ジークフリート - 聖華世界 @ wiki

機装兵 ジークフリート

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［解説］

聖王国ヴェルゲンレーテ社製の第七世代機兵。聖華暦821年発表。 　

ヴェルゲンレーテ社製ジークフレーム機体にエーテリック・アクセラレーターを搭載した改良機。 　 　
もともとはヴェルゲンレーテ社会長トルテ・ガーナ・ザッハ伯爵が新型機シュヴァリエルを欲しがったが、生産数が少なく手に入る見込みがないため、自社製機兵で作れないか、と会社に打診したのである。

現場からの返事は「可能」というものであった。
ジークフレームは700年代の開発であったが完成度はいまだ一線級であり、常に改良も加えられていたため、エーテリック・アクセラレーターの出力にも十分耐えられると判断されたのである。

エーテリック・アクセラレーターのデータも政治上のコネで入手し、機体への組み込みはスムーズに行われた。
問題はその後で、本来シュヴァリエル用のアーク・スフィアをジークフレーム用に調整するのが難航してしまったのである。
もともと、部分的にはシュヴァリエルのフレームよりジークフレームの方が複雑であったためシュヴァリエルを参考にするにも限界があったのだ。

この為ザッハ伯は秘密裏に同盟にいたジークシリーズのコード・スフィア開発者ロイ・ディールを呼び寄せ、セッティングを依頼。
すでに同盟でアーク・スフィアに手を出していたロイ・ディールはこれを了承。

ロイの手によりジークフリートは第七世代機兵かつジークシリーズの最高傑作として完成を見た。
ちなみにロイは引き換えにエーテリック・アクセラレーター型魔導炉を三機分貰って帰っていった。

この後、ザッハ伯は宮廷内で自分専用機としてジークフリートを自慢しまくったのだが、シュヴァリエルのデータを手に入れたときに口を利いてもらったラズバーン・ザイエン侯爵に言い含められ、ジークフリートは藍鳳騎士団に優先して供給されることとなった。
もともとヴェルゲンレーテ社に情報を流したのは、生産量に限界のあるシュヴァリエルの数を補う目的があったのである。
ヴェルゲンレーテ社はその後、藍鳳騎士団主力機としてジークフレームを簡易化した機兵ジークを開発、供給することになる。