巫歌教
[解説]
国を問わず、広く芸能者に信仰されている宗教。
教会組織を作らずに散らばっており、またいわゆる旅芸人や吟遊詩人などの非定住民に信徒が多いこともあって、正確な信者の総数は把握されていない。
教会組織を作らずに散らばっており、またいわゆる旅芸人や吟遊詩人などの非定住民に信徒が多いこともあって、正確な信者の総数は把握されていない。
信仰の対象は、音楽そのものを擬人化した精霊・ムジカである。
ムジカは人種・民族・種族にとらわれぬ、聖華の三女神によって生み出されたあらゆる生き物姿を取ることができ、必要な時に信者の前に姿を見せる、とされている。
ムジカは人種・民族・種族にとらわれぬ、聖華の三女神によって生み出されたあらゆる生き物姿を取ることができ、必要な時に信者の前に姿を見せる、とされている。
信者は信仰の実践として、何か一つの音楽技能に習熟する。
歌や楽器、音曲を伴う踊りなど表現の方法は様々だが、巫歌教を信仰する人間を師匠とし、弟子となって芸を極め、やがて自分が師匠となってまた弟子に芸能と教えを伝えていくサイクルでこの宗教は続いている。
歌や楽器、音曲を伴う踊りなど表現の方法は様々だが、巫歌教を信仰する人間を師匠とし、弟子となって芸を極め、やがて自分が師匠となってまた弟子に芸能と教えを伝えていくサイクルでこの宗教は続いている。
単なる芸能ギルドがなぜ信仰として認められているかというと、この宗教の信者はバードと呼ばれる特殊な魔法を使えるからである。
歌、楽器演奏、歌舞音曲など、信者が身に着けた方法で音楽を演奏しながら魔力を使うことで、基本五属性魔法はおろか、聖痕なくして光魔法めいた効果や、魔眼なくして暗黒魔法じみた効果も引き起こせるバードの存在によって、巫歌教は独立した宗教として存在を許されているのだ。
歌、楽器演奏、歌舞音曲など、信者が身に着けた方法で音楽を演奏しながら魔力を使うことで、基本五属性魔法はおろか、聖痕なくして光魔法めいた効果や、魔眼なくして暗黒魔法じみた効果も引き起こせるバードの存在によって、巫歌教は独立した宗教として存在を許されているのだ。
【歴史】
ムジカが祈り出された時期や、巫歌教が発生した明確な時期は明らかになっていないが、どんなに早くとも旧人類が滅亡したあとであろうとされている。
300年代ごろからバードと思しき術を使う人間の存在がちらほらと文献に見え始めるが、最初は異端の教え、まがまがしい技として迫害されていたようである。
しかし、人魔大戦期にバードの技を使って魔族を撃退したり人々を救ったりしたものが多数現れたことでイメージが大幅に改善し、一転存在を認められるようになった。
300年代ごろからバードと思しき術を使う人間の存在がちらほらと文献に見え始めるが、最初は異端の教え、まがまがしい技として迫害されていたようである。
しかし、人魔大戦期にバードの技を使って魔族を撃退したり人々を救ったりしたものが多数現れたことでイメージが大幅に改善し、一転存在を認められるようになった。