「軽機兵 アルミラージ」

[解説]
聖華暦591年に開発され、主に隠密任務や強襲用途としてアルカディア帝国特殊部隊、藍梟(あいきょう)騎士団で使用された機装兵。従来の機兵とは異なり推進装置を一切使用せず、機装兵の中でも最軽量級の重量と大出力を利用して任務にあたる。
機体の温度が上昇すると全身に設けられた排熱機構と、脚部装甲の一部がスライドして排熱機構がむき出しになり、それらから排熱を行う。実はこの際に開発者の意図しない所で、温度の高い空気が多く出ることにより蜃気楼が発生し、被弾率の低下を招いた為に長い年月にわたって帝国で使用された。
現在は全ての機体が退役、その後に数機が冒険者に売り払われた。
この機体の主な使用目的は強襲にある。先述の通り推進機構を一切持たず、更に関節部の駆動音も極限まで下げられている事が高い静粛性を実現させた。機体色に暗めの色を採用した事も相まって夜間の強襲や強行偵察に使われることが多かった。
その際、視界を確保するために頭部に暗視装置が装備され、更に部隊内での正確な連携を取るために通信装置が一本追加されている。
元々この機体は機装兵レギオンと主力量産機の座を争っていた。スペック上では機動性に優れ、推進機を使わないことで出力が向上したアルミラージが有利かと思われていたが、試験運転の際に大きな弱点が発覚する。
この機体の下半身には逆関節構造が採用されていて、それが高い機動力の要因となっていた。が、この構造には前や横からの衝撃に弱いと言う欠点があり、強度が開発者の想定よりも弱かったために打ち合い、特に守りには向かない機体であることが発覚。しかしレギオンとの競争には敗れたものの、藍梟騎士団からの要望で24機が製造され、第三次聖帝戦争に於いて活躍を残した。
武装は先述した暗視装置に加え、背中に懸架された2本のアサルトライフルと打撃可能な盾が基本。強襲任務の際には刀や槍斧などを装備し、作戦によっては発煙筒や爆弾を装備することも有る。戦闘時には3機同時で敵機に襲い掛かることを定石としている。
尚、開発コードの『アルミラージ』とは兎を意味する言葉である。しかしながら、開発に関わった者や使用している兵士達からは機体色から「兎ではなく悪魔だろ」等と言われている。
機体の温度が上昇すると全身に設けられた排熱機構と、脚部装甲の一部がスライドして排熱機構がむき出しになり、それらから排熱を行う。実はこの際に開発者の意図しない所で、温度の高い空気が多く出ることにより蜃気楼が発生し、被弾率の低下を招いた為に長い年月にわたって帝国で使用された。
現在は全ての機体が退役、その後に数機が冒険者に売り払われた。
この機体の主な使用目的は強襲にある。先述の通り推進機構を一切持たず、更に関節部の駆動音も極限まで下げられている事が高い静粛性を実現させた。機体色に暗めの色を採用した事も相まって夜間の強襲や強行偵察に使われることが多かった。
その際、視界を確保するために頭部に暗視装置が装備され、更に部隊内での正確な連携を取るために通信装置が一本追加されている。
元々この機体は機装兵レギオンと主力量産機の座を争っていた。スペック上では機動性に優れ、推進機を使わないことで出力が向上したアルミラージが有利かと思われていたが、試験運転の際に大きな弱点が発覚する。
この機体の下半身には逆関節構造が採用されていて、それが高い機動力の要因となっていた。が、この構造には前や横からの衝撃に弱いと言う欠点があり、強度が開発者の想定よりも弱かったために打ち合い、特に守りには向かない機体であることが発覚。しかしレギオンとの競争には敗れたものの、藍梟騎士団からの要望で24機が製造され、第三次聖帝戦争に於いて活躍を残した。
武装は先述した暗視装置に加え、背中に懸架された2本のアサルトライフルと打撃可能な盾が基本。強襲任務の際には刀や槍斧などを装備し、作戦によっては発煙筒や爆弾を装備することも有る。戦闘時には3機同時で敵機に襲い掛かることを定石としている。
尚、開発コードの『アルミラージ』とは兎を意味する言葉である。しかしながら、開発に関わった者や使用している兵士達からは機体色から「兎ではなく悪魔だろ」等と言われている。
サルマベールの戦い:
サルマベール丘陵(現イエローストーン)にて第三次聖帝戦争時に起こった戦い。サルマベール丘陵に布陣していた聖王国軍一大隊が藍梟騎士団によって無力化された。
深夜、完全に視界が制限されている中で藍梟騎士団所属のアルミラージが聖王国軍を強襲。聖王国軍は機兵に多数の被害と物資の多大な損失を出し、大半の兵士が捕虜となった。
哨戒中の機兵は人体で言う腱にあたる部分を分断され行動不能になった後、通信機器を破壊され本陣への連絡が不可能となり、休息中の兵士たちは迫り来る魔の手に気付かぬまま戦いに敗れた。
これ以降、聖王国はサーチライトを増やして夜間の襲撃に一層の警戒を強めた。又、藍梟騎士団は主だった戦果は挙げられなくなったが、少数による夜間の散発的なゲリラ戦を展開。サルマベール付近に展開していた聖王国の兵士達の意気を挫くのに一役買った。
サルマベール丘陵(現イエローストーン)にて第三次聖帝戦争時に起こった戦い。サルマベール丘陵に布陣していた聖王国軍一大隊が藍梟騎士団によって無力化された。
深夜、完全に視界が制限されている中で藍梟騎士団所属のアルミラージが聖王国軍を強襲。聖王国軍は機兵に多数の被害と物資の多大な損失を出し、大半の兵士が捕虜となった。
哨戒中の機兵は人体で言う腱にあたる部分を分断され行動不能になった後、通信機器を破壊され本陣への連絡が不可能となり、休息中の兵士たちは迫り来る魔の手に気付かぬまま戦いに敗れた。
これ以降、聖王国はサーチライトを増やして夜間の襲撃に一層の警戒を強めた。又、藍梟騎士団は主だった戦果は挙げられなくなったが、少数による夜間の散発的なゲリラ戦を展開。サルマベール付近に展開していた聖王国の兵士達の意気を挫くのに一役買った。