始末人（ナイトランナー） - 聖華世界 @ wiki

始末人（ナイトランナー）

［解説］

　報酬により非合法な依頼を請け負う専門家。またはその組織（正確には組織というほどの繋がりはない連絡網のようなもの）

　傭兵協会や冒険者協会では依頼できない、自前の戦力も使えない案件を引き受ける。暗殺が主だが、金になるなら内容は問われない。

　大体は傭兵協会や冒険者協会、または所属していた軍などから追放された人間で成り立っているが、表向きの顔を持つダブルワークの者もいる。
　中には抜け忍や魔族なども交じっており、一様ではない。

　歴史としては産業革命期からそれらしい組織の記録があるが、影の世界の事であり組織の移り変わりも激しいことから断言はできない。

　影の世界ではあるが秩序を保つため基本的なルールはある。

　具体的には

• 仕事をするときにはその地域の始末人の顔役に挨拶する事。
• 依頼の希望が重なったときは入札で決する事。
• 個人での依頼のみ請ける事。
• 同じ所属の始末人が敵対する仕事は受けない事。
• これに反するものは所属する始末人組織内で始末する事。

　以上であるが、始末人内、または組織による抗争も珍しくない。

　組織は緩やかなピラミッド型をしており、各都市に元締めが、三国各国に総元締めに当たる人物がいると言われる。それぞれ同盟は「ご隠居」、聖王国は「馬鹿殿」、帝国は「巌窟王」と呼ばれる人物とされるが定かではない。