グレイスフィール家 - 聖華世界 @ wiki

グレイスフィール家

---

［解説］

グレイスフィール領を統治する帝国貴族。
グレイスフィール家は貴族となってからまだ100年程度の歴史しか持たない。
帝国貴族の中では比較的歴史が浅い。
現当主のアクラバル・フォン・グレイスフィールは5代目にあたる。

初代当主、マリク・フォン・グレイスフィールは流浪の男爵として、様々な帝国領土で下働きをし地道な功績を積み立てながら、領地経営の手腕を学んでいた。
その後、ラシック・フォン・シュヴァーケリンが帝国からの独立宣言をしてシュヴァーケリン領を放棄。
自由都市同盟へと旅立つと、領主の後釜をどうするかで、帝国貴族の間で物議を醸しだした。

主だった大領主たちと皇帝によって、長い議論が交わされたが、適任が見つからず難航した。
そこで、ファリオン公爵家よりの推薦でマリク・フォン・グレイスフィールの名が挙げられる。
(マリクは当時、ファリオンの客分貴族として、領地経営を手伝っていた)
アルカディア皇家が最も信をおくファリオン公の推薦というのも後押しをして、マリクは仮領主に任命される。
3年以内にシュヴァーケリン家が残した領地問題を解決するよう、皇帝より勅命が言い渡される。

するとマリクは流浪時代に培った人脈を使い、地方でくすぶっていた下級貴族や、領地を持たない没落貴族を招集し、3年という短い期間で見事に領地をまとめあげた。
皇帝はマリクの手腕にたいそう満足すると、マリクに子爵位を与え、正式な大領主と認めた。
こうして旧シュヴァーケリン領はグレイスフィール領へと生まれ変わった。

以来、グレイスフィール家が大領主として領土を守っている。
マリクの領地経営術は先祖代々受け継がれ、グレイスフィール領は今もなお発展を続けている。

領土地図

①グレイスフィール領
②
③
④
⑤トラバント領
⑥ブランチ領

［解説］

かつてシュヴァーケリン家が保有していた帝国領地。
シリウス戦役の折に当時の領主だったラシック・フォン・シュヴァーケリンが土地を放棄した為、皇帝の認可を得てグレイスフィール子爵が土地を引き継いだ。

旧暦時代では不毛の砂漠地帯だった場所にあたるが、聖華史の時代では世界樹によって供給された地属性魔素や水属性魔素によって、緑豊かな土地へと生まれ変わっている。
旧時代と比して、ここまで様変わりした土地はこの世界でも珍しい。
とはいえ、皇家直轄領の近辺になると荒れた土地も目立つようになる。

帝国の中では比較的、反物質濃度が薄い土地で、魔眼病を患う人間は少ない。
安定した土地であるため、農作物の栽培に適していて、国営の穀倉地帯なども存在する。

緑が溢れているという事は魔獣にとっても住みよい環境と言える。
グレイスフィール領内では魔獣災害の発生率が高く、そのため各都市間には帝国軍の駐屯基地を作ることで領内の安全確保を行っている。
基地が多く存在するため、領内の各都市では軍学校を開校して、帝国軍人の育成に努めている。

［小領地］

［所属都市］

1. 第一都市イースタルテ
2. 第二都市ジュピトリア
3. トーチ・タウン
4. ビアガルテン・ミッターナハト

関連

エリス・フォン・グレイスフィール
マリク・フォン・グレイスフィール
クレーベ・フォン・グレイスフィール
アクラバル・フォン・グレイスフィール
ラシック・フォン・シュヴァーケリン