機装兵バラック

[解説]
聖焔計画で最初に開発・製造された機装兵。
打撃武器と盾、手持ち魔導砲、固定装備の小型魔導砲と魔導ガトリングと対装甲用長砲身魔導砲と、当時存在した一通りの武装を全て搭載。装甲もかなり厚目になっている。
そのため開発当時の非力な魔導炉ではかなりのアンダーパワーとなり、動きは鈍重。
性能試験でも満足する結果を出せず、聖騎士団からの正式採用は却下される。
打撃武器と盾、手持ち魔導砲、固定装備の小型魔導砲と魔導ガトリングと対装甲用長砲身魔導砲と、当時存在した一通りの武装を全て搭載。装甲もかなり厚目になっている。
そのため開発当時の非力な魔導炉ではかなりのアンダーパワーとなり、動きは鈍重。
性能試験でも満足する結果を出せず、聖騎士団からの正式採用は却下される。

だが、機体の低性能を見て改良を訴えていたテムレット・アームスフィアのようなまともな技術者を差し置いて、軍部は聖焔計画を国民にアピールすべく大々的な量産体制に入っていた。
今さら採用を停止されれば経済的損失と政治的没落を被ると判断した量産推進派の高級軍人たちは、とりあえず完成した12機を国境沿いの小さな駐屯地に差し向ける。
旧式機を申し訳程度に置いた倉庫に毛が生えたような建物を打ち壊して勝利をアピールする腹であった。
今さら採用を停止されれば経済的損失と政治的没落を被ると判断した量産推進派の高級軍人たちは、とりあえず完成した12機を国境沿いの小さな駐屯地に差し向ける。
旧式機を申し訳程度に置いた倉庫に毛が生えたような建物を打ち壊して勝利をアピールする腹であった。

ずさんな計画は、派遣12機の機体及びただ一人機体を捨てて逃げ帰った第一階梯聖騎士ウー・メイランを除き聖騎士の全滅という結果をもたらした。
ウーの証言により、帝国軍の前線の機装兵は新主力機レギオンに置き換えが済んでいること、レギオンの武器である斧は盾ごとバラックの装甲を切り裂けること、バラックは射撃も打撃も当てられずレギオンの攻撃はことごとく当たり手も足も出ず壊滅したことが明らかにされ、量産計画は直ちに凍結。
関係者の処分の嵐が吹き荒れ、一時完全に聖焔計画が停滞する事態を招いた。
ウーの証言により、帝国軍の前線の機装兵は新主力機レギオンに置き換えが済んでいること、レギオンの武器である斧は盾ごとバラックの装甲を切り裂けること、バラックは射撃も打撃も当てられずレギオンの攻撃はことごとく当たり手も足も出ず壊滅したことが明らかにされ、量産計画は直ちに凍結。
関係者の処分の嵐が吹き荒れ、一時完全に聖焔計画が停滞する事態を招いた。

不祥事はあったものの、本機の設計は引き続き改良され、「鈍重な機体を無理やり振り回せるパワーと、盾がなくても攻撃に耐える装甲」を実装した重機兵ワッズに発展。
また量産のために集められた設備と資材を用いて、量産型重機兵ロズワッズが作られた。
また量産のために集められた設備と資材を用いて、量産型重機兵ロズワッズが作られた。
武装
対人/対非装甲目標用小型魔導砲×2(頭部)
小口径の牽制用武装。
本来なら対魔獣用に民間従機などに装備されるようなものである。
小口径の牽制用武装。
本来なら対魔獣用に民間従機などに装備されるようなものである。
対人/対非装甲目標用三連装魔導ガトリング(右肩)
速射性を高め、歩兵部隊や輸送馬車などを掃射することを目的にした武装。
速射性を高め、歩兵部隊や輸送馬車などを掃射することを目的にした武装。
対装甲用長砲身魔導砲(左肩)
先に完成していた砲撃特化型従機サルファガスやハルマー系列の砲は大きすぎて機装兵にそのまま搭載できないため、新設計で作られた。
だがバラック自体の機動性が低いため、戦闘時に敵機に直撃させるのが不可能であることに変わりはない。
先に完成していた砲撃特化型従機サルファガスやハルマー系列の砲は大きすぎて機装兵にそのまま搭載できないため、新設計で作られた。
だがバラック自体の機動性が低いため、戦闘時に敵機に直撃させるのが不可能であることに変わりはない。
鐧(打撃武器)
開発に協力した貴族の家が伝える伝統武術の武器。
先に戦場に出現していた帝国軍のデクリオンの装甲を叩き潰せる威力を目標にしている。
打撃武器なので当たれば装甲の上からでも内部に衝撃を与えられる。
が、バラックの機動力では敵機に一撃を叩き込むことはできなかった。
開発に協力した貴族の家が伝える伝統武術の武器。
先に戦場に出現していた帝国軍のデクリオンの装甲を叩き潰せる威力を目標にしている。
打撃武器なので当たれば装甲の上からでも内部に衝撃を与えられる。
が、バラックの機動力では敵機に一撃を叩き込むことはできなかった。
ブルパップ式手持ち魔導砲
取り回しがよく当てやすい。威力も標準的。
だが、本体であるバラックが鈍重すぎたため、レギオンと対峙した際には活躍することはなかった。
取り回しがよく当てやすい。威力も標準的。
だが、本体であるバラックが鈍重すぎたため、レギオンと対峙した際には活躍することはなかった。