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裁きの龍(遊戯王OCG)

登録日:2011/10/12 Wed 08:31:40
更新日:2026/07/03 Fri 21:51:10
所要時間:約 6 分で読めます





裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)とは、『遊戯王OCG』に存在するカード。

裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)/Judgment Dragon》

特殊召喚・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「ライトロード」モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
(1):1000LPを払って発動できる。
フィールドの他のカードを全て破壊する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。



概要

第5期ラストとなる第8弾パック「LIGHT OF DESTRUCTION」で登場した特殊召喚モンスター。
初収録時点でのレアリティはウルトラとアルティメットレアの2種類。

同カードパックから新たに追加されたカテゴリ「ライトロード」とシナジーがある特殊召喚条件と、非常に強力な除去効果を併せ持つカード。

その除去効果とは、あのカオスの如く、LPを1000払うことでフィールド上のこのカード以外のカードを破壊するというもの。
ちなみに、儀式モンスターで召喚しづらく、攻撃力もこのカードより低い《終焉の王デミス》は、2倍のLPを払ってようやく同じ効果を発揮できる。どういうことなの……

劣勢に追い込まれていても、特殊召喚条件を満たしていれば、この1枚で安定して切り返すことが出来る。
特殊召喚故に条件を満たせていれば何度でも召喚できるため、《強制脱出装置》等の「手札に戻す」効果は事実上無視でき、
手札に何枚かあるなら、1枚目で場を更地にした上で、2,3枚目の《裁きの龍》を召喚することも出来る。
特殊召喚のために召喚酔いが存在しないため、ゲーム展開によっては3体並べられればそのまま9000ダメージを与えてゲームエンドまで持っていける。

登場当時と比べると、この効果へのカウンターとして非常に有用な《スターライト・ロード》の流行や、優先権に関するルール変更などによって使いにくくはなっているが、それでも依然として強力な効果といえる。

これだけ強力ならその召喚条件は厳しいと思うかもしれないが、安心してほしい。
このカードの召喚条件は「墓地に「ライトロード」と名の付くモンスターが4種類以上存在すれば良い」というもの。

「ライトロード」モンスターの大半は、コントロールしている側のターンエンド時に自分の山札から何枚か墓地に送る効果を持っている。
普通に「ライトロード」モンスターを展開し、フィールドに維持しているだけでどんどん「ライトロード」を含むカードが墓地に貯まっていくので、いざ《裁きの龍》を召喚したいと思った時には既に特殊召喚の条件を満たしているパターンがほとんど。
後は《裁きの龍》を手札に引ければOKである。
何?《裁きの龍》も墓地に落ちた?そこに《死者転生》があるじゃろ?

そんなわけで、当時から【ライトロード】におけるエースカードの1つとして扱われることが多かった。
相手からしてみれば、

「低級モンスターが多いこともあってわらわら出てくる「ライトロード」と戦っていたら、
いきなり大型モンスターが出てきてこちらの盤面を更地にされ、
その上で同じモンスターが何体も並んで圧殺された。何を言ってるか(ry」

というような状態であり、自分からしてみれば、どんな状況でもこの1枚で切り返し、場合によってはそのままゲームウィンまで持っていける、非常に頼もしい切り札である。
まあ、そもそも【ライトロード】の切り札としてデザインされている以上、このデッキを相手取るなら《裁きの龍》は警戒して然るべきカードの1つであるので、初めて【ライトロード】と戦ったというプレイヤーでもない限り、出されて諦め顔を浮かべることはあっても、ポルポルくんみたいな反応はしないと思われるが。

ちなみに、戦闘ダメージを受けたことに反応するカウンターカードとして有名な《トラゴエディア》や《冥府の使者ゴーズ》もこのカードの前では無力。
追撃こそ防がれるものの、バトルフェイズの後のメインフェイズ2で再び効果を使って吹き飛ばせる。
流石に《エフェクト・ヴェーラー》を使われると大人しくならざるを得ないが、これだけではその場しのぎでしかなく、相手の場に守備表示のモンスターがいなければ攻撃は通せるし、何なら手札に数枚あれば2枚目を特殊召喚すればそれでいい。
自分は劣勢を文字通り吹き飛ばしておいて、相手の切り返しは許さないという、まさに外道なプレイングといえよう。


ちなみにこのカードは強さの割に入手が非常に容易である。
GOLD SERIES 2010」にノーマルで収録されていたため、店で投げ売りされている事もある。


弱点

ただし、強力なカードではあるが、弱点はもちろんある。

  • 特殊召喚封じ
この当時は特殊召喚封じは主にシンクロ召喚やE・HEROの融合召喚に対する強力なメタの1つだったが、通常召喚が出来ないこのカードにも当然の如くぶっ刺さる。

  • 耐性は持っていない
そもそもこのカードはバウンス以外には除去耐性がなく、《サンダー・ボルト》などの汎用除去だけであっさり沈んでしまう。
奈落の落とし穴》などの召喚に反応する罠カードの大半にも弱いので、召喚する前に出来るだけ相手の伏せカードは除去しておきたいところ。
《大寒波》(2011年3月1日以降禁止カード)が現役の時代は、それとコンボでラクにキルまで持って行けたり、返しのターンの魔法カードを阻止したりしていた。

前述したように、《スターライト・ロード》はこのカードにとって特に辛いカードの1つ。
全体除去効果を無効化されて《裁きの龍》も破壊された挙句、相手の場には《スターダスト・ドラゴン》が召喚されてしまう。

  • 除去効果発動時のライフコスト
ライフ・アドバンテージが重視されにくい遊戯王OCGとは言え、1000LPを払うというのは決して軽くない。
《神の宣告》・《神の警告》といったカードと併せてLPを投げ捨てまくっていると、そもそも発動が困難になったり、ヤリザ殿こと《六武衆-ヤリザ》などのダイレクトアタックで突然死、という事態に陥りかねないので、むやみやたらと発動するのはやめた方が良い。

なお、エンドフェイズ時にデッキトップ4枚を墓地に送るという事実上の維持コストも割と重めに見えるが、そもそもこのカードが採用される【ライトロード】は他にも墓地参照効果が多く、デッキからバンバン墓地に送ってモンスターを並べる速攻デッキである。
どれだけ山札が削られようと、デッキ切れになる前に相手のLPを削り切ればそれで良く、特にフィニッシャーである《裁きの龍》を特殊召喚した後はそのままゲーム終了にもっていくのが常で、あまりこのデメリットは気にならない。

  • 効果無効化
上述の通り《エフェクト・ヴェーラー》はその場しのぎにしかならないので使われてもそこまで気にならないが、《閃光を吸い込むマジック・ミラー》や《超古代生物の墓場》といった、場に存在する限り永久に効果を封じるカードには注意が必要。
表側攻撃表示から守備表示に変更することで相手の場の魔法・罠カードを1枚破壊できる《ライトロード・マジシャン ライラ》や、《サイクロン》等の汎用除去で、《裁きの龍》を出す前に除去しておきたいところ(《閃光を吸い込むマジック・ミラー》にはライラも光属性なので無力だが)。
最近は手札から使えば裏側表示の、墓地から使えば表側表示の魔法・罠カードを破壊できる《ギャラクシー・サイクロン》まで登場したので何とかなるだろう。 

  • 効果破壊耐性を持つモンスター
全体除去がいかに強力とはいえ、このカードが行うのはあくまでも「破壊による除去」である。
なので、「効果では破壊されない」モンスターや、「カードの効果を受けない」モンスターの除去は行えない。
(《混沌帝龍 -終焉の使者-》は「墓地へ送る」効果なので、前者のモンスターなら処理可能)
インフレが進んだ現在は攻撃力3000以上の耐性持ち高打点モンスターも当たり前に増えているので、《裁きの龍》のみで盤面の巻き返しを狙うのは難しくなった。

もっとも、この点は自分のモンスターに対しても同様なので、自陣には破壊耐性持ちのモンスターを並べて全体除去から守る等といった工夫は《混沌帝龍 -終焉の使者-》よりもしやすいと言える。


相性の良いカード

  • 《エクリプス・ワイバーン》
墓地に落ちた時デッキから光属性か闇属性の上級ドラゴンを除外、このカードが除外されたら手札に加える。
「ライトロード」の効果や《竜の霊廟》などで簡単に墓地へ送ることができる。
このカードを除外する手段としては、カオスモンスターや征竜のコストなどが有効。

2019年10月より禁止カード入りしていたが、2025年10月に制限復帰し、2026年1月には制限解除。やっぱりインフレって怖い。

  • 《創世の預言者》
こちらも墓地からの回収に。効果モンスターなので壁にもなる。
しかし、通常召喚故に召喚権が必要なのと、罠カードや《エフェクト・ヴェーラー》で召喚や効果発動を妨害される危険性もあり、安定性には少し欠けるのが難点。
《大寒波》現役時は後述の《死者転生》より高く評価され、使われていた。

  • 《死者転生》
手札1枚をコストに、自分の墓地のモンスターをサルベージできる通常魔法。
回収対象が誰彼一切記されていないので、回収能力だけで見れば《創世の予言者》より安定する。
《大寒波》現役時は評価が正反対だった。

  • 《光の召集》
こちらも墓地(ry
「ライトロード」カードなどで《裁きの龍》も墓地に落ちてしまった時の対策に。
《裁きの龍》以外にも、相手ターンに《オネスト》を回収して反撃なんてメリットも。

  • 《大寒波》
メインフェイズ1開始時にしか発動できないものの、次の相手ターン終了時まで魔法・罠カードをお互いに発動できなくなる通常魔法。
かなりの妨害性能を誇り、発動すればキルターンへの突入、撃ち漏らしても恐るべき制圧力。
そのため2011年3月1日から禁止カードとなってしまった。


派生カード

戒めの龍(パニッシュメント・ドラグーン)/Punishment Dragon》

特殊召喚・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の除外状態の「ライトロード」モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分・相手ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
「ライトロード」モンスター以外の、お互いの墓地・除外状態(表側)のカードを全てデッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分の「ライトロード」モンスターの効果が発動した場合に発動する。
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。

第10期最初のパック「CODE OF THE DUELIST」で登場した特殊召喚モンスター。
同パックでは「ライトロード」と対の関係となる「トワイライトロード」が派生モンスターとして追加されており、このモンスターも《裁きの龍》と対のイメージを意識したと思われる。

こちらの召喚条件は、「除外されている「ライトロード」モンスター」が4種類以上。
単純な墓地肥やしだけで条件を満たしやすい《裁きの龍》と比べるとややひと手間必要だが、《ライトロード・アテナ ミネルバ》や《妖精伝姫-シラユキ》などを使えばこちらも容易に召喚条件を満たせる。

モンスター効果は、1000LPを払うことで「ライトロード」モンスター以外の墓地・除外ゾーンのカードをデッキにバウンスするというもの。
ライフコストは同じだが、こちらは1ターンに1度の回数制限がある代わりにフリーチェーンで発動可能、というのが大きな特徴。
相手の墓地利用を妨害できる他、デッキ消費が激しい【ライトロード】においては早期決着ができなかった場合のデッキ切れ回避にも使える。
なお、「ライトロード」モンスターが範囲外というのはメリットと同時にデメリットでもあり、《裁きの龍》の召喚条件を阻害しない一方で、墓地の「ライトロード」モンスターを再利用するという目的には使えない。


光道の龍(ドラグーン・オブ・ライトロード)/Lightsworn Dragonling》

効果モンスター
星4/光属性/ドラゴン族/攻1500/守1300
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地に「ライトロード」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「光道の龍」以外の「ライトロード」カード1枚を墓地へ送る。
(3):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから攻撃力3000/守備力2600のドラゴン族モンスター1体を手札に加える。

第12期第4弾パック「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場した効果モンスター。

「自分の墓地に「ライトロード」モンスターが存在する場合」という極めて緩い条件での特殊召喚効果と、特殊召喚時に「ライトロード」カードを墓地へ落とせる効果を持つ。
通常召喚では墓地送りができないものの、どこからでも特殊召喚さえされれば良いので、《ライトロード・サモナー ルミナス》などで蘇生させた場合などでも条件を満たせる。

墓地へ送られた場合は「攻撃力3000/守備力2600のドラゴン族モンスター」…つまるところ《裁きの龍》・《戒めの龍》をサーチ可能。
どちらも「ライトロード」の名を冠しないがためにカテゴリサポートを受けられないというのが従来のネックだったが、ここへ来てようやくサーチ手段を手にする事となった。
さらに(他の「ライトロード」と異なり)デッキ以外から墓地へ落ちた場合でも発動できるので、《ライトロード・アテナ ミネルバ》などの素材にしてもトリガーを引く事が可能。


神光の龍(エンライトメント・ドラグーン)/Enlightenment Dragon》

融合・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
「裁きの龍」+「戒めの龍」
自分のフィールド及び墓地からそれぞれ1体ずつ、上記のカードを除外した場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分・相手ターンに1度、2000LPを払って発動できる。
このカード以外のお互いのフィールド・墓地のカードを全て除外する。
(2):自分エンドフェイズに発動する。
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
(3):このカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
自分の除外状態の「裁きの龍」「戒めの龍」を1体ずつ手札に加える。
その後、その2体を召喚条件を無視して特殊召喚できる。

《光道の龍》と同じく、「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場した融合モンスター。

《裁きの龍》・《戒めの龍》の大型モンスター2体を素材に要する、【ライトロード】の新たな切り札。
融合》を必要としない代わりに、《裁きの龍》・《戒めの龍》を1体ずつ除外するという召喚条件を持つ。
フィールドだけでなく墓地から除外しても良く、【ライトロード】なら気が付けば両方とも墓地へ落ちていたという事も少なくないので、条件はさほど厳しくない。
《光道の龍》の効果を使えば重さを軽減できる他、《E・HERO プリズマー》でどちらかの名前をコピーするという手段も使用可能。

2体の龍の融合体という事もあり、モンスター効果も《裁きの龍》の全体除去と《戒めの龍》のフリーチェーン除外を合わせたようなもの。
ライフコストも倍の2000となっており、元の形態以上に気軽に放てるものではなくなっているが、一度でも通せればまさに文字通りのフィニッシャーとなりうる存在である。
ただし、エンドフェイズにデッキトップ4枚を墓地に送るというのは《裁きの龍》と同様なので、やはりこのモンスターもデッキ切れとなる前の短期決着が望ましい。

また、自身が相手によって破壊された場合は除外状態の《裁きの龍》・《戒めの龍》を1体ずつサルベージ・特殊召喚できる効果も持つ。
こちらもやはり耐性を持たないが、仮に破壊されたとしても自分フィールドががら空きになるという事態は回避可能。
とは言え、破壊を介さない除去に対しては無力である事に加えて、特殊召喚する場合は必ず2体両方でなくてはならず、どちらかを手札に残して片方だけ特殊召喚という使い方はできないので注意。




追記・修正は、墓地に「ライトロード」モンスターが4種類以上集まってからお願いします。

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最終更新:2026年07月03日 21:51