炸裂装甲(遊戯王OCG)

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炸裂装甲(遊戯王OCG) - (2021/06/07 (月) 18:58:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/10/20(土) 22:44:14
更新日:2023/12/28 Thu 16:36:00
所要時間:約 6 分で読めます





炸裂装甲とは遊戯王OCGに存在するカードの一つ。

炸裂装甲(リアクティブアーマー)
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体を破壊する。

【概要】

相手モンスターの攻撃時に発動でき、その攻撃モンスターを破壊するというシンプルな罠。
第3期の「闇魔界の脅威」で登場し、その分かりやすい効果から多くのプレイヤーに使われた一枚。
テキストでは分かりづらいが、対象を取るカードの1つである。

さて、このカードを一言で表すなら「『聖なるバリア −ミラーフォース−』の調整版」であろう。
攻撃モンスターを全て破壊するあちらには劣るとはいえ、このカードも十分に強力。

いわゆる攻撃反応罠といわれるカードの1つであり、後述する「次元幽閉」とはそれぞれ相互互換と言える

かわされやすい「対象に取る効果」でありしかも1体だけとはいえ、
攻撃を仕掛けた相手を問答無用で破壊してしまうのは魅力的。

【スタンダード】のような構築ではフル投入と言わないでも複数枚投入が理想的と言われる。

いわゆる『グッドスタッフ』と言われる
「どんなデッキでも邪魔にならないカード」の中では優秀かつ手に入れやすいカードである。

良心的な入手難易度に対する強力な効果、これもKONAMIのファンサービスの一環と言えるだろう。


追記・修正お願いします。















【以下、現実】

確かに前述の話もまるっきり嘘と言う話ではない。
……もうエクシーズ召喚はおろかシンクロ召喚が登場する前あたりと言う、何年も前の話ではあるが。

まずは現在の環境についてだが、現状ではいわゆる「攻撃反応」自体が遅いと言われる事が多い。

第5期終盤から「ガイザレス」「ダムド」「裁きの龍」など、容易に伏せ除去が行えるカードが増加し、攻撃反応罠の信頼性が低下。
さらに、第6期に入ると「ブリューナク」、第7期には甲虫装機の登場でますますその傾向は顕著となっていった。

そのため、「奈落」のような相手のモンスター召喚時に即使用する「召喚反応」罠や、
神の宣告」のような相手の動きを邪魔する「カウンター罠」のようなカードで除去行うのが一般的である。
あるいは「強制脱出装置」のようなどんなタイミングでも打てる、所謂フリーチェーンと言われる罠を多用する人もいるだろう。

とまあそう言った具合で、現状では攻撃反応罠自体、メインどころかサイドにも入れて無い人も多い。
ただし、【アーティファクト】や【魔界劇団】など、相手が伏せ除去をためらうようなデッキもいくつか存在するため、
そのようなデッキでならば攻撃反応罠も十分に活かすことができる。

それでもまあ、自由度が高いデッキならメインの枠が余るデッキは少なくないので、
「やっぱり一枚は攻撃反応罠を入れたい」と言う決闘者は少なくはないが、
そうなると炸裂装甲には強力すぎるライバルが立ちふさがる


具体的には冒頭のクマーよろしく「ミラフォ」と「次元幽閉」の二枚。
ちなみに二枚の効果はこう。

聖なるバリア −ミラーフォース−
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する

次元幽閉
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。


まずはミラーフォース。
こちらに関して言えば確実に炸裂装甲の上位互換と言える性能である。

最近ではミラーフォースだと複数枚のカードを巻き込みやすい為、
「スターライト・ロード」等で返されやすいと言う炸裂装甲には無い弱点を鑑みてなお、その単純な効果は非常に強力。

「対象に取らない全体破壊」の凄まじさは「ブラロ」でぶっぱされたり、
激流葬」や「ブラック・ホール」を食らった決闘者には言わずもがな解るであろう。

そんな訳で、ミラーフォースが無制限になった現在ではまず炸裂装甲よりも優先されるであろう。

次に次元幽閉についてだが、こちらは環境の変化から立場が逆転したと言えるカード。

次元幽閉が登場した頃は、最強の帰還カード「次元融合」が現役だったり、
次元系のデッキがそこそこ流行していたおかげで、炸裂装甲が次元幽閉より優先される事もあった。

しかも次元幽閉は登場当初はゲームのおまけだった為入手し辛く、手に入れやすい炸裂装甲を代用する決闘者も少なくなかった。

しかし、現在では使いやすい帰還系の魔法・罠にことごとく規制がかかった事と、
次元幽閉がストラクなどで再録されて入手が簡単になったおかげで立場が逆転。

現在では「スタダ」等の多くの破壊メタカードすら狩れる攻撃反応として、
本来炸裂装甲と相互互換と言えるハズの次元幽閉は炸裂装甲の上位互換と言われるようになった。

そうじゃなくても似たような効果の「サンダー・ブレイク」など、フリーチェーンの破壊効果のある罠カードが現状では結構あり、
炸裂装甲には冬の時代と言えるかも知れない。

腐ってもそこそこ炸裂装甲は効果は優秀なので今でも使え無い訳ではないが。

ちなみに「万能地雷グレイモヤ」と言う、炸裂装甲と同じ範囲ながら自動で相手の最大攻撃力のモンスターを破壊するカードもある。

これも本来炸裂装甲とは相互互換と言えるカードなのだろうが、
グレイモヤは「対象に取らない」性質上文字通りの地雷カードとしては炸裂装甲より強かったりする。



【アニメでの活躍】

確定的失敗フラグである。

具体的には、クロウ・ホーガンに「デルタ・クロウ‐アンチ・リバース」で他の罠ごと根こそぎ吹っ飛ばされたり、
覇王十代の使うモンスターに魔法や罠に耐性をつけられて炸裂装甲をものともされなかったりと、基本的に禄な目にあわないカード。

ミラフォ」ですら時々成功するし、「次元幽閉」はしっかり仕事したのにどうしてこうなった。

ちなみに、ロビンのギャラクシーデストロイヤーにチェーンすらさせず吹っ飛ばされたおかげで伏せカードの真偽は不明なままだったが、
ドロワ曰わくゴーシュのメインデッキには炸裂装甲が入っているとの事。



追記・修正は炸裂装甲をデッキに3積みしてからお願いします

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