ドクター・アシュラ/毒島嵐

「ドクター・アシュラ/毒島嵐」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ドクター・アシュラ/毒島嵐 - (2020/10/05 (月) 21:50:53) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2016/03/13 (日) 18:42:45
更新日:2023/07/29 Sat 21:34:09
所要時間:約 7 分で読めます







頭脳獣を手玉に乗る人間がいた。

人間を猿人と化してしまうヒヒヅノーに襲われるライブマンを救ったのは、
暗黒街のボス・嵐!


超獣戦隊ライブマン!


頭脳獣を噛んだ男









ヘヘッ!お前らがこの俺に忠告するのか?

ボルトだかナットだか知らねえが…子分をコケにされたからにゃ、この毒島嵐!
落とし前を付けなきゃオトコが立たねぇのさ……。





演:岡本美登


【概要】

本名は毒島(ぶすじま)(あらし)
第11話「頭脳獣を噛んだ男」で初登場した、暗黒世界の帝王を夢見る暴力組織ニューマフィアのボス。
バンダナから伸びるドレッドヘアーに両肩にスパイク付きのジャケットと、『北斗の拳』の牙大王を思わせる奇抜な衣装に身を包んだ無頼漢。その経歴は一切不明。
その自信は伊達ではなく、ライブマンの武器を跳ね除ける頭脳獣ヒヒズノーを手玉に取る強さを持つ。
その姿には何故か岬めぐみも一度は「すっごい……」とメロメロになるほどだった。「もう少し男を見る目をつけなきゃね~……」
その反面、「俺は指が足りねぇと計算出来ねえんだ!」と認める程に両手を使わないと一桁の足し算にも事欠くくらい頭を使う事が苦手で、
それをバネに腕っぷしと度胸と拳だけでのし上がってきた過去を持つ。
その為、頭の良い人間に対して激しいコンプレックスを抱いており、天宮勇介から「ボルトは自分達が天才だと信じ、自分達だけで地球を支配しようとしてる恐ろしい奴なんだ!」と聞かされるや否や、

“天才”…?それがどうした?天才が何だ!秀才がどうだってんだ!

俺はな、頭の良い奴が大っ嫌いなんだ!

ガキの頃から、勉強が嫌いでよ……!

とボルトだけでなく科学アカデミアにまで敵意を燃やし、手玉にヒヒヅノーと猿人軍団を率いて悲願である暗黒社会を築かんと目論むが、
ドクター・オブラーとガードノイド・ガッシュの介入で失敗に終わった。


おのれぇ……!負けてたまるかぁっ!!

天才が何だ!?どいつもこいつも…俺を打ちのめそうとしても、そうはいかんぞぉ!!

俺は…誰にも負けねぇ!!

やがて、そんな嵐に転機が訪れることになる。

【超天才アシュラ!】


諸君!久しぶりだな。

勇介「毒島嵐…?それは一体何の真似だ!?」

俺は毒島嵐ではない。武装頭脳軍ボルトのドクター・アシュラ!

めぐみ「“ドクター・アシュラ”…?」

勇介「フッ、悪い冗談はよしてくれ。ボルトというのは、天才と自惚れてる奴らの集まりのはずだぜ」

フフッ、だからその“天才”となったのだ。
偉大なる大教授ビアスのお力で、俺の眠っていた才能が目覚めた…。
俺は自らを生体改造した。そして、ドクター・アシュラとなった…!

そして、今や命を懸けた死のテストにも合格!ドクター・アシュラの天才が証明されたのだ。

丈「信じられねぇ…!あの毒島嵐が…!?」

最早俺の右へ出る者はいない!……科学アカデミアの奴らよりも、ケンプ達よりも凄い天才となったのだ!

ヒヒヅノーに噛み付き、ジンマーの群れに丸腰で挑んでいく姿をボルトの首領たる大教授ビアスに認められ、ガッシュに拉致された後、第12話にてビアスから直接教育を受け、さらに自らパーマ生体改造を施す事で見違える程の天才へと成長した。

ビアス「君は勉強をしなかっただけなのだ……。本当は天才なのだ!

その後、ボルトが拉致した各界の科学者の前にて、敗者がテストヅノーの攻撃で死亡するルールのテストを出題されたが、5桁以上の足し算による暗算、


ビアス「フハハハ…。見事だ」

マゼンダ「どういう事なの?あの毒島嵐が……!」

ケンプ「簡単な足し算さえ満足に出来なかった男が…。一体何故!?」


以後は肉弾戦と知力を兼ね添えた、ボルトの4人目の幹部としてライブマン達に戦いを挑んでいく。
だが、アシュラになって間もない頃は力を行使することや天才へのコンプレックスが抜けきっておらず、テストヅノーを用いて勝手に銀行強盗を始めたり、
科学アカデミアの制服を着た勇介達に、赤い布に煽られる牛の如く襲い掛かっていた。
反面、コミカルな部分も見せるようになり、中盤でギルド星人ギルドスと共に加入したチブチ星人ブッチーの口調を真似して「どこが宇宙の天才なんダスかッ?!」とからかうこともあった。


【戦闘力】

非常に身軽で額の飾りや両目から光線を発射し、「カットアッシャー」という2本の光るブーメランにもなる短剣を装備している。
必殺技は上空に飛び上がり急降下攻撃を仕掛ける「アシュラリバースアタック」

さらに電脳の類を用いた作戦も目立ち、第14話で自ら開発した「シュラー三人衆」と言う3体の分身を生み出す「サイバー分身」を頻繁に使用。
このシュラー三人衆はそれぞれのたてがみを生やしており、「シュラー!」と叫んだり、アシュラが言った言葉の最後を繰り返して言う癖がある。
戦闘面においては手裏剣の如く飛ばして攻撃することも可能な両腕の刃物や、腕を地面に付けた地走りによる火花攻撃などを駆使した連携プレーを得意としている。
他にも第20話では針を使ってドクター・オブラーを捕えてみせた。

自らを「戦う天才」と称し、自身が直接戦闘を仕掛けることが多く、頭脳獣を用いた作戦は少ないが、相手を電気人間に変えるエレキヅノーや、幽霊と化した頭脳獣を操るレーヅノーなどを使用していた。


【アシュラ逆転一発勝負】



ビアス「やはり君達こそ真の天才……。君達は私の期待に応え、日増しに才能を伸ばしている」

「但し、ただ1人の例外を除いてな

マゼンダ「900点……!やったわ……。ケンプ!遂に同点に追いついたわね」

アシュラ「何故だ……?何故俺だけ点数が減ってしまったんだ?

ビアス「数字は正直だ……。最早それだけの才能しか無いという事。消え失せろ!最早お前のような奴に用は無い!」

何だとぉ!?

ガッシュ「見苦しいぞ!」

ビアス「我が世界征服作戦には、最も優れた者1人の手助けが必要なのだ……。それが千点頭脳!」

「ケンプ、マゼンダ……!私の夢を叶えてくれるのは、どっちだ?」

ケンプ「あと100点、一挙に到達して御覧に入れましょう!」

マゼンダ「いいえ、私が!」

冗談じゃねえ!!俺だって千点頭脳になってやるぜぇ!

一気に千点頭脳になる方法があるんだ!こうなったら手段は選ばねえ……!

ドクター・アシュラ、奥の手で勝負してやるぜぇ!!

作品初期でドクター・オブラーを蹴落とし、第三席の幹部となった彼ではあったが、第45話にてドクター・ケンプドクター・マゼンダが900点を与えられる中自分だけ600点を与えられ、ビアスからいきなり切り捨てられてしまった。
そして奥の手を自称する作戦として、頭脳獣ハッカーヅノーにより街中のコンピューターにハッキングを仕掛け、コンピューターの能力を直接自分の脳に送る作戦を決行。
これにより街中の都市機能が混乱し、アシュラ自身は相手の行動を先読みして効率のよいダメージを与えることに成功。ファンネルの如くシュラー三人衆を操りライブマン達を苦しめた。

だが、真正面から歩いて接近するレッドファルコンにより戦況が傾き、

コンピュータは、勇気』まで計算する事が出来なかったんだ!

悲しいな、アシュラ…。お前はもう、昔のアシュラではない!

お前は千点頭脳を目指すあまり、頭で戦う事だけに集中し、肉体で戦う事を疎かにしてしまったのだ!

と叱責され、終いにはシュラー三人衆を失う事態にまで発展した。
焦るアシュラはハッカーヅノーとコンピューターを収容していたトラックに戻り、自分の点数を調べるべくヅノーベースにハッキングを仕掛けた。
しかしその過程でビアスの自室をハッキングしてしまい、千点頭脳に関する情報を見てしまったことからビアスの攻撃を受けてしまう。
結果トラックごと吹き飛ばされ、元の毒島嵐の姿に戻ってしまった。


ビアスの野郎ぉ……!よくも俺を殺そうとしやがったな!

勇介「嵐!?」

丈「生きてたのか?」

嵐だとぉ?(と自分の体を見回し)どうなっちまった……?俺はもう、ドクター・アシュラじゃねえのか!?

鉄也「嵐!」

ビアスめぇ!落とし前をつけてやるぜぇ!!

【オトコ嵐!最後の戦い】

元の毒島嵐に戻った事で、知能も4+8も計算できない状態に戻ってしまい、塞ぎこむ嵐。
そんな中、ビアスに千点頭脳へあと少しだと唆されたドクター・ケンプが頭脳獣バトルヅノーと共に街に総攻撃を仕掛けてきた。
大教授ビアスへの怒りから勢い勇んで街中に走り出す嵐だが、そこでケンプとバトルヅノーに遭遇。
ケンプに「元の無知な人間に戻った」事を挑発され挑みかかるも、その前にバトルヅノーが立ち塞がる。

このバトルヅノー、受けた攻撃を吸収し、自分の攻撃手段に変えてしまう能力を持っている作中最強クラスの頭脳獣で
イエローライオンが撃ったライオンバズーカがそのままイエローライオンを襲う、というとんでもない光景が繰り広げられていた。
生身の嵐はもとより変身したライブマンも手も足も出ず、嵐に至ってはケンプに

最早千点頭脳は俺に決まったも同然!

どうだ嵐、羨ましいか?とは言ってももうお前のような馬鹿には、縁のない世界の事だがな。

こんな下品な言葉は使いたくないのだが、馬鹿は死ななきゃ治らねぇようだな!

などと嘲けられ、幾度の砲撃を受けて嵐とライブマンは為す術無く叩きのめされてしまうのだった。

その後、嵐はイエローライオン/大原丈と共にかつてボルトで同僚だった尾村豪に助けられ教会の中に匿われていた。
うつろな表情を浮かべる嵐を目の当たりにし、豪も動揺を隠せない。
そんな中、再び攻撃を仕掛けてきたケンプとバトルヅノー。教会も爆撃で崩壊し始める。
「もうダメだ」と絶望する豪を丈は励まし、再び戦いに向かおうとした。
死にに行くようなものだと必死に止める豪に丈は微笑みながら諭した。

豪、やっぱりお前は頭が良過ぎるんだな。全てが見え過ぎてる、だから勝てないと思っちまうんだ!

心配すんなって、俺は何時だって根性だけで戦ってきた。そして何時も切り抜けてきたんだ……。頼むぞ……!

再びケンプ達の前に立ち向かっていくイエローライオン。
しかし状況は変わらず、バトルヅノーに良い様に叩きのめされてしまった。

そんな状況を遠くから見つめ、「自分がもっと強くて立ち向かう勇気があれば……」と悔しさに震える豪。
その時、丈と豪のやり取り、そして叩きのめされながらも立ち向かい続ける丈の一部始終を見ていた嵐が、豪の肩に手を掛け一言問うた。

豪、4+8はいくつだ?

12だけど、何故そんな事を?

(満足そうに頷きながら)答えを知りたかったんだ。これで思い残す事は無くなったぜ。
……豪よ、
俺達妙な人生だったなぁ……。

そう言い終わると、嵐は豪に満面の笑みを見せた。
かつてボルトに在籍していた時には考えられもしなかった穏やかな笑みを。

そして、落とし前をつけるべく、嵐はライブマン達をも窮地に立たせたバトルヅノーの前に立ち、丈にこう告げた。

言った筈だぜ、落とし前は俺がつけるとなぁ。

ビアスに見せてやるぜ!俺みたいな馬鹿でも、貴様らには負けねえ事をな!

そして嵐はバトルヅノー相手に鉄パイプで殴りかかる、飛び掛かるなどなりふり構わず立ち向かうが
バトルヅノーには何一つ効き目はなく、逆に腹部に一撃を受けてしまい遂に倒れこんでしまった。
そこに態勢を立て直したライブマンが集結、ケンプも戦闘員ジンマーを仕向け大乱戦になる。
そんな中、うっすらと意識を取り戻した嵐は視線の先に「ある物が貯蔵されている小屋」を見つけ……。

その後、ジンマーは退けたものの、バトルヅノーに対抗する手段を何一つ持っていないライブマンは再び大ピンチに陥る。
もうこれまでかと思われたその時……

待てぇぇぇぇぇぇい!!

声の先には、両手に導火線に火の付いたダイナマイトを持ち、腹にはこれもまたびっしりとダイナマイトを巻いた嵐の姿が。
先程見つけたのは発破用のダイナマイトが保管されている小屋だったのだ。

見てろよ、ビアスーッ!!

石狩挽歌をBGMに、ビアスへの精一杯の怒りの声を上げ、バトルヅノーへ突進していく嵐。
バトルヅノーも攻撃を続けるが嵐は間一髪で切り抜け、とうとう爆発する寸前バトルヅノーへ飛びつき
次の瞬間バトルヅノー共々大爆発、自らの命と引き換えに落とし前を付けバトルヅノーを倒したのだった。

その後、例によって巨大化したバトルヅノーに対してライブマンはスーパーライブロボではなくライブボクサーで立ち向かう。
最後に漢の命を懸けて落とし前をつけた、嵐への敬意を表して……。

みんな、頑張れ!!

馬鹿正直に向かってくのも、嵐に捧げる戦いらしくて良いぜ!!

そして苦戦はしたものの、必殺技・ミラクルビッグブローで見事巨大バトルヅノーを打ち破った。

戦いの後、雪が降りしきる廃墟となった街の中で、ライブマンは嵐を弔うのだった。

毒島嵐…。急に天才にされ、また元に戻ったり。最大の被害者はあの人かも知れないわね……。

めぐみの言う通り、彼もまたビアスに利用されていた、単なる「創られた天才」でしかない事を物語ったのであった。
そして豪の頭には、「俺達妙な人生だったなぁ……」という言葉がリフレインしていた。



ドクター・アシュラと三人衆の追記・修正はこれからなのだ。
だ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/