イクタノオロチ
西暦■■■■年■■月■日、■■海沿岸部の都市にて■■隊と交戦、その異様を前にした前線の兵士はまるで毛糸の塊のようだと形容した。
その体表はアルビノのような特徴を示し、鱗が光を反射する様は銀色に輝いているようだとも言われた。
現在はサンザ砂漠の地中深くで休眠状態にあるが、どのような経緯で現在の位置に辿り着いたかは不明。
その体内に備わった生命維持機能は極めて効率的で、ほとんど食事を必要としないと考えられており、稀に外側の蛇を切り離し、捕食する。
さらに強力な再生能力を持ち、たとえ体がバラバラになっても、中心の核となる大蛇が無事であれば時間の経過とともに再生し、元の姿に戻る。
そのため捕食行動よりも再生、分裂スピードが上回り、捕食行動前よりも体積が増える
そのため捕食行動よりも再生、分裂スピードが上回り、捕食行動前よりも体積が増える
なお、この捕食時に切り離された蛇は独立して動き、その多くが本体に捕食されるが、一部の蛇はこの捕食行動から逃れる事もある。
だがこの逃れた個体の多くも砂中で埋もれて死亡するが、極めて稀に地表まで逃れる場合もある。
だがこの逃れた個体の多くも砂中で埋もれて死亡するが、極めて稀に地表まで逃れる場合もある。
先述した通り、現在イクタノオロチは休眠状態だが、自身と同等かそれ以上の力を持つ外敵から刺激を受けることで覚醒するものと考えられる。
また、非常に高精度かつ広い探知能力も持ち合わせており、自身に脅威が接近していると感じると蛇とは別に自身の周囲に棘または牙のような反射で攻撃を行うトラップを撒き散らす。