モルガナ湖 - 聖華世界 @ wiki

モルガナ湖

[解説]

聖王国南部の辺鄙な山奥にある湖。
延面積12㎢ほどの大きさで、水はとても澄んでいて清浄。
煮沸消毒などせずにそのまま飲んでも大丈夫。

さらに、この湖の水は水の魔素を豊富に含んでおり、魚もよく肥え太っていて、とても良い漁場となっている。
湖の東側には人口200人程度の漁村があり、村民は湖で漁をしながら細々と暮らしている。
漁村はモルガナ村と呼ばれている。

湖の中心には古城の聳え立つ、直径200mほどの島があるのだが、ここと湖畔西側は聖騎士団の機兵一個中隊が駐屯地を築いて管理している為、原則立ち入り禁止区域となっている。

このような戦略的価値の低い土地になぜ聖騎士団が駐屯地を設置しているかは、村民にはまったく知らされていない。

湖中心の島

この島には古城が建っている。いつ頃作られた城なのか、モルガナ村の住民も誰も知らない。
ただ昔からそこにあったそうだ。

そして、この城には住人がいる。
それは人魔大戦が終わった頃にここにふらりと現れて、そのまま居着いてしまったリッチ、ルグ・モスウスである。

聖騎士団が駐屯地を作っている理由は、まさにこのリッチの存在を隠す為、そして監視する為である。

ルグがいかに人間に協力的であろうとも、やはり強大な力を持つ不死魔族である。
得体が知れない相手であるゆえに、監視せざるを得ないのだ。

もっとも、当のルグはそんな人間の疑心暗鬼などどこ吹く風、今日も気ままに引きこもって邪法の研究と研鑽に励んでいるのだ。

モルガナ湖の秘密

この湖の底には精霊ティターニァが深い眠りについている。
彼女は水の魔素を生み出しながら、来るべき虚空の再侵攻に備えて自身の力の回復を図り、悠久の時の中で微睡んでいる。

伝承などがまったく残っていない為、モルガナ村の住民も、聖騎士団も、中心の島に住み着いたルグさえも、その事を知らない。