シデン・カレナ・ファミリア - 聖華世界 @ wiki

シデン・カレナ・ファミリア

［解説］

第三次聖帝戦争において伝説的な活躍を残したカナド猟兵団・災禍旅団の頭目。
自身もカレナ族出身の猟兵であり、600年代における最高峰の剣士の一人である。
15歳の時に百獣の試練を最高成績で突破し、猟兵となった。
その後は聖王国方面からぐるっと時計回りに大陸一周の旅をしながら猟兵として活動する。

人柄の良さもあり、シデンの周りには人が絶えなかった。
カナド人、聖王国人、同盟人、亜人、人種を超えて様々な人間が彼と関わり、彼に惹かれた人間は彼と共に旅をし、彼と共に戦うようになった。
そして何時からか、その集団は災禍旅団と呼ばれ、凄腕の猟兵団として知られるようになった。

シデンが20歳の時、災禍旅団は帝国入りを果たす。
時は聖華暦607年、聖王国との開戦の機運が高まる帝国。
帝国軍は少しでも戦力を増やすべく積極的なカナド猟兵の登用に動いていた。
当然、災禍旅団にも声が掛かり、多額の契約金を持って長期契約が結ばれた。
帝国のお抱えとなった災禍旅団に最初に舞い込んだのは新型機装兵レギオンの運用試験であった。
第五世代機兵にあたるレギオンの性能は凄まじく、シデンはこの機体を駆り、軽々と魔獣の群れを討伐してしまう。
このとき、シデンは帝国の勝利は揺るがないものだと確信したらしい。

その後も軍のオーダーに従い様々な任務をこなし、災禍旅団は確固たる地位を帝国軍内で築き上げるのであった。
そして聖華暦610年、第三次聖帝戦争勃発。
初戦となったルウアンの戦いにおいてシデンは狩装兵に改造した真紅のレギオンを駆り、聖王国戦艦3隻を撃沈した。
このときに電撃を纏う彼の剣術、「電磁抜刀」と赤く染め上げられた機体色から、赤雷の通り名で呼ばれるようになった。

最期

第三次聖帝戦争の決戦となった、パンデモニウム攻防戦に参加。
帝国の機動要塞パンデモニウムを防衛する守備隊として配置された。
戦いの中でシデンは一部の災禍旅団の団員と共に行方不明となり、残された団員たちも混戦の中で散り散りとなってしまった。

その後、シデンと災禍旅団がどうなったのか知る者はいない。
聖帝戦争中における通算撃墜記録、機兵185機、艦船15隻という驚異的な数字だけが記録として残っている。

搭乗機

シデン専用レギオン改二

セリフサンプル

「オレはシデン。カレナの誇り高き戦士だ。よろしく頼むぜ」
「災禍の奴らはなんつーのかな。仲間っていうよりは家族に近いのかもな。つってもオレが家長じゃしまらねーか」
「オレは赤狼じゃねぇ、赤雷だ！名前もシアンじゃなくて、シデン。間違えるんじゃねぇ！」
「あんた、赤狼だろ？ オレは赤雷っていうんだが、あんたに間違われて迷惑している。いいか？名前ってのはカナド人にとって…。ってオイ！？ちょっと待て、話を聞け！」

戦闘
「災厄の獣は誰にも止められない。死にたい奴から掛かってきな！」
「いいぜ、見せてやるよ。オレの電磁抜刀…！」
「エースになるコツか？そんなもん決まってる。とにかく、生き延びることだ！」

テーマ