ヴェイグ・リュングベル





「何者だ…何故俺の名前を知っている…」


 年齢:18歳
 身長:183cm
 体重:71kg
 種族:ヒューマ(所謂人間)
 好物:ピーチパイ
 声: 檜山修之

テイルズオブシリーズのメインタイトル6作目となる『テイルズオブリバース』の主人公。
両親を幼い頃に亡くし、辺境の村スールズで暮らしていたが、
「落日」と呼ばれる災厄の際、氷のフォルス(特殊能力)に目覚め、暴走した力で幼馴染みのクレアを氷漬けにしてしまう。
1年後に村を訪れた「落日」の真実を探る旅をしている二人組、マオとユージーンのおかげでクレアを救い出す事に成功するが、
その直後にクレアは連れ去られてしまう。
さらわれたクレアを奪い返すため、マオとユージーンと共にヴェイグは旅立つ事になる。

性格は寡黙で無口で無愛想。生い立ちや現状も手伝い、かなり内向的な性格をしている。
ともすればクールと言うより根暗な感じだが、その内には熱いものを確かに秘めている。
基本的に黙して多くを語らないが非常に仲間想い。
仲間の心情や変化を察するのが早く、窮地には積極的に動いていく。
反面、自己表現や自己感情の処理がかなり下手であり、一人で思い悩む余り終盤ではフォルスを暴走させてしまう。
この後、熱き漢のイベントを通して成長していく。

前述の通り両親は既に死没しており、ゲームがスタートするまではクレアの両親に養われていた。
クレアに起こった事故の事があってもなお、ヴェイグの事を息子同様に想っている彼らの慈愛は、
ゲーム全般を通して見えるヴェイグとクレアの性格に大きな影響を与えている。
好物はピーチパイ、特にポプラおばさん作は絶品らしい。

幼馴染みのクレアを非常に大事に思っており、事あるごとにその名を口にしている。
その頻度は敵からも「クレアクレアクレアクレア…馬鹿みたい」と揶揄されるほど。
無論、言われたヴェイグは「ふざけるな!」と激怒している

ちなみに公式で彼が作中でクレアの名前を呼んだ回数を数えた所、実に256回もの回数、彼女の名前を呼んでいた。
……とされていたが、後に有志の検証で改めて数え直した結果、実に281回に及んでいた事が判明している。
絶叫系の演技に定評のある檜山氏のボイスが耳に残る事もあり、こっちまで洗脳されそうである。*1

ただ、クレアの名を叫ぶ機会は僅かに3回のみ。やけに印象に残るのは恐らく暴走ヴェイグ戦で叫びまくるからだろう。
そもそも一年間も氷漬けにしてしまい、その間あらゆる手を尽くし助けようとしたものの、
結局出来ずじまいという時点で相当精神的にダメージを負っていたのに、
救出してすぐ攫われてしまったという事情から、クレアの事に過剰になるのは仕方ないのもまた事実。
まして家族同様の生活をして妹のように接していただけに、心中は察して余りある状況であろう。

原作中の性能は、術も攻撃も手広くカバーできる器用万能タイプ。
ただ前述の通り氷の特殊能力を主に使うため、水耐性のある相手は若干苦手。
通常攻撃は全体的にもっさり気味。逆に技は高性能だが、フォルスゲージ回復力が低いせいで性能をフルに発揮しづらいジレンマも抱える。
密着してインファイトを挑むと打ち負けやすいので、大剣のリーチを意識して気持ち遠目から戦うと良いだろう。

+ 秘奥義・セルシウスキャリバーについて余談
原作ではヒルダとの協力技、『グレイセス』以降単独秘奥義として定着している「セルシウスキャリバー」だが、
この技で召喚する「絶氷の剣」のデザインは同じくナムコが発売している3D格闘ゲーム『ソウルキャリバー』シリーズに登場する武器、
霊剣・ソウルキャリバーそのものである。
原作の『リバース』では当時最新作の『2』、『マイソロ3』では『4』のデザインで登場し
(なお、マイソロシリーズでは配信限定武器として片手剣版・両手剣版が両方存在する)、
『レイズ』でもセルシウスキャリバーをオマージュしたオリジナル技が実装されており、
テイルズ世界における霊剣・ソウルキャリバーとはセルシウスキャリバーと同じ(あるいは類似した)存在なのかもしれない。

ゲスト出演した『グレイセス』では「俺の大切なモノを探してほしい」と主人公に大剣・レクイエムの捜索を依頼しているが、
この武器は同じ檜山氏が演じる大剣使い、ジークフリート・シュタウフェンの愛剣であり、
特徴的な切っ先のデザインまで含めて『ソウルキャリバー』シリーズの同名の武器そのままとなっている。


MUGENにおけるヴェイグ・リュングベル

手描きテイルズキャラに定評のあるオキナ氏による、手描きドットのヴェイグが公開されている。
飛び道具、対空、突撃と揃ったスタンダードな性能で、大剣のリーチもあり中距離での戦いが強い。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会



*1
外伝や特典CDでは公式の悪ノリでクレアネタが過剰なほどフィーチャーされており、当の檜山氏からも苦言を呈されている
流石に公式もこれには反省…どころかそのインタビューをもネタにするなんて事を行い、
全く反省の色を見せていない…というかもはや檜山氏を馬鹿にしている
このような公式の悪ノリが積み重なった結果『ゼスティリア』での大炎上を引き起こしてしまった訳だが
ファンの中にもこの扱いを快く思わない人は居るので、無遠慮に弄るのも程々に。

……ただし、後のファンイベントでは檜山氏がアドリブでクレアの名を叫ぶ事もあり、
氏曰く「クレアと叫ばない年もあったけど、それだとどうしても物足りなくなってしまった自分がいる」との事。
公式に毒されてない?などと言ってはいけない


最終更新:2025年02月11日 10:23
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