ギルド星人ギルドス/チブチ星人ブッチー

登録日:2020/10/05 Mon 10:49:35
更新日:2024/04/08 Mon 23:42:48
所要時間:約 7 分で読めるダス





おぉ、遂にワシらの項目が立ったダス!

宇宙人の天才による華麗な功績…しかと見るがいい!


ギルド星人ギルドスチブチ星人ブッチーとは『超獣戦隊ライブマン』の敵キャラクターである。


【概要】

中盤から登場した武装頭脳軍ボルトの一員。
大教授ビアスに弟子入りすべく地球を訪れ、ドクター・オブラーの退場と前後する形で幹部入りを果たした。
共同で作成した頭脳獣は地底を移動しながら各地で地震を発生させるジシンヅノー、人間に自分の子供を寄生させるベガヅノー、高熱であらゆるものを溶かすインセキヅノー
基本的にコンビでの活動が多く、単独で動いたケースは数えるほどしかない。


ギルド星人ギルドス


大教授ビアス様の名は、宇宙の果てまで鳴り響いている。
その名を慕ってはるばるやって来た俺を…是非弟子にしていただきたいとお願いしたのだ!

CV:斉藤茂(現・斉藤茂一)

爬虫類のような姿をしたギルド星出身の天才。
第19話でライブマンとオブラーの戦闘に乱入し、十字架剣から発するエネルギーでオブラーを獣人に戻すとすぐさま姿を消す。
第20話ではライブマンと交戦した後、ヅノーベースでビアスと(おそらくギルド星の言語で)挨拶を交わし、十字架剣と倒されたジンマーを再生・増殖させるサイセイヅノーの能力から弟子入りを認められた。
以降は宇宙人の天才として、ドクター・ケンプら地球人の天才と競い合うようになった。

一人称「俺」または「私」
クールな性格である一方、ギルド星人による不滅の生命力を自慢するなど、ボルトの幹部らしいプライドの高さと自信過剰な面も窺える。

ブーメランになる2本の牙「キババックル」、両手から放つビームが武器。
また十字架剣から放つバリヤーでバイモーションバスターを一度は防いだこともある。

ケンプ達に成績で大きく水を開けられながらも次第に慢心していき、組織の長であるビアスすらも「所詮は地球人」と見下すようになるが……。

グリーンサイ/相川純一とは、緑繋がりやベガベビーの一件もあって因縁が生まれる。

得意分野としてはベガヅノー、サイセイヅノーと言う使用頭脳獣の傾向から外宇宙出身の彼らしい外宇宙の生命工学と地球の生命工学を組み合わせた俗にいうゼノバイオロジー。

チブチ星人ブッチー


素敵な歌と言って欲しいダス。
チブチ星人ブッチーと言えば、宇宙カラオケの名人ダス!

CV:神山卓三
SA:石垣広文

狛犬のような愛嬌ある顔をしたチブチ星出身の天才。
第22話で初登場し、ギターラヅノーとのデュエットで人々や変身したライブマンを眠らせたという功績からビアスに弟子入りを認められた。

一人称は「ワシ」で、語尾に「~ダス」と付けて喋るなどコミカルな要素が強いキャラクター。
歌好きな性格で、劇中では「ねむれよい子よ」、更に光GENJIの「パラダイス銀河」を好んで歌っていた。
EDでもよく目にするローラースケートも得意であり、よく履いたまま踊っている。

武器は目から放つ渦巻き光線「目ん玉リボルバー」、両腕を巨大化させて放つ「ブッチーパンチ」。ライブマンをまとめて吹っ飛ばし、変身解除に追い込むほど強力である。
またギルドスとの合体技として、互いの手を組んだ状態から強力なダブルビームを放つ。

同じ宇宙人であるギルドスは元より、ドクター・アシュラとも「ブッチー君」と呼ばれたりと絡む機会が目立った。
岬めぐみとは初登場時に音楽絡みで因縁があり、終盤にはこれがある役割を果たす。


※以下、ネタバレ注意!










【怪!?ギルドス最期の姿】

第43話、ギルドスはビアス達地球人に自分の優秀さを知らしめようと頭脳核に「ギルドカオス」を照射、分身頭脳獣「ギルードヅノー」を生み出す。

我がギルド星人の不滅の生命力を得て生まれし頭脳獣によって、ライブマンを1人ずつ片付けてみせる!

そう豪語すると純一を最初のターゲットに定め、地球に向かった。

足をケガした少年・翔のリハビリに協力する純一に戦いを挑み、グリーンサイに変身した後も強力なパワーで圧倒。
ブーメランで弾いたサイカッターで切断された電線に怯んでいるうちにあっけなく倒されるが、ギルドスが残骸にギルドカオスを照射すると、ギルードヅノーはたちまち復活した。
純一達の前に再び現れ、ロから長い舌を伸ばして攻撃しレッドファルコンら4人も難なく退けると、翔と姉の由紀を人質に取ったまま純一に1人で来るように要求する。

グリーンサイは単身採石場に向かい、翔達が見守る中でギルードヅノーを渾身の頭突きで粉砕する。
撃破される度にギルードヅノーを復活させていくギルドスだが、何度もギルドカオスを与えているうちにある異変が起こる。
バイモーションバスターで破壊されたギルードヅノーを復活させようとしたところ、ギルドカオスは残骸まで届かず途中で止まってしまった。
慌てて駆け寄るギルドスの身体が爆発を起こし、それが止むと皮膚の下から銀色の機械のパーツが露わになった。

あぁ…どうなっているんだ…?

ロボット!?

私の身体はどうなってるんだ!?

ギルドスはロボットだったんだ……!

この事態にヅノーベースで見守っていたブッチーは衝撃を受け、慌ててビアスに詰め寄ろうとする。
しかし、ビアスはブッチーからの詰問に答えようとせず、振り返ったまま不敵な笑みを浮かべていた。

私が…私がロボットだなんて……
宇宙人ではなかったのか……?

機械の部分を露にして動揺するギルドスをよそにガードノイド・ガッシュがギルードヅノーを再生・巨大化させ、スーパーライブロボとの戦闘が行われる中で狼狽したまま姿を消す。

そしてスーパービッグバーストで巨大ギルードヅノーが倒された頃、ギルドスは崖の上をさまよっていた。

知らなかった……私の身体の中がこんなになっていたとは……

なぜ、なぜだ!?私は宇宙一の天才、不滅の生命力を持つギルド星人ギルドスではなかったのか……!?

どういうことなのか!?

ビアス!!教えてくれェェェェェェェェェェッ!!!

自分の正体を理解できないまま崖から転落し、ライブマンも驚く中で爆発四散するという壮絶な最期を遂げた。
ヅノーベースではブッチーが号泣し、ケンプ達が言葉を失う中、ビアスだけがほくそ笑むという光景から第44話へと続く。


【ブッチー涙の大暴走!!】

ギルドスの最期から不信感を抱き、自分の身体を検査するブッチー。
するとコンピューターの分析結果から、体内に組み込まれた機械のパーツが表示される。

やっぱりダス。
ワシも…ワシもロボットダス。ギルドスと同じロボットだったのダスよ……!

知らなかったダス……ワシの美しいこのボデーラインの下が、こんなになっていたなんて……!!

ショックを受けながらもチブチ星で育った記憶からビアスに問い詰めるが、その口から返ってきたのは血も涙もない真実だった。

その過去の記憶も私が作ったのだ。

お前が宇宙の天才・チブチ星人として…完璧に振舞えるようにな。

ギルドスとブッチーの正体はケンプ達への当て馬として、宇宙人という設定でビアスに造られたロボットだった。
要するにギルドス初登場時にビアスが発した言語も適当に見繕って発した造語と言うことになる
生殺与奪の権すらビアスに握られており、もはやボルトのために死力を尽くすしかなくなったブッチーは自暴自棄になり、ボーソーヅノーを連れて街を襲う。

「パラダイス銀河」をBGMに、ローラースケートで暴走しボーソーヅノーのドリルで無差別破壊を繰り返す「暴走破壊作戦」を実行するブッチー。
駆け付けたライブマンも一蹴するが、ボーソーヅノーのドリルから放たれたビームに巻き込まれて吹っ飛んでしまい、爆発と共に配線など体内のメカが剥き出しになった。

その後、ラジカセから流れてくる「スパーク!海へ」に心を奪われて踊り出し、ビアスに300点減点される。
アシュラの𠮟責から減点されたことを知ったブッチーは大慌てで破壊活動を再開するも、そこにめぐみがショルキーで自身のキャラソンである「スパーク!海へ」を演奏しながら現れた。

踊りましょう、ブッチー。

な、何だと!?

歌は切ない気持ちを慰めてくれるわ。踊りは何もかも忘れさせてくれる。
今のあなたに…何て言っていいかわかんないけど、私にできることと言ったら、あなたと一緒に何もかも忘れて…音楽を楽しむだけ。

暴走したり、破壊したりするより、あなたも本当は…歌って踊ってたいんでしょ?

めぐみの優しい言葉に号泣するブッチーを見て、とうとうビアスは0点にまで減点してしまう。
2人が手を取ろうとした瞬間にボーソーヅノーが乱入し、続けて現れたアシュラから0点になったと聞かされる。

ヒエ~!0点?0点!?0点ダスか!?

クズめ!
貴様のような奴はクズに相応しく、この俺がスクラップにしてやるぜ!

そこに勇介達が割って入り、アシュラ達を足止めしているうちにその場から逃げ出す。
シュラー三人衆の攻撃からめぐみを庇いつつ海浜公園に辿り着き、「スパーク!海へ」の演奏に合わせて踊ろうとする。
その光景を見ていたビアスは「愚か者め…!」と呟くと、リモコンで体内の自爆装置を作動させた。

苦しみながらもめぐみをとっさに引き離すと、ブッチーの身体は徐々に爆発し始める。

ワシは…ビアスに造られたことを呪ったダス。
でも、めぐみさん……

ブッチー!!

めぐみさん……
あなたに会えただけでも良かったダスよ……!

さようならァァァァァァァァァァッ!!!

そう言い残すと、めぐみに手を振りながら爆発して果てた。
その最期にめぐみは絶叫し、駆け付けたアシュラは

さらばだ、哀れなライバルよ…
劣等生は消え去るのみ!ボルトは我ら真の天才に任せておけ!

とブッチーへの哀悼とも受け取れる言葉を送った。
……とはいえ、この次のエピソードで今度はアシュラ自身がビアスから切り捨てられる羽目になってしまうのだが。


アシュラ!

……一体、貴方達の先には何があるっていうの!?

真の天才としての名誉と!栄光!!それに決まっているではないか!

ブッチ―の怒りと哀しみ…私が代わって晴らしてやるわ!!


「スパーク!海へ」をBGMに、ブッチーの死に怒るめぐみはブルードルフィンに変身すると、仲間と協力してボーソーヅノーを倒す。
そして戦闘後、夕陽の海でブッチーと仲良く戯れる姿を想像しながら、勇介達と平和な日々を一刻も早く取り戻すよう誓うのだった。

ギルドスとブッチーの死を皮切りに、残った幹部もそれぞれ悲惨な最期を迎え、ボルトは壊滅への一途を辿っていく。

果たして、ギルド星やチブチ星という惑星は本当に実在したのか、はたまたビアスの設定した架空の惑星だったのか、今となってはそれを知る術は無い……。


気にするな。俺達はただ追記・修正する場が少なかっただけだ。
この位の投票差なら一気に詰めてやるぜ!

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最終更新:2024年04月08日 23:42