ケイオスライト
[解説]
それはその性質から錬成自体に規制を受けているからでは無く、単純に超の付く高コスト、かつ錬成が非常に難しいからである。
材料はダークライトと同量の下位五属性のミスライト鋼五種、高品位のブラッドグレイルとエーテライト少々、さらにこれら全部と同量のカルマートを加え、三倍の量の魔素液化触媒に二週間かけて溶かし込んだ後、80℃で液が無くなるまで煮詰め続けなければならない。
この作業を完成させて、その先に得られるものは元の物質の99%分の塵と、1%分の結晶である。
この結晶こそがケイオスライトなのだ。
この結晶こそがケイオスライトなのだ。
ここまでして僅かな結晶しか作る事が出来ないが、この上、確実な錬成方法は確立されておらず、現在判っているこの方法では成功する確率は20%でしかない。
ここまで来ると、詐欺なのでは無いかと疑いたくなってくるものである。
しかし、このケイオスライトは、ちゃんと実物が現存している。
現在、この唯一と言っていい実物のケイオスライト120gはアルカディア帝国の某研究機関において厳重に保管されており、より確実な錬成方法も研究が為されている。
しかし、このケイオスライトは、ちゃんと実物が現存している。
現在、この唯一と言っていい実物のケイオスライト120gはアルカディア帝国の某研究機関において厳重に保管されており、より確実な錬成方法も研究が為されている。