聖断罪剣アナテマ
[解説]
人魔大戦の時代に作られた機兵用の武器。
形状は極めて長い剣身を持つ突剣。
コマンドワード「罪人(つみびと)に神の裁きを」と唱えることで内蔵した光の魔力が励起状態になり、埋め込まれたオリハルコンを媒体に、剣身が強い光の魔力を帯びる。
(聖痕を持たない操手でもアナテマを励起状態にすることは可能)
励起状態になったアナテマはLEVのエネルギー伝導装甲を突き破ることもできる貫通力を発揮。
貫いた相手に光の魔力を一気に送り込み、内部から破壊するのだ。
ちなみに、この剣は本来、聖痕を持った操手が乗る機体で使うことを前提に作られている。
剣に埋め込まれたオリハルコンでは、一度励起状態にしてエネルギーを使い果たしたら、再使用可能になるまで3日ほどかかる。
それだけでなく、LEVのエネルギー伝導装甲や邪力による異常に強力な装甲などは、貫通するだけで一度内蔵魔力を使い切ってしまう。
想定された使い手が乗っていれば、操手の聖痕を介してアナテマに光の魔力が送られ、再度魔力がチャージされて貫通した敵を内側から爆破できるが、もし聖痕を持たない操手がアナテマを使えば、貫通した時点で光の魔力を使い切り、爆破は行えない。
[剣の来歴]
そして邪甲兵の侵攻にさらされる都市の大司教に突剣を祝福し、悪しきものを滅ぼす光の力を込めてもらう。
この祝福された突剣こそが、聖断罪剣アナテマである。
[大戦後のアナテマ]
来歴伝説の真偽はともかく、アナテマは実在している。
しかしナルシスは、灰の革命におけるある戦闘で反乱軍に協力する兵士に討たれ、アナテマは奪われた。