ショウ・カナン・ファミリア
[解説]
カナドの部族、600年代におけるカナン族の族長(その名前は失伝してしまっている)の息子であり、もっとも次期族長に近いとされる人物。
武芸、特に刀を使った武術に長けているほか、とても機転の利く人物であり、なかでも戦における指揮能力は災禍旅団随一である。
実際、強者揃いだが、同時に個性も強い災禍旅団の面々にそれぞれの力を十全に発揮できる場を与えるショウの指揮は災禍旅団になくてはならないものであった。
実際、強者揃いだが、同時に個性も強い災禍旅団の面々にそれぞれの力を十全に発揮できる場を与えるショウの指揮は災禍旅団になくてはならないものであった。
若い頃はカナン族時期族長候補として、カナド式刀剣術をはじめとする武術や指揮術、部族同士の交渉術など様々なことを教え込まれていた。
15歳を迎え、正式に戦士と認められ、カナン族の放牧グループの一団のなかで狩猟チームの一隊を任されており、この経験がショウの指揮能力を伸ばすことにつながったといえる。
15歳を迎え、正式に戦士と認められ、カナン族の放牧グループの一団のなかで狩猟チームの一隊を任されており、この経験がショウの指揮能力を伸ばすことにつながったといえる。
また、奇しくもシデン・カレナ・ファミリアと同じ頃に、猟兵として世界を知るためにカナン族を旅立ち、族長である父親に餞別として渡された彼専用の狩装兵 シン・カルムナ・オウと2振りの名刀、ショウ用の斬山皇箔(ざんざんこうはく)、シン・カルムナ・オウ用の斬山籐箔(ざんざんとうはく)を旅の共として、聖王国を目指しており、後に聖王国でシデン達と出会うことになる。
[入団経緯]
ショウとシデンが出会ったのは、シデン達が聖王国北部の森林都市ヘイゼルニグラートに立ち寄った時である。
この街でショウは行方不明となった銀髪赤眼のエルフの女性、アリィ・ジラールを捜索、救出する依頼を受けたのだが、同じく依頼を受けていたシデンやミリューと共同で任務をこなすこととなったのだ。
紆余曲折はありつつも、最終的に無事にアリィの救出には成功し、この一件の中で互いの実力と考え方を認め合ったショウはシデン達の一団と行動を共にするようになった。
余談ではあるが、救出の際、ショウとアリィは互いに惹かれ合う仲となっていた。
しかしショウは猟兵として歩む危険な道のりにアリィを連れて行くことはどうしても選べず、カナン族に伝わるイザナミとイザナギの伝説になぞらえる形で、全てが終わったら必ずこの街に会いに来るとの約束を残して旅立つことになった。
ついに再会を果たせなかったイザナギ、イザナミに代わって、自らが約束を果たすことを胸に誓って。
[宿敵]
災禍旅団時代のショウには宿敵と呼べる相手がいた。
それは同部族の乳兄弟であり、ショウに次ぐ族長候補でもあったゼンク・カナン・ファミリアである。
それは同部族の乳兄弟であり、ショウに次ぐ族長候補でもあったゼンク・カナン・ファミリアである。
その関係が一応の決着をみたのはパンデモニウム防衛戦でのことである。
パンデモニウム防衛戦の最中、ショウの前に聖王国の猟兵としてゼンクが再び現れたのだ。
しかしこの時、ゼンクは数度、剣を交わした程度ですぐに撤退してしまう。
「もうお前にこだわる必要はなくなった。苦労に見合った人生が、お前には待っているだろうよ。多分な」とだけ言い残して。
しかしこの時、ゼンクは数度、剣を交わした程度ですぐに撤退してしまう。
「もうお前にこだわる必要はなくなった。苦労に見合った人生が、お前には待っているだろうよ。多分な」とだけ言い残して。
その後、ゼンクがショウの生涯に関わることは遂になかった。
ゼンクについて、後にカナン族族長となったショウは次のようなことを語り残している。
「ゼンクの表面的な目的は俺に代わってカナン族の長となり南の地で王となる足掛かりにすることであったようだが、それは結局のところ手段でしかなかったようだ。
最終的な目的はついにわからなかったが、ゼンクはその実現のために幾つもの手段を並行していて、カナン族を利用する必要自体がなくなってしまったということらしい。
もしかすると、南の地で王になるなんて大それたこと自体、奴にとってはただの手段の1つでしかなかったのかもな……」
最終的な目的はついにわからなかったが、ゼンクはその実現のために幾つもの手段を並行していて、カナン族を利用する必要自体がなくなってしまったということらしい。
もしかすると、南の地で王になるなんて大それたこと自体、奴にとってはただの手段の1つでしかなかったのかもな……」
[最期]
パンデモニウム防衛戦終盤。
ショウは、ミリューやダンジョウ3兄弟らと共に東方面から包囲突破、脱出路確保作戦を敢行。
ダンジョウ三兄弟と共に殿を務めるべく残ろうとしたものの、彼らに「待たせてる人がいるんだろ? ならお前はこっちじゃねぇ」と撤退する陸上艦に押し込まれ、戦線を離脱することになる。
ショウは、ミリューやダンジョウ3兄弟らと共に東方面から包囲突破、脱出路確保作戦を敢行。
ダンジョウ三兄弟と共に殿を務めるべく残ろうとしたものの、彼らに「待たせてる人がいるんだろ? ならお前はこっちじゃねぇ」と撤退する陸上艦に押し込まれ、戦線を離脱することになる。
戦後、ショウはミリューと共に同盟に渡った後、聖王国経由でカナン族に帰還。
その後はカナン族の族長として、生涯を過ごしたと伝えられている。
その傍に銀髪赤眼の妃が立っていたのは、言うまでもないだろう。
その傍に銀髪赤眼の妃が立っていたのは、言うまでもないだろう。
[搭乗機体]
[セリフサンプル]
「俺はショウ・カナン・ファミリアだ。よろしくな」
「災禍の連中なぁ、そうさなぁ、まあほんと指示を聞かねぇな。だが、ちゃんとこっちの意図は汲んでるんだ。頼りになる奴らだよ」
「災禍の連中なぁ、そうさなぁ、まあほんと指示を聞かねぇな。だが、ちゃんとこっちの意図は汲んでるんだ。頼りになる奴らだよ」
戦闘
「いや、もういい、あいつらはどうせ突っ込む! 狙撃で左翼の敵の足を止めてくれ! 食い破ればいいだけの話だ!」
「指揮者と侮ったか? 悪いがシン・カルムナ・オウに選ばれる程度には腕に自信があってな。斬山籐箔の切れ味を恐れぬのなら挑んでくるが良い」
「いや、もういい、あいつらはどうせ突っ込む! 狙撃で左翼の敵の足を止めてくれ! 食い破ればいいだけの話だ!」
「指揮者と侮ったか? 悪いがシン・カルムナ・オウに選ばれる程度には腕に自信があってな。斬山籐箔の切れ味を恐れぬのなら挑んでくるが良い」