トンベリ


『ファイナルファンタジー』シリーズ(以下FF)に登場するモンスター。初出は『FFV』。
シリーズを通して、遺跡や洞窟などの冷たく湿気た場所、またはそのような環境のダンジョンに出現する傾向にあるのが特徴
(元は半魚人のモンスターとしてデザインされていた名残だと言われている)。
小柄でシンプルかつ一見愛らしそうな外見とは裏腹に戦闘力は高めな場合が多く、サボテンダーと並んでファンから高い人気を誇るエネミーである。

原作中の性能

  • 『FFV』
イストリーの滝内部に出現する。HPが39393と極めて高い。
どのくらい高いかというと、ボスであるエクスデスの2回戦目よりもHPが上である。
あと、「サクサク」という語呂合わせが無駄に物騒。
特殊攻撃はじわじわとパーティに近付いてきて、
目の前まで来ると包丁で切り付けて大ダメージを与える「ほうちょう」のみだが、
その威力は即死級なので非常に危険。

世界崩壊後のナルシェの洞窟の奥に稀に出現する。
相変わらず「ほうちょう」の威力は凄まじいが、それに加えてパーティの歩いた歩数に応じてダメージを与える「ほすうダメージ」を使うようになった。
この技は「それまでの総歩数×1/32の固定ダメージ」を必中で与える技で、32万歩歩けば即死とより鬼畜さが上がっている。
自分で使う場合でも上記の特性から中々強いが
(自発的に使えるのはストラゴス1人だけで、リルムやガウは対応した敵に合わせた専用コマンドを頼る必要がある)、
MP消費も特殊で、プレイ時間×2という計算になっており、プレイ時間が長くなると消費も重くなる。
時間がカンストすると消費MP199となりMPカンストしていても5発しか撃てない。それをこいつは1万を超えるMPで何発も撃ってくる。
オートバトルのコロシアムに出てくることもある。かつては特殊な方法でしか倒せないと思われていたが、現在は攻略法が確立されている。
ナルシェの洞窟の宝箱に上位種である「トンベリーズ」が登場するが、こちらはほすうダメージを使わない。
フィガロ城地下から古代城に繋がる洞窟の宝箱には「トンベリマスター」も出現する。上位種はどんだけパーティーを待ち伏せしたいんだよ

北の大空洞内部の竜巻の迷宮に出現することになっているのだが、
実際に遭遇したプレイヤーはほとんどいないというか、本当に出現するのか不明だった。…のだが、
解析によると出現設定自体はされているが、肝心の設定エリアが 一歩も操作出来ないイベント限定エリアのみ なのだとか。騙したな攻略本!
基本は闘技場で1人で戦うことになるだろう。つまり即死技の「ほうちょう」を食らうと終わりなので、近付かれる前に素早く倒す必要がある。
プレイ時間に応じてダメージを与える「時間ダメージ」という技も使用するのだが、条件が特殊なので滅多に見られないレアな技になっている。
ラストダンジョンでは「マスタートンベリ」が登場。
HPが44444こいつが見たら卒倒しそうな数値となっており、相変わらず強敵なのだが、
貴重なアイテムを盗めたり、変化させられるので、やり込みたいプレイヤーなら狩りに行く必要がある。
カウンターで行動キャラがそれまでに倒した魔物の数×10のダメージを与える「みんなのうらみ」を使用する。

サブイベント及びクリア後に挑戦できるシミュレーターのボスとして登場。
アクションゲームとなった本作では、機動力が低い・リーチが短いと一見弱点だらけのように思える。
…が、遠距離攻撃全般(魔法含む)に対しストップ効果のある「うらみ節」をカウンターで発動するため、近距離戦を挑まざるを得ない。
しかも基本的に常時スーパーアーマーで仰け反らない上に、即死攻撃の「ほうちょう」を多用してくるので、
近付いて総攻撃で倒そうとしていたら前衛が全員返り討ちに遭っていた……と言う事態も有り得る。
特にクラウドは全体的に攻撃が大ぶりなために、剣を振り切った後の硬直に「ほうちょう」が刺さることがままある。
さらに体力が減少すると、テレポートで移動してから範囲内にいる敵全員に「ストップ」をかけ、そこから「ほうちょう」に繋いできたりもする。
一応「ぞくせい」マテリアとの組み合わせで即死攻撃を防ぐ手段があるにはあるが、マテリアを最大に成長させる必要があるため、
クリア後はともかく道中のサブイベントではマテリアが成長し切っていないことが多く、苦戦は必至だろう。

セントラ遺跡にて出現。
防御面が高く、カウンターで「みんなのうらみ」を使用する。倒した魔物の数×20のダメージ。
今作では近付いてくるとき一定確率で転ぶ。
なお、ライブラで「歩数ダメージという技を使いながら」という一文があるが、本作に歩数ダメージ技は存在しない。
「みんなのうらみ」と混同したか、採用するはずが没になったのだろうか?
20体以上のトンベリを倒すと、上位種の「トンベリ・キング」が一族の恨みを晴らすべく出現し、
そのトンベリキングを倒すことでG.F.(ガーディアンフォース。他作品で言うところの召喚獣)としてトンベリを入手することができる。
また、本作では倒しても経験値は入手できない設定になっている。

  • 『FFIX』
イプセンの古城にて4人パーティの時だけ必ず3匹同時に出現する。
ただし、本作のトンベリは「ほうちょう」を使うと戦闘から離脱してしまうため、
パーティメンバー全員が存命の場合、全滅することは無い。
ただし、前進する際に、自分の目の前に仲間のトンベリが居ると、
「みんなのうらみ」で全体攻撃してくるの注意。
本作では倒した魔物では無く倒したトンベリの数が対象となり、
「2の”これまでに倒したトンベリの数”乗」(約14匹でカンスト)という計算となっている。

前者では盗まれた祈り子の洞窟に出現。
自分のターンになると前進行動を行い、4回前進した後「ほうちょう」で攻撃してくる。
前進完了までにトンベリに対して何らかの行動を行うと、「みんなのうらみ」を使ってくる。計算はFF7と同じ。
また、上位種としてマスタートンベリやドン・トンベリも出現し、
いずれも召喚獣を呼ぶとその召喚獣に対して9999ダメージ固定「うしのこくまいり」という技を使用する。

後者では物語の時期によって出る場所が変化し、物語後半では隠しダンジョンにのみ登場する。
やろうと思えば序盤でも出現場所に行くことは可能だが、HPが9999あるので育成もせずに戦うのは無謀。
また、上記の隠しダンジョンでは他にも上位種であるメガトンベリが出現する。
このダンジョンは深層に行くと超強いボスキャラが通常エンカウントしてくるが、
このメガトンベリもまた通常攻撃だけで限界突破ダメージを与えてくる野生のボスである。

  • 『FFXI』
グラフィックがリアル化された影響で、グロテスクな外見となっている。
邪神ウガレピを信仰している獣人とされており、彼らの教義によれば元々は人間だったが、
彼らの創生の女神ウガレピは、アルタナにおとしめられて、それが原因で醜い姿に変えられ、
辺境に追いやられてしまったとされる。
故に、アルタナの創生した人間への復讐を使命としているらしい。
それ、なんてインスマウス?
恒例の「みんなの怨み」も健在だが、本作ではあるクエストを行う事で、今までに倒したトンベリの数(怨みカウント)をリセットし、
「みんなの怨み」を受けた時のダメージを抑えることが出来る。

『FFXIII』では特定のミッションで出現。
『XI』でリアル化されたグラフィックは以前までのものに戻った。
こちらがトンベリを攻撃した回数、トンベリがこちらを攻撃した回数、ダメージの合計がカウントされ、
それに応じて「うらみ骨随」を使いパワーアップしてくる。
2回目以降は上位版の「深刻うらみ骨随」や「猛烈うらみ骨随」を使用し、攻撃力と耐性が加速度的に強化される。
逆に言えばこちらから手を出さない限りは貧弱な攻撃が長く続く為、
一人盾を用意して一気に強化&一気に弱体をかけて短期決戦に挑めば撃破は容易。
また、同作では「デス」に耐性がないため、即死でカタをつけてもよい。

『FFXIII-2』では一定時間が経過するごとに「憎イ…」→「スベテガ恨メシイ」→「絶対ニ許サナイ」と言葉を発し、
それに応じて使う攻撃が「包丁」→「とぎたて包丁」→「うらみ包丁」→「おんねん包丁」→「究極うらみ骨髄」と強化していく。
「究極うらみ骨髄」は66666の固定ダメージの実質的な即死技であり、この状態になる前に倒さなければならない。
ちなみにHPは393939。だから物騒だって。
なお、同作では即死耐性は持っている。


MUGENにおけるトンベリ

アルカード氏による『FFV』のドットを使ったトンベリが存在していたが、現在は諸事情により公開停止。
「ほうちょう」はガード不可能な上に即死級のダメージを与える。
動きは遅いが、投げた包丁を相手が受けた場所までワープして攻撃する「シフトブレイク」や、
斬撃を放つ飛び道具「魔神剣」などでカバーすることが可能。
「みんなのうらみ」は遠距離投げ技として搭載されている。
AIもデフォルトで搭載されており、CPU専用技として遠距離技「次元包丁」「超次元包丁」が存在する。

出場大会

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プレイヤー操作



最終更新:2022年12月20日 14:56
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