ラウンチ・スラスターユニット(噴進跳躍機構)
[解説]
その用途、構造は聖王国の魔導龍翼と非常に近く、基本的な設計思想は、魔導スラスターにマナ・カートを組み合わせることで、機兵を駆動させるためのエーテルと跳躍するための推進に使うエーテルを、分離させるというところに重点が置かれている。
魔導龍翼との大きな違いとしては、このラウンチ・スラスターユニットには、安定翼となる部位が存在しないことが挙げられる。
これは、こと同盟においては、このユニットを搭載する必要がある機体が基本的には獣翼機に限られることが関係している。(一部の例外は存在しているが。)
これは、こと同盟においては、このユニットを搭載する必要がある機体が基本的には獣翼機に限られることが関係している。(一部の例外は存在しているが。)
つまり、このユニットに安定翼をつけなくても、獣翼機自体がもつ翼を安定翼として利用できるために、ユニット側の構造を簡易化することができているのだ。
このため、同盟において、通常の機兵をこのラウンチ・スラスターユニットを用いて聖王国の龍騎士が行うような、跳躍を取り入れた戦闘が可能な機体を作りたい場合には、ラウンチ・スラスターユニットを販売するメーカーや獣翼機メーカーなどに依頼し別途安定翼となる装備を取り付ける必要があるだろう。
もっとも、本来の跳躍目的ではなく、単にマナ・カート搭載型の魔導スラスターユニットとして装備する場合においてはこの限りではない。
もっとも、本来の跳躍目的ではなく、単にマナ・カート搭載型の魔導スラスターユニットとして装備する場合においてはこの限りではない。
聖華暦830年現在、このラウンチ・スラスターユニットは、大きく分けて、少数の大型魔導スラスターを背中に背負う魔導龍翼に近いタイプのものと、背中にはマナ・カートのカーゴとエーテル供給システムのみを装備し、小型〜中型の魔導スラスターを機体各部に装備するタイプの2種類が存在している。
スペックとしては、どちらのタイプも、5〜7個のマナ・カートを搭載可能で、離陸性能は魔導龍翼のMK-ⅡとMK-Ⅲの中間程度である。
また、魔導龍翼と同じく、空になったマナ・カートの廃棄機能や自力でのマナ・カート補給にも対応している。
スペックとしては、どちらのタイプも、5〜7個のマナ・カートを搭載可能で、離陸性能は魔導龍翼のMK-ⅡとMK-Ⅲの中間程度である。
また、魔導龍翼と同じく、空になったマナ・カートの廃棄機能や自力でのマナ・カート補給にも対応している。
このほか、例外的なものではあるが、外付けで装備できるという特性を利用して、使い捨ての跳躍機構として利用されるケースも存在している。
こちらは、「使い捨て」を前提とするその仕様上、搭載するマナ・カート数が抑えられており、自力でのマナ・カート供給能力も持たないなど、通常のタイプとは大きく毛色が異なっている。
こちらは、「使い捨て」を前提とするその仕様上、搭載するマナ・カート数が抑えられており、自力でのマナ・カート供給能力も持たないなど、通常のタイプとは大きく毛色が異なっている。
基本的には、シームド・ラボラトリーズ社をはじめとする、同盟の獣翼機を扱う機兵メーカーが製造販売しており、シームド・ラボラトリーズ社など、大企業の場合には、前述した通常機兵に取り付ける場合の改装などにも対応していることが多い。