次元幽閉(遊戯王OCG)

登録日:2011/05/05(木) 02:14:04
更新日:2024/12/07 Sat 09:14:58
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破壊ではない、除外してもらう。

次元幽閉
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。
選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。

【概要】

遊戯王OCGには様々な罠があり、その中でも初心者にも分かりやすいのが《聖なるバリア −ミラーフォース−》を代表とする攻撃反応型の罠カード。
《次元幽閉》もそのうちの一枚である。

このカードが他の攻撃反応型罠と違うのが冒頭でのセリフにあるように、破壊せずに除外してしまうことである。

これが結構強いというかかなりいやらしい。
破壊しないので破壊耐性持ち、各種破壊され墓地に行った時に効果を発動するモンスター、
破壊を無効にできるおなじみ《スターダスト・ドラゴン》が総じて無力となる。

しかも送られる先は墓地という名の休憩所でなく異世界である。
当時では除外されたモンスターの再利用は墓地のそれより遥かに難しく、あらかじめそういうギミックを組み込んでなければほぼ無理だと言っていい。

欠点は《王宮の鉄壁》の適用下では発動できないことや
聖なるバリア −ミラーフォース−》などと違い対象にとる効果であることだが、重要度は高くない。
ただ、《次元融合》が禁止でなかったころに限っては《炸裂装甲》が優先される場合もあった。
そのような例外的な環境を除けば《炸裂装甲》のほぼ上位互換と言って良いのだが、一つ問題があり、このカード、当初はゲーム付属カードだったのである。
そのため、入手性の問題で《炸裂装甲》が使われるというケースはあった。


しかし、5期末期から6期にかけて進んだモンスターの除去力インフレに伴う攻撃反応罠全体の地位低下により、このカードの立場も失われていく。
このカードが世に出たのはその5期末期の2007年末であり、《ダーク・アームド・ドラゴン》なんかはほぼ同時に登場している。
攻撃反応罠の代表格の一角として有名なカードなのだが、実のところ全盛期は短く、地位を落としつつも生き延びていたという時代の方が長い。
そういう意味では、2003年生まれで次元幽閉の登場まで第一線を張っていた《炸裂装甲》の方が恵まれた立場だったとも言えよう。


【アニメでの活躍】

GXではリアルファイターアモン・ガラムがVSエド・フェニックス戦で使用。


エド「《幽獄の時計塔》の効果で特殊召喚された《D-HERO ドレッドガイ》はカードの効果では破壊されない!」キリッ
アモン「破壊ではない…除外してもらう」
エド「(゚д゚)」

《強者の苦痛》といいリアルファイトといいこいつは…


ちなみに、World Chanpion Shipタッグフォース等のゲーム作品だとCPUがこのカードに並ぶ除外罠の代表《奈落の落とし穴》と共に惜しみ無く使用してくる。
そのため、中盤〜終盤にかけてこれらのカードへの対策を用意しておかないとキツかったりする。
え?序盤のザコが使ってくるWCS2009ではどう対策しろだって?
俺の管轄外だ。


破壊ではない、追記・修正してもらう…

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最終更新:2024年12月07日 09:14