アイラ(FE)

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アイラ(FE) - (2018/10/29 (月) 00:29:45) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/12/21(日) 21:31:14
更新日:2024/03/24 Sun 15:21:24
所要時間:約 4 分で読めます




恩に報いる。それがイザークの戦士の掟だ。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』に登場する人物。
シリーズ初の女剣士。


クラスはソードファイター→ソードマスター
スキルは兵種スキルが追撃と連続(CC後)、個人スキルが見切りと流星剣

良く言えば律儀、悪く言えば堅物なクールキャラな性格。

イザークのマナナン王の娘(王女)で現国王マリクルの妹。アイラ側は気付いていなかったがホリンとは幼なじみらしい。
イザークが滅んだ時に甥(マリクルの子)のシャナンと共に落ち延びたが、
ヴェルダンでシャナンが人質に取られたためにキンボイスに従わされ、一章でシグルド達に敵対する。
ジェノア城制圧後にシャナンを保護したシグルドで説得することにより仲間にすることが可能。

甥のシャナンを我が子のように面倒を見ていたが、グランベル帰還中にシャナンが成長したことを認め、オイフェと共に旅立つことを認めた。
これはシャナンはディアドラの行方不明にずっと心を痛めており、彼女から受けた最後の言葉であるセリスを頼むという言葉を守ろうとしたことと、
ちょうどイザークに戻るちょうど良い機会だった上に、オイフェ達はイザーク国からすると国を滅ぼした敵国の臣民であるためそれを庇うという意味合いなどもあった。

しかしアイラ自身は成長を認めたためにこれまで庇護していたシャナンと一緒に行くことはなく、
義理も何もないところか敵である自身とシャナンを保護してくれたシグルドへの恩に報いるため、
嫌な予感はしていたが(グランベルは比類するものがないほど強大であることもあり全員がそう感じていた)最後まで同行した。

その後もバーハラまでシグルド軍に従事するも、バーハラの悲劇の後の消息は不明。
大沢版ではレックスと共にドズル家まで落ち延びたが……。

小説版ではレックスと恋仲になる。
バーハラの悲劇においては壮絶な戦闘の最中、レックスと共に多数の敵兵を斬り捨てるものの、
レックスが自分の目の前で戦死した事に絶望し、わざと敵に討たれて戦死するという壮絶な最期を遂げた。 

ファイアーエムブレムのHPのデザイナーズノートには兄のマリクルがシャナンをアイラに託した詳細が語られていた。
敗戦国の女は王族でもよくて奴隷、大抵は慰め者にされて処刑されるかの二択しかなかった。
マリクルは息子の心配もあったがそれ以上に妹のアイラの事が心配だった。
しかし気の強い妹に逃げてくれと言っても素直に聞かないのは兄が一番知っていたので、「シャナンの成長を見届ける」という仕事を与える事で逃がすことに成功したと語られている。




【ユニットとして】
技と速さに優れ、五回連続攻撃する流星剣の個人スキルを持つ強キャラの一人、特に流星剣は凶悪すぎて有名。
オードの血統とは言え傍系なのでバルムンクは装備できないが、全く問題にならないほど強い。

当初はレベルが低く打たれ弱く扱いづらい大剣を使っているという欠点があるが、
勇者の剣(鉄の大剣の威力と鉄の剣の軽さを持ち、必ず2回攻撃するチート武器)を手に入れクラスチェンジした辺りから手がつけられなくなる。
勇者の剣で50人斬りを果たして必殺が付こうものなら穴であった非力さもカバーできるようになる。
ここまで来ると敵が可哀想になるレベル。

だがHPと守備が低いので意外と打たれ弱い所があり、油断するとやっつけ負けしている事も多々あるので油断は禁物。
いくら強いからと言っても、ジェネラルやバロンといった堅い敵に無策でぶつけないようにしたい。

死亡セリフは恋人が居ようと子供が居ようと「シャナン、元気でね…」である。
恋人がいても死亡セリフがアレなブラコン姫と違い、シャナンに対する責任感が強い事がうかがえる。


【恋人や母としてのアイラ】
彼女の子はラクチェスカサハであり、どちらも母親譲りの追撃と流星剣と見切りがあるためかなり強い。
またオードの血を引くことになるので子供達も技の成長率が高い。

恋人会話はホリンとレックスとアーダンがあり、
ホリンとレックスは三章で勇者の剣をくれて愛情値も上がるので、どちらか二人とくっ付ける気がなければ愛情値に気を付けよう。
会話では可愛らしかったりしっかりしたアイラが見える。

父の組み合わせとしては、オードの血が濃くなり月光剣もあり武器を受け継ぎ会話もあるといいとこどりなホリンか、
エリートで成長が速く、不安な守備もネールの血で補強できるレックスが人気。
また、アーダンの待ち伏せも、やっつけ負けを防ぐのに十分すぎる威力を発揮できる。
レックスが埋まってて待ち伏せが欲しいなら考えよう。

デューは太陽剣で自力回復でき、値切りも使えるので便利。成長率も良いがHPが低くなるのでやや癖はある。
ジャムカは武器継承が難だが互いの弱点を補う上、スカサハに連続を付けられ妹との差が無くなる。
必殺突撃持ちのノイッシュあたりも相性が良く、スキルが凄い。

変化球では力やスキルを妥協すれば魔防が伸びる双子ができるクロードあたりもあり。
ただしバルキリーの杖が無駄になってしまう。

その他は元から追撃持ちの上に魅力的なスキルが少ないアゼルやミデェールやフィンやベオウルフ、フォルセティが持ち腐れになるレヴィン
スキル丸被りのアレク等の微妙な組み合わせもあるが、あくまで比較的微妙なだけで誰が父親になっても十分使い物になる子が生まれる。
それくらい優秀な母親である。
フォーレストは魔力が3上がるので魔法系キャラが父の場合は通常の剣と魔法剣のハイブリットを目指してみる方向性もなくもない。やはり強くはないが。



【備考】

敵から味方になる剣士というナバールポジのキャラだが、
同時にFEにおける黒髪美少女剣士やクール美少女剣士の開祖である。下記参照。

また、フィギュアとして商品化されたこともあるが、シークレット枠であり、非常に貴重な存在。
フィギュア自体も絶版で、現在はかなり入手困難。

4月19日に発売された『ファイアーエムブレム 覚醒』にて配信された。
所持スキルは待ち伏せ、流星、移動+1、回避+10と聖戦当時の強さを再現している。
レアスキル等はないが、スカウト費も12700と安いので雇っておいて損はないだろう。

【アイラの系譜を継ぐキャラ】
アイラと同じく、オードの血をひく剣士。黒い髪がアイラを思わせる。
イザークの剣技、月光剣、流星剣(こっちはイベントをえて)を使う。
ゲームシステム上、これらのスキルが同時に発動する他、強力な専用武器もあり、「美少女剣士強し」のイメージをさらに決定付けた。
アイラの子供たちが死神兄妹と言われる一方でこちらは父のガルザスとで死神親子である。

黒髪を剣道女子の王道のポニテに結んだ少女剣士。
「剣聖」、「剣姫」のそれぞれの異名を持つ叔父と母を持ち、イザーク王家のような剣豪家系に生まれた。
キャラ付け的にはクールな面が薄まり、アイラが稀に見せた「男勝りながらも何だかんだで女の子」という面が強調され、以後の系譜の一つのスタンダードになっていく
ゲームシステム上、流星剣のようなスキルが無いが、彼女のクラスのソードマスターが狂った必殺率ボーナスを持ちイザークの面々を思わせるような猛威をふるった。
しかし、彼女以降、強ユニットのイメージを欲しいままにした美少女剣士(というかソードマスター系全般)キャラは弱体化の一途をたどり、下手をすると平均未満…ということに。

フィルの母親で「剣姫」の異名を持つ。もちろん、フィルには似ているが長い髪をおろしているので元祖のアイラに近い風貌に。
前作の関係で結婚相手はバアトルのみ。「美女と野獣」といったカップルは固有会話のあったアイラとアーダンを思わせる。
加入が遅めで(しかも特定の条件を満たさないと出ない)初期パラも低い、ソドマスの必殺ボーナスの弱体化、悪くは無いが並みの成長率と使用にはかなり愛がいる。
彼女から(強さ的に)美少女剣士の落日が始まったと言える。





私はイザークの王女アイラ。剣聖オードの血を引く者だ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにも参加。イラストは聖魔兄妹の麻谷知世氏が担当。
赤属性の剣使い。歩兵ユニット。
『瞬閃アイラの剣』『剣姫の流星』という専用武器・奥義スキルを持つ。

Aスキルは自分から攻撃した際に攻撃と速さを+する「鬼神飛燕の一撃」、
Bスキルに一定量HPが減った場合に追撃が可能な場合、自分の攻撃の直後に追撃を行う(いわゆる勇者武器を持った場合と同じ状態になる)「攻め立て」と非常に攻撃的な構成。
専用武器「瞬閃アイラの剣」は攻撃した相手より速さが3以上上回っている場合に奥義カウント変動量を+1する効果を持つ。
アイラの速さは40と現在の赤の歩兵ではトップクラスの値の上に、
戦闘中のみとはいえ「鬼神飛燕の一撃」によってさらに速さが高められるので、この効果が発動しない場面の方が珍しいほど。
「剣姫の流星」自体の発動も2カウントと非常に早く、奥義を発動できない場面が無いと言ってもよい。

また、こうした高速アタッカーは耐久力が犠牲になるのが常だが、
アイラはHP41、守備31とこのクラスとしては高水準の耐久力も兼ね備えており、有利属性の緑なら多少小突かれた程度はビクともしない。
唯一魔防だけはやや低めだが、逆に言えば能力的な穴はそれ以外無いと言ってもよい。
空いた補助とCスキルの枠はお好みのものを継承してあげればよく、デフォルトのままでスキル構成がほぼ完成されているのもポイントが高い。

……と、聖戦最高峰の人気キャラだけあり非常に強力なユニットに仕上がっている。
しかし、実装された当初はシグルド・ディアドラ・ティルテュの3人のピックアップの最中の上、事前の予告が全くなかったため、批判の声もあった。
また、理想的なステータス配分に加え、ステータス合計値が既存キャラよりも上乗せされており、
「瞬閃アイラの剣」も非常に強力なことから主人公級含むほとんどの剣士キャラクターの実質上位互換となってしまっているため、
「急すぎるインフレ」「一サブキャラクターをここまで露骨に優遇する必要があるのか?」等の批判も巻き起こしている。

「瞬閃アイラの剣」もいわゆる元ネタが存在しない武器で、
特に他の専用武器をもたないサブキャラクターとの扱いの差が大きすぎることが取り立たされ、今後に不安を残すことになった。



追記・修正、よろしく頼む。




流 星 剣 !


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