アークテロ事件 - NIKKEぺでぃあ | ニケペディア

アークテロ事件

• 概要

アーク上部にて爆発とともに空いた穴からラプチャーが侵入してきた事件。
爆発が人為的なものであったこと、ラプチャーを侵入させる意図があったことによりアークテロ事件と呼称される。

• 経緯

ラプチャー侵入の直接の原因である穴はアークで使われていた掘削爆弾の爆発によるもので、これは資源採掘坑道やエレベーター用縦坑建設に用いられるもの。
エンターヘブンリーダーのE・Hはエキゾチックの仲介によりこの爆弾をラプチャー襲来に対するアウターリムの自衛手段の一つとしてブラックネットから購入、テロや兵器として運用する意図は無かった。
爆弾を搬送する途中、エレベーター入り口付近でアンダーワールドクイーンの説得及びドバン副司令の追跡を振り切り地上へ上がるがクロウの裏切りにより地上で掘削用爆弾が爆発、アークに繋がる穴を開けてしまう。
これにより爆発音に反応した付近のラプチャーが穴からアーク内部に侵入。
当時アーク市内ではメティス戦勝記念イベントが開かれており多くの市民が詰めかけていた。
アークへのラプチャー侵入を感知したエニックは集まっていた市民をそのままシェルターに移動させる。
市民が一箇所に集っていたのが幸いし避難は短時間でスムーズに完了、市内に戦闘可能な全ニケを出動、侵入したラプチャーの殲滅に当たらせる。
地上にはメティスとアブソルートを配置し新たに侵入しようとするラプチャーを排除、穴の封鎖にはマイティツールズが緊急投入され修復が急ピッチで進められた。
主人公たちカウンターズは地上から前哨基地に帰投したところ異変に気づきアークを訪れA.C.P.U.と合流、ラプチャーが侵入したことを知らされる。
エニックの要請により彼女の元を訪れた主人公たちは今回の件にエキゾチックが関わっていること、穴の補修作業と新たなラプチャーの侵入阻止、市民の避難が全て順調に進んでおりあと6時間で全て解決することを知らされ安心するがエニックには懸念があった。
ニヒリスターがやってくる。
このため過去2回のヘレティックとの交戦経験があるカウンターズを呼び寄せたのだった。
エニックのサポートもあり善戦するカウンターズだったが本気を出したニヒリスターは防火壁ごと焼き払おうとする。

しかし乱入してきたピルグリム・ドロシーによってニヒリスターは撃たれ地上に墜ちひとまずの危機は脱することに成功する。

討たれたニヒリスターはM.M.R.に引き渡されドロシーはポリらと共に上層部との面会に向かいカウンターズは首謀者と目されるエキゾチック捜索に向かう。
アウターリムで合流したモランの助けもありエンターヘブンのアジトでバイパーと遭遇、しかし逆に主人公は拉致されカウンターズと分断、監禁場所のテレビからクロウに操られたユニの手によってシェルター事件が引き起こされるのを目撃してしまう。

拘束された主人公だったがネオンがポケットに忍ばせた発煙筒で現在地を知らせることに成功、同じくエキゾチックを追跡していたエクスターナーによりジャッカルが拘束されるがクロウとバイパーは逃走する。

カウンターズと合流できた主人公だったが外はシェルターから飛び出した市民がラプチャーに襲われ地獄絵図と化しており市民を守るため散開し各個撃破に移る、が一人になった主人公の前にユニが現れアンチェインドを強奪してゆく。

一方現場から逃走したクロウは負傷者を搬送するAZXへ乗客に紛れて乗り込み車内で爆弾を起爆させようとするがAZXのセキュリティーに阻まれ失敗、起爆信号を逆探知してきたインフィニティレールのディーゼルとソリンに追い詰められるが逆にAFX爆破テロの犯人が自分であることを話し二人に精神的揺さぶりをかける。
復讐のためにクロウを殺そうとするディーゼル、それを止めようとするソリン。ディーゼルは引き金を引けず憔悴した二人の前からクロウは再び姿をくらます。

またはアウターリム粛清を強行しようとするドバン率いるニケ部隊と、それを阻止すべくアンダーワールドクイーンが衝突、ドバンはアウターリムゲートにて足止めを食らう。

ディーゼルからの報告でクロウがミシリス医療センターに向かったことを知るカウンターズ。
ミハラからの密告で医院長室に何かあると踏み突入するがそこで見たのはシュエンを痛めつけているユニとそれを止めようと説得をするミハラだった。
業を煮やしたユニは奪ったアンチェインドを自分に打ち込みNIMPHの束縛から解放される。
ユニを制圧しようとするがユニの能力感覚遮断で逆に制圧されるカウンターズ。シュエンを助けるため感覚交換を行うミハラ、ついにシュエンを殺害しようと銃を向け引き金を引くがシュエンをかばったミハラは頭部に重大な損傷を受ける、またシュエンもミハラの感覚交換により頭部に激しい痛みを引き起こす。
ミハラを撃ってしまったことに動揺するユニを背後から射殺するクロウ、更に身動きの取れないカウンターズの三人を次々と射殺していく。
主人公に私を憎め、そして殺しに来いと挑発し立ち去るクロウだったがバイパーはやりすぎだとクロウと決別、メールでE・Hと主人公にクロウの居場所を知らせる。
クロウを追い詰めるバイパーとE・H、そこへクロウを殺すべく追ってきた主人公、今度こそ追い詰めたかに見えたがバイパーのチョーカーが光りはじめ爆発、バイパーは頭部を激しく損壊し倒れE・Hも掘削爆弾に巻き込まれた怪我が原因で力尽き主人公にクロウを託す。
銃口を向けクロウを追い詰める主人公、仲間を殺された怒りと憎しみから殺害を決意し引き金を引こうとするが一歩早くラピの発射したゴム弾によりクロウを制圧、死んだと思われたカウンターズとユニはクロウが撃ったのが実弾ではなくゴム弾であったため生存していた。
主人公に自分を殺させるというクロウの目的は失敗に終わりクロウは逮捕、事件は終息を迎える。

人類最後の生存領域であるアークがラプチャーに侵攻されるという前代未聞の大事件であり多数の死者及びニケと物資の損失を招いた。
それに伴いアーク内でも多数の変化や処分が行われた。内容は以下の通り。

• カウンターズ

主人公：事件解決の功績により三階級の特進、そしてアンチェインドの隠匿とシュエンのアーク付近にラプチャーをおびき寄せる行為に加担したことの処分として三階級特進を取り消し。
ラピ・アニス・ネオン：クロウの撃った弾丸がゴム弾であったため全員無事生存。

• エキゾチック

クロウ：脳スキャンの結果アークテロ事件はクロウによる犯行と断定、またE・H及びジャッカル、バイパーは計画を知らされておらず事件は関係者を巧みに利用したクロウの単独犯行とされた。
クロウはNIMPHを自力で制御できていると思われ調査が行われた後エニックの判決を受ける予定。
ジャッカル：脳スキャンの結果によりただ忠実に部隊リーダーであるクロウの命令に従っただけとされアウターリムでの任務に戻される。
バイパー：チョーカーの爆発により頭部の殆どを吹き飛ばしたが奇跡的に脳は無事だったため生存。
ジャッカルと同じように脳スキャンを受けるがメールを送るなどジャッカルよりは計画に関連性があった。
しかしE・Hが居なくなりアウターリムが不安定になることを懸念され頭部の修復と以前よりも高性能なチョーカー型爆弾を装着し任務に戻される。

• ワードレス

ユニ：クロウの撃った弾丸がゴム弾だったため生存するも更生館に収容される。
アンチェインドによりNIMPHが破壊され脳スキャンも不可能、しかしシェルター事件がユニによって引き起こされたことが確実となれば処分される見通し。
ミハラ：リペアセンターに運ばれるが頭部損傷が激しく更にNIMPHが手術を外部からの攻撃と判断し妨害、一度NIMPHを外し手術後に再装着するがその過程で記憶を失ってしまう。

• E・H

アウターリムの濡れ衣は晴れるが掘削爆弾の爆発に巻き込まれた際の怪我は深刻であり病院にて持って2日と診断される。
自身がもう長くはないことと過去の行いへの後悔と罪滅ぼしからイングリッドに自分をニケにするよう依頼する。

• アンダーワールドクイーン

ドバンの猛抗議をマスタングが何とか防ぐが中央政府は副司令官に2度も逆らったことを問題視、三人の記憶消去処分を下そうとするがマスタングがテトラネットのメイン放送チャンネルを中央政府に無償譲渡する取引により謹慎処分で済ませる。

• シュエン

エニックによりエキゾチック、ワードレスの適切な管理を疎かにし事件を未然に防げなかったこと、証拠隠滅のためエキゾチックを独断で処理しようとしたこと、過去にラプチャーをアーク付近におびき寄せた事件の責任を問われた。そしてシュエンをニケにすること、CEOの職位剥奪の判決が下される。