機装兵 ジーク




[解説]
聖華暦800年代、聖王国四聖騎士団はそれぞれ主力となる新型機の調達を図っていたが、その内の藍鳳騎士団では主力機調達が難航していた。
これにはいくつか理由があるが、まずは主力機として最新鋭機シュヴァリエルを狙っていたのだが、クルセイダーとの奪い合いになったのだ。
シュヴァリエルには生産数に限界があり、高位貴族用にそこそこの数は確保できたものの、主な配備はクルセイダー中心になってしまった。
まあ練度が大きく違う上に藍鳳騎士団は規模としては聖王国最大であり、とても需要は満たせなかったからで当然ではある。
これにはいくつか理由があるが、まずは主力機として最新鋭機シュヴァリエルを狙っていたのだが、クルセイダーとの奪い合いになったのだ。
シュヴァリエルには生産数に限界があり、高位貴族用にそこそこの数は確保できたものの、主な配備はクルセイダー中心になってしまった。
まあ練度が大きく違う上に藍鳳騎士団は規模としては聖王国最大であり、とても需要は満たせなかったからで当然ではある。
次に生産工場の問題があった。既存の工場では現状の生産で手一杯で、新規の調達先を獲得する必要があったが、藍鳳騎士団首脳部は貴族ばかりであり市井の生産者との接点に乏しかった。(藍鳳騎士団には貴族の権威を振りかざすタイプが多かったことも一因ではあった)
結果目を付けたのは、同じ貴族であるトルテ・ガーナ・ザッハ伯爵が経営するヴェルゲンレーテ社であった。まずシュヴァリエルの機密を知りたがっていたザッハ伯に便宜を図る見返りに、そのデータを生かした新型機ジークフリートを調達した。
さらに宴会でザッハ伯をしこたま酔わせた上で新型主力機調達の言質を取ったのである。(ちなみにこの為ザッハ伯は現場の職人からめっちゃ怒られた)
結果目を付けたのは、同じ貴族であるトルテ・ガーナ・ザッハ伯爵が経営するヴェルゲンレーテ社であった。まずシュヴァリエルの機密を知りたがっていたザッハ伯に便宜を図る見返りに、そのデータを生かした新型機ジークフリートを調達した。
さらに宴会でザッハ伯をしこたま酔わせた上で新型主力機調達の言質を取ったのである。(ちなみにこの為ザッハ伯は現場の職人からめっちゃ怒られた)
藍鳳騎士団のオーダーは能力はそこそこで良いから扱いやすい機体、かつ名機ノヴレスに似せた機体ということであった。もともとジークシリーズはノヴレスの直系でもあり似ていたが、問題は数である。
ジークシリーズそのままではとてもコストが合わないが、工場の拡張も考えると新たに設計する余裕は人員的に無く、困ったザッハ伯は再び同盟のロイ・ディールに泣きついたのである。
ジークシリーズそのままではとてもコストが合わないが、工場の拡張も考えると新たに設計する余裕は人員的に無く、困ったザッハ伯は再び同盟のロイ・ディールに泣きついたのである。
機体の特徴としては、装甲が薄くなった代わりにミスライトコーティングを一部に施し、居住性を最も重視して調整されている。性能はジーザスとあまり変わらないが、藍鳳騎士団は数にものを言わせた集団戦法を基本とするため充分であり、何よりノヴレスに似せた頭部とジークシリーズのネームバリュー、そして乗り心地の良さは藍鳳騎士団の中核をなす貴族達を満足させた。
もっともジークシリーズの操縦性の良さは健在なので、腕利きが乗ると各騎士団主力機にも劣らない性能を発揮できる。
もっともジークシリーズの操縦性の良さは健在なので、腕利きが乗ると各騎士団主力機にも劣らない性能を発揮できる。