気 - 聖華世界 @ wiki

気

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［解説］

　闘気法や仙気術、双方を合わせて仙気法と呼ぶが、それに用いられる謎のエネルギー。
　その正体は新人類の肉体を触媒に変換され、大きく性質が変えられたエーテル（神聖力）である。

　いわばエーテルが石油だとすれば、肉体は発電所、『気』は電気だと考えるのが近いであろう。
　類似した物を探すならば、エーテルという幻想の力を用い、魔法という現実の物理作用が発動するのが近いと言えるかもしれない。

　ただし魔法現象と『気』は、大きく異なる点もある。
　魔法は特殊な物を除き、基本的に詠唱後は即座に発動させなければならないが、『気』は闘気法、仙気術問わず、発動させるまでの間数分程度はそのまま肉体内に保持しておく事が可能である。
　これはおそらく、エーテルから『気』に変換する際に人体そのものを触媒に用いる事で、『気』が人体に馴染みやすい性質を持っているからだと考えられる。

　なお『気』を発現させるには、練気という手順を踏まなければならない。
　特殊な呼吸法により、新人類の体内にある魔力臓器より発生する――厳密には、魔力臓器内の無属性魔素より変換される――エーテルを呼気と共に肉体に循環させるのが、練気である。
　この時、全身の体細胞がエーテルを受け取り、『気』に変換して放出するのだ。

　この練気と言う行為は、文字通り『気』を『練る』感覚が近い。
　弱い『気』を練るのは一呼吸で済むが、強力な『気』を練り上げるには長い時間をかける必要がある。
　なお、呼吸が阻害される状況では練気は著しく困難になる。

　ちなみに１つ１つの細胞の放つ『気』は小さいが、３７兆個もの細胞が放つ『気』の総量は桁外れな物である。
　そのパワーは恐るべき物であり、たとえば初歩の闘気法を学んだだけの素人が繰り出す剣の威力は、威力だけで言えば達人の一撃に等しいのだ。

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［参考］

• 仙気法
  • 闘気法
  • 仙気術

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