[ルーヴ・グランデ]
[概要]
シームド・ラボラトリーズ社専属テストパイロット(ラ・カルト統合軍所属)
階級 特務少尉(本来は軍曹)
階級 特務少尉(本来は軍曹)
お下がりであろう古ぼけたカーキ色の訓練服を着て袖をまくり、首からゴーグルを下げた金髪の少年。
自由都市同盟首都 アマルーナ出身で、商業区の城壁外にあった小さな商家の長男。
両親と妹にルーヴを加えた4人家族であり、三女神教特に女神アウローラを信仰している家庭だった。
両親と妹にルーヴを加えた4人家族であり、三女神教特に女神アウローラを信仰している家庭だった。
[悲劇〜立ち直るまで]
聖華暦833年 バフォメットによる襲撃時、城壁内に避難しようとするも人に溢れていた為入れず、城壁外にて魔獣に襲われ両親は瞬く間に惨殺された。
妹も瀕死の重傷を負い、当時6歳のルーヴは妹を担ぎつつも三女神教の聖堂へ隠れ、自分の命を引き換えに妹を助けて欲しいと祈る。だがその祈りは届かず、妹は「助けて。」との言葉を最後に息を引き取る。
この事から、「祈ったところで、神は人を救わない。」のだと認識して神嫌いになる。
妹も瀕死の重傷を負い、当時6歳のルーヴは妹を担ぎつつも三女神教の聖堂へ隠れ、自分の命を引き換えに妹を助けて欲しいと祈る。だがその祈りは届かず、妹は「助けて。」との言葉を最後に息を引き取る。
この事から、「祈ったところで、神は人を救わない。」のだと認識して神嫌いになる。
その後、保護されたルーヴは施設で悲しみと絶望により荒れていたが、偶然訪れていたサナミア・レーヴェンハルトと施設の人達により心を救われる。彼は神に縋らずに人を守れるようになる為、翌年同盟軍に志願し人材不足であったラ・カルト統合軍の臨時訓練校に配属される。
[兵学校入学〜転期]
ラ・カルトにて訓練兵として自分を鍛えるが、物足りなさを感じていた頃にヴィレム・デーゲンハルトが教官としてやって来る。彼の教えと彼の戦法が自分の求めた物であると感じ、人としても彼を尊敬する。
彼の訓練により、彼の超高速戦闘を会得しグライデンパックを手動で十全に使えるほどにまで成長する。
彼の訓練により、彼の超高速戦闘を会得しグライデンパックを手動で十全に使えるほどにまで成長する。
兵学校卒業後、ルーヴは一番力を付けられるのはヴィレムの近くにいることだと決断し、配属先であったラ・カルト統合軍に行かずにアルマーナのヴィレムのもとを訪ね弟子入りを志願する。
しかし、当然に軍に入ってくれるものだと期待していたラ・カルト統合軍人事課は「ヴィレム先生の所に行きます。」との書き置きを残し、姿を消したルーヴのこの行動に面食らい、ヴィレムにルーヴを連れ戻すよう再三連絡を入れることになった。
しかし、ヴィレムの度重なる説得にもルーヴは応じず、ヴィレムとラ・カルト統合軍人事課は困り果てることになる。
しかし、ヴィレムの度重なる説得にもルーヴは応じず、ヴィレムとラ・カルト統合軍人事課は困り果てることになる。
その仲介役を買って出たのがシームド・ラボラトリーズであった。
シームド・ラボラトリーズはルーヴには当時開発中であったS91の提供を条件に、ラ・カルト統合軍には少尉待遇の軍曹として着任しつつ、シームド・ラボラトリーズへテストパイロットとして出向するという形でルーヴをシームド・ラボラトリーズ社員として迎えることを提案。
この提案はラ・カルト統合軍に対してはルーヴのラ・カルト方面への派遣を確約しつつ、ルーヴにはヴィレムの任務にも同行可能な立場を提供するというもので、なんとかこの騒動は決着を見せることとなった。
もっとも、各方面に恩を売りつつも優秀な人材をうまく手元に置くことに成功したシームド・ラボラトリーズが一番得をしたのは言うまでもないのだが。
とはいえ、こうしてルーヴはヴィレムに同行し数々の戦場を駆け巡る事となる。
ヴィレムの事を教官又は先生と呼ぶが、ヴィレムは煙たがっている。
ヴィレムの事を教官又は先生と呼ぶが、ヴィレムは煙たがっている。