シャナン(FE)

登録日:2012/05/16(水) 22:21:47
更新日:2025/02/13 Thu 11:42:17
所要時間:約 4 分で読めます






セリスはたくましくなったな。

そうか……、これでやっと……。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

ファイアーエムブレム 聖戦の系譜に登場するキャラクター。
剣聖オード直系の血を引くイザーク王国の王子で神剣バルムンクの継承者。
二世代にまたがる物語の中で登場しつづけ、大陸中を渡り歩いた実績を持つことに。

CV:増田俊樹(FEヒーローズ)


【親世代】

父はマリクル、祖父はマナナン。
叔母のアイラに連れられ戦乱が続く母国を離れ、ヴェルダン領内に潜伏していた。
しかし、第1章でアイラをシグルドと戦わせるためにキンボイスに人質に取られてしまう。
シグルドに救出された後はアイラを説得し彼女と共にシグルド軍に加入するが、この時はまだ子供なので戦闘には参加せず、出番は戦闘前のイベントのみ。

3章でディアドラが拐われてしまった事を自分のせいだと考え、幼少の彼に暗い影を落とす。
この事は後年まで悔い続けることになるが、指導者・人格者として彼を成長させた。

親世代最後の第5章で、オイフェやセリス、他の仲間の子供達と共にグランベルを脱出しイザークへ帰還。
バーハラの悲劇」でシグルド達が亡くなった後は、幼いながらもイザークのティルナノグでセリスや子供達を守り続けた。
平民世代を見る限り、シャナンやオイフェの努力と尽力で集まった者も少なくない為セリスは沢山の人に生かされてきたのだろう。

【子世代】

17年後、レジスタンスの盟主となっていたシャナンはイード砂漠へ神剣バルムンクの捜索に向かいティルナノグを留守に。
が、隙を突かれてドズル家の侵攻を受ける…ものの、セリスらは反乱軍として決起し、これを退ける。

その後、第7章で神殿からバルムンクを持ち出したパティ(デイジー)を追い、彼女に事情を話して遂にこれを入手。
改めて自身が正統なバルムンクの後継者であり、イザーク再興とグランベル解放の自覚を強める事となる。
そのままイザークから進軍してきたセリス軍に合流。以後、グランベルの戦乱を戦い抜いていく。

一連の流れからもわかる通り、シャナンもまた、聖戦の系譜の主人公の1人といっても過言ではない。


【ユニット性能】

○初期値と成長率
ソードマスター LV12
HP-38(80+40)
力-18(30)
魔力-0(5)
技-22(20+60)
速さ-23(20)
運-10(20)
守備-13(40)
魔防-4(5)
移動-6
武器LV-剣★
血統-オード直系
スキル-追撃(兵種)・連続(兵種)・流星剣

加入:第7章開始時

親世代では気弱なショタだったが、子世代では黒い長髪に涼しい目のイケメン
その見た目とオード直系の血は伊達ではなく、技・速さの初期値に優れ、特に技はオード直系の補正で成長率も高い。上級職での加入ながらLvアップ回数も18回と多い。
スキルもチートスキル「流星剣」を持ち、攻撃性能は物理系ユニットの中でも特に高い。
そして、加入当初からバルムンクを使用できるため、 技+10、速さ+20 で大暴れ間違いなし。平民プレイでもアレスやオイフェとともに救世主となるだろう。

…しかし、逆に言えば バルムンクが無いと少々頼りない。
技は文句なく、HPや守備も成長率が良いので育てていけば不満を感じなくなりやすい。
しかし、力の初期値はCC後というのを踏まえると並~やや低いのに成長率が低いため、下手をすると後半はバルムンクを使っても固い敵には思うように火力を出しにくくなるのが欠点。
また、多くのユニットがそうであるように魔防の成長は期待できない。後半はダークマージ系と良く戦うことになるが、敵フェイズで狙い撃たれると厳しいことになる。
速さは初期値の時点で最後まで第一線で戦えるレベル(バルムンクもあるので尚更)なのだが、成長率がかなり低いので最終的には少し高い程度に収まりやすい。
何より最大の弱点として(強い子世代ユニットと比較して)運が目に見えて低いので意外と回避率がそこまで高くならず、バルムンクを持たせてようやく他の高回避ユニットと肩を並べられる程度。
アイラの強さがスキルのみならず、相対的なステータス差に支えられていたことがよくわかる。
特に魔法系が相手だと反撃不可で魔防の低さから一発毎の被ダメージが大きい上、ロプトの主力魔法たるヨツムンガンドは命中も90と高いので意外と避けにくい等危機に陥りがち。
同じ神器使いとの戦闘だとさらに厳しく、敵側の継承者の大半が隙の無い高ステータスを誇るのに対して、シャナンは素の力や回避率の微妙さが祟って劣勢に陥りやすい。
敵対する神器使いの内、ブリアンは有利な斧使いだが他は苦手な槍や魔法の使い手なのも痛い。
ついでに死神兄妹と違って「見切り」のスキルがないので「必殺」や「怒り」のスキル持ちが相手だとリスクが高く、特に終章では苦労する。

よって物理系の雑魚敵を相手にするのが無難であり、それも斧が相手でもない限り回避壁として微妙に信頼性に欠けるところがある。
子世代における神器持ちとしてはアルテナに次いで慎重な運用が求められる。

力に関しては成長吟味をしておくか、いっそバルムンクのみで戦って、いい品を目指すぐらいの気持ちが必要になる。
修理費こそ決して安くはないが、こんな戦い方がまかりとおるのも、聖戦の特異なゲームシステムならではのもの。

さらに彼の前には非常に分厚い壁が立ちはだかる…そう、弟子であるラクチェスカサハの死神兄妹、そしてもうひとつの神器である風魔法フォルセティの存在。
死神兄弟の強さは各項目を参照してもらえば良いが、例えていえば秀才オビ=ワンと超天才アナキンの師弟ようなものと思えば…。
フォルセティはバルムンクと同じく速さと技に補正がかかる上、魔法なので直間両用かつ安定して火力を出しやすい。
使用者も親世代の強ユニットの一角を担うレヴィンを父に持つセティアーサーといった優秀なユニットが揃う。
(コープルが加入も終盤な上にクラスチェンジをしなければ使えないので…)
バグを考慮しなければ神器を持った状態で流星剣を使える唯一の存在ではあるのだが、総合的な使い勝手ではやはり子世代に及ばない。

…とまぁこのように強力な剣を持つイケメン剣士…いわゆるナバールポジションという境遇には恵まれているが、
親世代で女性ユニット全員が結婚していると、同じような運用を求められる他のユニットが強過ぎるせいで、自身の微妙な能力が浮き彫りになってしまう。

決して弱くはないが、前線で戦うのが苦しくなったら他のシリーズの剣士系よろしくトドメ役を本業にさせるか、割り切って支援役に回すのが無難。
恋人候補としては前線を張れるラクチェ(ラドネイ)やパティとは恋人会話もあるし、歩調も合うので恋人補正の効果を生かしやすい。
恋人会話イベントは無いものの、バルムンクの修理費用を安定して稼げるデイジーもお勧め。

ただしこれらは各プレイヤー知恵を凝らしたスキル構成や成長率を持つ子世代と比較するから厳しく見えてしまうのであって、
なんやかんやでバルムンクの性能も流星剣も優秀なので、子世代がなおざりなプレイヤーに対する救済キャラとしては充分な強さのはずである。
「子世代が強い」というのも攻略が確立した現在の話であって、そうした情報が充実していなかった当時とは別物であることも留意。
適当なカップリングやカップル未成立で攻略することも(当時は)普通と考えると、そうしたプレイヤーに対する救済キャラの側面があることも見えてくるだろう。適当にカップリングさせても強い死神兄妹がむしろ異端なのだ。

特に親世代でカップルを全く作らない全員平民プレイの場合、彼には無理をしてでも主力として最後まで頑張って貰わないと困る。

成立が非常に困難で会話がないがユリアとも恋人になれる。
自身が守れなかった女性の娘であり、彼が守れなかった事でこの世に生をうけた少女がユリアである。
そして偶然と必然で同じ軍に身を置くことになるなど物語的にもどこか運命を感じさせる組み合わせではないだろうか。

ファイアーエムブレムはどのキャラであっても1人1人ドラマがあるのが素晴らしいのかもしれない。


グランベルの戦乱が終結した後、自らの最期を予見しながらも敵国と和平を結ぼうと尽力し果てた偉大なる祖父、妹と自分を逃し無念の戦死を遂げた尊敬すべき父、そして、無口ながらも優しく、厳しき時も己を省みず守ってくれた愛しき叔母の故郷イザークに帰国。
王として国を良く治め、グランベル王朝の新王となったセリスに常に助言や協力をし、彼を支えつづけた。


ファイアーエムブレム ヒーローズ


私はシャナン。イザーク王国の王子だ。

不逞の輩が相手とあらば我が剣技のもてなしで迎えよう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年1月に従妹と共に参戦。イラストは大熊ゆうご氏。
赤属性の剣・歩行ユニット。


武器スキルは『バルムンク』
速さ+3。敵から攻撃された時、または敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中、自身の弱化を無効化し、攻撃、速さ、守備、魔防+5にする。
奥義スキルは速さの40%を奥義ダメージに加算する『剣皇の流星』

Aスキルは敵から攻撃された時、戦闘中、速さ、守備+6、かつ、敵の奥義発動カウント変動量-1になる『飛燕金剛の構え3』
Bスキルに自分のHP75%以下で、攻撃時発動の奥義装備時、ターン開始時、奥義カウント-1。奥義発動時、奥義によるダメージ+10にする『怒り3』
Cスキルには偶数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の速さ+6になる『速さの波・偶数3』

攻撃性能が高いままなのは原作通りだがヒーローズでは受け性能へと変貌して大きくかけ離れた。
バルムンクは主に攻撃される側で発動するタイプ。条件こそ違うが効果はイドゥン(錬成前)とブルーニャと全く同じ。
体力が減ろうとも怒りで固定ダメージを与える。
生半可なステータスをしたユニットや弱体化サポートでは反撃で返り討ちに遭う。

一方魔防だけは紙レベルで属性の有利不利関係なしに大ダメージは必ず受ける。
魔法もそうだが弓と暗器の遠距離武器では何にも出来ず、固くなろうとも攻撃しなければ無力。
攻める事も不得意寄りのため、出来る限り相手を誘い出したい。


追記・修正しますか?

ニアはい
 いいえ
     流  星  剣 !


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最終更新:2025年02月13日 11:42