浮揚装甲
[解説]
浮揚装甲とは、子供の玩具である紙飛行機の様な形状で、地面効果(対地効果)を利用して高い揚力を得、文字通り浮揚することで高速で長距離を移動するための、機兵用機動補助兵装を言う。
これの多くは、機装兵『ジータ(ジータ・オリジン)』およびその系列機に使われている物の様に、可変型機装兵の機体そのものの一部となっている。
そして機体を変形させることにより、機装兵形態と浮揚形態とを切り替えて戦うのだ。
これの多くは、機装兵『ジータ(ジータ・オリジン)』およびその系列機に使われている物の様に、可変型機装兵の機体そのものの一部となっている。
そして機体を変形させることにより、機装兵形態と浮揚形態とを切り替えて戦うのだ。
これの元祖は、かの可変機装兵の元祖とも言える『ジータ』であると思い込んでいる人々が多いのだが、実はそうではない。
聖華暦700年代初頭、『ジータ』の基礎設計を行った、操手にして機装兵技師カトル・ビーダーフェルトだが、『ジータ』が開発される前年に機装兵『ノヴレスMk-Ⅱ』用として、オプション型の浮揚装甲を開発しているのだ。
これが正真正銘の、浮揚装甲の元祖である。
そしてそのテストに於いてカトルは、普通であれば魔力切れになるほどの極めて長時間の浮揚に成功し、その有用性を証明して見せたのである。
聖華暦700年代初頭、『ジータ』の基礎設計を行った、操手にして機装兵技師カトル・ビーダーフェルトだが、『ジータ』が開発される前年に機装兵『ノヴレスMk-Ⅱ』用として、オプション型の浮揚装甲を開発しているのだ。
これが正真正銘の、浮揚装甲の元祖である。
そしてそのテストに於いてカトルは、普通であれば魔力切れになるほどの極めて長時間の浮揚に成功し、その有用性を証明して見せたのである。
ちなみに普通の浮揚装甲は、速度こそ極めて速くなおかつ長距離移動が可能であるものの、細かい機動性は逆に不得手である。
浮揚装甲は、推力を得るために初期型は省出力のホバー推進装置を、機装兵『ジータ』以降の後期型はエアボードの技術を応用し、複数の風のルーンを組み合わせた推進機構を搭載している。
浮揚装甲は、推力を得るために初期型は省出力のホバー推進装置を、機装兵『ジータ』以降の後期型はエアボードの技術を応用し、複数の風のルーンを組み合わせた推進機構を搭載している。
この事から考えれば、浮揚装甲は細かい機動性も高いのではないかと思われがちだ。
しかし浮揚装甲では長距離を高速で巡航する事を優先しており、風のルーンの組み合わせ方もかなり単純化されている。
そして浮揚するための揚力は、エアボードの様に風のルーンに頼るのではなく、その大きな部分を機体形状による空力的特性に依存しているのだ。
これにより制御そのものはエアボードよりも容易であり、魔力消費も少なく済んでいるが、速力はともかく機動性では大きく劣るのである。
しかし浮揚装甲では長距離を高速で巡航する事を優先しており、風のルーンの組み合わせ方もかなり単純化されている。
そして浮揚するための揚力は、エアボードの様に風のルーンに頼るのではなく、その大きな部分を機体形状による空力的特性に依存しているのだ。
これにより制御そのものはエアボードよりも容易であり、魔力消費も少なく済んでいるが、速力はともかく機動性では大きく劣るのである。
まあ単純な話、細かい強烈な機動性能が欲しければエアボードや、場合によってはその直接の発展型であるグライデンパックなどに頼れば良いのだ。
まあグライデンパックは時期によっては使用できる陣営が少ないのだが……。
まあグライデンパックは時期によっては使用できる陣営が少ないのだが……。