イド・プロジェクト三部作
聖華暦800年に出版されたイド・プロジェクト(ペンネーム)著の小説三部作の事で『愚者の王国』、『殺戮組織』、『ハルモニア』の三作を指す。
物語としては、三作とも素晴らしく面白いのだが、それぞれに政治的批判がふんだんに盛り込まれており、恐ろしくセンシティブな内容となっている。
イド・プロジェクトはすでに亡くなっている上、三国どの国の人間かは分かっていない。
物語としては、三作とも素晴らしく面白いのだが、それぞれに政治的批判がふんだんに盛り込まれており、恐ろしくセンシティブな内容となっている。
イド・プロジェクトはすでに亡くなっている上、三国どの国の人間かは分かっていない。
『愚者の王国』は同盟で出版された小説で、三女神に対する信仰を、魔族の手先となった愚者になぞらえて、聖導教会を痛烈に皮肉った内容となっている。その為、聖王国では発禁処分となり、所持している事が判明した場合、聖導教会からなんらかの罰則が課せられる。
『ハルモニア』は帝国で出版された小説で、同盟の同盟たる由縁である民主共和制を機能不全の不平等なシステムとこき下ろしている。こちらも同盟の政治体制をコケにしているが、同盟では表現の自由を盾に出版を規制していない。