従機ハルマー
[解説]
聖焔計画で最初に開発・製造された機体。
陸上戦艦に搭載される「動く砲座」としての役割で十分とされていた従機サルファガスとは異なり、ハルマーは聖焔計画によって開発されるであろう次世代高性能機を火力支援する自走砲的な役割を与えられて開発されていた。
そのため低速でもいいから高い走破性が求められ、なおかつ大重量の大砲を背負って安定した砲撃が行えることが要件に挙げられた。
当時聖王国が製造可能な歩行脚式の走行装置では、二足歩行だと反動でひっくり返り、四足歩行だとサルファガスのように鈍重な動きしかできなかったため、開発チームは陸上軍艦のメーカーに声をかけた。
当時聖王国は陸上軍艦の推進装置を履帯式からホバー式に切り替えており、経験豊富な履帯開発技師や製造設備が失業状態だったため、彼らに新型従機の走行装置として履帯を開発するよう依頼したのだ。
こうしてハルマーは履帯式の走行装置を備えることになった。
604年に試作一号機が完成したハルマーは、評価試験のために独立3個小隊12機(常用9機+補用1機)および武装を取り外して作業用に改造された3機で部隊を編成。
訓練と実戦テストを繰り返し、そのデータをもって量産型エル・ハルマーが開発生産されることになった。
なお、試作機であるにもかかわらず、一般的な認知度はハルマーの方が量産型のエル・ハルマーより高いが、これは第三次聖帝戦争において伝説的な活躍をしたノヴレスを支援するため、ハルマー部隊がシュライン級強襲揚陸艦カルナックに搭載されたためである。
武装
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