吟遊詩人
[解説]
音楽を生業とする楽師や芸人のうち、都市間を渡り歩いているものを指す。
一か所にとどまらず都市間を渡り歩く生活スタイル上、キャラバンに所属したり、あるいは機兵などの単独行動のための自衛手段を持っていることが多い。
一か所にとどまらず都市間を渡り歩く生活スタイル上、キャラバンに所属したり、あるいは機兵などの単独行動のための自衛手段を持っていることが多い。
この手の職業人をまとめて「吟遊詩人」と呼ぶのは、伝統的に、町から町へ渡り歩きながら、行く先々でよそでの出来事を歌にしたり演劇にしたりして公演することで、ニュースとしての役割を果たしていたからである。
科学技術が消滅したことで、人類の生存圏全体を網羅する情報伝達手段が一度完全になくなったため、よその情報をもたらしてくれる吟遊詩人は、古くから歓迎される存在であった。
対立を繰り返す三大国家でも、吟遊詩人の国内や国をまたぐ移動はかなり自由に認められている。