ノクス・マーセナリー - 聖華世界 @ wiki

機装兵 ノクス・マーセナリー

［解説］

　帝国で開発された、量産型第七世代機兵、機装兵ノクス。
　本機はある戦場により本来の操手を失い、擱座していたノクスを鹵獲したルーフェにより改修と補修が施された機体である。

　補修は主に胴体、肩部の装甲の追加、また背部バーニアの交換により、元の機体よりも若干の高出力化も施されている。
　元となったノクスも元々高性能機である事もあり、ギルドに属さないフリーの傭兵が扱う機体にしてはかなり良好な性能を誇っている。

　結果として、この機体を手に入れて以降、ルーフェの戦果も最低機兵を扱っていた頃より、更に向上することになった。

　ルーフェも最低機兵を扱っていた以前より、更に戦果が向上した。
　様々な戦場を渡り歩き、今は彼が聖王国に雇われたことにより、帝国軍を相手に戦いを繰り広げる。
　この時代に製造できる機装兵としては、最高峰の性能を誇る第七世代機兵は当然、一傭兵が所有する機体にしては、規格外に強力であるのに加え、操手としても腕の良い傭兵であるルーフェの組み合わせは、国境紛争においては十分すぎるほどに強力な存在であった。

　……最も、一傭兵が自分たちよりも高性能な機体を乗り回す姿は正規軍である聖王国、聖騎士団の団員達にとっては決して面白いものではなく、元は帝国の機体と言うことも手伝って、あまり良い印象を持たれていないようだ。
　武装は主に、元々の装備であったレイピアと、鹵獲後に自前で用意した実弾式の魔導砲を用いる。
　また、それ以外にも足先と踵にはノクス本来の装備である刃状の近接武装もそのまま残っているため、背部、脚部のバーニアによる高機動を活かした多彩な攻撃を行うことが可能である。

　これらの武装により、近接戦ではかなり手ごわい相手である。