分類:でんきグモポケモン
タイプ:むし・でんき
高さ:0.8m
重さ:14.3kg
特性:ふくがん
(一撃必殺技以外の技の命中率が1.3倍になる。
フィールド上で先頭にしておくと、アイテムを持ったポケモンと遭遇しやすくなる)
きんちょうかん(相手のきのみの使用を封じる)
隠れ特性:むしのしらせ(HPが1/3以下の時にむしタイプの技の威力が1.5倍になる)
とぶのが ヘタな ヒナを ねらい
とりポケモンの すの ちかくに でんきの いとで ワナを はるぞ。
任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第5世代『ブラック・ホワイト』。
語呂は似ているが
ザンギュラとは勿論無関係。
バチュルをレベル36まで育てることで進化する蜘蛛のようなポケモン。ただし足は4本で6つの単眼のうち一番前の2つが特に大きい
*1。
吐き出すクモの糸は電気を帯びており、これで罠を作り感電した獲物を捕らえる。
周囲に糸を張り巡らせて、外敵へのバリアとして用いることもある。
英語名「Galvantula」は、異なる二つの金属板を食塩水に漬けて作る「ガルヴァーニ電池」と蜘蛛の「タランチュラ」、
それに物語の巨人の名である「ガルガンチュワ」を複合したものと推測される。なかなか凝ったネーミングである。
虫が苦手な人が生理的に受け付けることができない見た目と思いきや、もふもふとした外見と愛らしい顔つきから、
蜘蛛は嫌いだがバチュル及びデンチュラは例外で大丈夫というユーザーも一定存在するらしい。
『BW』では野生個体は登場しないが、電気石の洞穴の入り口に巣を張って通行止めしていた。
ただし
ワルビルのじならしで巣を破壊したジムリーダーであるヤーコンによれば、
本来野生個体がこのような場所に巣を作るのはありえないとのことで、
プラズマ団の手持ちが行ったと推察される。
コミック『ポケットモンスターSPECIAL』では第10章の主要キャラであるブラックの手持ちとして登場。
元はプラズマ団の演説を聞いたトレーナーによって逃がされたポケモンで、
ライブキャスターのCM撮影現場に罠を張って騒ぎを起こし、ブラックが捕獲することで一時的に確保される。
ブラックは野生に戻してやるつもりだったが、人の手持ち暮らしが長かったのか野生に馴染めなかったらしく、
二度もトレーナーに手放されることを拒否し、前脚をスリスリして自分をブラックの元に置いてほしいと頼み込み、
手持ちに加わることになった。
原作中の性能
HP:70
攻撃:77
防御:60
特攻:97
特防:60
素早さ:108
シリーズ初のむし・でんきという複合タイプにしてゴウカザルと同速の高速アタッカー向けの種族値。
合計種族値は472と500に届かず、総合的なスペックは同期のむし特殊アタッカーであるウルガモスにこそ劣るものの、
この2タイプは耐性面で相性が良く、弱点はほのおといわの2つしかない上、
「ふくがん」との併用により雨に頼ることなく命中を91%まで上昇させて「かみなり」を放てる部分は、
ひこうタイプを苦手とする大半のむしや、雨と「かみなり」を併用するか「10まんボルト」に頼るのが大抵なでんきタイプに無い個性だった。
特に第6世代以降は「ねばねばネット」の使い手として活躍した。この技は場に出たポケモンの素早さを下げてしまう
設置技なのだが、
デンチュラは「ねばねばネット」の使い手としては第7世代から登場するアブリボンに次いで素早いのと、
「ねばねばネット」含めた設置技の効果を受けないひこうタイプを一致でんき技で狩れる点が評価された。
当時猛威を振るっていたファイアローが「こだわりハチマキ」を持たせたごり押しの型を主流としていたため、
「きあいのタスキ」で耐えつつタイプ一致ふくがん「かみなり」で逆襲できたのも他のむしタイプにはない強みであった。
第7世代では同複合タイプのクワガノンが登場したが、火力では劣るも素早さはデンチュラが勝っていたため差別化されていた。
また、「でんじは」の命中率がこの世代から90に調節されたが、「ふくがん」持ちのデンチュラは大きな痛手を受けなかった。
そして第8世代では、「ダイジェット」が流行したこと、ダイマックス中は技の縛りが無効化される仕様から「こだわりスカーフ」の需要が増したことで、
「ねばねばネット」がこれらの対策となることやひこう技が等倍である耐性、上述したように設置が効かないひこうポケモンは素のでんき技で狩れることから、
大きく躍進した反面、「めざめるパワー」の廃止で攻撃範囲が狭くなってしまい、スカーフ持ちのドラパルトには上から倒される危険がある点や、
元から素早さが低くデンチュラの大抵の攻撃にも耐えられる
バンギラスが環境上位に君臨していた点などから、
サポーターとしては優秀だった一方で、正面からの戦いでは心許なかった。
第9世代でも「ダイジェット」の脅威こそ無くなったものの、レート戦上位にハバタクカミなど素早さの高いポケモンが多いことや、
同じく対戦で人気かつ変化技を無効化してしまう特性を備えたサーフゴーに設置の「ねばねばネット」が穴を突く形で通用することなどから、
そこそこの使用率を維持している。
メインウェポンは主に「むしのさざめき」に加えて「ふくがん」込みの「かみなり」や「10まんボルト」、
サブウェポンには「エナジーボール」「ギガドレイン」などが採用される。
補助技は上述した通り「ねばねばネット」の需要が高く、他では「でんじは」「ちょうはつ」などが使い勝手が良い。
もう1つの特性「きんちょうかん」もラムのみを封じつつまひさせることが可能なため有用。
しかし特攻は低くは無いが100に届かず、火力を上げる積み技も持たないため、
ハピナスなど「かみなり」が等倍の特殊アタッカー受け耐久型と相対した時はどうしても決定打不足になりがちなのが難点。
上述したバンギラスもすなあらし込みなら「むしのさざめき」で弱点を突いてなお耐久の差で不利になり、
初手「でんじは」でまひが起きればなんとか勝ちの目がある程度。
総じて十分な実力はあるが、状況に応じて攻めるかサポートに徹するか、パーティ単位で立ち回りを考える事が要求されるポケモンと言える。
MUGENにおけるデンチュラ
Tweenies_1998氏によるキャラが公開中。
のあしめ氏による
MUGEN1.0以降専用キャラを改変したもので、
改変元にあったリョナ技はほぼ削除されている。
機動力に長けており、「ほうでん」や「むしのさざめき」などの広範囲攻撃を多数持つ他、
糸の巣を張って空中に滞在して攻撃も可能。
AIはデフォルトで搭載されている。
出場大会
*1
実の所、実在のタランチュラと眼の配置こそ違うものの、巣を作らず徘徊・狩猟生活をする蜘蛛種は獲物との距離を測る為、
単眼のうち二つが大きくなる傾向にあるので、割と現存する蜘蛛の特徴をよく捉えているモンスターデザインである。
生憎デンチュラと類似した単眼の配置をした蜘蛛種は現存しないようだが、『小説家になろう』発の異世界モンスター転生からの生存戦略冒険譚、
『蜘蛛ですが、なにか?』の主人公、蜘蛛子(仮称)の初期形態「スモールレッサータラテクト」の眼の配置はデンチュラとほぼ同じである。
オマージュしたか、不快感を与えず可愛らしい印象を与えるデザインを追求した結果の収斂進化のいずれかと思われる。
蜘蛛の単眼は種類ごとに実に多様で特徴的な並び方をしている為、虫が苦手でない方は図鑑等で色々見比べてみるのも楽しいだろう。
最終更新:2026年04月14日 15:08