電撃戦隊チェンジマン

「電撃戦隊チェンジマン」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

電撃戦隊チェンジマン - (2019/01/25 (金) 18:42:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/07(月) 21:55:39
更新日:2024/01/01 Mon 00:21:29
所要時間:約 6 分で読めます


タグ一覧
80年代戦隊 80年代特撮ヒーロー KAGE=影山ヒロノブ ある意味ゴライダー ただのトカゲ最強説 アースコンバーション アースフォース ガイア理論 コードネーム呼び戦隊 スタイリッシュ砂嵐 スーパー戦隊シリーズ セットが乱れるぜ…! チェンジソード!←ビーム撃ちながら チェンジマン チェンジマンは伝説獣 テレビ朝日 パンチラ マン戦隊 レジェンド戦隊 何故か画質と音質がグダグダ 出渕裕 地球よ助けて 大星団ゴズマ 宇宙 宇宙人 実は敵も被害者 曽田博久 最初からクライマックス 東映 栃木県 櫻井翔オススメ 特撮 田中信夫 第9作 職業戦隊 背中を向けたりはできないのさ 見てみぬふりなんてできないのさ 軍人戦隊 鈴木武幸 電撃戦隊チェンジマン 電撃鬼 黄色無し


「レッツチェンジ!」




電撃戦隊!

チェ!!


1985年2月2日から1986年2月22日まで全55話が放送された特撮テレビドラマ。「スーパー戦隊シリーズ」第9作にあたる。
前作「超電子バイオマン」が宇宙から降り注いだ未知のエネルギー「バイオ粒子」を帯びた者の子孫で構成されたのに対し、
本作のメンバーは地球最大の危機に生じた伝説の力「アースフォース」を受けて宇宙最大の侵略者と戦う。
キャラクターデザインは「バイオマン」に引き続き出渕裕が担当、地球守備隊の制服のかっこよさはぴか一。登場する怪人がややウ○トラ怪獣or宇宙人っぽいのは気にしてはいけない。



【あらすじ】


地球守備隊の日本支部では、各部隊から集められた精鋭たちが、鬼軍曹と呼ばれる教官・伊吹の指導のもと、日夜厳しい訓練に明け暮れていた。
が、あまりにも熾烈を極める訓練をワケも分からぬまま受けさせられる理不尽さに耐えかねた隊員たちは不満を爆発させ、その場から逃げ出してしまう。

そのさなか、星王バズーが率いる数々の異星人が集まった宇宙帝国「大星団ゴズマ」の地球侵略が始まろうとしていた。
逃げ出した先で食糧調達をしようとしていた隊員達はゴズマの戦闘員であるヒドラー兵に強襲され、次々にやられて絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

その時、地球から突如として光が放たれ、それに包まれた剣飛竜をはじめとした5人の隊員は、強化服をまとった戦士へと変身していた。
自分達の身に起きたことに驚く5人だが、戸惑いながらも戦ってみると、襲い掛かるヒドラー兵やゴズマの怪人「宇宙獣士」をいともたやすく撃退してしまう。

5人は伊吹に召集され、これまでの訓練の真意や「電撃戦隊」の存在などの事情を説明される。伊吹は、電撃戦隊の長官でもあったのだ。
こうして5人は、「チェンジマン」としてゴズマの地球侵略に立ち向かうことになった。




【登場人物】


《地球守備隊》

チェンジドラゴン/剣 飛竜(つるぎ ひりゅう)(演:浜田治希)
元日本支部航空部隊将校。高知県出身。
剣と射撃、そしてオートバイの腕前は抜群。
リーダーとしての資質には恵まれており、先陣を切って勇敢に戦う。
そのぶん傷つきピンチになるような場面も多いが、精神力補正による火事場の馬鹿力がハンパなく、ここぞという時に驚異的なド根性を発揮する。
その一方で暴走しすぎることもあり、第5話で勇馬が軍の上層部に詰問されていると知った時は、義憤にかられてバイクで強引に検問を突破し、そのまま廊下→会議室までバイクで突っ込んでまで勇馬を助けに行った。
高校時代は野球部のエースであり、魔球「ドラゴンボール*1」の使い手として鳴らしていたが、ドラゴンボールはあまりに危険を伴う技であり、チームメイトに怪我をさせた負い目から野球を辞めた過去を持つ。
大学時代はラグビー部に所属しており、スカイフォース入隊を目指していた。
恋愛に関してはかなり鈍感。

必殺技:ドラゴンアタック、ドラゴンサンダー、ドラゴンキック、ドラゴンソード


チェンジグリフォン/疾風 翔(はやて しょう)(演:河合宏(現:高橋和興))
元日本支部レンジャー部隊将校で、素早さと技に長ける。
二枚目でクールを気取るサブリーダー……なのだが、実際は女の子にモテることを生きがいとする残念なイケメンで、本人は「フェミニスト」を自称している。
気取り屋ゆえに独断専行も多く、「地球守備隊に入れば女の子にモテると思ったのに、こんな事やらせやがって(発言大意)」と大真面目な口調で上官に喧嘩を売った男なんて彼くらいのものであると思われる。
第6話「狙われた女子高生」では宇宙獣士マーゾの標的にされた女子高生の所属校である桜が丘女学園に対してもかなり鼻の下を伸ばすほどの反応を見せた。
黙っていれば格好がよいという典型的二枚目半だが、情に厚い熱血漢で涙もろい性格でもある。
訓練中だろうと戦いの最中でだろうと常に櫛(コーム)を携帯して身だしなみに気を配ってはいるが、決めるべきところは決める職業軍人らしい豪胆さを持つ男。
東北出身のために時々訛りが出たり、水泳が苦手だったりするのが玉に瑕。

必殺技:グリフォンアタック、グリフォンマグマギャラクティ


チェンジペガサス/大空 勇馬(おおぞら ゆうま)(演:和泉史朗)
元日本支部陸上部隊将校。
卓越したメカニックと爆弾技術のエキスパートであり、痩身ながら怪力の持ち主で、肉体派の一面も持つ射撃の達人。
電撃戦隊のムードメーカーだが、ひとたび追い詰められると普段の快活さから一転して著しく弱気になってしまうこともある。
かなりの食いしん坊でもあり、第4話や第5話を見る限りとんかつが大好物。
5話ではパトロール中に宇宙獣士ピカラの故郷である水晶惑星ビカーラのかけら=結晶Xをこっそりネコババした*2のがバレても、悪びれもせずに「カネになると思ったから」「電撃戦隊をやめたらとんかつ屋やりたいんだ」等と爆弾発言をかましたり、第8話の冒頭でゲストキャラの少女から痴漢と間違えられたことから任務そっちのけで痴漢の濡れ衣を晴らそうと躍起になったりと、言動のムチャクチャっぷりでは翔にも負けてはいない。 
苦手なものはカラオケ。
7年後に蘇ったヤマト族のドラゴンの子孫説あり。

必殺技:ペガサスアタック、ペガサスイナズマスパーク



チェンジマーメイド/(なぎさ) さやか(演:西本ひろ子)
元日本支部作戦部隊将校。
その明晰な頭脳で敵や状況を冷静に分析し、緻密な作戦を立てる参謀格。ヘリチェンジャー2の操縦もお手の物。
本作における萌え要素担当で、「えーい☆やーっ☆とぉーっ☆」という妙に可愛らしい掛け声を発しながら戦う姿が印象的だが、他作品の清楚系ヒロインに比べると性格は割と活発な方。
真面目であるがゆえに融通が利かないところもあるが、色恋沙汰に関してはうるさい等、やはり年頃の女性らしい一面も。また、6話では、絵が巧い(鉛筆画のデッサン)という意外な特技も披露していた。
12話では、母親と子どもの絆を引き裂くゴズマの作戦に激しい怒りを見せ、ゲストキャラの子ども達との交流を通じて急激に母親としての素質を開花させていった
変身後の担当カラーを意識してか私服は上下白で統一されており、しかもミニスカであるため、アクションシーンにおいては「宇宙刑事シャイダー」のアニーや「時空戦士スピルバン」のダイアナに匹敵するほどのパンチラを繰り広げ、多くの男子の目を釘付けにした特撮ヒロインの鑑。

必殺技:マーメイドアタック、マーメイドビッグウェーブ、マーメイドタイフーンウェーブ


チェンジフェニックス/翼 麻衣(つばさ まい)(演:大石麻衣)
元日本支部諜報部隊将校。
ショートヘア―の見た目に違わず、男勝りの行動派ヒロイン。おしゃべり、かつ天真爛漫な性格で、さやかと呑気に雑談に興じているような場面も。
元諜報部隊所属だけあってか、「敵を欺くにはまず味方から」とでも言わんばかりに絶妙なタイミングで盗聴マイクを他のメンバーに仕込み、そこから事件の核心に迫ったこともある。
また、バイクの運転も得意。15話では、事件の核心を握る目撃者が地元で一番の腕利きライダーであったことから、彼を炙り出すため、そこら一帯の暴走族に片っ端からライダーバトルを挑み、一人で全員撃破するという快挙を成し遂げた。
が、その一方で、6話で女子高の美術部員に扮してさやかと共にデッサンを描いていた時には、さやかが本格的な絵を披露している一方で、彼女は「へのへのもへじ」程度で済ませていた*3
さやかの絵を一瞥しての「……やるじゃない」は本作における屈指の迷シーン。
なお、この回で披露された彼女の制服姿は、宇宙獣士から「お前らスケバンか!?」とツッコまれ、本人は不満を露わにしていたが、ぶっちゃけ本当にそうにしか見えない*4

必殺技:フェニックスアタック、フェニックスファイヤーアタック、フェニックスファイヤーボンバー


★伊吹長官(演:藤巻潤)
「電撃戦隊」を率いる地球守備隊の指揮官。
隊員たちにとっては父親のような存在である頼もしい長官。
日常パートでは大らかで優しい一面も見せるが、戦いに臨む姿勢は極めて厳しい。
第1話では、事情があったとはいえ強引なシゴキ(少しでも動きが乱れた者には機関銃で問答無用に発砲する、食事休憩すら許さない、何を尋ねられても「口答えするな」と一蹴する)によって隊員たち全員に愛想を尽かされるという失態をやらかし*5、それ以外にも妙なところで無茶振りが激しく、指揮官として力量や人望があるんだか無いんだかよく分からない人物。
が、伊達にこんな事はやっておらず、本人が自力で戦ってもその戦闘力はかなり高い。

ストーリー終盤で、実はヒース星人ユイ・イブキだったことが判明。
本作の真の主役と言っても過言ではない。
本編に出てこない回が何度かあるが、その際は、OPの映像には出てくるのに役名&俳優名の字幕が表示されないという、過去の戦隊シリーズには無かったヘンな措置が取られている。


《チェンジマンの協力者》

★リゲル星人ナナ(演:早川美也子(13・14話、32・33話)→柴田時江(33、42・43、51~55話)
天才的な頭脳を持つテクノ惑星リゲルの少女。見た目は小学生程度であるが、高度な医学の知識を持ち、機械の操作や開発もお手の物。
地球人でありながら、その野心からゴズマに加担した熊沢博士*6の養女として育てられ、現実を知らされないまま悪事に利用されるが、事件が解決し、熊沢博士が死亡した後は田村一家に引き取られ普通の小学生として健やかな日々を過ごす。
しかし、リゲル星人は成長する段階でそれを浴びた者をパワーアップさせるリゲルオーラを発するため、その力を求めるギルークとアハメスに狙われる。
リゲルオーラが発動後、女子高生の姿に急成長。ゴーストギルークに狙われるが剣に救われて、彼に惹かれるようになる。


★メルル星人さくら(演:茂野幸子)
花や動物を愛し、街の子どもたちから慕われている心優しきメルル星人の末裔の少女。咲きかけの花をたちまち満開にしてしまうなど不思議な力を持っている。
メルル星は『天国のように愛に満ちた星』とされ、その住民の姿はテンプレ的な“天使”そのもの。あらゆる生命体の闘争心を無くし、平和や共生へ導く特殊能力を持っているという。
が、その存在が自らの侵略活動の妨げになると考えた星王バズーにより、遠い昔に滅ぼされてしまった(何気に、バズーが初めてその毒牙に掛けた星ということになる)。
が、メモリードール*7の力によって様々な惑星に散り散りになって逃げ延びた子孫も数多く存在し、さくらもその一人であった。
これまで普通の地球人として過ごしてきたさくらであったが、メモリードールから事情を聞かされ、メルル星人としての自覚や使命に目覚めたことによって真の力が発動。背中には翼が生え、慈愛の力でチェンジマンとゴズマの戦いを鎮めようとするも、あと一歩のところで宇宙獣士ガウバーの攻撃により深手を負う。
そのまま死んでしまったかと思われたが、メモリードールの力によって無事に蘇生。地球の平和をチェンジマンに託し、生き残った他の仲間を探して宇宙の平和を守るための旅へと出かけていった。
出番は16話と55話のみだが、実は終盤で星王バズー撃破のきっかけを作り出した超重要人物。


《アースフォース》

チェンジマンの力の源となっているもの。
伊吹長官曰く「地球が危機に晒された時に、地球自身が発すると言われている不思議な力」であり、伊吹長官は前々から目を付けて独自に調査をしており、その発現を心待ちにしていた。
第2話で説明されたところによると、これまでの人類史上にもアースフォースを身に付けた人間はたびたび現れており、その驚異的な能力を目の当たりにした人々がインスピレーションを触発され、ドラゴンやグリフォンといった伝説獣を創作したといわれている(チェンジマンのスーツがそれらの意匠を反映しているのはそのため)。
また、第7話においては「古代の地球に宇宙人が訪れ、色々な文明と子孫を与え、神として崇められた」こともある、という説が劇中で紹介されていたが、アースフォースという力自体も、かつてアトランティス大陸に住みついていたアトランタ星人*8という宇宙人がもたらした物(彼らにとっての呼び名はアトランタフォース)であると語られている。


《巨大戦力》

★シャトルベース
巨大戦に移行する際、チェンジドラゴンの号令を受け、富士山麓内に存在する電撃戦隊秘密基地から発進される移動母艦。
艦内には大勢の地球守備隊隊員が搭乗しており、各システムのチェックは彼らが担当する。
自動操縦・長期間の惑星間航行も可能で、終盤ではチェンジマンの基地代行も務めた。


チェンジロボ
ジェット戦闘機のジェットチェンジャー1、ヘリコプターのヘリチェンジャー2、大型戦車のランドチェンジャー3、これら三機のメカが
「合体・アースコンバーション!」
の合体コードとともにそれぞれ頭と太もも、胸と両腕、両足に変形し合体するとんがり頭のロボット。

必殺技は電撃剣スーパーサンダーボルト。
その発動BGMや、繰り出す時のコマンド入力操縦桿の動きが脳内再生余裕という当時の視聴者も決して少なくない。



《大星団ゴズマ》

星王バズーが率いる、全宇宙にその名を轟かせる恐怖の混成エイリアン軍団。
全宇宙の惑星の征服を目的に宇宙の星々を次々と滅ぼし、その生き残りを自軍の戦力として取り込み、さらなる侵略を進める。

組織の規模は強大で、地球にやって来た部隊も一方面軍に過ぎない。

地球遠征軍は戦艦ゴズマードを拠点とし、ゴズマ戦闘機や宇宙各地から呼び寄せた宇宙獣士を地球に送り込む。戦隊シリーズでも指折りの大規模組織でありまた、初めて敵幹部が裏切り、戦隊の味方となった敵組織でもある。


★星王バズー(演:桑原一人/声:加藤精三)
大星団ゴズマの支配者。
機械に首だけが接続されたような手足のない姿をしており、その姿を見た全ての生物が恐怖を感じるという。
だがその姿はあくまで立体映像である。
その正体は心を持った星・ゴズマスター。いくつもの「星」の王だから「星王」なのである。
額から光線を発射する他、宇宙獣士化光線で様々な異星人を宇宙獣士に変えることができる。


★ギルーク司令官(演:山本昌平)
大星団ゴズマの銀河系方面軍司令官で、ギラス星の出身。
ギラス星最強の武人でギラス剣を携え、戦闘の際はギラス二刀流を駆使する。
失敗続きで追放されるも、宇宙獣士サドスと合体してゴーストギルークになったりリゲルオーラを浴びてスーパーギルークにパワーアップする。しぶとい。


★副官ブーバ(演:岡本美登)
ギルークの副官として現場で指揮を執る幹部で元・宇宙海賊。
ゴズマの幹部の中では珍しく、何気に年齢、生年月日、生まれた星、そしてゴズマ参入の経緯などを含めたあらゆる情報が明言されておらず一切不明。
いかにも悪役らしくドスの利いた声で饒舌によく喋り、尺の都合で説明不足になりがちな本編内容を巧みに補完する、視聴者にとってはありがたい存在。
戦闘力は極めて高く、ギルークの副官としてチェンジマンを幾度となく窮地に追い込んだ。
愛用する武器はブルバドス。初代はだったが9話でチェンジドラゴンに真っ二つにされてしまう。
バイクなどあらゆる乗物を乗りこなし、左胸からの光弾、左手からの光線、ブーバ活人剣など様々な技を持つ。
夕陽の中でのチェンジドラゴンとの最後の一騎討ちは必見!

デザインは映画『プレデター』の元ネタになり、なんとプレデターのデザイナーであるスティーブ・ウォン自身がそれを認めた。後のエイリアンハンターや赤い忍者や勉強や計算が苦手なマフィアのボスとは関係ない。


★副官シーマ(演:藤枝かな/声:飯田道郎)
元アマンガ星の王女。
ブーバ同様ににギルークの副官として活躍する。
姫となるための教育方針として、幼くして母親から引き離され、「愛よりも憎しみを、平和よりも戦う事を教え込まれて育った」(ギルーク談)らしく、そのためか、肉親の愛情というものに対して激しい嫌悪を抱く。
女性なのに声だけ男というシュールな特徴を持つ(声を担当した飯田氏はダイナマンダークナイト役でも有名)。
武器はステッキで先端から光線を発射する。

ブーバの計らいでゴズマを去り、チェンジマンの仲間になってからは藤枝さんが声をあてた。


★女王アハメス(演:黒田福美)
第17話より登場。
白い陣羽織と銀髪、そしてネコミミ左右から伸びた突起の髪飾りが特徴。
かつてはギルークと同盟を組み、バズーに抗戦していた元アマゾ星の女王。
当初は独自のルートで配下の宇宙獣士を呼び寄せ、ギルーク達とは別行動をとっていた。
その後リゲルオーラを浴びてパワーアップし、追放されたギルークに代わって司令官となった。
終盤の「炎のアハメス」は名エピソード。


★航海士ゲーター(声:増岡弘)
母艦ゴズマードの航海士でナビ星の出身。今作のコメディリリーフ。
故郷に身重の妻ゾーリー(声:高坂真琴)と息子ワラジー(声:大原和彦)を置いて単身赴任している。
百獣戦隊のナレーションに声が似てる。
地球で生まれた娘・クックと家族を守るために、ゴズマを最初に裏切った幹部でもある。
口から光線を発射できる。


★ギョダーイ(声:渡部猛)
ギョダーイ星の原始生物。大きな頭に細長い脚が生えたような体つきをしており、口の中に巨大な単眼を持つ。
「ギョダ~~イ!」、もしくは「ギョ〜ッ、ギョ〜ッ」という声を発する以外に特に言葉は話せない。
この単眼から放たれる光線には一度死亡した場合も含めて生物の組織を活性・巨大化させる作用があるが、どうやらこの能力を使うと体力を著しく消耗するらしく、普段は四六時中寝てばかりいる*9
その知能は牛程度であり、性格もおとなしく、あくまでもゴズマに利用されているだけで本人に悪意は無い。
が、13話では彼の為に精製された濃縮栄養剤の過剰摂取によって極度の興奮状態に陥り、敵味方の双方を大混乱に陥れてしまった。


★宇宙獣士
ゴズマの主戦力で、元々その姿の者と宇宙獣士化光線によって宇宙獣士に変えられた者との二種類が存在する。
ゾビー、ウーバなど幹部たちの関係者も多い。
個人によって知能に差があり、オーズの様に人語を喋ることが出来ない者もいる。

★ヒドラー兵
ゴズマの戦闘員。巨大な卵から生まれ、リング状のを武器に戦う。
知能は低く、他作品の戦闘員のようにメカの操縦のような器用な真似は出来ない。
ヘンな粘液みたいなものを垂らしながら襲い掛かってくるというグロテスクな演出は、当時の子どもたちにメカクローンに負けるとも劣らないトラウマを植え付けた。
胸にあるパイプ状の器官が弱点で、そこをやられると青い光やガスを放出しながら消滅する。

★ゴズマ戦闘機
名前の通りゴズマの戦闘機。基本は自動操縦だが人間による操縦も可能。


★宇宙怪鳥ジャンゲラン
リゲルオーラの力でパワーアップしたアハメスが呼び出した双頭の怪鳥。
後に宇宙獣士化光線によって宇宙獣士ジャンとゲランに変えられる。



【余談】

2011年の『海賊戦隊ゴーカイジャー』において、物語の陰でバスコに大いなる力を奪われてしまった事が判明。
チェンジマンファン涙目である。

なかなか全員揃ってのゴーカイチェンジがなかったが、35話でついに5人全員のチェンジが登場。
ザコ退治だが、カッコいい見せ場を貰えた。

そしてついに49話にチェンジグリフォン/疾風翔が登場。
絶望的だったゲスト登場を実現してくれたため、当時のファンは歓喜の声をあげたという。




【更に余談】

某音楽番組にて嵐のメンバー櫻井翔は、チェンジマン(特にチェンジペガサス)が憧れのヒーローであると語っていた。

項目冒頭にも書かれているが、今作はシリーズ最長の55話が放送されている。
元々はバイオマンまでのシリーズと同様に51話完結・1月末終了を予定していたが、次回作『超新星フラッシュマン』の撮影遅延などに起因して1か月(4話)延長されている。

今となっては有名な話だが、本作の主題歌や挿入歌を歌った“KAGE”というのは、当時、自身がボーカルを務めていたバンド・LAZY(レイジー)が解散して間もなく、ソロ活動を模索していた頃の景山浩宣(後の影山ヒロノブ)である。
当時はアニソン(特ソン)への進出に抵抗感もあったという影山ヒロノブであるが、ハードロックバンド出身というそのボーカルセンスを活かした主題歌は当時非常に斬新で好評をもって迎えられ、彼自身の今後のキャリアにも影響を与えることとなった。



ハートに火をつけて燃え上がらせて追記・修正!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/