FBXリファレンス

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FBXリファレンス - (2017/04/13 (木) 14:25:15) のソース

*概要
このリファレンスでは、Autodesk®のFBX®ファイルのインポートとエクスポートについて解説します。

*FBXファイルのインポート
FBXファイルのインポートする2つの方法があります。
+【File(ファイル)】メニューから"Import FBX Scene..."を選択する事で、アニメーションを含むカメラ、照明、マーカー、ヌルをインポートする事が出来ます。
+特定のカメラを『Camera』ノードの[Import]タブを使って、FBXファイルからインポートする事が出来ます。

*FBXファイルのエクスポート
FBXファイルのエクスポートするのいくつかの方法があります。
+【File(ファイル)】メニューから"Export FBX scene..."を選択する事で、アニメーションを含むカメラ、照明、ヌルをエクスポートする事が出来ます。
+特定のカメラを『Camera』ノードの[Export]タブを使って、FBXファイルにいんぽーとエクスポートする事が出来ます。
+メッシュにレンダリングされたジオメトリを『&bold(){Micro Exporter}』を使ってエクスポートする事が出来ます。通常通り『Micro Exporter』を作成しますが、出力ファイルに".fbx"拡張子を使って下さい。

*FBXの互換性
[[こちら>http://www57.atwiki.jp/terragen3/pages/67.html]]で、どのTGノードとパラメータがインポート/エクスポート出来るのかを含めた、TGにおけるFBXエレメントのインポートとエクスポートについてを解説しています。

*インポート/エクスポートウインドウ
以下にFBXのインポート/エクスポートを通して使われる様々なウインドウを解説します。

*FBX Export: Scene
このダイアログにはFBXのシーンをエクスポートする設定を備えています。【File】メニューの"Export FBX Scene…"を選択する事で開きます。
&image(Fbx_export_scene.jpg,width=300,height=390)
説明と目的:
:&bold(){FBX Export: Scene}ダイアログは、Terragenからシーンのエクスポートをコントロールする事が出来ます。これは地形ジオメトリを含まない事に注意して下さい。地形ジオメトリは別途『Micro Exporter』を使ってエクスポートする必要があります。
エクスポートできるシーンのエレメントは以下の通り:
-Cameras
-Lights (『Light source』と『Sunligh』ノード)
-Nulls
各種ノードがどのようにエクスポートされるかの詳細は、[[FBXの互換性]]のページを参照して下さい。
アニメーション・モジュール対応版のみ、アニメーションをエクスポートする事が出来ます。

設定:
-Export cameras(カメラをエクスポート):チェックでカメラをエクスポートします。
-Export lights(照明をエクスポート):チェックで照明をエクスポートします。
-Export nulls(Nullsをエクスポート):チェックでNullsをエクスポートします。
-Convert metres to(メートルを変換):このポップアップは、寸法をメートルから他の単位に変更する多くのオプションを持っています。FBXファイルのデフォルト単位はセンチメートルです。
-Scale factor(倍率):これはエクスポートされた寸法に適用される倍率を決めます。大きな数値ほどエクスポートサイズを増大させます。例えば元サイズの2倍にする場合は倍率を2に設定して使用します。倍率を0.5にした場合、エクスポートされた寸法は元サイズの半分となります。
-Export animation(アニメーションをエクスポート):チェックする事で、アニメーションデータはすべてのアニメーション化されたノードによってエクスポートされるでしょう。
-Bake animation(アニメーションをベイク):チェックでアニメーションをベイクします。これはアニメーションを通してすべてのフレームにキーが挿入されます。これにより、意図しない動きを回避し、回避される補間の違いを確実にするために役立つ事が出来ます。
-Frame rate(フレームレート):このポップアップは、アニメーション用に予め設定された多くのフレームレートを持っています。カスタムフレームレートを使う場合は、"Custom"オプションを選択し、「Custom FPS」のテキストフィールドにお望みのフレームレートを入力して下さい。
-Custom FPS:このテキストフィールドにアニメーション用のカスタムフレームレートを入力します。上記ポップアップで"Custom"を選択する事で有効になります。
-Format(フォーマット):このポップアップは、エクスポートするFBXファイルバージョンの選択が出来ます。古いソフトウェアには古いファイルバージョンで動かす必要がある場合があります。
-Use ASCII(テキストを使用):チェックする事でFBXファイルはバイナリではなくASCII(テキスト)でエクスポートします。これは主にFBXエクスポートをデバッグする事に有用です。
-Export File... button(エクスポートファイルボタン):クリックでFBXエクスポートを続行し、ファイルの保存場所を決めます。
-Cancel button(取消しボタン):クリックでFBXエクスポートを取り消します。

*FBX Import: Animation
これは「FBX Import:Scene」ダイアログを使ってFBXインポートをする時にアニメーションをインポートするかを決めるために開きます。
&image(Fbx_import_animation.jpg,width=300,height=190)
説明と目的:
このダイアログはアニメーション・モジュール対応版のみ開きます。

設定:
-Animation stack to import(インポートするアニメーションスタック):このリストは、FBXファイルに含まれるすべて-Set project start/end frames on import(インポート時にプロジェクトの開始/終了フレームを設定):チェックする事で、プロジェクトの開始/終了フレームがインポートされたアニメーションのものと一致するよう設定します。
-OK button:ボタンをクリックでFBXインポートを続行します。
-Cancel button:ボタンをクリックですべてのFBXインポート処理を取消します。

*FBX Import: Camera
このダイアログで、FBXファイルからcameraをインポートする設定をします。『Camera』ノードからFBXファイルをインポートする時に開きます。
&image(Fbx_import_camera.jpg,width=300,height=305)
説明と目的:
FBXファイルから特定のカメラを決めてインポートする事が出来ます。
『Camera』ノードがどのようにインポートされるかの詳細は、[[FBXの互換性]]のページを参照して下さい。
アニメーション・モジュール対応版のみ、アニメーションをインポートする事が出来ます。

設定:
-Camera to import(インポートするカメラ):この一覧にFBXファイル内のすべてのカメラを表示します。この一覧からイ-Animation stack to use(アニメーションスタックを使用):この一覧にFBXファイル内のすべてのアニメーションスタック/タスクを表示します。どのアニメーションもインポートしない場合は、"Don't import animation(アニメーションをインポートしない)"を選択して下さい。
-Set project start/end frames on import(インポート時にプロジェクトの開始/終了フレームを設定):チェックする事で、プロジェクトの開始/終了フレームがインポートされたアニメーションのものと一致するよう設定します。
-Cancel button:クリックでカメラのインポートを取消します。
-OK button:このボタンをクリックで、カメラをインポートします。

*FBX Import: Scene
このダイアログにはFBXファイルからシーンをインポートする設定を備えています。【File】メニューの"Import FBX Scene…"を選択する事で開きます。
&image(Fbx_import_scene.jpg,width=265,height=230)
説明と目的:
&bold(){FBX Import: Scene}ダイアログは、FBXファイルのインポートをコントロールする設定を備えています。
異なるFBXエレメントがどのようにインポートされるかの詳細は、[[FBXの互換性>http://www57.atwiki.jp/terragen3/pages/67.html]]のページを参照して下さい。
アニメーション・モジュール対応版のみ、アニメーションをインポートする事が出来ます。

設定:
-Import cameras(カメラをインポート):チェックする事でカメラをインポートします。
-Import lights(照明をインポート):チェックする事で照明をインポートします。下のチェックボックスは、どんな照明がインポートされるかをコントロールします。
-Only import supported light types(サポートされた照明タイプだけをインポート):チェックすると、TGが直接サポートする照明だけをインポートします。直接サポートされたタイプは、ポイント照明と指向性照明で、それぞれ『Light Source』、『Sunlight』ノードとしてインポートします。未チェックにしておいた場合は、デフォルトとしてすべての照明がインポートします。スポットライトなど直接サポートされていないような照明タイプは、『Light source』ノードとしてインポートします。
-Import markers and nulls(マーカーとNullのインポート):チェックする事で、マーカーとNullをファイルからインポートします。すべてのタイプのマーカーはIKマーカー含めてインポートされます。 
-Import animation(アニメーションをインポート):チェックする事でアニメーションがインポートされます。FBXファイルを選択後、「&bold(){FBX Import: Animation}」ダイアログが開き、アニメーション設定を決めます。 
-Convert to metres(メートルの変換):チェックする事でFBXファイルのメートル単位を変換します。
-Scale factor(倍率):これはFBXファイルから寸法に適用される倍率を決めます。大きい数値ほどインポートサイズを増大させます。例えば元サイズの2倍にする場合は倍率を2に設定して使用します。倍率を0.5にした場合、インポートされた寸法は元サイズの半分となります。
-Cancel button:このボタンをクリックで、FBXインポートを取消します。 
-Choose File... button(ファイル選択):このボタンをクリックで、インポートするFBXファイルを決めます。