キング・オブ・ベガ

「ワシは宇宙のベガ大王だ! フハハハハッ!」

UFOロボ グレンダイザー』に登場する兵器。シャドルー夏の大三角とは無関係。
本作のラスボスに当たる。作中の敵組織である「ベガ星連合軍」の最高指導者「ベガ大王」の旗艦である。
機体各部には対空レーザーが装備されている他、中央には棘の形をした「超ベガトロンビーム砲」が備わっている。

作品名からも分かる通り、当時のUFOブームを意識した造形で、その中でも葉巻型円盤をモチーフにしている。

+ ベガ大王について

「太陽系を完全征服するためには、
 最後に残った地球は何としてでも攻め落とさねばならん。
 良いかガンダル!ベガ星連合軍の総力を挙げて奴を叩き潰せ。
 奴を叩き潰せぬ限り、地球侵略は不可能と思え!」

「恐星大王ベガ」とも呼ばれるベガ星の独裁者。担当声優は 八奈見乗児 氏(デュークの養父・宇門博士との兼任)。
全宇宙の支配を企んでおり、デュークの故郷であるフリード星を始め、多くの星を占領してきた侵略者である。
デュークが地球に亡命していたのを知ると、ガンダル司令を始めとする部下に命じ、
太陽系征服の総仕上げとして地球侵略に乗り出した。
当初は領土拡大目的で地球侵略をしていたが、物語後半では母星が爆発し、地球侵略しなければ後が無い状況に追い込まれた。
典型的な独裁者気質の性格だが、娘であるルビーナを溺愛する等、人間味のある部分も見られる。

「ルビーナ…何故、何故この父を一人残して死んだのだ!」

戦いに娘さんを巻き込むようなポカをする部下を持ったせいです。

+ ただ一輪の花のために
問題のルビーナ王女だが、父親に似ず見目麗しく気性も穏やかで、侵略が始まる前はフリード星に留学に来るなどもしており、
政略結婚とはいえデューク・フリードの婚約者でもあった。ベガ大王としては所詮油断させるための空手形に過ぎず、
娘を嫁がせる気は最初から更々無かったのだろうが、ルビーナ自身は本当にデュークを愛してしまっていた。
72話で父に任されたルビー星で起こった反乱のためスカルムーン基地までやって来るのだが、
その道中で滅んだ筈のフリード星の環境が蘇りつつある事を知り、デュークと二人、復活したフリード星へと駆け落ちを画策。
父の反対を押し切って地球を訪れるも、デュークを狙ったズリル長官の凶弾に斃れた。当然こいつはデュークのせいにした。
瀕死のルビーナはデュークの腕の中でスカルムーン基地の所在とフリード星の復活を教え、
フリード星に最初に咲いた赤い花に「ルビーナ」と名付けて欲しいと言い残して息を引き取った。

つまり、ED曲『宇宙の王者グレンダイザー』の一節「ただ一輪の花のために」とは、「ルビーナのために」を意味していたのである。

+ 外部出演
『スーパーロボット大戦』シリーズでは『グレンダイザー』が参戦してもベガ大王が登場しない事が多い。
例として『64』や『D』ではズール皇帝に立場を奪われてしまっており、
当然ながら彼の乗艦であるキング・オブ・ベガも登場しない。
登場した際は耐久力の高さと超ベガトロンビーム砲の威力が脅威だが、それほど強敵ではない事が多い。
あと被撃墜時の台詞が情けない事にも定評がある

初登場の『COMPACT第二部』ではベガ星連合軍との最終決戦に登場。
高威力のMAP兵器である超ベガトロンビーム砲が脅威だが、それほど強敵ではない。
ステージ選択順でベガ大王搭乗艦とガンダル司令搭乗艦に分岐し、前者を倒すと『第三部』にも登場するのだが、
「ベガ大王がガンダル司令の敵討ちに現れる」という矛盾したストーリー展開になる(恐らく脚本のミス)。
リメイク作の『IMPACT』では攻撃力が増した他、敵ターン中に出現する上に、
基地上に出現するため地形効果(HP・EN回復、回避率・防御力上昇)の影響で若干倒しづらい。

A』ではグレンダイザー・ダイモスルートの大ボスとして登場。
気力150状態で出現するが、MAP兵器にさえ気を付ければ難敵ではない。

MX』ではグレンダイザーが物語の主軸を担っている事もあり、比較的優遇された立場にある。
部下がブラッキー隊長、ズリル長官、ガンダル司令と多く、また円盤獣やベガ獣も種類が豊富で、
この作品にいるダイナミック系の敵である百鬼帝国と比べてもその数は歴然である。
最終決戦ではマジンガーチームと勇者ライディーン系、Gガンダム系ユニットのみで相手する事になる上、
HPが一定値以下になると逃走を図り、規定ラインに本艦が到着するとゲームオーバーとなる。
ユニットの育成状態によっては詰むこともあり得るが、十分に戦力が整っていれば脅威とは言えない。
もし冥王などの強キャラが使用可能だったら更にヌルゲーだっただろう

『Z』では原作終盤からの参戦という事もあり、作中に登場する大ボスとしては弱い部類に入る。
『COMPACT』や『MX』で使用可能だったMAP兵器版超ベガトロンビームも削除されるなど弱体化が著しい。
おまけにベガ大王自身の能力値も総合的に見ると部下のガンダル司令に劣っている始末。
…というか、特殊技能「指揮官」のレベルまで部下より低いってどうなんですか大王様。
トドメに名有りの部下はガンダル司令しかいない代わりに暑苦しいベガ兵が増えた上、『MX』にはたくさんいた円盤獣やベガ獣はなんと1種類ずつのみ
(ちなみに百鬼帝国はそれに反比例するかのごとく部下と百鬼衆が増えた)。
ストーリー面では『ザンボット3』のガイゾックや『ゴッドシグマ』のエルダー軍と組み、「スカルムーン連合」を結成するも、
ガイゾックの司令官であるブッチャーに加え、エルダー軍副官のガガーン等、自分より外道な集団にドン引きする等、
肩身の狭さを感じさせる描写が多い(検索候補にも「ベガ大王 ドン引き」と出る程)。仮にも自分の基地が連合の本拠地なのに…

(何なのだ、こいつらは…!?
 ゲーム気分で部下を撃ち殺すなど、いくらワシでもここまではやらんぞ!)

また、ルビーナを仲間にした場合、「娘を溺愛している」という原作設定がガン無視されて「もうワシの娘ではない」と排除に回るシーンがあり、
その意味でも不遇と言える。

戦闘デモ
『MX』版
『Z』版

余談だが、『Z』ではベガ大王本人よりも、彼の兵士の方が非常に強いインパクトを残している。
というのも、ベガ兵のCVが熱い台詞に定評のある檜山修之氏であり、台詞一つ一つがおよそ一般兵のものとは思えない気迫を放っているためである。
同作では『ガンダムX』の一般兵も兼任しており、プレイヤーからは勇者兵とまで呼ばれている。
必ず戻ってくるぞぉぉぉっ!

(以上、スーパーロボット大戦Wikiより引用・改変)


MUGENにおけるキング・オブ・ベガ


GIANNI from PARTINICO氏がにゃん☆鬼龍氏のマジンガーZを改変したキャラを公開している。
元々はダイナミックプロのスーパーロボットを纏めたコンプゲーのキャラで、後に単体版も公開された。
ボスキャラとして製作されており、画面に収まり切らない程のデカさを誇る巨大キャラとなっている上に、
LIFE4000・ATK(DEF)200と巨体に見合った能力値を持つ。
なお、イントロと勝利ポーズでベガ大王のカットインが出てくるが、氏の暗黒大将軍同様、ボイスは外国語のみ。

超ベガトロンビーム砲こそ撃ってこないものの、ストライカーとして主力円盤であるミディフォーを呼ぶ他、レーザーや砲撃などで攻撃する。
上記の能力値もあっていずれも非常に強力で、特にレーザー攻撃は通常版で8割超、超必殺技版で9割超という凄まじい威力を誇る。
AIもデフォルトで搭載されているが、巨体故の食らい判定と技の威力から、どうにも強さが安定しない。


「ま、待て…! 話せば分かる!」

出場大会

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最終更新:2021年06月17日 01:07