リコス・ユミア - 聖華世界 @ wiki

リコス=ユミア

[解説]

聖華暦819年生誕
アルカディア帝国ダンゲルマイヤー領バウルスハイムで裕福な商家に産まれる。
栗色のベリーショートヘア、青瑪瑙のような深い青色の瞳、中性的で端正な顔立ちの少女。飾り気が無く、アクティブな服装を好む。
常に無表情でやや憂いを帯びた雰囲気を纏っている。一人称は『僕』。
見た目は一見すると男の子と間違われそうだが、れっきとした女の子。仕草や立ち振る舞いはちゃんと女の子である。
また、無表情だが感情に乏しい訳ではなく、表現が下手なだけである。
本人はいたって真面目で素直、心根は優しく非常に勘がよい。ただし、人とは決定的に違う心の闇を抱えている。
それは殺人という行為を、なんの心理的抵抗も無く実行出来る事である。
また、殺気を微塵も出さずに、まるで呼吸でもするかのように人を殺す事が出来る。
その上どう動けば殺せるかも本能的に判り、その通りに動く事が出来る。(殺人狂という訳ではなく、あくまで殺す意思を持った場合である)

12歳の時に一人で街に隣接する森に遊びに行き、そこで若い男に乱暴されそうになる。
その時に男の腰に刺してあったナイフを奪って男をただの一撃で殺害してしまう。
その時の彼女には殺した事になんの感慨も湧かなかった。
ただ、人を殺した事実を受け入れ官憲に出頭するが、この事件は事故として扱われ、彼女が罪に問われる事はなかった(これは殺した相手が貴族の嫡男であったが、定期的に少女に乱暴しては殺して死体を持ち帰る奇行を行なっていた為、男の家族がこれ幸いと隠蔽した。事故扱いは彼女へのささやかな謝意の為である)。
この事件以後、殺人はいけない事だという意識はあっても、躊躇なく殺人を行える事に自己嫌悪を覚えるようになる。
この出来事の半年後、魔眼病を発症し『遠視の魔眼』を得る。
魔眼を発動させると、瞳の色が淡い金色に変化する。

魔眼発症後も軍学校で勉学に勤しんでいたが、13歳の時に軍学校の視察で訪れていた暗黒騎士によって見出され、暗黒騎士への道へ進む決心をする。
それは自分の中の闇への自己嫌悪と恐怖によるもので、闇を祓う術を得られるのではないかという極めて儚い希望からであった。

暗黒騎士の修行は過酷を極めたが、泣言一つ言わず追従し、驚くべき事に僅か半年ちょっとで暗黒闘気を習得、さらにその一年後には暗黒剣技すらも習得せしめ、2年そこそこで全ての修行を終えてしまう。
これには師である暗黒騎士オルテア・イディエルも驚愕を隠せず、彼女を『10年に一人の逸材』と称賛した。
明らかに同世代の暗黒騎士候補生達よりも頭2つ分3つ分は抜きん出ており、その事は周囲からの畏怖と嫉妬を呼び込む事となる。
危機感を覚える者達によって足を引っ張られ、
「いかに才気溢れると言ってもまだ15の小娘、暗黒騎士の器にはまだ達していない」
と、妨害工作を受けて任官を1年遅らされてしまう。

17歳で正式に暗黒騎士となってからは、幾多の任務を危なげなくこなし、周囲にその実力を認められる様になる。
三国大戦では多くの敵を討ち取り、沢山の仲間達を救い、最後まで生き延びて当代最強の暗黒騎士、『黒竜の世代』の一人に数えられる事となる。
また、その類稀な戦闘力、特に手練れを事も無げに屠る様は敵味方問わず恐れられ、行き合った者を死に至らしめる怪物『刃狼(ヴェオヴォルフ)』と渾名されるのである…

搭乗機兵

○スパーダ(修業時代)
○ノクス・ズィリオス

暗黒騎士任命式典での三つの問いの答え

• 汝、何を護る

我が愛する者、その未来を紡ぐ帝国を護ります。

• 汝、何を討つ

帝国を脅かすもの、如何なる存在であろうとも討ち取ります。

• 汝、何を誓約する

我が命、我が誇りを賭して、皇帝陛下に忠節を尽くすと誓約致します。

セリフサンプル

○日常
「僕はリコス・ユミアと言います。どうぞよろしく…」
「……一応、女の子なんだよ、僕も。」
「可愛い、かな？なんだかスカートは落ち着かないよ。」
○戦闘
「僕にかかって来るのか、なら容赦はしない！」
「頼む、もう立ち上がらないでくれ。」
「……結局、僕はどこまで行っても人殺しなのか……嫌になる。」