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#image(geog_heightfield load_01.jpg,width=381,height=481)
&bold(){Node Type}: Heightfield Operator
*ノード説明と目的:
『Geog heightfield load』ノードは、Digital Elevation Map(DEM)ファイルを読み込み、ジオリファレンスする事が出来ます。このノードは、多くのフォーマットや投影画をサポートします。『Geog heightfield load』ノードは、&bold(){Terrain}ノードリスト上部にある「Add Terrain(地形を追加)」ボタンのメニューから&bold(){"Heightfield (load DEM)"}アイテムを使って作成する事が出来ます。
[[ここ>http://www.gdal.org/formats_list.html]]で、ノードがサポートするDEMフォーマットのリストを確認する事が出来ます。TG4はテーブルの"Compiled by default"カラムで、"Yes"と記載された全てをサポートします。最も一般的に使われているDEMフォーマットはサポートしています。ただし、サポートされた全てのフォーマットがテスト済みではなく、場合によってはいくつかが不明瞭である事に注意して下さい。
あなたはTerragenの地形ファイルフォーマット(.ter)が、サポートされたフォーマットリストに挙がっている事に気づくかもしれません。しかし、私達はTGのネイティブファイルの読み込みを使用しているので、あなたがTGの地形を読み込む時は、『Heightfield Load』ノードの使用を勧めます。
DEMは多くの場合はファイルの集合体として受け取ります。あなたがDEMフォーマットに慣れていない場合は、試しにどのファイルを開くかを確認する必要があります。手頃な判断基準は、大抵の場合は一番ファイル容量の大きいファイルを選んでみる事です。
ジオリファレンス設定はPro版のみ利用可能です。しかし、DEMのための正確なサイズが必要であるならば、ジオリファレンスに基づいて計算されるでしょう。ジオリファレンス設定無しでのDEMの位置は、『Geog heightfield load』ノードが付属する『Heightfield Shader』によってコントロールされます。
あなたがジオリファレンスDEMを使って"Georeference"パラメータをチェックした場合、惑星上の正確な位置に配置されます。しかし、緯度0度、緯度0度、または赤道の本初子午線に該当する惑星の基点から離れて移動するにつれて精度は低下します。適切な精度を確保するために、あなたが関与したい場所に惑星の基点を移動させる事を提案します。これは簡単な作業です。DEMを読み込み、ジオリファレンスします。DEMを南西の角に合わせるために惑星の基点を移動します。手順は以下の通りです:
+"SW corner lat long(南西角の緯度/経度)"パラメータの右にあるコピー/ペーストボタン(クリップボードのアイコン)をクリックします。
+プルダウンメニューから"Copy coordinates(座標をコピー)"を選択。これは、当パラメータの両テキストフィールドから同時に緯度/経度の値をコピーします。
+『Planet 01』ノード(デフォルトの惑星オブジェクト)のパラメータ・ビューを開きます。&bold(){Objects}ノードリストから、またはネットワーク・ビューのノードをダブルクリックで見付ける事が出来ます。
+『Planet 01』ノードの"Lat long at apex(緯度/経度の座標)"パラメータに値をペーストします。この作業には、再度コピー/ペーストボタンを使うべきです。ボタンをクリックし、"Paste coordinates(座標をペースト)"を選択します。
以上の手順は、関与すべき場所に惑星の基点を移動させる事で、最良の結果を確保するための提案です。
ノードはNODATA値を別の値に代替が可能です。NODATA値とは、多くの場合、地形に穴や同類の外観を与える有効なデータがないDEM内の領域を示します。DEMのライブラリプレビューは赤で描かれたNODATA領域を表示します。
DEMファイルを読み込み、ジオリファレンスするために、ノードは[[GDAL>http://www.gdal.org/]]と[[PROJ.4>https://trac.osgeo.org/proj/]]を利用します。
**設定:
|&bold(){Filename}|ファイル名|このパラメータは読み込むDEMファイルを指定します。ファイルのダイアログを開くために、右のファイルボタン(フォルダアイコン)をクリックします。|
|&bold(){Replace NODATA values}|代替NODATA値|チェック時、DEMのどんなNODATA値も、右の代替値フィールで設定された値と差し替えます。|
|&bold(){Update button}|更新ボタン|フィールドに設定された"Replace NODATA values"を変更する場合、DEMに新しく代替値を更新するために、このボタンをクリックする必要があります。ボタンは"Replace NODATA values"がチェック時のみ有効です。|
以下のジオリファレンス設定はプロ版のみ利用可能です:
|&bold(){Georeference}|ジオリファレンス|チェック時、ハイトフィールドは以下のフィールド値に準じてジオリファレンスします。未チェック時は、このノードが付属する『Heightfield Shader』によってコントロールされます。DEMはファイルから引き出された値によっても正確なサイズになるでしょう。|
|&bold(){Auto georeference from file}|ファイルから自動ジオリファレンス|チェック時、ノードはDEMのジオリファレンス情報を読み込みます。これは新しくノードを作成してファイルを選択した時に、ジオリファレンス情報を自動で読み込むために、デフォルトでオンになっています。ファイルの読み込みで、ノードがジオリファレンス情報を探し当てた時は、ジオリファレンスのパラメータを有効にします。これはまた、開かれたプロジェクトの一部としてのノードが読み込まれた際にジオリファレンス情報が読み込まれるという意味でもある事に注意して下さい。あなたはジオリファレンスのパラメータを無効にする時は、"Auto georeference from file"のチェック、あるいはプロジェクトを読み込んだ時に、ジオリファレンスが再度有効に戻るのを無効にする必要があります。&br()あなたがジオリファレンス値に変更を加えた場合、このパラメータは無効になります。|
|&bold(){NW corner lat long}|北西角の緯度/経度|ハイトフィールドの北西角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){NE corner lat long}|北東角の緯度/経度|ハイトフィールドの北東角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){SE corner lat long}|南東角の緯度/経度|ハイトフィールドの南東角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){SW corner lat long}|南西角の緯度/経度|ハイトフィールドの南西角の緯度/経度を設定します。|
&bold(){Statistics(統計)}
-&bold(){XY Size (metres):} このパラメータはファイルから読み込まれたメートル単位のDEMの標高サイズ。サイズを直接DEMから引き出せない場合は、ジオリファレンス情報に基づいて算出されます。このパラメータは読み取り専用ですが、選択してコピーする事は出来ます。
-&bold(){XY Size (points):} これはDEMの各方向の標高ポイント数です。このパラメータは読み取り専用ですが、選択してコピーする事は出来ます。
-&bold(){Height Range(高度範囲):} このフィールドはハイトフィールドの高度情報を表示します。mim(最小高)、max(最大高)、range(範囲)を表示します。高度範囲は、最大高から最小高を差し引かれた値です。
-&bold(){Min. valid height(最小高の有効高度):} これはDEMで一番最小の高度を表示します。
-&bold(){DEM information field(DEM情報フィールド):} このテキストフィールドは、DEMについての以下の情報を表示します:
--&bold(){Raster band units(ラスタバンド単位):} これは、DEMの第1ラスタバンドの寸法のために使用される単位(メートル、フィートなど)です。
--&bold(){NODATA value(NODATA値):} これはDEMのNODATA値に用いられる値を表示します。
--&bold(){Coordinate system(座標系):} これはDEMをジオリファレンスするために用いられる座標系を表示します。座標系はOpenGISでよく知られたテキスト形式を使って表示されます。&br()これらのパラメータは、数値を選択してコピーする事は出来ますが読み取り専用です。
#image(field_text_ex.jpg)
DEMファイルを読み込んだ際に表示されるDEM情報フィールドのサンプル
#image(geog_load.jpg)
アメリカ合衆国タホー湖より
#image(geog_heightfield load_01.jpg)
#expand(800){{{&bold(){Node Type}: Heightfield Operator
*ノード説明と目的:
『Geog heightfield load』ノードは、Digital Elevation Map(DEM)ファイルを読み込み、ジオリファレンスする事が出来ます。このノードは、多くのフォーマットや投影画をサポートします。『Geog heightfield load』ノードは、&bold(){Terrain}ノードリスト上部にある「Add Terrain(地形を追加)」ボタンのメニューから&bold(){"Heightfield (load DEM)"}アイテムを使って作成する事が出来ます。
[[ここ>http://www.gdal.org/formats_list.html]]で、ノードがサポートするDEMフォーマットのリストを確認する事が出来ます。TG4はテーブルの"Compiled by default"カラムで、"Yes"と記載された全てをサポートします。最も一般的に使われているDEMフォーマットはサポートしています。ただし、サポートされた全てのフォーマットがテスト済みではなく、場合によってはいくつかが不明瞭である事に注意して下さい。
あなたはTerragenの地形ファイルフォーマット(.ter)が、サポートされたフォーマットリストに挙がっている事に気づくかもしれません。しかし、私達はTGのネイティブファイルの読み込みを使用しているので、あなたがTGの地形を読み込む時は、『Heightfield Load』ノードの使用を勧めます。
DEMは多くの場合はファイルの集合体として受け取ります。あなたがDEMフォーマットに慣れていない場合は、試しにどのファイルを開くかを確認する必要があります。手頃な判断基準は、大抵の場合は一番ファイル容量の大きいファイルを選んでみる事です。
ジオリファレンス設定はPro版のみ利用可能です。しかし、DEMのための正確なサイズが必要であるならば、ジオリファレンスに基づいて計算されるでしょう。ジオリファレンス設定無しでのDEMの位置は、『Geog heightfield load』ノードが付属する『Heightfield Shader』によってコントロールされます。
あなたがジオリファレンスDEMを使って"Georeference"パラメータをチェックした場合、惑星上の正確な位置に配置されます。しかし、緯度0度、緯度0度、または赤道の本初子午線に該当する惑星の基点から離れて移動するにつれて精度は低下します。適切な精度を確保するために、あなたが関与したい場所に惑星の基点を移動させる事を提案します。これは簡単な作業です。DEMを読み込み、ジオリファレンスします。DEMを南西の角に合わせるために惑星の基点を移動します。手順は以下の通りです:
+"SW corner lat long(南西角の緯度/経度)"パラメータの右にあるコピー/ペーストボタン(クリップボードのアイコン)をクリックします。
+プルダウンメニューから"Copy coordinates(座標をコピー)"を選択。これは、当パラメータの両テキストフィールドから同時に緯度/経度の値をコピーします。
+『Planet 01』ノード(デフォルトの惑星オブジェクト)のパラメータ・ビューを開きます。&bold(){Objects}ノードリストから、またはネットワーク・ビューのノードをダブルクリックで見付ける事が出来ます。
+『Planet 01』ノードの"Lat long at apex(緯度/経度の座標)"パラメータに値をペーストします。この作業には、再度コピー/ペーストボタンを使うべきです。ボタンをクリックし、"Paste coordinates(座標をペースト)"を選択します。
以上の手順は、関与すべき場所に惑星の基点を移動させる事で、最良の結果を確保するための提案です。
ノードはNODATA値を別の値に代替が可能です。NODATA値とは、多くの場合、地形に穴や同類の外観を与える有効なデータがないDEM内の領域を示します。DEMのライブラリプレビューは赤で描かれたNODATA領域を表示します。
DEMファイルを読み込み、ジオリファレンスするために、ノードは[[GDAL>http://www.gdal.org/]]と[[PROJ.4>https://trac.osgeo.org/proj/]]を利用します。
**設定:
|&bold(){Filename}|ファイル名|このパラメータは読み込むDEMファイルを指定します。ファイルのダイアログを開くために、右のファイルボタン(フォルダアイコン)をクリックします。|
|&bold(){Replace NODATA values}|代替NODATA値|チェック時、DEMのどんなNODATA値も、右の代替値フィールで設定された値と差し替えます。|
|&bold(){Update button}|更新ボタン|フィールドに設定された"Replace NODATA values"を変更する場合、DEMに新しく代替値を更新するために、このボタンをクリックする必要があります。ボタンは"Replace NODATA values"がチェック時のみ有効です。|
以下のジオリファレンス設定はプロ版のみ利用可能です:
|&bold(){Georeference}|ジオリファレンス|チェック時、ハイトフィールドは以下のフィールド値に準じてジオリファレンスします。未チェック時は、このノードが付属する『Heightfield Shader』によってコントロールされます。DEMはファイルから引き出された値によっても正確なサイズになるでしょう。|
|&bold(){Auto georeference from file}|ファイルから自動ジオリファレンス|チェック時、ノードはDEMのジオリファレンス情報を読み込みます。これは新しくノードを作成してファイルを選択した時に、ジオリファレンス情報を自動で読み込むために、デフォルトでオンになっています。ファイルの読み込みで、ノードがジオリファレンス情報を探し当てた時は、ジオリファレンスのパラメータを有効にします。これはまた、開かれたプロジェクトの一部としてのノードが読み込まれた際にジオリファレンス情報が読み込まれるという意味でもある事に注意して下さい。ジオリファレンスのパラメータを無効にする時は、"Auto georeference from file"のチェック、あるいはプロジェクトを読み込んだ時に、ジオリファレンスが再度有効に戻るのを無効にする必要があります。&br()ジオリファレンス値に変更を加えた場合、このパラメータは無効になります。|
|&bold(){NW corner lat long}|北西角の緯度/経度|ハイトフィールドの北西角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){NE corner lat long}|北東角の緯度/経度|ハイトフィールドの北東角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){SE corner lat long}|南東角の緯度/経度|ハイトフィールドの南東角の緯度/経度を設定します。|
|&bold(){SW corner lat long}|南西角の緯度/経度|ハイトフィールドの南西角の緯度/経度を設定します。|
&bold(){Statistics(統計)}
|&bold(){XY Size (metres)}||このパラメータはファイルから読み込まれたメートル単位のDEMの標高サイズ。サイズを直接DEMから引き出せない場合は、ジオリファレンス情報に基づいて算出されます。このパラメータは読み取り専用ですが、選択してコピーする事は出来ます。|
|&bold(){XY Size (points)}||これはDEMの各方向の標高ポイント数です。このパラメータは読み取り専用ですが、選択してコピーする事は出来ます。|
|&bold(){Height Range}|高度範囲|このフィールドはハイトフィールドの高度情報を表示します。mim(最小高)、max(最大高)、range(範囲)を表示します。高度範囲は、最大高から最小高を差し引かれた値です。|
|&bold(){Min. valid height}|最小高の有効高度|これはDEMで一番最小の高度を表示します。|
|&bold(){DEM information field}|DEM情報フィールド|このテキストフィールドは、DEMについての以下の情報を表示します:|
|&bold(){Raster band units}|ラスタバンド単位|これは、DEMの第1ラスタバンドの寸法のために使用される単位(メートル、フィートなど)です。|
|&bold(){NODATA value}|NODATA値|これはDEMのNODATA値に用いられる値を表示します。|
|&bold(){Coordinate system}|座標系|これはDEMをジオリファレンスするために用いられる座標系を表示します。座標系はOpenGISでよく知られたテキスト形式を使って表示されます。&br()これらのパラメータは、数値を選択してコピーする事は出来ますが読み取り専用です。|
#image(field_text_ex.jpg)
DEMファイルを読み込んだ際に表示されるDEM情報フィールドのサンプル
**サンプル:
#image(geog_load.jpg)
アメリカ合衆国タホー湖より
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