「機装兵 スペーア」

[解説]
この時期の同盟軍主力機装兵は、リャグーシカⅡ型やⅢ型、ヴェーチェル等々、ロココ設計所製の機体一色であった。
これに危惧を覚えたのが、同盟軍の上層部である。
現状ロココ設計所と都市同盟軍の関係は、良好と言って差し支えない。
だがしかし、万一ロココ設計所がそっぽを向く様な事態になれば、修理部品の調達やドクトリンの変遷による機体改良にも差し障りが生じる。
これに危惧を覚えたのが、同盟軍の上層部である。
現状ロココ設計所と都市同盟軍の関係は、良好と言って差し支えない。
だがしかし、万一ロココ設計所がそっぽを向く様な事態になれば、修理部品の調達やドクトリンの変遷による機体改良にも差し障りが生じる。
そこで同盟軍は、独自の機装兵開発に着手した。
このときの同盟軍首脳部の不安感は並大抵のものでは無かった様で、タイプの異なる複数種の機装兵がこの時誕生している。
そのうちの1種類が、この機装兵「スペーア」であった。
このときの同盟軍首脳部の不安感は並大抵のものでは無かった様で、タイプの異なる複数種の機装兵がこの時誕生している。
そのうちの1種類が、この機装兵「スペーア」であった。
スペーアは安価で性能は良好であり、拡張性も高い名機であった。
しかし自由都市同盟の軍事ドクトリンは専守防衛であり、どの能力も過不足なく平均的なこの機種は、同盟においては、という枕詞は付くが微妙に使いづらい機体でもあった。
一応同期に開発された機装兵「シメオン」などを支援する遊撃兵力として、相当数は生産、配備されたものの、主力機にはなれなかったのである。
しかし自由都市同盟の軍事ドクトリンは専守防衛であり、どの能力も過不足なく平均的なこの機種は、同盟においては、という枕詞は付くが微妙に使いづらい機体でもあった。
一応同期に開発された機装兵「シメオン」などを支援する遊撃兵力として、相当数は生産、配備されたものの、主力機にはなれなかったのである。
ただしこの機種は、確かに優秀であった。
幾度かの近代化改修を繰り返しながら、スペーアは聖華暦830年代あたりまで息が長く使われ続けたのだ。
名機の名を欲しいままにしていた機装兵シメオンが、800年代に入ってあっと言う間にフォート系重機兵に取って代わられたのとは好対照である。
幾度かの近代化改修を繰り返しながら、スペーアは聖華暦830年代あたりまで息が長く使われ続けたのだ。
名機の名を欲しいままにしていた機装兵シメオンが、800年代に入ってあっと言う間にフォート系重機兵に取って代わられたのとは好対照である。
[バリエーション]




