の対空技とは思えない程の低性能で
死に技 もいい所だった。
『2』からはテリーの代名詞とも言える
超必殺技 「パワーゲイザー」が登場。
その後追加された超必殺技/潜在能力は「トリプルゲイザー」、「ハイアングルゲイザー」等基本的にパワーゲイザーの派生で、
『KOF2003』では自身の周りに巨大な気の柱を発生させる「パワーストリーム」、
『XIII』では3本以上の気柱を画面端まで繰り出すNEO MAX「トリニティゲイザー」にまで発展していった。
『MOW』でようやくゲイザー系ではない完全新技の突進技「バスターウルフ」が登場。
他には
『SVC』の追加入力型の乱舞技 「ライジングビート」
『2002』『2002UM』のMAX2であるテリー版シャインナックルとも呼べるスーパーバーンナックル 「ライジングフォース」
『XIV』のCLIMAX超必殺技であるパワーダンクの発展系の魔王をも砕く「神の拳(て)」 「スターダンクボルケーノ」 (ちなみに同作にはパワーダンク自体は未実装)
『XV』のCLIMAX超必殺技であるタックルしてからボディブローと共に気の柱を叩き込むドリル 「スターダストイグニッション」
『スト6』のスーパーアーツ3である気を纏ったライジングタックルに相手を巻き込んで空中バスターウルフを叩き込む「ライジングファング」
等が存在する。
『餓狼3』では少々やりすぎてしまったようで、斬影ハメを失った弟の代わりに、
(しゃがみ強P≫強クラック)*n という
お手軽ハメをやらかし 、『3』の人気に止めを刺した。
『RB』以降は意図的に強く調整されているようで、中堅以上に入る事が多くなっている。
…が、『MOW』では、
小技の性能が悪い
ジャンプ攻撃の性能が悪い
上段避けのリーチが短い
0F 必殺技を持たない
トリプルゲイザーが画面端 でフルヒットしない
などシステムに愛されてない部分が多く、更に上位キャラが飛び抜けているせいで、
ダイヤグラム では下から数えた方が早いという結果に。
しかし、近Cとフェイント
キャンセル を絡めた
コンボ やパワーチャージを利用した固め等、パワーに任せた怒濤の攻めは健在で、決して弱キャラではなく、
また「年を経たため細かい駆け引きは衰えたがラッシュのキレは全く衰えてない」という、
MOWテリーのキャラクターを体現したかのような性能に定評もある。
有名プレイヤーとしては中野TRFのれでん氏、関西勢の雨森氏などが挙げられる(尤も、れでん氏はテリー専門ではない)。
『KOF』では作品ごとに性能などが細かく変化しており、
年によってはパワーウェイブが飛ばなくなったり、ライジングタックルが
コマンド 技になったり、衣装が『MOW』時代の服装になったりしていた。
『XII』では原点回帰らしく旧餓狼時代の衣装に戻り、必殺技も『2』に近い構成となっている。
本作ではふっとばし攻撃がコンボに組み込めるようになり、
そこから追撃が掛けられる仕様となったため、これまで空気気味だった強バーンナックルが連続技に組み込めるようになった。
また小足からパワーゲイザーに繋げられる等全体的な火力も高く、同作でのテリーは京に告ぐ強キャラと言う意見も。
『XIII』ではやや火力に置いていかれた感じで、高性能なクラックシュートを初め、優秀なEX技もあるものの下位キャラとなった。
また、新たなゲイザーである「トリニティゲイザー」を引っさげて帰ってきた。
初代餓狼のパワーウェイブを極大化したような技で、パワーストリームのような気柱が画面端まで進んでいく。
画面端に追い込んだ状態だとカス当たりで威力が半減 という欠点があるが、画面端でも相手との位置を入れ替えられるコンボレシピも開発されている。
グラフィックが3Dへと移行した『XIV』においても従来の性能を引き継いでおり、初心者から上級者まで使用に耐え得る安定感がウリ。
+
『XV』での性能
『XV』では、
通常技の判定 、攻撃範囲が全体的に強化
二段技のため、各種コンボ及びクイックMAXへの繋ぎが容易な近距離強パンチ
弱版・強版を問わずよほど変な当たり方をしない限り確反が無いどころか有利を取れる上に、 EX版は見てからの対応が困難なほどに早いぶっぱなし 上等のバーンナックル
ガードポイント付きでEX版は地上バウンドさせるためコンボパーツとして有能なパワーダンク
攻撃範囲が広く、隙も無く、EX版になると高速中段と化す見切りが困難なクラックシュート
ガードされてもほぼ反撃を受けず、EX版は崩れダウンを誘発するパワーチャージ
攻撃範囲が拡大した上に昇龍コマンドに戻って咄嗟に出せるようになり、パワーチャージからの派生技でもあるライジングタックル
無敵があり、硬直が減ったため当たり方次第では画面端ヒット後に超必殺技を含む各種技で追撃が可能となったパワーゲイザー
弱攻撃から繋がる上に相手をロックするのでカス当たりがなく、地上空中問わずバーンナックルがヒットすれば確定、 そのままCLIMAX超必殺技へ繋げば7割 体力を奪えるバスターウルフ
等々、ざっと並べただけでも従来に比べて各種性能が軒並み強化されている。
もちろんこれ以外にも強いポイントがモリモリある上に、前作からの仕様変更によってEX技が撃ちやすくなった事と、
本作のパワーゲージがかなり溜まりやすい調整である等システムにも愛された結果、
キャラランクではTOP3に食い込む強キャラとなっている。
あまりに強いので「『スマブラ』で武者修行した成果」とか言われたり
ちなみにテリー以外のTOP3候補としてよく挙げられるのは
軍人 と
人妻 、後は
ドロレス 辺り。
特に超高性能でほぼ出し得技と化したバーンナックルの恩恵は大きく、
遠距離からパワーウェイブで牽制
→おもむろにバーンナックルをぶっぱなし、ヒットしたらキャンセル超必殺技。ゲージに余裕があればCLIMAX超必殺技へ
→ガードされてたら距離を取って再び牽制
というシンプルな立ち回りが強力無比。
本作のテリーは高性能な突進技が揃っているため相手がどんなに距離を離そうとしても一瞬で接近が可能で、
なおかつ間合いの中なら全ての超必殺技が地上空中問わずフルヒットするので非常にコンボが安定しやすく、
実戦投入が簡単という長所がある。
ちょっと練習した上で3ゲージもあれば、
何かしらの通常技をヒットさせてクイックMAX発動
→通常技→特殊技→必殺技→超必殺技→CLIMAX超必殺技
という『XV』における高火力コンボの基本も楽にできる。上級者なら小足が当たっただけで9割 減らすとかザラ。
覚える事が少なく立ち回りがシンプルで、初心者でも火力に物を言わせた攻めが簡単に可能な事から、
当然オンラインでの使用率も非常に高く、猛威を振るっている。
ゲージさえあればお手軽コンボで体力の8割を軽々と吹き飛ばせる恐怖の一発屋と化す事から大将としての起用が多め。
最後の一人まで追い詰めても大将テリーに逆3タテをされるなんて光景はこのゲームの日常である。
ジョー「一体なにがあったテリー なにがおまえをそれほど強く!?」
後の調整でEXクラックシュートが威力低下に加えて
発生 も遅くなったため揺さぶりが難しくなり、おまけにガード後は
確反 になるなど使い勝手が低下。
強力だったジャンプふっとばし攻撃も
喰らい判定 が大きくなり、パワーチャージも硬直が増えるなど弱体化が目立つ調整に。
さらにアップデートによる性能底上げで
もっと 強い キャラ が出て きた事 により 、三強の座からは陥落した。
しかし超性能バーンナックルの性能は据え置きであるためまだまだ強く、未だに上位クラスには留まっているとされる。
同じVRTだった二人はめちゃくちゃ弱くなったのに
また、DLCを購入すれば『MOW』時代の衣装にも変更可能と、何かとプッシュされている。
『CVS』シリーズでは一貫して平均的な能力を持っており、初心者や上級プレイヤーでも安定して戦えるキャラになっている。
本シリーズではバスターウルフ後に追撃が出来るため、使用グルによってはバスターウルフ後にパワーゲイザーで締める派手な連続技も可能に。
ただし
通常技 がどれもやや大味なパターンしかないため、地上での差し合いとなると、手数の少なさから攻撃を見極められ易いという弱点もある。
しかし、リーチが比較的長い攻撃、やや癖はあるが伝統的な必殺技を駆使すれば決して弱い訳ではなく、
火力も高めなので、攻撃の出し方を工夫すれば十分に渡り合える。
パワーダンクのモーションは『MOW』のものになっている。
+
『スマブラSP』での性能
同じ格ゲー出身の
リュウ や
ケン と同じくコマンドで必殺ワザを出せたり、ボタンの強弱で変化があるシステムを採用している他、
後ろ横Bでクラックシュートを放ち、蓄積ダメージ100%(体力制では全体の残り1/3)になると、
コマンド入力専用の超必殺ワザであるパワーゲイザーやバスターウルフが発動可能になるという『スマブラ』史上初の要素を持っている。
地味な所ではその場緊急回避から避け攻撃を出せるという原作再現も。
また、必殺ワザ
キャンセル もあるなど極めるならば相応にテクニカルなキャラである。
前述の後ろ必殺ワザも背中側に横必殺ワザを出して咄嗟に復帰が出来ず、そのままクラックシュートで場外に飛び出してしまったり、
それらの横必殺ワザが崖を掴めない…というか復帰阻止が苦手だったりと空中戦が若干不得手で、復帰性能にもやや難アリ。
さらに空前と空Nの吹っ飛ばしが弱く、撃墜が狙えるのは空後と空下だが、
空後は1on1時では自動振り向き設定が仇となって、狙って当てる事が難しいため、
空中攻撃の撃墜性能はリュウ達より低い。
逆に地上戦では上記の他にも優秀な攻撃手段が多く、コンボ火力も高いためダメージを蓄積させやすい。
格ゲー勢の特殊仕様である振り向きとも相性が良いため、補正が機能する1VS1の場面や復帰を気にせず戦えるようなステージでの戦闘が得意だが、
短い足場が点々としているようなステージやリーチを求められる混戦などはやや不向き。
とはいえ『スマブラ』の仕様の関係で扱いにくい事が多い格ゲー勢の中ではコマンド入力に癖が無い方であり、
初心者にもオススメのキャラと位置付けられている。
蓄積ダメージが100%で超必殺ワザが使用可能になる仕様を生かすためか、重さは重量級の部類になっている
(
パワードスーツ着用のサムス と同じ重さの10位タイで、人型キャラでは
三島一八 に次いで重い。
原作設定ではテリーの方が重いのは内緒だ )。
+
各種必殺ワザ (以降「B」と表記)
お馴染みの地を這う飛び道具。強弱で弾速が変化する。横必殺ワザとの兼ね合いからか、唯一コマンド版が存在しない。
空中版は『KOF'96』等のような衝撃波を正面に繰り出す。高速で中距離まで届くので牽制にうってつけ。
クラウザーの額に傷を負わせたジェフのパワーウェイブに新説が…という事は無いか
回転しながら上昇する技。タメて出すと出始めが無敵になる。
また、研究によりタメ分割に近い事も可能であると判明。
一部のキャラ(主に
原作で 行っていた キャラ )にはしゃがみ歩きが採用されているが、
本作のテリーは不可能なので位置調整をする際はタメ分割を利用する事になる…かもしれない。
飛び膝蹴りから拳を振り下ろす2段攻撃。帽子を後ろに回す動作も再現。
コマンド版は出始めに無敵時間が発生+打ち下ろしの後半部にメテオ属性が加わるので、崖際での追撃に。
拳に気を纏わせ突進パンチ。
発生はやや遅いものの高威力で、コマンド入れ強版はバーストを狙えるふっとばし力を発揮する。
ただしクラックシュートとの兼ね合いからコマンドが原作と逆向きになっており、『餓狼』や『KOF』に慣れているほど混乱するかもしれない。
クラックシュート(横B・後ろまたは↓/←AorB)
全ファイターで唯一の後ろ必殺ワザ 。飛び込みながらの踵落とし。コマンド版は威力とシールド削りが強化される。
バーンナックルより威力で劣るが頭上の相手にもヒットさせやすく、密着して発動時にはガードされても後ろに回れるため不利になりにくい。
また、飛び跳ねるため、攻撃判定が足元付近にしかない攻撃を躱す事ができるのも特徴。
なお横方向への復帰時には横必殺ワザを使う事になるが、コマンド版を使った場合、
テリーの向きによっては勢いよくバーストラインへカッ飛ぶ危険性があるため封印推奨。素直に通常版を使おう。
前方に巨大な気の柱を吹き上げて攻撃する超必殺ワザ 。相手を上に吹っ飛ばす。
やや複雑なコマンドだが、簡易コマンドにも対応しており、「↓←↓→」でも出す事が出来る。
原作同様に迎撃向けの技だが、根元に近いほど高威力。
突進で相手をロックし、巨大な衝撃波をぶつける
超必殺ワザ 。相手を横に吹っ飛ばす。
初段は攻撃・掴みの二つの判定を持っており、掴み無効の相手には不発となる。
逆に
反逆ガード や
ワンダーウイング は掴み属性があるため、防御を無視してクリーンヒットさせる事が可能。
パワーゲイザー同様、簡易コマンド対応であり、「↓→↓→」でも出す事が出来る。
これら2つの超必殺ワザは高威力な反面、いずれもガード可能な点に注意。
発動可能になったからと言って無暗に放っては、隙を突かれて逆にトドメを刺されかねない。ここぞという場面で一発逆転を狙うべし。
トリプルゲイザーを繰り出す…だけかと思いきや、
それを当てるとパワーダンクで撃墜して、とどめにバスターウルフを放つという、
3つの技によるビジュアル攻撃となっている。
隙は大きいものの決めれば絶大なふっとばし力を誇る。
初段のトリプルゲイザーは広範囲にヒットさせられるが、演出に巻き込めるのは最初にゲイザーを当てた1体のみ。
上手くゲイザーを3発とも当てられればダメージは増す。
超必殺ワザと違って空中発動可能。性能は変わらないが、トリプルゲイザーの動作が『RBS』等のものに変化する。
+
『ストリートファイター6』での性能
先述の通り、並々ならぬこだわりと原作愛が注がれて制作された『スト6』テリーだが、
参戦直後の性能面は割と微妙だった。
基本コンボでも遅らせ入力が必要など妙にシビア。
立ち強パンチからのコンボは1段目でキャンセルしないと火力が出ず、成功させても火力は結局イマイチ。
通常技はリーチが短いものが多く、過去作のレア技まで実装された特殊技および必殺技も微妙な性能なものが多かった。
PVで期待されていたライン移動も魅せ技に近く、活用機会はほぼ無し。
ラッシュキャラの割にはドライブラッシュとの相性もそれほど良くない等々、
要するにテリー独自の強みというものが少ないせいで結果的に
他の胴着キャラの劣化版 とも言うべき悲しいポジションに置かれてしまい、
プレイヤーからも「
丁寧に作られているのは分かるが、制作陣のこだわりが強さに繋がっていない 」と嘆く声が続出する有り様だった。
テリーの後にゲスト参戦した舞 が強すぎてヘイトを稼ぎまくったのとは実に対照的
一応テリーの名誉のために述べておくと地を這う軌道を進むせいで
波動拳 などとは相殺せず、
状況次第では相性勝ちできるパワーウェイブや先端当てならガードさせて有利のバーンナックル、
SAゲージとドライブゲージを大きく消費するがフルヒットすれば
ザンギエフ のSA3を上回る保証ダメージを叩き出すトリプルゲイザー等、
個々の技としては光るものを揃えており、充分に戦える強さは持っているので決して弱くはない……
のだが 、本作においては、
やや面倒な手順を踏む必要があるものの、ワンコンボで試合を決定付けるだけのダメージを奪える火力ゴリラのリュウ
ほぼ全ての能力が満遍なく高いオールラウンダーで、通常技の踏み込みが鋭くドライブシステムとの相性も良いハイスタンダードなルーク
攻めも守りも優秀な上に迅雷脚を起点とした対処が困難な連携で「ずっと俺のターン! 」な戦法が強力無比なケン
紙装甲 だがそれを補って余りある全キャラ一の圧倒的な攻撃性能にものを言わせた怒涛の攻めに特化している豪鬼
波動昇龍 の性能がテリーよりも高く、SA1を発動すれば自己強化可能、さらに機動力を活かした画面端での柔道 や起き攻め が強烈な舞
と言った同じスタンダードキャラ枠でもテリーを上回る性能と尖った個性を持つ面々が跋扈していたわけで、
その中であえて性能も個性も中途半端なテリーを使うかというと……。
しかし、それで終わる伝説の狼ではなくYear3のアップデートで立ち強Pや各種必殺技を中心とした強化を受けて微妙なポイントは補われ、
使用プレイヤーも増える形となった。
そして逆に参戦直後にやり過ぎたせいで大幅に弱体化を喰らった舞は使用プレイヤーを大きく減らした
"Ahhh You Okaaay? BUSTAAAH WOOOLF!!!"
MUGENにおけるテリー・ボガード
リュウ と並ぶほどの登場作品の数から、原作準拠・アレンジ共に多くのキャラが製作されている。
『餓狼』シリーズ、『KOF』シリーズ、『CVS』シリーズとそれぞれの顔を持ち、
かつ原作ゲームでは搭載されていない技も、ドットを新規に描き下ろしたりコンバートしたりして装備させるなど、
作り手のこだわりと魅せ方に溢れるキャラクターも多い。
使う技全てが見栄えの良いテリーならではと言えるだろう。
アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説』では修行の末、タン・フー・ルーの「旋風拳(波動旋風拳)と、旋風脚(波動旋風脚)」を会得しており、
Vyn氏やMechKyo氏製のテリー、Passer-by氏(339氏)のボンガロテリーなど、これらを再現したキャラも製作されている。
餓狼伝説
+
David Demianoff氏(CCI氏)製作 初代仕様
David Demianoff氏(CCI氏)製作 初代仕様
MUGEN1.0以降 専用。
ライン移動以外は初代『餓狼伝説』をおおむね再現しており、
クラックシュートのコマンドも国内版(↓↙←↖+K)と海外版(↙タメ↗+K)の2種類が用意されているなどこだわりが光る。
おかげで出しづらいが
また、レトロゲーならではの高火力も再現されているので、通常技1発でもかなりの威力を誇る。
AI は搭載されていない。
+
にゃん☆鬼龍氏製作 餓狼SP仕様
氏にとって思い入れある作品だという『餓狼SP』仕様。
原作再現 度は非常に高い。
現在は氏のサイトがトクトクのサーバー障害復帰後に消滅したため、hamer氏が許可を得た上で代理公開している。
AIは搭載されていないが、2013年8月13日に語るスレ用小物ロダへ作者不明のAIが投下された。
+
MASA@DAS氏製作 餓狼SP+アレンジ仕様
こちらも再現度は非常に高い。
モードとして『餓狼SP』仕様か『餓狼2』仕様が選べる上、技表や気絶のON/OFF、超必発動用の顔グラの有無、
「パワーダンク」を追加したアレンジモード等、それ以外の部分も非常に凝っている。
ステージ後方でウッキーが応援してくれるのも特徴。
改変自由であり、後述のボンガロテリーの素体ともなった。
2013年10月の更新でMUGEN1.1専用になった。
2017年2月のJ:COMのWebSpace終了によるサイト消滅により、現在はマムル氏が代理公開している。
本体にAIは搭載されていないが、2013年9月16日に語るスレ用小物ロダで作者不明のAIが公開された。
ただしこのAI、入れると何故かMUGEN1.0専用となってしまう(WinMugenだとエラーを吐く)ので注意。
+
Mouser氏製作 RBS仕様+アレンジ
「クイックバーン」、「ハイアングルゲイザー」、「ファイヤーキック」が追加されている。
外部AIはドルジ氏によるものが存在。
しばらく公開停止となっていたが、Mouser氏が活動を再開したため、2013年7月から再公開されている。
+
David Demianoff氏(CCI氏)製作 RBSP仕様+アレンジ
David Demianoff氏(CCI氏)製作 RBSP仕様+アレンジ
現在は入手不可。
ライン移動 の代わりにクイックアプローチ(ただし相手の攻撃の有無にかかわらず発動)、
「ファイヤーキック」「バスターウルフ」「ハイアングルゲイザー」が追加されている他、
『RBSPDM』の「クイックバーン」「ヒートアップゲイザー」に加え、
なんと「
デッドリーレイブ 」(「ライジングビート」にも見えるがフィニッシュが掌底)まで使う事が出来るアレンジの効いたテリー。
+
トラ氏製作 RB2仕様+アレンジ
基本は『RB2』の再現だが、『RBS』や『DM』の必殺技やシステムを追加したお馴染みの仕様。
現在、AIパッチを製作したドルジ氏によって代理公開中。
+
GM氏製作 MOW仕様
現在氏のサイトは閲覧できない状態にあるため、交差氏によって代理公開されている。
2ゲージ専用のハイアングルゲイザーが追加されている他、更新によりガードクラッシュも搭載された。
パワーダンクの攻撃判定が小さめに設定されているためか、対空で出すと相手によっては2段目が確実にスカる事に注意(原作でもスカりやすいが)。
AIはデフォルトで搭載されている他、KELN氏による外部AIも存在する。
KELN氏特有の異様に反応のいい対空は健在で、迂闊に飛んだ相手はほぼ確実にパワーダンクで落とされる。
MOWテリーの基本戦略である画面端での固めからガークラを狙い、TOP状態で
ゲージ が溜まっていればそこから5割消し飛ぶ事も。
E-FRY氏によって専用の小
ポートレイト も製作されているので、好みに応じてデフォルトのものと差し替えよう。
KOF
+
Duende Macabro氏製作 '94仕様
グラフィックや特有の
龍虎 音の他、専用の
ゲージ や溜め動作を再現しているが、
何故か避けがグラウンドステップ/後転に、超必殺技の暗転エフェクトに『XI』のものが使用されている。
対人戦向けのAIもデフォルトで搭載済み。
+
Zelgadis氏製作 '98仕様
現在は入手不可。
音声、エフェクト、技の性能も原作を完全に再現している。
原作同様、
裏キャラ として『RB2』仕様テリーも実装されている。
更新によってAIが入り、飛び込みに対してライジングタックルを多用するのが特徴。
このテリーにAnimugen氏が改変を加えた「Terry XIII UM Style」も存在している。
専用ステージとして「Terry's House」も公開中。テリーがこんないい家に住んでるわけがないと思うが
キャラDLはこちらVIDEO
ステージDLはこちらVIDEO
+
斑鳩氏製作 '98仕様
下記のアレンジ版のテリーを『KOF'98』仕様でリメイクしたもの。
イントロでADVANCEDとEXTRAモードを選ぶ事ができ、裏モードも7~12Pカラーで選択可能。
KOF仕様に定評のある氏のキャラだけあって、技の性能・システムともに再現度は高いが、
表にMAX超必殺技としてバスターウルフが追加、裏に『'96』の没技の追加やMAX版パワーゲイザーのモーションが『RB2』っぽくなる等、
アレンジされている箇所も多い。
AIも例によってデフォルトで搭載済み。
更新で2つ目の裏モードが追加された(裏モード選択時にイントロでコマンド入力する事で使用出来る)。
こちらはMOWっぽくなるモードで、必殺技のボイスがMOWのものに変わる他、
パワーチャージとパワーダンクの性能が変わり、超必殺技にバスターウルフが追加される。
+
Mouser氏製作 2000仕様
現在は公開停止。
ほぼ原作再現だが、オリジナルデッドリー系乱舞技で5通りのルートが存在する追加技、「テリースペシャル」を搭載している。
ゲージ を消費して
ストライカー としてアンディを呼ぶ事も可能。
また、裏モードで『'98』仕様を使う事もでき、完成度は非常に高い。
外部AIはコケココ氏によるものが存在し、現在はhamer氏によって代理公開されている。
+
Mouser氏製作 2003仕様+アレンジ
現在は公開停止。
『2003』仕様だが、『SVC』での超必殺技「ライジングビート」が搭載され、
フィニッシュパターンはバスターウルフとパワーストリームの2種類が存在。
Mage氏がAIを製作していたが、現在はこちらも公開停止。
パワーゲイザーでの相打ち狙いの割り込みが非常に強力であった。
+
別府氏製作 XI仕様
ほぼ原作再現。
パワーゲージとスキルゲージの他、優秀なAIがデフォルトで搭載されている。
+
別府氏製作 XI+アレンジ仕様
『XI』のテリーを昔のテリー風にアレンジしたもの。
パワーチャージ が『'98』以前のものとなっており、パワーダンクもパワーチャージからの派生でしか出せない。
リーダー超必殺技がパワーストリームからトリプルゲイザーになっている。
上記と同じくパワーゲージとスキルゲージの他、優秀なAIもデフォルトで搭載済み。
+
MechKyo氏製作 98UM仕様+XI+アレンジ
MechKyo氏製作 98UM仕様+XI+アレンジ
David Demianoff氏が製作したKOFテリーの改変。
スパキャンやドリキャンが搭載されており、「波動旋風拳」が追加されている。
+
Juanxoc氏製作 2002UM仕様+XI+アレンジ
Juanxoc氏製作 2002UM仕様+XI+アレンジ
上記のMechKyo氏製テリーの改変。
「ライジングフォース」には『2002UM』風の演出あり。
搭載しているAIは起き攻めで「ラウンドウェイブ」を多用してくる。
+
bagaliao&Misamu K Young氏製作 KOFアレンジテリー
bagaliao&Misamu K Young氏製作 KOFアレンジテリー
ドットはKOFからの物だが、操作系は弱中強のパンチ・キックというCAPCOMスタイルになっている。
ボタンの弱中強それぞれが『94』、『96』、ラウンドウェイブと変化するパワーウェイブ、
同じくボタンによって追加攻撃が発生するパワーチャージなどの必殺技の他、
一連の
超必殺技 以外に、クレイジー・テリーという
ロック系 乱舞技 、ジャンプ中で発動する「スーパーシュート」というオリジナル超必を持つ。
前者は発動中にパンチボタンを連打する事により派生技に移行、更にヒットが倍増し、
後者は急降下攻撃がヒットしたと同時にコマンドを更に入力をする事により、
二階堂紅丸 の幻影ハリケーンの様な分身攻撃に移行するようになっている。
簡易AIをデフォルトで搭載している。
CVS
+
Mouser氏製作 CVS仕様+アレンジ
『CVS』ベースだが4ボタン仕様。技の演出や
ヒットエフェクト にアレンジが入っており、
特殊技 1つ、必殺技5つ+超必殺技2つだけのシンプルな構成となっている。
AIは搭載されていない。
だんさみ氏によって声を「テリー阿澄」
*9 に変更するボイスパッチが製作されている。
+
悪咲3号氏製作 CVS2仕様+アレンジ
お馴染み『CVS2』仕様。
氏の引退により長らく入手不可であったが、現在は2022年4月の活動再開に伴い再公開されている。
「ファイヤーキック」「パワーチャージ」「ラウンドウェイブ」「ハイアングルゲイザー」「パワーストリーム」と多数の技が追加されており、
言うまでもなく完成度は非常に高い。
中でもファイヤーキックは若干発生が遅くガードされると
反確 ではあるが、
中・強攻撃からキャンセルをかけるとほぼ確実に繋がり、浮かせた相手に色々な技で追撃出来るので非常に使い勝手がいい。
外部AIは昭和ヒヨヨッコ砲氏、cro氏、ホルン氏によるものが存在するが、最新版に対応しているのはホルン氏のもののみ。
ホルン氏AIは恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、
ブロッキング &
ジャストディフェンス 頻度、
グルーヴ の設定が可能。
想定ランクは強~凶下位との事。
+
Vyn氏製作 CVS2仕様+アレンジ
Vyn氏の独自アレンジ規格「CVSXシリーズ」の内の1人。
『CVS2』のシステムをベースに「ファイヤーキック」、「ラウンドウェイブ」、「パワーストリーム」、「ライジングビート等」、多数の技が追加されている。
エフェクトやカットインにもアレンジが加えられており、かなり画面映えが良い。
システム面でも避け動作やブロッキング、
オリジナルコンボ の他
セービングアタック も搭載されており、かなり充実した仕様となっている。
また「パワーハリケーン」という名前で「波動旋風拳」と思しき超必殺技も使えるようになっており、
『バトルファイターズ餓狼伝説』ファンには感涙物の出来である。
威力的にはパワーゲイザー以下でEX版も存在しないが、原作アニメでもパワーゲイザーを習得する前に使っていた超必殺技なので、
納得のいく位置付けと言えよう。
03-A氏とsk氏によりAIパッチが製作されているが、後者は氏がJ・J氏のHPから独立した際に代理公開ページが消失し現在入手不可のように見えるが、
実はリンクが消されただけで、代理公開ページその物は残っているため、ググれば今でも入手は可能。
どちらも魅せと強さを兼ね備えた良質なAIである。
sk氏のAIは『
もっと評価されるべき高性能チームバトル大会 』で主人公チームの副将として大活躍し、一気に知名度を上げた。
+
島村鰐氏製作 CVS2仕様+アレンジ
『CVS』ドットで6ボタンだが6種類のグルーヴセレクトは無く、同氏製の山崎やオリキャラ勢同様のC風とS風の2種類のゲージセレクトがあるアレンジ仕様。
技はCVS2のラインナップ+KOF風のパワーチャージという構成で、華やか山盛り仕様の多いテリーの中では地味目な感じだが、
恒例の同氏キャラ仕様で強烈な気絶とガードクラッシュが搭載されているのが特徴。
追加技のパワーチャージの他、作者の趣味でダンクも『RB』シリーズや『KOF』のような膝蹴り始動の描き下ろしドットになっている。
外部AIは戯けた暇人氏によるものが公開中。
想定ランクは強中位~強上位との事。
その他・アレンジ
+
Sander71113氏製作 All-in-1アレンジ
Sander71113氏製作 All-in-1アレンジ
全シリーズのテリーの技が搭載されており、半ゲージ消費でEX技も用意されている。特に全てのパワーウェイブの使い分けが可能。
またパワーチャージも従来の『KOF』タイプの物と、『餓狼MOW』タイプの二種があり、
特に後者はKOFテリーのドットでモーションを新規に描き下ろして再現しているのも必見。
勝利ポーズに幼い頃のロックが登場して一緒にポーズを取るなど、芸の細かさも見所。
本体に標準搭載されているAIは、氏の他キャラ同様MediumとHardの2段階があり、程良い強さで動画の登場回数も多い。
斑鳩氏によるAIパッチも存在していたが、現在は公開停止。
+
斑鳩氏製作 KOFアレンジ
現在は他のアレンジ仕様キャラと同様に公開停止中。
『KOF'98』のテリーをベースに、KOFの歴代のシステムを組み合わせた独自のシステムを搭載。
超必殺技はMOW風となっており、ハイアングルゲイザーがバスターウルフに変更されている。
NEO MAX(3ゲージ技)の「ライジングビート」には『2002UM』風の演出あり。
7~12Pは裏モード。必殺技がMOW風の性能になり、NEO MAXが「ライジング・フォース」になる。
8段階のレベル設定可能なAIもデフォルトで搭載している。
+
斑鳩氏製作 KOF14ライク仕様
『KOFXIV』風のシステムを『2002UM』の演出で再現したテリー。
原作再現を旨としているわけではなく、独自の必殺技やモーション、仕様が存在する。
特に『スマブラSPECIAL』の最後の切り札を元ネタとした3ゲージ技、「トリニティーウルフ」は必見。
CVは近藤隆氏のものを複数作品から引用している。
同氏の他のキャラと同じく、レベル・反応速度が設定可能なAIをデフォルトで搭載している。
+
斑鳩氏製作 ワイルドウルフ
現在は他のアレンジ仕様キャラと同様に公開停止中。
『KOFXI』のテリーをベースに、KOFの歴代のシステムを組み合わせた独自のシステムを搭載。
超必殺技はMOW風となっており、潜在版の「パワーゲイザー」や「バスターウルフ」が追加されている。
NEO MAX(3ゲージ技)の「パワーストリーム」には『2002UM』風の演出あり。
7~12Pは裏モード。必殺技がRB風の性能になり、NEO MAXが「ハイアングルゲイザー」になる。
8段階のレベル設定が可能なAIもデフォルトで搭載している。
+
斑鳩氏製作 EXテリー・ボガード
2013年6月公開。『KOFXI』のテリーを『KOF2002UM』風にアレンジしたもの(ボイスも『KOF2002』準拠)。
KOF仕様に定評のある氏のキャラだけあってシステムの再現度は高く、
勝利デモ まで実装されている。
AIは8段階のLv設定が可能なものをデフォルトで搭載している。
+
しょうゆ氏製作 KOFアレンジ
2017年9月公開。
リョウ や
ギース などの
龍虎・餓狼キャラのKOFアレンジに定評のある氏の製作だけあり、EX必殺技にボンガロ要素が含まれるなどファン泣かせの要素満載。
また『餓狼3』のクラックハメも(ゲージを消費するものの)再現されているので、
ゲジマユ だと
永久 になってしまう。
氏お馴染みの対乱舞演出も完備で、氏のギースの
デッドリーレイブ にバスターウルフを当てると特殊演出に突入、
両者が同時に『餓狼3』の潜在能力を発動してボタン連打合戦の後、勝った方が最後の大技を決めて相手をダウンさせる。
強力なAIもデフォルトで搭載されているので、これからの活躍に期待出来るだろう。
+
K.O.D氏製作 U-Terry
『CVS』のグラフィックを使用しているが、システムに大胆なアレンジが加えられている。
SNK、CAPCOM、EXの3つのグルーヴが用意されており、
SNKグルーヴでは4ボタン仕様になり、ゲージ溜め、ジャストディフェンス、
『KOFXI』のように時間経過で自動的に溜まるスキルゲージを消費してドリームキャンセルが可能。
CAPCOMグルーヴは6ボタン仕様になり、
オリジナルコンボ やスーパーキャンセル、ブロッキングが使えるようになる。
EXグルーヴはこれらの両方のシステムに加え、空中ダッシュやロマンキャンセル、シールド、
特殊ゲージを消費した「ブラッドレイジ」など、コンボゲーなシステムが追加される。
対人戦向けのAIを標準搭載している他、ドルジ氏によるAIパッチもある。
+
KarmaCharmeleon氏製作 Wild Wolf
KarmaCharmeleon氏製作 Wild Wolf
MUGEN1.0以降専用。
姿は『MOW』準拠だが、Akito氏による『CVS』風ドットを用いて製作されている。
システムはPotS氏風のアレンジ仕様で、ブロッキング、攻撃避け、EX技、ゲージ溜め、カスタムコンボ等に加え、ブレーキングも使用可能。
技構成は『KOF2003』~『XI』がベースらしく、リーダー超必殺技のパワーストリームが3ゲージ技として採用されている。
Aは並上位相当のものがデフォルトで搭載済み。
ブレーキングを駆使して相手を揺さぶりつつ、執拗に回し蹴り(遠立ち強K)を連発するカスタムコンボや、
地上バウンドを誘発するEX版クラックシュートを絡めたお手玉コンボで攻め立ててくる。
+
DarkRiem氏製作 MVCアレンジ
『
MVC 』アレンジのテリーで、『RB』シリーズのドットが用いられているのが特徴。
3段階のレベル設定可能なAIがデフォルトで搭載されている。
+
Reza氏製作 MVC風アレンジ
ー
Reza氏製作 MVC風アレンジ
現在はサイト閉鎖により入手不可。
『CVS2』のグラフィックを使用し、チェーンコンボ、エリアルレイヴ、空中ダッシュ、2段ジャンプ等を持つマヴカプ仕様(6ボタン形式)。
大きな違いとしてはパワーウェイブの攻撃判定の拡大(対空にもなる程広い)と連射が可能、パワーダンクとクラックシュートが空中発動可能等。
またチェーンコンボが高性能で、弱Pもしくは弱Kが入れば、立ち強Kのエリアル発動まで余裕を持って繋がる。
(例:弱P→弱K→中P→中K→強P→強K(エリアル開始)→弱P→弱K→中P→中K→パワーダンク)
最終版の公開で「パワーシュート、パワードライブ、ハイアングルゲイザーの追加と超必殺技の調整が行われた。
また3ゲージ技としてロックが乱入し、
レイジングストーム とパワーストリームを同時にたたき込む「パワーストーム」という技も追加されている。
AIも対人用のものが搭載されていた。
+
SHOWARD氏製作 クラシックテリー
必殺技6種+1ゲージ技・2ゲージ技2種ずつ+3ゲージ技1種に加えSC・DCが可能、ゲージは最大5本ストック可能とシステム的には普通に充実している。
「クラシック」は、MOWテリーに対する従来の餓狼テリーを意味するものと思われる。また、追加技として「ヒートアップゲイザー」を搭載している。
裏モードとして『'98』仕様を選択可能。 AIは未搭載。
+
T-Alf氏製作 MOWテリー(KOFアレンジ)
GM氏のMOWテリーを『KOF』仕様に改変したキャラ。小ポトレはE-FRY氏製作のものを使用しているようだ。
「
狂や凶キャラ は作りたくなかったので、並上位くらいの使っておもしろい(と思える)感じにした」との事。
新規でドットが描き足されており「ライジングタックル」「ラウンドウェイブ」等の他に、氏オリジナルの様々な必殺技が搭載されている。
『WILD AMBITION』の「ヒートアップゲイザー」や『KOF2002』の「ライジングフォース」等の技も搭載されている。
デフォAIはないが、蓬莱氏によって外部AIが製作されており、本体同梱の形で氏のブログにて代理公開されていたが、
現在はT-Alf氏のOneDriveへ公開の場を移している。
+
RYO2005氏製作 ROTDアレンジ
お馴染みの『
レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ 』仕様で、コンビネーションも搭載。
氏曰く「『KOFMI2』のテリーが使っていて面白かったので「2DでMI2」がベース」との事。
そのため、技のラインナップも『KOFMI2』寄り。
AIは未搭載。
+
RYO2005氏製作 ワイルドウルフ(ROTDアレンジ)
RYO2005氏製作 ワイルドウルフ(ROTDアレンジ)
上記テリー公開後に製作された、『ROTD』仕様のワイルドウルフ。
『MOW』のテリーをイメージして、上記テリーとなるべく性能が被らない様にしたとの事。
AIは未搭載。外部AIはshao氏によるものが存在していたが、現在は公開停止。
+
Demonkai氏製作 Awakened Terry
Demonkai氏製作 Awakened Terry
Vyn氏のCVSXテリーの改変。通称「覚醒テリー」。
Readmeによると『
GGX 』や『MVC2』と『KOF』を混ぜたキャラにしたかったらしい。
そのせいかKOボイスがソル だけど気にしない
コンボが繋がりやすい、3連続で出せるクラックシュート、ダウン追撃可能なパワーウェイブなど、全体的に性能が高い代わりに単発火力が非常に
安い 。
また、最新版だと思われるV2は、瀕死になると3ゲージ技の旋風拳と
一撃必殺技 の乱舞技が使用可能になる。
…が、設定ミスなのか、AI操作だとどちらの技も3ゲージ溜まっていないのに使用してくる場合があるので注意。
デフォルトのAIが完全に性能を引き出せていないのと、自分の攻撃でのゲージ回収率が低いので大会にはやや出しづらいが、
場合に応じてゲジマシなどの記述を加えると、ド派手な完成度の高い必殺技で魅せてくれるキャラとなる。
+
H. A. L . L .氏製作 T'
上記のMouser氏の『2000』仕様を
K' 風にアレンジしたテリー。
戦闘スタイルは
「マーシャル暴力」 。
テリーの技を見事に再編し、K'を忠実に再現している。
チェーンドライブの代わりの「ラインドライブ」ではグラサンの代わりに帽子を投げる。
テリーの技は基本的に使えないが、クリムゾンスターロードの代わりのMAX2「クリムゾン・ストーム」はどう見ても…。
+
Passer-by氏製作 ボンガロテリー
MASA@DAS氏の『餓狼SP』仕様をベースに、Passer-by氏(或いは339氏ことSchmidt Hans氏)によってボンガロ技が搭載されたテリー。
大ポトレはSNK公式イラストやスプライトからではなく、もちろん細井雄二氏のボンボン餓狼。
石による当て身&目潰しや、「鋼霊身」、「スーパーバーンナックル」などの代表技、「皆殺しの宴」等がほぼ完璧に再現されている。
更に超必で伊吹川氏
ナコルル を彷彿とさせる、シクルゥ召喚版「バスターウルフ」まで搭載している充実ぶり。
MASA@DAS氏のテリーにも言えるが、動きはややもっさりしているものの通常技の判定がかなり強く、差し合いでもそうそう負ける事は無い。
また、ステージ奥のウッキーが
ダック・キングに変更 されており、戦闘の後ろで彼が踊り続けている光景はかなりシュール。
一応ストライカーとして攻撃参加させる事も可能(続いてアンディとジョーが斬影拳、タイガーキックで波状攻撃)だが、
一度使うとしばらく画面に戻って来なくなる。
当初はtakws氏が自作のボイスパッチ同梱で代理公開していたが、
現在はPasser-by氏のOneDriveに公開の場を移している。DLは語るスレpart669内にて。
また、
たぬき の製作者である狸田太一氏もボイスパッチを製作しており、どちらも
パッチ製作者自ら が「サニーパンチ」などのボンガロオリジナル技や、
「大人(ターレン)の教えだー!」「ぜったいだれにも負けねぇから!!」「んならこいつ見切ってみろやーっ!!」といったボンガロ名セリフの数々を熱演。
MUGEN&ボンガロマニアの2人がおくる自信作!!きみたちも“激使用”してくれ!! (ボンガロ第1巻作者コメント風)
いずれも上書きタイプではなく、defファイルのサウンドファイル項目を選択する方式なので、本来の「
ゆっくりボイス 」とも併存が可能。
棒読みの「パワーウェーブ!」「素手でうけたら骨がくだけるからね」に捨て難い味わいを感じるなら、初期設定のままにしておくのもいいだろう。
ただし、「;」でコメントアウトして選択するには、狸田太一氏ボイスパッチ同梱のdefファイルを使用。
中々強いAIをデフォルトで搭載している他、Mage氏によるAI+改変パッチが公開されており、現在は本体にも同梱済み。
上述の両ボイスパッチにも対応しているので、好みに応じて3種類のボイスを堪能できる。
+
OMEGAPSYCHO氏製作 SSF2Xアレンジ
MUGEN1.0以降専用。
氏のサイトは消滅しているが、MediaFireのデータは健在であり現在も入手可能。
外見は『餓狼SP』版だが、世にも珍しい『
スパII X 』風アレンジのテリー。
画面下にスーパーコンボゲージが表示されており、所謂「あけぼのフィニッシュ」も完備しているというこだわりっぷり。
AIもデフォルトで搭載されている。
+
A.c.c.氏製作 ハメテリー
GM氏のMOWテリーをベースに改変されたテリー。氏曰く
「永久で相手をハメハメするのでハメテリー」 らしい。
永久ONにするとその名に恥じぬ強さと容赦無さを見せる。
2Aが刺さったら『3』のクラックハメ、相手を転ばせばダウン追撃から『KOF'97』のパワーチャージ永久を決めてくる。
ストライカーでジョーを出す事も可能で、非常に強い。
設定次第で凶最上位~狂上位辺りまで幅広く戦う事が出来る。
+
くねくね氏製作 マスターテリー
Mouser氏のRBテリーをベースに、キャノン娘氏のマスターギースを手本に改変されたテリー。
何気に珍しい『RB』ドットの強化改変キャラである。
歴代の必殺技・超必殺技もほぼ搭載されており、本来『RB』ではモーションが無いバスターウルフやパワーストリームも、
なんと手描きドットで追加されている。
また、勝利時には幼少期のロックが駆けつけてくる(設定でOFFにも出来る)。
AIはデフォルトで搭載されており、狂下位~狂中位程度の強さ。
+
ryushirohou氏製作 F-U-C-K Neet Master
ryushirohou氏製作 F-U-C-K Neet Master
ニュートラルとボイスが倍速になっているカオスキャラ。ボイスは
独眼竜 や
若き虎 など様々。
ライフバーの下にはアイコンがあり、ダメージを受けると何故かそれが
いい男 に変わったり、
パワーウェイブの代わりに
オロチボール やら
デュホン・レイジ やらを繰り出したり、
パワーゲイザーを出したかと思えば上から変なキャラが降って来たり、
果ては
史上最強の生物 の技や
北斗神拳 までも使い出す始末。
なんなんだアンタ 。
AIはデフォルトで搭載されている。
+
Brergrsart氏製作 TERRANCE BONGO
Brergrsart氏製作 TERRANCE BONGO
MUGEN1.0以降専用。
多種多様なネタキャラ作者で知られるBrergrsart氏によるアレンジキャラ。
一見すると『CVS』ドットの普通のテリーだが、こちらもやはり氏お得意のカオスなアレンジが施されており、
パワーウェイブを放つと割れた地面からジョーが出てきてハリケーンアッパーで追撃したり、
パワーダンクで
本当にバスケットボールを持ち出してダンク したり、
バスターウルフのAre you OK?でAVG宜しく選択肢が出てきたり(どっちにしろ
ぶっぱなす )、
ナイフを持ちながらバーンナックルを放つなどやりたい放題。
こいつの使い道はまだあるぜーーッ!!
地味に
アンディ・ジョーと一緒に練り歩く 技はハイパーアーマーであり、生半可な飛び道具では止まらない。
あと、ニュートラルの時点でも「StandUp!!」や「HarryUp!!」などと叫ぶのでかなりうるさい。
AIは強力なものがデフォルトで搭載済み。
この他、olt-EDEN氏によるWinMUGEN対応+コンフィグ追加パッチも公開されている。
紹介動画(公開先へのリンク有り)VIDEO
カオスな特殊イントロも豊富VIDEO
+
Valgallah氏製作 ハリー・デッガード
同人サークル「IS-SOFT」制作のツクール格ゲー『THE SPIRIT FIGHTERS 2000』に登場するキャラを移植したもの。
テリーのそっくりさん……と言うか、必殺技も含めて完全にテリーのパロディである。
同氏製作の竜之介同様
ストライカーズ として、
アンディのそっくりさん
「ランディー・デッガード」 と、ジョーのそっくりさん
「ショー・南」 を呼び出す事もできる。
AIは未搭載だが、ホルン氏による外部AIが公開されている。
恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、ストライカーズを呼ぶか否かの設定が可能。想定ランクは強との事。
凶悪キャラ(神以上)
+
HALU氏製作 金狼
影このは製作でお馴染みの、HALU氏によるGM氏のMOWテリーをベースに改変されたテリー。
本体アーマー、常時OTHK、アノマロキラー、時止め、混線持ち等凶悪キャラとなっている。
カラー差は無く、詰め込んでいる汎用技術も少ないため、ランクは下位神相当と思われる。
「オーケイ!どんどんかかってきな!俺が相手だ!」
出場大会
+
一覧
+
テリー・ボガード
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+
ハメテリー
【ハメテリー】
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み
+
マスターテリー
【マスターテリー】
更新停止中
削除済み
出演ストーリー
プレイヤー操作
"OK!"
*1
また、SNKプレイモアが社会貢献活動として立ち上げている非営利支援活動団体では、
青少年育成のシンボルとして、同社の看板キャラクターで環境保護のシンボルとしている
ナコルル と共に、
「ナコルル&テリークラブ」という名称で、SNKプレイモアの貢献活動の「顔」としても活躍している。
*2
ジェフの養子となるまでの経緯は公式で語られた事は無いが、新声社発行の『餓狼伝説の謎』によると、
アンディと共に教会兼孤児院で暮らしていたが、マフィアとの立ち退きを巡るトラブルが原因と見られる放火で教会が全焼、
神父が逃げ遅れたテリーとアンディを助けた際に大火傷を負って命を落としたため、神父の友人であったジェフに引き取られたとされている。
ボンボン版『餓狼伝説』外伝「若き狼の野望」は、このテリー・アンディ兄弟とジェフの出会いと生活、別れまでを描いた貴重な作品で、
捨て子として兄弟二人きりながら犯罪に手を染めずに生きてきたテリーだが、7歳の時、アンディが高熱を出したためやむを得ず盗みを行い、
それを咎めたジェフに対して、ジェフが思わず咄嗟に反撃してしまうほどの格闘センス、その反撃を受けても平然としてるタフネスを発揮。
さらにテリーを助けるため熱で意識朦朧としながらもやって来たアンディ、そのアンディを必死になって守ろうとするテリー。
そんな兄弟二人の強い絆と心を目の当たりにしたジェフに引き取られ、以後3年間、彼のもとで格闘技を学んだ姿が描かれている。
「ぼうず…… そんなに片意地をはって生きていくのはつらいだろう?
おまえたちはまだ子どもだ。泣きたいときには泣き……ゆっくりと眠るところがほしいだろう」
「ふ……ふん! いらねェよ そんなもん!」
「むりするな。おれが それをあたえてやるよ」
「え?」 「え?」
「いいな いまからおれがおまえたちの父親だ」
*3
TVアニメの設定がフィードバックされた形だが、これに準拠する新技の追加などはなかった。
またSNKが意識したのかどうかは定かではないが、これ以前に連載された漫画版(ボンガロ)でもタン大人の教えを受ける場面があった。
Q:オープニングで貨物列車(?)に乗り込もうとしているテリーをロックが白い目で見ていますが、
やはりセカンドサウス行きのチケットは用意出来なかったんですか(笑)?
A:な、なんで解ったのですか? 因みにあのシーンの台詞は…
テリー「ん?どうした乗らないのか?」 ロック「余りにも自然に乗り込まないでくれ…テリー」
…だそうです。
*5
最後の台詞は『MI』シリーズのビリーとの掛け合いが元ネタ。
意味が分からない? なら、「モウヨッセ」とかでググればいいよ!
*6
元はクレーンゲームの景品で、同じ帽子を幾つも持っているという説がファンの間で語られる事もある。
『
風雲黙示録 』の
中白虎 が被っている帽子も「若い頃に伝説の狼から貰った」そうだが、
何故か色が青く、なんか形状も違う 。
クレーンゲームの景品説を取るならそういう仕様の帽子を持ち、かつそれを渡してもおかしくなさそうだが、
ファンの間ではテリーの偽者(青帽子の2Pテリー、もしくはボンガロのクローンテリー?)に貰ったものではないかという噂。
「大切な物:テリーからもらった帽子」のロックも、『RB』のテリーEDで青い帽子をかぶっているので、
これだけなら「ロックの時のようにテリーが自分がかぶっているのとは違う帽子をあげた」で済むのだが、
『風雲黙示録』の舞台とチュンの設定年齢からすると彼の方がテリーより年長になり、「若い頃」ではテリーが子供になってしまう
(詳しくは中白虎のページの下の「備考その2」参照)。
また、彼は何故か「千手掌打」なる
違うテリー (SNKの
プロレスゲーム 『ファイヤースープレックス』の主人公)と同じ技を使うので、
この爺さんの言う事はどこまで本当なのかさっぱりである。
*7
『RBSP』のPS版にはジャケットに「King of the fighters」の文字が書かれていた。
『KOFXII』参戦時には大幅なグラフィックの描き換えが行われているが、衣装は元の赤ジャケ仕様に戻っている。
この他、『MI2』には『
GUILTY GEAR 』の
ソル=バッドガイ を意識したようなコスチュームがある。
*8
どうやら『初代』のクラックシュートは技の最初に入れるレバー方向が2だけでなく2と1両方に設定されていたらしく、
普通に21~と入力しても同じ方向に入力したと認識されてしまうため、入れた事にはならないようだった。
*9
インターネットラジオ『ひだまりらじお×☆☆☆(ほしみっつ)』の第2回のオープニングトークにおいて、
パーソナリティの
阿澄佳奈 女史がマイクチェックと称してテリーのセリフを発した事で生まれた仮想キャラクター。
だんさみ氏は『MOW』版のテリー阿澄も動画にしているが、こちらのパッチは一般公開されていないようだ。
「Yes,アスミス!!」
最終更新:2025年07月24日 14:21