ケルプズ
[解説]
もともとは孤児でストリートチルドレンであり、メカニカとつながっていたたちの悪い冒険者にこき使われていたが、あるとき旅の神官に救われ、聖王国に連れていかれたことで三女神教に入信した。
禁忌の地の遺跡に、子供でなければ入れないような崩落した狭い隙間をくぐって侵入しては、価値のありそうなものを拾ってくるという危険な仕事をさせられており、鋼魔獣に襲われたり残留していた薬品や毒物にやられたりして孤児仲間がどんどん死んでいき、自分も劇薬を浴びて死にかけていたところを神官の使ってくれた光魔法で救われた経験から、科学技術を憎み光魔法という恩寵を人間に与えた三女神を深く信仰するようになる。
そして劇薬を浴びて焼けただれた背中を、魔法で治癒した際に聖痕を持っていたことが発覚。光魔法を学んで使えるようになったことで彼の信仰は狂信といっていい域にまで高まり、癒し手としては高い実力を発揮して位階を上げていったものの上層部は処遇に困っていた。
禁忌の地の遺跡に、子供でなければ入れないような崩落した狭い隙間をくぐって侵入しては、価値のありそうなものを拾ってくるという危険な仕事をさせられており、鋼魔獣に襲われたり残留していた薬品や毒物にやられたりして孤児仲間がどんどん死んでいき、自分も劇薬を浴びて死にかけていたところを神官の使ってくれた光魔法で救われた経験から、科学技術を憎み光魔法という恩寵を人間に与えた三女神を深く信仰するようになる。
そして劇薬を浴びて焼けただれた背中を、魔法で治癒した際に聖痕を持っていたことが発覚。光魔法を学んで使えるようになったことで彼の信仰は狂信といっていい域にまで高まり、癒し手としては高い実力を発揮して位階を上げていったものの上層部は処遇に困っていた。
そしてある時、聖王国内で発見された科学技術物品を政府公認で引き取りに来ていた自由都市同盟の外交技官をぶん殴る事件を起こしてしまい、聖王国を追放され同盟に送られたうえ、当時聖導教会本山から完全に見放され、常駐する聖職者もおらずチンピラのたまり場になっていたロドス西スラムの教会の司祭として体よく追い出されてしまった。
が、追い出された彼は全く懲りず、「科学技術の残滓を取引して生計を立てねばならない貧しい迷える子羊たちを女神の慈悲をもって信仰に導き救いを与えるのが私の使命なのだ!」と全力で空回りながら、光魔法でぶちのめして従えた元チンピラ(ケルプズの主観では自分より下位の教え導くべき教会の入信者)をこき使いつつ今日も布教にいそしんでいる。
が、追い出された彼は全く懲りず、「科学技術の残滓を取引して生計を立てねばならない貧しい迷える子羊たちを女神の慈悲をもって信仰に導き救いを与えるのが私の使命なのだ!」と全力で空回りながら、光魔法でぶちのめして従えた元チンピラ(ケルプズの主観では自分より下位の教え導くべき教会の入信者)をこき使いつつ今日も布教にいそしんでいる。
現在、ケルプズの守る教会は、スラムに住む人々にとっての貴重な医療の場となっている。
三女神教の信者に対しては彼は極めて寛容で慈悲深くふるまうため、わずかな食料やちょっとした手伝いと引き換えに怪我でも病気でも大抵のものは治療してくれ、万一の際には葬儀も出してくれる彼の存在は、スラムの住人にとってはありがたいものなのである。
ただし教会に科学技術の産物を持ち込むことは決して許さず、旧時代の遺物を取引する人々には罪の告解と償いとしての労働奉仕を命じたりと、過激な面も隠そうともしない。
三女神教の信者に対しては彼は極めて寛容で慈悲深くふるまうため、わずかな食料やちょっとした手伝いと引き換えに怪我でも病気でも大抵のものは治療してくれ、万一の際には葬儀も出してくれる彼の存在は、スラムの住人にとってはありがたいものなのである。
ただし教会に科学技術の産物を持ち込むことは決して許さず、旧時代の遺物を取引する人々には罪の告解と償いとしての労働奉仕を命じたりと、過激な面も隠そうともしない。
【能力】
光魔法をかなりの高レベルで行使可能。特に治癒魔法はリジェネレイトまで使える。
三女神教の聖職者であれば、対価もほとんどとらずに治療してくれるだろう。
そうでなくても信者であれば治療を拒むことはない。
異教徒に対しても寛容だが、しつこく改宗を勧めてくるし、異教徒からはきっちり対価を取る。
(さすがに黒竜教関係者に関しては敵対するが、彼の住んでいる場所で信者に会う確率はまずないので無視していいだろう)
彼自身の派閥は一応枢機卿派に属するのだが、ロドスに赴任した経緯が経緯のため、本山とのつなぎは無きに等しい。
また教会の大義を信じ切っているため、もし枢機卿派の悪事を命じられた場合は、命じてきたたのが上位の神官であれば必死にやめるよう説得するし、位の低いものが使者に立てられた場合は
「教会がそんなことをするわけがないだろうがあああ!この不心得者がああああ!」
と叫んで容赦なく攻撃魔法をぶち込んでしまう。
(そのような融通が利かないし自己正当化もしないタイプだからロドスに飛ばされたのである)
光魔法をかなりの高レベルで行使可能。特に治癒魔法はリジェネレイトまで使える。
三女神教の聖職者であれば、対価もほとんどとらずに治療してくれるだろう。
そうでなくても信者であれば治療を拒むことはない。
異教徒に対しても寛容だが、しつこく改宗を勧めてくるし、異教徒からはきっちり対価を取る。
(さすがに黒竜教関係者に関しては敵対するが、彼の住んでいる場所で信者に会う確率はまずないので無視していいだろう)
彼自身の派閥は一応枢機卿派に属するのだが、ロドスに赴任した経緯が経緯のため、本山とのつなぎは無きに等しい。
また教会の大義を信じ切っているため、もし枢機卿派の悪事を命じられた場合は、命じてきたたのが上位の神官であれば必死にやめるよう説得するし、位の低いものが使者に立てられた場合は
「教会がそんなことをするわけがないだろうがあああ!この不心得者がああああ!」
と叫んで容赦なく攻撃魔法をぶち込んでしまう。
(そのような融通が利かないし自己正当化もしないタイプだからロドスに飛ばされたのである)