General Scene の初期設定に二つのレンダリング・オプション、OpenGL(オープン・GL)とSoftware(ソフトウェア)がありました。違いを説明します。
- Software: デフォルトのレンダラーです。ハードウェアによる高速化はありませんが、多くの場合、こちらの方が高速かつ頼りになるレンダラーです。OpenGLモードを試してみてこちらより良い結果を得られなければ、こちらをお使いください。
- OpenGL: Carraraは進化版テクスチャ・モードと同等のアルファチャンネル付きテクスチャマップをサポートした先進のOpenGLエンジンを装備しています。この機能はポリゴン・モデラーで多量のメッシュを編集する際にも力を発揮します。このレンダラーは3Dオブジェクトの描画にビデオカードのOpenGL APIを使うので、お持ちのビデオカードがOpenGLをサポートしていれば、より高いパフォーマンスを発揮します。ですが、市場に出ている既存の多くのビデオカードはまだフルサポートはしていません。その場合はソフトウェア・レンダラーの方がよりよい再描画速度を示すので、そちらをお使いください。
OpenGLレンダラーは3Dオブジェクトの描画を高速化するためにグラフィックカードを使います。ほとんどのシステム構成で動作するようにしてあるものの、OpenGLによる所要性能があります。
またOpenGLレンダラーは最新版のグラフィック・ドライバーが必要です。(グラフィック・ドライバーとはオペレーティング・システムとグラフィック・ハードウェアをインターフェースするソフトウェアです)。
グラフィック・ドライバのアップデートをするには、グラフィック・カードのメーカか、コンピュータのメーカにコンタクトしてください。通常、必要な最新版のドライバはメーカのWebサイトからダウンロードできます。
以上に加えて、OpenGLレンダラーの設定として以下のオプションを初期設定ダイアログで選択できます。
#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
Display lists(ディスプレイ・リスツ)機能を有効にするには、
1.File ⇒ Preferences
2.プルダウンからOpenGLを選択
3.Use Display Listsにチェック。これで既存オブジェクトの形状をグラフィックカード内にキャッシュすることができます。オブジェクトの表示速度を向上しますが、ビデオ・ドライバによっては問題を起こすことがあります。ですからこの設定をチェックする前に、作業中のシーンやレンダリング画像など、大切なものは残らずセーブしておくようにしてください 。
最終更新:2008年07月03日 12:37