※名前横の★は有料DLCで追加されたメンバー、☆は無料DLCで追加されたメンバー。
・THE TRAPPER(トラッパー)
特殊能力:トラバサミ
不気味なマスクをした大男。武器は大包丁。
モデルはもちろん……
本名は
エヴァン・マクミラン。父親の仕事の手伝いでその手を汚しており、エンティティに囚われる直前には100人規模の殺人も犯していた。
DBDの顔とも言える存在で、トラバサミを仕掛けて踏んだ生存者を捕らえる。
トラバサミは生存者とのチェイスで殺人鬼に不利な場所に設置して生存者の行動を制限するもよし、意外性のある場所に置いて生存者の意表を突くもよし、と中々柔軟性が高い。
トラバサミによる行動制限がゲーム性とマッチしており、最初期から居るシンプルなキラーながら中堅を保ち続けている。
・THE WRAITH(レイス)
特殊能力:隠れ身の鐘
全身に包帯を巻いた殺人鬼。武器は人間の頭蓋骨で作られた斧。本名はフィリップ・オジョモ。
自動車スクラップ工場で働いていたが、上司が裏仕事で自動車と一緒に人間もスクラップにしており、フィリップも無意識のうちに加担していた事が発覚、上司を殺害した後に失踪する。
透明になって心音を消すことが出来る。透明化中は移動速度が上がり、生存者からの視認性も大きく低下するため索敵が非常に得意。
透明化解除にはやや時間が掛かるが、接近してからの解除で生存者に最初の一撃を入れやすく、その後のチェイスを有利に運べる。
そのかわいそうな経歴やかつてのいまひとつな強さ、見た目の愛くるしさから国内外を問わずDbD界のアイドル扱いされている。
・THE HILLBILLY(ヒルビリー)
特殊能力:チェーンソー
人の皮を被った化け物。武器はハンマー。
望まれぬ子として生まれ、その見た目の醜悪さから監禁して育てられた。故に名前が無い。
両親を惨殺した後、家畜達も惨殺し、その後も農場にやってきた者たちを殺し続けていた。
チェーンソーを構えた状態での高速移動が可能。チェーンソーは生存者に当てれば一撃でダウン状態に。
制御は難しいがマップを縦横無尽に駆け巡ることができ、ホームであるコールドウィンド・ファームなど開けたマップでは無類の強さを発揮する。
その移動力の高さと事故性の高さから殺人鬼最強クラスと認識されている。
Ver.4.1.0のアップデートで弱体化を受けた。チェーンソーがゲージ制となり、必要以上にチャージをし続けるとオーバーヒートになってしまい連続使用に制限がかかる。
・THE NURSE(ナース) ☆
特殊能力:スペンサーの最期
サイレントヒルのナースがモチーフの枕カバーを被った女殺人鬼。武器は骨鋸。
本名は
サリー・スミッソン。諸事情から精神病棟で働くことになるも、長年の勤務で彼女自身も精神を病んでしまい、「救済」のために患者たちを絞め殺して姿を消した。
元々は優しい女性だったようで、生存者を直接殺害する演出では遺体の目をそっと閉じさせる。
テレポートで障害物を無視した攻撃が出来る。ただしテレポート後は疲労して下を向いてしまうので生存者を見失いやすい。
連続でテレポートしたり、高低差を無視した上下へのテレポートも可能。扱いは難しいが使いこなせば逃れられない悪魔と化す。
しかし下方修正を受けて一気に弱体化。連続テレポートはゲージ制となったため、逐次連発する事が難しくなったので外さない精密さを求められるようになった。
・THE SHAPE(シェイプ) ★
特殊能力:内なる邪悪
ブギーマンマスクを被った殺人鬼こと
マイケル・マイヤーズ。武器は包丁。映画「ハロウィン」より妹を追ってゲスト参戦。
生存者を一定時間「凝視」することでレベルアップが可能で、初期のレベル1では心音範囲が狭い代わりに鈍足だが、レベル3になると各種行動が高速化し、さらに生存者を一撃でダウンさせることが出来るようになる。
レベル3は一定時間たつとレベル2にダウンしてしまうため、レベルアップのタイミングが重要。
キラー内では唯一瀕死状態で無い状態で即死攻撃が可能(アドオン装備前提)。
・THE HAG(ハグ) ★
特殊能力:黒ずんだ触媒
四肢が朽ち木のようにやせ細り、干からびた化け物にしか見えない殺人鬼。武器は自らの爪。
本名はリサ・シャーウッド。元々はおまじない好きの普通の村娘だったが、運悪く食人カルトに攫われ、拘束された上で少しずつ肉を削がれて食べられるという凄惨な拷問を受ける。
やがてやせ細った身体を活かして拘束から逃れた彼女は狂気と復讐の念に囚われ、食人カルトの構成員を殺して貪り食い、失った右手の代わりとなる腕を付けたという。
ステージ内の地面に「おまじない」を描き、生存者が踏むと一定時間虚像を出す。さらにその虚像にワープも可能。
生存者を吊るしたフックや呪われたトーテム、板の付近など重要なポイントに描くことで生存者の行動を阻害する。
トラッパーの罠と性質は似ているが、ハグのおまじないは懐中電灯が無いと解除できないため、基本的にはうまく回避するしかない。
ただし、生存者がしゃがんでいると発動しないので慣れてる相手にはきつい。ネアのパークである「都会の逃走術」は天敵。
・THE DOCTOR(ドクター) ★
特殊能力:カーターの電流
目玉をひん剥いたマッドサイエンティスト。武器は鉄の棒。
本名はハーマン・カーター。CIAの下で拷問の研究に携わっていたが、次第に狂気を増していき、遂には多くの植物人間を生み出して失踪した。
+
|
旧バージョン |
治療モードと処罰モードの2形態を持っており、治療モードでは攻撃できなくなる代わりに生存者の狂気レベルを上げて狂気状態にさせる事が出来る。
狂気レベルを上げるには電撃を直接当てる他、心音範囲内にいるだけでもじわじわと上がっていく。
|
アップデートによって治療モードと処罰モードが統合。代わりに心音範囲内の狂気レベル上昇が無くなったが、攻撃しつつ放電攻撃するのにモード切替の必要性が無くなったため、手早く追い詰めやすくなった。
またSTATIC BRASTという新技を会得。心音範囲内全域に放電攻撃をし、強制的に狂気レベルを一つ上げさせられる。
生存者はレベルが上がる度に叫ぶので居場所の特定が可能。最大レベルなら一定間隔で叫んで居場所が捕捉しやすくなる上、回復や発電機修理も封じられるので積極的にレベルを上げていきたい。
・THE HUNTRESS(ハントレス) ☆
特殊能力:狩猟用ハチェット
ウサギの仮面を被り鼻歌を歌う、かなりごつい体格の女殺人鬼。武器は大斧。
本名はアンナ。森の中で育ったが、母の死後は森に入ってくる人間を狩り、さらには近くの村から小さな女の子を誘拐していた。
鼻歌はロシアの子守歌で、ウサギの仮面も子供に好かれるために着けている。
このゲームでは唯一、ハチェットを投げての遠距離攻撃が可能。手持ちには限りがあるが、各所にあるロッカーから補充できる。
ハチェットの軌道を計算すればかなり正確な遠投が出来るが、生存者とのチェイス中に計算するのは至難の技。
鼻歌は心音よりも遠くまで聞こえてしまい、方向までは割り出せないものの生存者の近くにいる事がバレ易い。移動速度もキラーの平均より下なので索敵と追跡能力に難を抱えているが、
ゲーム中唯一の超遠距離攻撃という強みを生かせれば無類の狩人となるだろう。
・THE CANNIBAL(カニバル) ★
特殊能力:ババのチェーンソー
食人一家の
レザーフェイスこと
ババ・ソーヤー。武器はスレッジハンマー。映画
「悪魔のいけにえ」よりゲスト参戦。
ヒルビリーと同じくチェンソー攻撃が出来るがこちらは速度より精度に優れている。ちなみに倒れた板はチェンソーで壊せる。
チェンソーが障害物に当たると暴れてしまい大きくロスになるが、攻撃判定は残っているので油断した生存者を打ち倒すチャンスも無いことは無い。
吊るされている生存者を助けに来た生存者を狩るのが得意なため、対カニバル戦では救助のタイミングが難しくなる。
Ver.4.1.0で強化された。
チェーンソー使用中の移動速度が上昇し、射程距離もゲージ制となったチェーンソーダッシュを使い切れば今まで以上の距離で振り回せるようになった。
またウルトラレアアドオンの追加もされている。
・THE NIGHTMARE(ナイトメア) ★
特殊能力:ドリームデーモン
記憶に住み着く悪魔、
フレディ・クルーガー。武器はあの有名なカギ爪。映画「エルム街の悪夢」よりゲスト参戦。
色が反転した特殊なステージ「ドリームワールド(DW)」を移動するため通常では生存者に触れることが出来ず、攻撃するにはDWに引き寄せる必要がある。
DWに引き寄せた生存者は能力が弱体化し、心音範囲外ならば姿も一目瞭然なので素早く多くの生存者を悪夢に堕とすかがポイント。
ただ、攻撃するために一旦夢落ちを挟まなければならず、仮に夢落ちさせたところで抜け出す手段は存在しているため、現状は低評価に甘んじている。
ちなみに、実装当時は今よりもうちょっと強かったのだが、初狩り性能が高すぎたのであえなく御用となった。
しかし余りにも弱すぎたせいか仕様変更を含めた強化を受ける。通常時でも攻撃は当てられるようになり、DWは引き寄せなくても時間経過で自動的に発動するようになった。またDW限定だが罠の設置が可能になったほか、遠距離の発電機へワープも可能になった。
・THE PIG(ピッグ) ★
特殊能力:
ジグソウの洗礼
豚のマスクをかぶったジグソウの手下、
アマンダ・ヤング。武器は仕込み刃。映画
「SAW」よりゲスト参戦。
キラーでは唯一しゃがむことができ、しゃがみ状態では心音を消してからの奇襲攻撃が可能。そしてダウン状態の生存者にはかの有名な逆トラバサミを付けられる。
逆トラは時間が経つかゲートから出ようとすると発動、即死する。解除するにはステージ内に4つ生成されるジグソウボックスの中から1つの正解を見つける必要がある。
エンドゲームコラプスの実装で一番割を食ったキラーで、逆トラバサミ装着から起動までのタイミングでエンドゲームコラプスが発動するとそのまま脱出が可能になった。
・THE CROWN(クラウン) ★
特殊能力:狂言のトニック
日本ではあまりピンとこないかもしれないが、アメリカでは定番となっている
ホラーピエロ。武器はバタフライナイフ。
本名は
ケネス・チェイス。子供の頃から動物を殺してその一部を保管しており、次第にエスカレートしたその行為は遂に人間にまで及ぶ。
彼が特に執着を示したのが人間の指であり、サーカスのピエロに扮して人をおびき寄せては指を収集していた。
狂言のトニックは瓶を投げつけることで薬品を撒き散らし、煙を吸い込んだサバイバーに速度低下や視界悪化などのデバフを与える。
瓶はハントレスの斧の様に残弾式だが、任意のタイミングでその場リロードが可能。
・THE SPIRIT(スピリット) ★
特殊能力:山岡の祟り
DbD初となる日本人キャラクター。武器はボロボロの刀。
本名は
山岡凛。
香川県在住、高松大学に通う大学生だった。
過酷な現実に錯乱した父親によって母と共に殺されるが、父への復讐を求めて怨霊と化す。
山岡の祟りはいわゆる幽体離脱で、本体をその場に置いたまま霊体となって高速移動し、解除と同時に霊体のもとへと瞬間移動する。霊体は視認不可のうえ心音範囲が本体から動かないため、生存者はスピリットの位置を特定することが困難となる。
ナースのブリンクやレイスの透明化と似ているが、使用するために専用のゲージを消費する他、スピリット側からも使用中は生存者の姿が見えなくなるので、足跡や血の跡、負傷時の声から生存者の位置を的確に読む必要がある。
・THE LEGION(リージョン) ★
特殊能力:愚連の狂乱
マスクを被った人間で、衣装チェンジをすると4人の男女に切り替わる珍しい仕様。
本名はそれぞれ、フランク・モリソン・ジョーイ・ジュリー・スージー。元は窃盗などを行う4人のパーティーで、ある日盗みに入った店でトラブルから店員を刺殺してしまう。その事を証拠隠滅すべくアジト近くで埋葬しようとしたが、エンティティに導かれるままに4人ともに山奥へ失踪してしまう。
愚連の狂乱は一定時間発動可能な能力で、発動中は板をサバイバー同様に短時間で乗り越える事ができる。また発動中の攻撃は全て深手という特殊ステータスに切り替わり、命中するたびにゲージ減少や心音範囲内の別サバイバーの位置を表示する。
攻撃を外したりゲージが切れると大幅なクールタイムを挟む必要があり、その他の特殊効果を持たないため如何に短時間で回すかが必須事項となる。
・THE PLAGUE(プレイグ) ★
特殊能力:黒死の吐瀉
やや身長が高く歩き方も気品のあるキラー。武器は手に持った香炉で、常に香炉からは煙が漏れている。
本名はアディリス。神殿で親に見捨てられた孤児で、幼い頃は奴隷同然の生活を強いられ、成人すると司祭の補助を行うようになる。しかし神殿外で疫病が蔓延し、彼女は必死に浄罪をするも彼女自身も疫病に侵されてしまう。それでもなお信仰の想いから一部の信者と共に旅立ち、歩けなくなっても神への祈りを捧げるのであった。
経歴を見る通り、キラーの中でも珍しい善人に位置する人間。
特殊能力の黒死の吐瀉は、ゲージを貯めるとゲロ疫病を口から吐き出す。それが生存者や、発電機などステージ上にある設置物に当たると対象は感染状態になる。
一定時間感染するか一定量以上の疫病をキラーから受けると負傷状態となり、ステージ各所にある泉で治療する他に回復手段が無くなる。またフックに吊られた感染者を救助すると双方が感染状態になるため、疫病状態のものには何であれ触れない事が重要。
一度生存者が使用した泉は赤く染まり、プレイグがその泉を使用すると能力が一時的に『汚濁の吐瀉』へ変更する。
こちらは感染させる事が不可能だが、生存者に当てるとダメージを与えられるようになる。このため中距離での脅威が増し、嘔吐時間が長く撒き散らせる性能も合わさって非常に強い。
見分け方は、緑色の吐瀉が感染、赤色の吐瀉がダメージ攻撃。
専用の殺人モーションは生存者の顔を目の前まで持ってきて直接嘔吐するというもの。非常にゲログロい。
・THE GHOST FACE(ゴーストフェイス) ★
特殊能力:闇の包容
映画『
スクリーム』に登場する殺人鬼がゲスト参戦。作中では電話でジョークを言うなどコミカルな点もあったが、ゲーム中は一切無言で立ち回る。武器はナイフ。
シリーズごとに正体が異なるが、今回は特に指定は無いようだ。
闇の包容は、特殊ゲージが満タンの時に発動可能。発動すると一定時間『探知不可』状態となり、心音範囲がゼロ・赤い光の消滅・生存者からのオーラ可視効果無効となる。後述の凝視成功か、一度生存者に攻撃を当てるとゲージを全て使い切って通常状態になる。
この状態で能力ボタンを押して生存者を一定時間凝視すると、対象を無防備状態にする。この凝視は障害物からの覗き込みという特殊機能だと時間が減少する。
無防備状態は時間制限付きで、対象者には短時間だが効果音及び右下の生存者マークに特殊効果が付与される。一応画面中央に捉える事で解除できるが、事実上不可能。
またしゃがみ移動が可能だが、心音範囲は消せないためただ姿勢を低くして見づらくする程度。
シェイプとピッグの能力をちょっとずつ分けてもらったキラーと考えるといいだろう。
・THE DEMOGORGON(デモゴルゴン) ★
特殊能力:深淵のいざない
Netflixのドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に登場するモンスター。DbDでは初の人外キラーかつ本名での登録となる。
複数個体がいるが今回は1体のみ。また心音も専用の物が用意され、生存者側は容易に心音でキラーの判別が可能。
このキラーは"ポータル"と呼ばれる特殊なゲートを最大6つステージ中に展開できる。最低2つ設置するとその間を裏側の世界を通じて高速移動できる。移動後は5秒間探知不可状態になるため、設置場所は見極めたい。
このポータルは接地直後こそ生存者には視認できないが、暫くすると視認できるようになり破壊工作も可能。だが破壊工作中は忘却状態となり、キラーが深淵のいざないを使用するとポータル周辺の生存者が探知できるためリスクが高い。
深淵のいざないはポータル周辺の生存者探知の他に、チャージ中に攻撃ボタンを押すと前方に飛び込んで一撃を与えられる。これは板で防がれると自動で破壊するため、長時間のチェイス回避にも役立てる。
反面、モンスター故か鳴き声が非常にうるさい。ハントレスの鼻歌以上に響くため、どこにいるかがかなりわかりやすいだろう。
・THE ONI(オニ) ★
特殊能力:山岡の怒り
THE SPIRITである山岡凛の先祖にあたる人物。本名は山岡崋山。武器は日本刀。
山岡凛に次いで2人目の日本人キラーであり、鬼+侍という非常にロマンのある見た目をしている。
武士の家系に生まれた事を誇りに思っていた余り、ニセ侍を次々を惨殺。鬼の山岡と領主に仇名されるようになると、汚された家名の名誉を回復すべく殺害に至るも、農民らの反発によって自身も倒れるが、鬼の伝説はまだ始まったばかりであった。
山岡の怒りは、生存者を攻撃すると発生するイクラ血の球を回収して発動。雄叫びと共に背負った棍棒で攻撃を開始するようになり、外見も鬼の怒りを体現するように赤いオーラを纏う。このモードを血の怒りと呼ぶ。
遠くからでもわかりやすい雄叫びや赤い燐光の代わりに、ヒルビリーのような高速移動や即瀕死攻撃が可能。障害物に当たっても高速移動は継続、旋回性能はこちらの方が上など差別化されており、限定的ながら使いやすいヒルビリーといった具合だろうか。
一定時間経つか瀕死状態の生存者を担ぐとモードは解除され、次発動させるには残った生存者をまた攻撃する必要に迫られる。
バトル開始直後の血球が無いうちはただの徒歩キラーでしかないため、いかに序盤で生存者を傷つけ血球を素早く回収するかがポイント。
当初は山岡父ではないかとプレイヤー内で推測されていたが、公式回答では父親はまだ生存しているため祖先にお鉢が回ったとの事。
・THE DEATH SLINGER(デススリンガー) ★
特殊能力:贖い主
鎖で繋がった楔を発射する改造銃を持った復讐者。本名はカレブ・クインで、アイルランド移民のアメリカ在住者。
彼の人生は復讐劇に満ち溢れていた。幼少期に人種差別で虐めた者、自分の技術を盗み取った者、投獄された彼に嘯いて利用した者。不当な扱いをしたそれらを悉く殺害しつくし、父より貰ったレンチを手にしても何ら感慨すら持たなくなっていた彼は、導かれるがままに血の道を歩み続けた。
特殊能力の贖い主は、能力ボタンを押すと狙撃視点となり、その状態で攻撃すると犬釘を発射する。生存者に命中すると楔で繋がれた銃で引きずり込む。通常攻撃範囲内まで引きずり込めばペナルティ無しで深手状態の攻撃ができるが、生存者側が障害物を介するなどして抵抗を続けた場合、途中で楔は切れてしまって怯んでしまう。この場合でもダメージは与えられるが、ある程度離れた距離での逃走を許してしまう結果になるので注意したい。
当てても外しても一発につき装填が必要で、当たり判定は狭いものの射程距離はそこそこに長い。歩行速度が平均より遅いので、仕留められる状況になれば遠慮なく撃ち込んで優勢を保つのがいいだろう。
・THE EXECUTIONER(エクセキューショナー) ★
本名・
ピラミッドヘッド。なんと
三角頭がサイレントヒルシリーズから参戦。
アドオンは『
サイレントヒル2』に登場したアイテムとなっているため、
恐らくは2のエンディング後の個体であると思われる。
自らの使命を終えたこの処刑人は長い眠りにつこうとしていたが、
エンディティによってその力を必要とされ、自らの責務である新たな「断罪」を果たすため再び動き始めた。
武器はもちろん三角頭の象徴とも言える大鉈。
特殊能力「裁きの儀式」はこの大鉈を地面に突き立て、溝を掘るように「トレイル」と呼ばれる構造物を残し、
これに立ったまま触れた生存者を叫ばせて「煩悶」状態にする。
煩悶状態の生存者がダウンした場合、フックに吊る代わりに特殊なフックである「贖罪の檻」へと転送することが可能になる。
次に吊れば死亡する状態なら、檻に送る代わりに「最後の審判」と呼ばれる特殊メメントで即座に殺害できる。
転送や殺害は持ち上げる動作がないため、途中で救助することができず「決死の一撃」も発動しない。
「贖罪の檻」はフックと同様に処刑段階を進めることができるが、
フックではないため「決死の一撃」や「与えられた猶予」などのフックを対象とするパークが発動しない。
さらに救助判定が正面にしかないため檻の近くにキラーがいる場合救助は非常に困難となる。
ただし転送される檻はキラーから最も離れた位置にあるものが選ばれるため、ステージ端から転送するほどに生存者の救助を阻止できなくなっていく。
また、「裁きの儀式」の構えから前方に向かって障害物を貫通する範囲攻撃「地獄の罰」が発動可能。
攻撃の発生前に予告線が出るため自由に動ける状態の生存者には当てにくいが、板を倒す、窓を飛ぶといった動作に合わせて放つことでこれらを無視して攻撃できる。
遠距離攻撃ができるにも関わらず移動速度が遅くないという初のキラーであり、構えだけ取って板や窓を使うことを躊躇させるフェイントを交えたチェイスが強力。
範囲攻撃なので救助している生存者と救助された生存者を同時に攻撃することも可能で、救助狩り性能も高い。
機動力と索敵能力に難があるが、救助補助パークを無効化し救助狩りに強いことから狙った相手を確実に追い詰めていく能力が高い。
彼に処刑対象として見定められたなら、逃れることは難しいだろう。
・THE BLIGHT(ブライト) ★
2020年9月に実装。
本名・タルボットグライムズ。スコットランド人の化学者だったが、薬物研究と強い野心の果てに狂気へと身を堕とした。
実は2018年のハロウィンイベントから存在は仄めかされており、情報自体は当時からそこそこ出回っていた。
能力『胴枯の堕落』はゲージ制の突進で、使用すると特殊エフェクトが表示され前方に突進していく。
この突進は一定距離進むか障害物にぶつかると中断され、そこから続けて別方向へ突進するか中断するかは任意で選べる。終わる場合はその場で血清を注射するモーションが入り、一時視界不良と強制視界固定がされる。
一方再突進を選んだ場合、能力は『死の突進』へと変貌する。この状態になると突進途中でサバイバーに攻撃をする事が可能で、突進速度も併せて射程距離はかなり長い。
一見ただの徒歩キラーでしかないが、直線距離での短距離移動力はヒルビリー以上で侮っていると痛い目を見る。
・THE TWINS(ツインズ) ★
特殊能力:血の結束
2020年11月に実装。初の二人組キラーで、大きい方が姉で小さい方が弟。本名はシャルロットとヴィクトル。
結合双生児の二人は奇形児として誕生し、その生涯は壮絶なものだった。魔女狩りが浸透していた17世紀で、魔術を使用したとあらぬ疑いをかけられた母親は裁判もロクにされないまま火刑に処され、残された二人は秘密組織に売り飛ばされ謎の儀式に利用され続け弟は死んだ。なんとか秘密組織から抜け出し弟の遺体を抱えながら数年は生き延びたが限界を迎える。しかし濃霧が弟に纏わりつくと、死んでいたはずの弟が胸部から引き剝がしながら何処かへ走っていく。それを夢中になって追いかけていく内にかつて自分たちを苦しめた秘密組織の姿が見え、沈んでいたはずの怒りが沸き上がってきた。
シャルロットは普遍的な徒歩キラーなのだが、特殊能力を使うとヴィクトルに視点が切り替わる。
ヴィクトルは視点こそ低いが、心音範囲がゼロ(呻き声はする)で生存者に飛びつき攻撃を当てると食いついて行動不能の異常ステータスを発生させる。生存者はこの状態だとほぼ全ての行動が不可能となり、まずヴィクトルを剥がす事を求められる。また負傷状態で飛びつき攻撃を食らうと瀕死になり、しかもヴィクトルは継続して行動が可能。探知不可キラーにも通用するパーク"凍りつく背筋"すら反応しない隠密性も利点。
シャルロットはヴィクトル分離状態だとその場に留まるが、心音範囲ゼロで一切の外的行為を受け付けないので窓枠や進路妨害目的で置く事が可能。また飛びつき攻撃中以外でヴィクトルから交代すると、ヴィクトルの周囲にいる生存者を殺人鬼の本能で探知できる。
欠点として上述の通りシャルロットは普遍的な徒歩キラーでしか無いので戦術の大部分はヴィクトルに依存し、そのヴィクトルは飛びつき攻撃失敗時や板倒しや待機状態で攻撃されると消失するなどがある。
・THE TRICKSTAR(トリックスター) ★
特殊能力:名演→メインイベント
2021年3月に実装のキラー。
異形の姿をしているキラー達の中ではかなり真人間じみた外見をしており体格や来歴からしてみてもキングの方が強そうに見えるほど華奢、待機画面では視点をカメラの方へ向けるとウインクするなど異彩を放っているK-POPアーティスト。
本名はハウ・ジウン。
常に他人からの名声を求めていたジウンは、幼少期はナイフ投げショーで人々の注目を浴びていた。やがてダンスや歌のレッスンで実力を伸ばしていったジウンはスター発掘番組で才華を認められると事務所にスカウトされ、5人組ユニット「NO SPIN」を結成すると当初は満足していたが、やがてファンの注目が5人に散逸しているのに気付いてしまう。名声への切望が募る中、最新アルバムのレコーディング中に起きた火事で自分以外のメンバーが焼死する事故が起こる。その時にジウンへ助けを求めるメンバーの声に強い感銘を受けた彼は、以後表向きには悲劇のスターとして振舞い、裏では悲鳴や呻き声をメロディーに入れる殺人鬼として暗躍する。しかし万人受けしない彼の芸術性に事務所上層部からの反感が募り、反旗を翻したジウンはマネージャー諸共に殺害を決意。計画はマネージャー以外全員を殺害するまで成功するが、その途端に彼の周囲には濃霧が包み込んでいた。
ハントレス以降初となる投擲武器を持つキラーで、投げナイフはロッカーで補充するなど共通項がある。
ハントレス以上のスピーディな投擲も特徴。
しかし投げナイフは基本60本保有しているが投擲軌道に癖があり、生存者を負傷させるには短時間に複数本当てなくてはならない。特殊能力のメインイベントが発動すると無限に投擲し続けるが板破壊などができなくなるなど欠点も多い。
余談だが、メメント・モリのモーション中に「カンダー!」と叫ぶ。これに気付いた全国の神田姓が一斉に反応する珍事が見られた。