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更新日:2025/04/20 Sun 07:07:15
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『サイレントヒル2』(SILENT HILL2)は01年にコナミから発売されたPS2用ソフト。
ここでは追加要素を加えてXboxとPS2で発売された『サイレントヒル2 最期の詩』についても記述して行く。
次世代ハードへの移行により大幅に表現力を増して作られた実験作であり、圧倒的な現実感とまで評されたリアルで重厚なグラフィックによって表現された「ドラマ」に力を入れた作風になっている。
特に夜の市街地でのプレイヤーを圧迫するかの様なリアルな暗さは建物に逃げ込みたくなるくらいに怖い。
前作がオリジナル要素を含みながらも『
バイオハザード』の亜種と言われても仕方の無い仕様であったのに対し、本作からは以降のシリーズにも共通する『
サイレントヒル』特有の異質さを持った作品となっている。
スタッフ曰く「上手く方向性を定めて作れなかった」との事だが、街の設定を含めて
本作こそが『サイレントヒル』のイメージを決定付けた作品として知られている。
事実、物語を深く楽しませる目的の為に、このテのジャンルの作品であるにもかかわらずアクションのレベルが抑えてあり、事実上死なないレベルにまで落とす事が可能。
一方で、謎解きのレベルまでも設定出来る様になっている。
『最期の詩』では、ヒロイン、マリアの主人公編が追加されている。
後述のゲーム後半に明かされる物語の真実と
裏設定を含めた内容が知れ渡って以降は本作をシリーズ最高傑作と推す声が定着している。
元々『サイレントヒル』シリーズは海外人気が高いが中でも本作は別格で、2010年代に入ってからもGame TrailersやIGNといったインターネット世代で支持を受けているサイトにて
歴代ホラーゲームでNo.1に選出されている。
実際、本作が以降のホラーゲームというジャンルに与えた影響は非常に大きいと分析されており、一説によれば現在のホラーゲームというジャンルの在り方を示した始祖的作品という評価もされている。
尚、ナンバリングタイトルではあるものの、前作や以降の作品とは特にストーリーに繋がりはない独立した作品となっている。
2022年10月にシリーズの新作タイトルと共に
PlayStation5でのリメイクが発表。
2023年には過去タイトルのリメイク企画が進められており、その第一弾であることが公言された。
そして、2024年10月8日に正式リリースされることが発表。
プラットフォームはPS5と
Steam。
【物語】
あいまいな眠りの中で夢見るのはあの町
サイレントヒル
わたしは一人 思い出の場所で
あなたを待っている…
…3年前に病死した筈の妻、メアリーからの手紙を受け取ったジェイムス・サンダーランドは混乱と不安の中…思い出の町「サイレントヒル」へとやって来る。
そして、ジェイムスはそこで、自分と同様に「何か」を探す人々に出会うのだった…。
深い霧の中…夢とも現ともつかぬ意識の中で蠢く異形の影…現れる愛しき人の面影を持つ女…。
幻を追うジェイムスは深みへと落ち込んで行く…。
何処へ…?
自分の意識下へ…。
或いは、穴蔵へ…。
【主要登場人物】
■ジェイムス・サンダーランド
29歳。アメリカ人の白人男性。髪、瞳の色は茶。
亡き妻の影を追い、サイレントヒルを訪れる。
サイレントヒル屈指の鬼畜主人公でダウンしても必死に這いつくばって逃げようとするクリーチャーを追い詰め、無慈悲に蹴り殺す。
事務職とのことだが、あるEDのスタッフロールで見られる上半身裸の姿を見る限り結構マッチョである。
妻メアリー曰く「ぶっきらぼうで あまり笑わない ちょっと短気な人だけど 本当はとても優しい」。
実際、他人のために自らの命を顧みずに行動する、慈愛と正義感に溢れた人物の様に見える。
だが…………………。
■メアリー・シェパード・サンダーランド
享年25歳(?)。
ジェイムスの妻。
…3年前に病死した筈だが…?
■マリア
25歳(?)。自称ダンサー。
ジェイムスが出会う、メアリーと瓜二つな顔と声をもつ女性。
黒髪だったメアリーとは対照的な金髪。
服装も奥ゆかしい印象のメアリーとは真逆で扇情的なものなのだが、派手な見た目に反して子供には優しい一面も…。
性格は外向的かつ活発、そしてやや我が儘。色々とメアリーとは違う。
■ローラ
8歳。
メアリーを探している少女…。
彼女を母親の様に慕っている。
こましゃくれた幼女であり、ある理由からジェイムスを嫌っている。
■アンジェラ・オラスコ
19歳。
母親の姿を探す若い女。
感情が不安定な様で、行動が読み難い。
■エディー・ドンブラウスキー
23歳。
ピザ食ってるデブ。
ピザでも食ってろデブ。
人が良さそうでいて、関係の無い事には無関心であるなど、陰の部分を抱えている様だ。
因みに初登場時には便器に首を突っ込んで嘔吐している。
無視して気づかずに進もうとすると、アパートでアンジェラのいる部屋の扉を不思議な力で開かなくさせる寂しがり屋さん。
【マリア編の登場人物】
■アーネスト・ボールドウィン
マリアが迷い込んだ屋敷の主…深く悩み続けている。
怪しげな儀式で娘をよみがえらせようとしている。
■エミリー・ボールドウィン
アーネストの娘…物語の開始時点では既に故人。
屋根裏がお気に入りの場所だった。
『最期の詩』では、
ジェイムス編に「LETTER FROM SILENT HEAVEN」
マリア編に「BORN FROM A WISH」の副題が付けられている。
アパート脱出後のマリア同行パートにて、ボールドウィン家を訪れることが出来る。前述の人物達は登場しないものの、マリアが既視感を覚えるという旨の発言をしてくれる。
【アイテム】
■ライト
使い方は前作と同じ。メアリーの服を着せられたマネキンにブローチの様に付いていた。入手したら…………
■ラジオ
シリーズの象徴。
クリーチャー「ライングフィギュア」と初遭遇した際に入手する。その際に
ラジオから聞こえた声はいったい……?
■メアリーからの手紙
物語のキーとなる手紙。
実は終盤に……
■栄養ドリンク
■救急キット
■アンプル
お馴染みの回復アイテム。
効果は前作と同じ。
特殊仕様としてR3ボタン(右アナログレバー)ワンプッシュでショートカット回復できるのだが、無駄遣いになりやすいので注意。
リメイク版では救急キットが廃止され、アンプルに変わってシリンジ(注射器)が実装された。回復モーションが長い点に注意。
■青い宝石
『最期の詩』2周目スタート直後の
トイレで入手可能。
何かに…ニ・テ・イ・ル・ヨ・ウ・ナ
■ホワイトクロジェア
リメイク版の2周目以降に入手できる怪しげなドリンク。
往年のシリーズファンなら、その
正体に気付けるだろう…。
■トルーカの絵はがき
リメイク版の2周目以降に入手できる絵はがき。
入手の経緯は奇跡に近いのだとか。
【武器】
■角材
最初に入手出来る。ジェイムス曰く「存在が許せない」バケモノを殺すため、怒りに任せてバリケードから引き剥がした棒。
威力は低いが使いやすい。
原作版では最後まで所持していたが、リメイク版では迫り来るライングフィギュア達を振り切るために、扉のつっかえ棒代わりして手放すことに。直後、鉄パイプを武器交換がてら強制入手することになる。
■ハンドガン
アパートにて入手する。
威力は低いが、弾丸の入手数が多いのでメイン武器として使っていける。
他のこの手のゲームと違い、その辺のスーパーやドラッグストアに置いてあるようなショッピングカートから入手できてしまうのはアメリカの銃社会を皮肉った表現。
ガソリンスタンドで車に刺さってるのを入手。
リーチと威力に優れたお馴染みの武器。小説版ではメインの武器。
前述したように、リメイク版では角材と交換する形で強制入手することになる。
病院の女子ロッカーから入手出来る狩猟用の散弾銃。
ジェイムスは一般人なため反動をうまく逃がせず、隙が多い。
■狩猟用ライフル
刑務所で看守室で入手。
強力だがジェイムスは一般人なためにやっぱり隙が大きい。
小説版では中盤からのメイン武器。
因みにスルーして進む事も可能。
■大鉈
三角頭の武器。
某所の血塗れの手術台から入手可能。
強力だが、装備すると極端に移動スピードが下がる。
が、イベントシーンでは軽々と持っている。
鉄パイプと交換する形で入手…することはなく、残念ながらリメイク版では武器として入手することは出来ない。そのため前述の手術台にも置かれていない。
代わりにある仕掛けを突破するためのキーアイテムとして、ジェイムスに持たせて大変重たそうに引き摺る姿を拝めることに。
【隠し武器】
■チェーンソー
2周目でスタート直後の墓地で木材に刺さっているのを入手可能。音が鳴るためすぐ見つかるはず。
威力は高いが、攻撃の隙が大きい。
待機モーションは『
悪魔のいけにえ2』の
レザーフェイス。
リメイク版でも同じ条件で入手可能。低難易度なら雑魚敵を一撃で仕留められるほどの高威力で、バイオレンスアクション気分を味わいながらのED回収の周回に大いに役立つ。
■ハイパースプレー
HARDモードをクリアする事で入手可能な隠し武器(NORMALなら2回それ以下なら3回クリア)。
ランクにより威力が変化する。
最弱の
紫と、最強の
緑が有効。
最弱の入手も加点方式の都合で意外と面倒。
※
キャンピングカーを探れ。
【マリア編の武器】
■リボルバー
拾っての入手などではなく、初期装備。
本編で彼女が攻撃に参加しなかった理由は……?
■中華包丁
Heaven's nightのカウンターにぶっ刺さってるのを入手。
振り回して攻撃しながら接近できる。
【舞台】
■サイレントヒル
前作がトルーカ湖の北側を舞台にしていたのに対し、本作では南側が舞台となっている。
また、サイレントヒルが見せる裏側の顔も如何にも異世界を描いていた前作とも違っており、前作からの設定を引き継ぎつつも“人の願い…或いは歪みや闇を映し出す町…”。
と云う設定が定着したのは本作からであり、町その物が人ならぬ意思を持って存在しているかの様な描写となっている。
また、土着の信仰から生まれた宗教が登場した前作に対して、本作で登場する魔術的な要素は、元の土着信仰により近いアニミズム的な印象を受ける。
【クリーチャー】
※登場クリーチャーの紹介をする。
一般的なゲームの概念から外れた特異な物が多い。
■ライングフィギュア
「
横たわる形」の意。
両手を拘束された人間が、全身を茶色いゴムの膜で包まれた様な姿の人型クリーチャー。無数にいる。胸のあたりに裂け目があり、そこから毒性の霧を噴き出す。
また、倒れた後には高速で這う事も…。
初登場時の演出が強烈な為か
映画版にも登場(名前は違う)。
アパートでは三角頭に殺害されている。
因みに伊藤暢達氏によるとデザインモチーフというかアイデアの元は「
散歩をしている友人の姿」とのこと。
パーカーのポケットに腕を突っ込んで歩いていた時の姿から着想を得たんだとか。
毒霧を吹きかけるタイミングに気をつけて近づけば怯んでメッタ打ちに出来る雑魚敵…という評価は過去のもの。
リメイク版で戦闘システムが一新された結果、
- 打撃で殴り続けると、怯まず体当たりで反撃してくるように。
- 攻撃が毒霧から
ゲロヘドロ状の毒液に変わり、狙いを定める為に視線を合わせてくるようになる。そのためタイミングの良い回避モーションが求められるように。
- ゼロのストレイトジャケットよろしく抱きつきQTEが実装。
- これらの特性から集団で現れる・他の敵を連れてくるとより戦いづらいことに。
といった変更がなされ大したことない雑魚的から一転、慎重に戦うことが求められる厄介な敵へと変貌。舐めてかかった原作既プレイヤー達の度肝を抜き、銃弾・回復アイテムの節約が求められるリメイク版の脅威の一つとして数えられることに。
更に裏世界では強化体が登場し、より肉々しいグロテスクな姿へと変貌。戦闘モーションも、
- 毒液のバリエーションに遠距離型・撒き散らし型が追加。より慎重な判断が求められるように。
- ダウンさせた死に際に、しばらく霧として持続する毒液を撒き散らすように。無闇な追い討ちは避け、ダウンさせたらモーションを判断してすぐさま離れた方がベター。
と、狭い場所では戦いたくなくなること間違いなしの厄介なものが追加された。
リメイク版クリーチャーの中では攻撃タイミングが見極めやすく、距離に気をつけながら打撃で攻めればアイテムを節約出来るほか、這った状態で登場すれば・ダウンさせれば原作よろしく打撃でメッタ打ちに出来る。
■マネキン
女性型マネキンの下半身を二体分繋ぎ、レオタードを着せた様な外見のクリーチャー。無数にいる。その足による近接攻撃はダメージが高く、物陰に潜んだ停止中はラジオに反応しないという厄介さ。
非生命体的な外見だが、体表には妙な光沢があり、攻撃を受けると血を流し女性のような悲鳴を挙げる。
三角頭に強姦されるかの如く虐待されている。
元ネタは球体関節人形作家ハンス・ベルメールの作品から……と分析されていたのだが、デザイナー曰く元ネタは日本の妖怪とのこと。
こちらも戦闘力が格段に上がり、ダメージの高い近接キャラとしてブラッシュアップされたことで、
- 攻撃を警戒して距離を取るプレイヤー目掛けて飛びかかってくるように。
- ゼロのアリエルよろしく首絞めQTEが実装。
- ライングフィギュアと比べて戦闘モーションが不規則なうえ異形故に読みづらく、打撃への耐久力も高いので狭い場所では苦戦必至。
- じゃあ遠距離武器で撃てばいい、と思ったらスウェー(低姿勢サイドステップ)で避けるという徹底ぶり。
といった追加要素がなされた。
幸い遠距離武器への耐久力は低く、スウェーに気をつけて撃てばハンドガン3発(難易度ノーマルの場合)で仕留められる。「ハンドガンの弾はマネキン用」と割り切った方が良いだろう。
しかし原作同様物陰に潜んで奇襲する戦法に変わりはないので、探索の際は周囲に警戒しよう。
また、ストーリー後半には四足歩行で壁中を這う派生型「スパイダーマネキン」が登場。暗闇の死角から襲いかかり、時には集団で現れるのでこちらの消耗に注意。
■バブルヘッドナース
その名の様に
顔が泡の様に膨れたナース服(に似たエロいコスプレ服)を着ている人型クリーチャー。無数にいる。口にあたる部分には、セーブポイントとなっている
「赤い正方形の物体」の小型版がくっついている。
鉄パイプで攻撃して来る。
小説版とリメイク版ではジェイムスと鉄パイプチャンバラを繰り広げる。
ナースにもかかわらず、町の外にまで出張している。
その、人外としての異形と人間型のエロスを融合させたシンプルながら完成されたデザインから高い人気を誇り、後世への影響力という意味では三角頭にも匹敵する程のシリーズを代表するクリーチャー。
性癖を歪められたニキによる同人誌も存在する。罪深ぇなぁ。ちなみに三角頭と共にfigmaにもなっている。
リメイクだと胸部がナーフされてしまったと大騒ぎになったが、原作でもそこまで豊満ではなく、実際には変更されていない。
そんな彼女もリメイク版では、雑魚クリーチャー最強とも言われるほどの強化がなされた。
チャンバラすると前述したが具体的には、
- 耐久力が雑魚の中でもトップクラスに高く、打撃で攻めてるとこちらを押し返してくるように。
- 鉄パイプ振り回しモーションに、複数回振り回す・駆け寄りながら振り回すものが追加され、挙動の読みづらさに加え距離間をミスるとこちらがメッタ打ちにされることに。
- 人型ならヘッドショット&足狙いだろ!と思っても、挙動がふらついてるせいで狙いが定めづらく、ハンドガンではなかなか怯まない。
といったもの。
弱点はショットガンで、至近距離でぶっ放せば簡単にダウンを取ることが出来る。
時折頭を震わせながら一時停止することもあり、その際や背後から静かに近づいて攻撃してもダウンさせてメッタ打ちに出来る。もっとも慣れていないと近づいたところで振り向かれてしまうが。
近接戦闘が苦手なら、「ショットガンはナース用」として無理なく使った方が良いだろう。
裏世界では黒々しい汚れに染まった強化体が登場し、こちらはナイフを手に襲いかかってくる。
■クリーパー
大きな
Gと
タガメを合わせたような蟲。前作から引き続いて登場。ある部屋ではライトが切れて乾電池で入れ直しまたライトを点けると無数にいる。ある意味このゲームで一番恐ろしいので注意。
……みんな苦手って事だね。
小虫故にリメイクされても特段変更点が無い……のだがクリーチャーの戦闘力が強化され、「なるべく戦闘は避けたい」と思いがちなリメイク版において、その存在は新たな脅威としての地位を獲得。
探索中にラジオからノイズが鳴り、不安と共に警戒体制をとるプレイヤーの前に現れては「クリーパーじゃねぇか!」と叩き潰されるその姿は、「爽快さではなく恐怖に苛まれるサイレントヒルの戦闘」を象徴してると言えるだろう。
そしてリメイク決定して嫌な予感を感じた原作既プレイヤーの予感通りと言うべきか、前述のクリーパー大量発生部屋の破壊力&SAN値直葬っぷりも最新技術により向上。勘弁してくれ
背景扱いで大量発生する虫に紛れて本物のクリーパーも現れ、脱出方法が分からずにSAN値が削られるプレイヤーの体力も削ってくる。
おまけに脱出用のキーパッド入力画面にも、壁を這う虫が映り込む本気ぶり(幸いライトを消せばキーパッドだけを見ることが出来る)。
リメイクされてもやっぱりこのゲームで一番恐ろしい存在として名を轟かせるのであった。
■マンダリン
「官吏」の意。
人型クリーチャーだが、両腕は棍棒状で、先端には人間のような「口」がある。また、頭部も大部分が「口」が占めており、それ以外の器官がない。
金網状の床にぶら下がり、上を通るジェイムスになにかを訴えるかの様に触手を伸ばす。
出現場所がかなり少なく空気。
『3』では同族が“クローサー”と名を変えて地上で元気に活動している姿が見られる(因みにデザインは少し変更されている)。
原作版では出現場所が場所なので影の薄い存在であったが、リメイク版ではなんと強制戦闘イベントが設けられ、中ボスとして真正面からジェイムスと戦うことが実現した。
そんなマンダリンの性能も、天井にしがみついて移動するのは相変わらずだが、
- 口を開いて、こちらを行動不能にする咆哮攻撃。
- 口から長い舌を伸ばして振るう遠距離攻撃。
- 天井を掴んだ片腕を離して振るう近接攻撃。
などなど、原作版とは別物レベルの性能を発揮してくるように。もうクローサーでいいんじゃないかな
さらに上記の強制戦闘イベント以外にも真正面からの遭遇場所が増え、中には所持品全てを一時手放した丸腰状態で遭遇するハメに。やっぱりクローサーでいいんじゃないかな
■プリズナー
「囚人」の意。
刑務所の独房の中にいると思われる謎の存在。
何事かをつぶやきながら、独房内を歩き回っていると思われる。
ラジオのノイズは反応するものの、姿は全く見えない。しかし、ジェイムスはその存在を捉える事ができるようで、彼らのいる方向に首を向けて反応を示し、攻撃して倒すこともできる。
尚、リメイク版ではそれっぽい演出はあるもののクリーチャーとしては削除されてしまった。
■アブストラクトダディ
「理想的な父親」の意。
長方形の板を両手、両足で突き破った男の様な姿の人型クリーチャー。板をベッドに、両手両足をベッドの支柱に見立てると、ベッドの上で絡み合う二体の肉塊にも見える。
■フレッシュリップ
「肉欲的な唇」の意。
病院で遭遇することになる
中ボス的クリーチャー。
ベッドを思わせる直方体状の格子に入った肉塊。下からは人間の様な足が二本生え、下腹部には人間の様な唇があり、上から伸びた人間のような腕で天井からぶらさがる。キックや
首絞めで攻撃する。おまけに時間経過と共に3体に増えるので立ち回りに注意。
このイベントのみの登場。
原作版と違い1体のみとの戦闘になる。格子だけでなく金網に囲われた容姿にリデザインされ、カメラワークから唇が付いていることも分かりやすくなった。
戦闘面でも、フラフラと揺れてこちらを追いかけてくる原作版と比較して大幅に変更がなされ、
- キック攻撃の際、天井から降りる・潜むを繰り返してプレイヤーを翻弄する。
- 天井にしがみつく腕を狙撃すれば床に落として行動不能に出来る。
- ダメージを与えていくと、身体を囲う格子が曲がり鋭い刃物状にして攻撃してくる。そのためフラフラが止んでも・床に落としても油断ならない。
- 身体を囲う金網が剥がれてくると、第二形態へ移行。格子を蜘蛛を思わせる脚に変形させ、機動力・凶暴性が大幅に上昇。この状態でも天井に潜んで奇襲してくるので、攻撃タイミングを見極めながらの武器の使い分けが求められる。
といったふうに、中ボスの名に恥じないロケーションとデザインを最大限活かした強化がなされた。
撃破後、横たわって眠るような姿で床に倒れるが、直後突然現れた2体目が油断したジェイムスを天井裏に連れ去ったところで暗転。原作同様に裏世界の病院へと移動する。
その特異な見た目からRED PYRAMID THINGと呼ばれる特殊クリーチャー。ファンからの愛称は三角様(△様)。
その名の通り、不気味な三角形の兜を被った人型のモンスターであり、身に纏った衣装はノースリーブの白いローブの様な、コートの様な、見たことのないデザイン。
黒長靴やゴム手袋まで着用しているため、肉屋(食肉解体業者)の様にも見える。
様々な局面で出現するのだが、一撃死を備えていたり、攻撃しても倒せない様になっていたりと厄介な存在。
その印象的なデザイン故、同シリーズを代表するクリーチャーとして扱われており、映画版では闇を率いる存在として登場していた。
余りにも人気と知名度があるためか(▲△)デフォルメされた姿で『スーパーボンバーマンR』に登場したり、(設定的に他のナンバリングや映画版と混ざってしまっているが)本作の本編終了後という設定で非対称サバイバルゲーム『デッドバイデイライト』にコラボ出演している。
※本作以降のシリーズのクリーチャーデザインには現代芸術家フランシス・ベーコンの作品等が影響を与えている様だ。
【エンディングの違い】
EDは通常は3種類+隠し2種。
隠しEDに相当する物が2周目から見られるようになり、更にその隠しEDを見た後で見られるED(つまり、最低でも3周目から)が存在する。
『最後の詩』では、更に本編と追加シナリオ攻略後に見られる特殊EDが追加されており全6種類となっている。
更にリメイク版では新規EDが2種類追加され、それらを見るのに必要なキーアイテムも2周目から追加された。
※通常のEDには前作の様なGOODやBADエンドと云った区別は無く、答えの選択や解釈はプレイヤーに委ねられている。
また、ED毎に違う曲が流れるという要素も前作から踏襲されているが、次回作以降はEDの分岐の数が減ったり、別のEDでも同じ曲が流れるようになった。
※2周目以降ではOPにキャラクターの台詞が入る
【ジェイムスの異常な行動】
主人公のジェイムスは先述の通り慈愛と正義感に満ちた人物であり、「ぶっきらぼう」「短気」なわりに穏やかな物腰で他人と接する。しかし、異常な行動が多い。
「まあゲームだし…」と
スルーしてしまいがちな描写も実は伏線だったりする。
!手紙関連!
最初こそ信じていない素振りだが、次第に常軌を逸した執着、盲信へと化していく。
クリーチャーがいようが、狂ったやつがいようが、異世界に入ろうが、基本的にメアリーのことしか考えていない。
!クリーチャーに対して!
クリーチャーを全く恐れていない。ホラーゲームの主人公なのに。一般人なのに。
最初のクリーチャー「ライングフィギュア」と遭遇した際は、驚きこそするものの、直後に怒りに任せてバリケードから木材を引き剥がし、殴り殺そうとする。ノベル版によると「バケモノの存在が許せなかった」かららしい。
理不尽。
!三角頭に対して!
逆に過剰に恐れている。
クローゼットに隠れる場面では、恐怖に耐えきれず発砲している。
ノベル版はより必死さが伝わる。
!駐車した場所!
ゲーム開始直後のムービーの中で、サイレントヒルへとやって来たジェイムスがトルーカ湖を臨む展望台のパーキングエリアに
自動車を駐車したのが確認できるのだが、よくよく見ると他に車が無いからとはいえ、停車位置の目安となる白線を完全に無視して駐車している。
挙げ句には、ドアを開けっ放しで車を後にしたようだ。
……恐らくはキーも付けたままだろう。
犯罪大国アメリカで…………?
因みに駐車場にもう1台停まっているバンはOPムービーから察するにエディーが乗ってきた車のようだ。
!躊躇のなさ!
壁に穴が空いてたら躊躇なく手を突っ込む。
トイレに汚水がつまっていたら、躊躇なく手を突っ込む。
次作で「こんなのに手を突っ込もうと少しでも思うなんてどうかしてる」とカメラ目線で痛烈に突っ込まれる
底が見えない「穴」があったら、躊躇なく飛び降りる、
挙げ句には床に設置されたドアの存在に疑問を持たず中に飛び込む。
!惨殺遺体に対して!
最初こそコメントするが、次第に何の反応も示さなくなる。
……どこかで見た服装では無いだろうか……?
※以下、更なるネタバレ
【真実】
「病気で死んじゃったの?」
「違う」
「私が殺したんだ」
【ネタバレ登場人物紹介】
■ジェイムス・サンダーランド
実は、
つい最近メアリーを介護疲れの末に
その手で殺害していた。
3年前、メアリーが死に至る不治の病を患ってからはあらゆる医学書を読み漁り、頻繁に見舞いに行ったが、病の進行は止められず、愛する妻からは八つ当たりで顔を合わせる度に口汚く罵られていた。
メアリーからの八つ当たりによるストレス、発散できない性欲、楽にしてやりたいという善意、苦しんでいる愛する人を見たくないという思い……………
様々な思いから、衝動的に犯行に及んでしまった。
まもなく正気に戻った彼は、自分が最も恐れていた事態である「メアリーの死」を、そして生き甲斐を失ったことを理解し、ある目的のために妻の遺体と共にサイレントヒルへ再訪する。
そう、
メアリーとずっと一緒にいるために。
しかし、サイレントヒルに着いた時、サイレントヒルに宿る「神」が彼の現実逃避を手助けした結果、記憶が塗り替えられてしまった。
妄想が具現化した手紙を手にいるはずのない妻を探し、自らの内面が具現化した世界をさまよい歩く。
二人の思い出の場所で、最終的には自らの罪を思いだし、「神」に勝利するが……。
尚、オカルト的な知識も無いジェイムスがこれ程の異変の元凶となり、他者をも巻き込んでしまったのは
前作の事件により「神」の力が活性化していた為である。
ちなみに本作に登場する病院は精神病院とされ、入手できるファイルに記された患者のイニシャルはいずれもジェイムスと同じ「J」である。
メアリーの病気という真相に関連する場所だからか病院で確認できるメッセージには現実逃避を続けるジェイムスを戒めるような文章が特に多い。
■ピラミッドヘッド/三角頭
謎めいた三角頭の正体とは、ジェイムスの
内罰が「神」の力で具現化したもの。
かつての町(土地)の死刑執行人達は民間伝承に於ける彼らの御使いである
ヴァルティエルの姿を模して、正義の名の下に裁きが行われていることの証明として、この扮装と兜を身に付けたという。
つまり、かつてジェイムスが資料館で見た情報を下に自らを罰する為に生み出した
「もうひとつのジェイムス」である。
他のクリーチャーとは違い、自我や感情があり、ジェイムスが自らの罪に気づくように行動していた。
全てを悟り、三角頭と対峙したジェイムスは独白する━━
「私は弱かった だからおまえの存在を望んでいた」……。
この台詞から、自殺をしようにも死に対する恐怖から実行できなかったジェイムスが
「自分を断罪し、殺してくれる都合の良い誰か」を望んだために生み出されたことがわかる。
本作のアクションレベルに「事実上死なないレベル」が存在するのは先に述べた通りであるが、そのレベルで
ジェイムスを「殺す」事ができる唯一の存在であり、その方法が
即死攻撃である
「大鉈の振り下ろし」という、処刑を思わせるものである事も無関係ではないだろう。
ジェイムスが過剰に恐れながらも、同時にその存在を望んでいるために不死身だった。
……だが、全てを思い出したジェイムスにもはや不要な存在であることを告げられると、あの三角頭が初めて
只の人間のように怯えて後退りし、不死性を失う。
その後、自らの存在意義を賭けてジェイムスに抵抗するが、ジェイムスの攻撃に対して
初めて怯む様になり、最後には自らの喉を槍で刺し貫いて直立した遺体と化す。
メアリーにそっくりな(そして、自分と同じくジェイムスが生み出した)マリアを殺すのは、ジェイムスが目を背けている最大の罪=メアリー殺害を再現しており、これを幾度も繰り返してジェイムスに見せつけることで己が強引に意識下に閉じ込めようとしている現実を直視させようとしている。
デザイナーの伊藤暢達氏によると、クリーチャーを虐待するのはクリーチャーはジェイムスが見ている幻影であるためそれらを払い除ける事でジェイムスを現実に直視させようとしていたから、とのこと。
初めて遭遇した時点のジェイムスには現実と向き合う勇気が無かったため現実を突きつけてくる三角頭を恐れて発砲した、という事のようだ。
因みに初遭遇シーンでマネキン2体を虐待しているシーンが強姦しているように見えるのは偶然らしく、そのような意図はなかったらしい。
体格と声がジェイムスと酷似・武器「大鉈」を使用できる・他のクリーチャーを殺害する等、ジェイムスとの共通点があり、三角頭が「もうひとつのジェイムス」であることの伏線となっている。大鉈が伏線なのは単に「同じ武器を使うから」ではない。ジェイムスが入手した大鉈は実は三角頭が使用していた大鉈とは別の物であり、両者を組み合わせるとハサミのような形になる。つまり、大鉈同様にジェイムスと三角頭は2つで1つのものが成り立つ(あるいは本来1つのものが2つに分かれている)ことの示唆となっている。
また、水の中に潜っていく場面や最後に自害する場面はエンディング「in water」の伏線である。
ちなみに、レッドピラミッドシング(赤い三角頭)という呼び名は便宜的にジェイムスが付けたものであるという設定であり、本作に関しては正式な名称が存在しないという設定なのだが、以降のシリーズ展開では“三角頭”が公式でも半ば正式名称として扱われている。
■マリア
三角頭とは対照的に、「現実逃避の妄想」がサイレントヒルの「神」の力で具現化した存在。
つまり、クリーチャーと成り立ちは同じ。
ただ、メアリーの霊的存在が宿っている様な描写もあり、出会う前からジェイムスの存在を知っていたり、ローラの身を案じているのはそのため。マリア編でもエイミーの部屋でローラの事を
思い出している。(直後に誰のことかわからなくなっているが)
しかし、三角頭と同じく自分がジェイムスの歪んだ妄想が生み出した存在だと自覚しており、自らの命を絶とうともした。
「ジェイムスにとっての理想のメアリー」であり、外向的で健康的で
ジェイムスを必要としていて、性に対しても開放的なのはそのためである。
三角頭に何度も殺されるのは、それがジェイムスにとって罰、裁きとなるからである(見たくない現実=ジェイムスによるメアリー殺害を見せつけている)。
が、ジェイムスがその存在を望んでいるため、やはり三角頭同様に何度でも復活する。
ジェイムスのみが望んでいる存在であるためにどうも三角頭と同じく他人には認識できないようで、少なくともローラには認識されていないらしく、ローラの身を案じていたのに明確に遭遇した描写が存在せずジェイムスに「逃げられた」と語る台詞と状況が不自然なのはそのため。
「Maria」EDではお互いに妄想の産物と割り切りながらもジェイムスと共にサイレントヒルの外へと出ようとした矢先に急に咳き込み出す。
誰かの何かを思わせるように。
尚、
次作に於いて彼女の名前や職業のモデルとなったのが『Heaven's night』のダンサーであることが解る。こちらの「マリア」はジェイムスが産み出したマリアと異なって黒髪であり全くの別人である。
それにしても、奥さんと旅行に来ていたはずなのに、どうしてジェイムスは泊まってるホテルとは湖を挟んだ反対側に位置するこういう店に来たんだろう……?まぁ、もしかしたらホテルのバーあたりで店の情報を教えてもらって密かに妄想してた……とかって程度の話かもしれないが。
■メアリー・シェパード・サンダーランド
病気を患ったのは3年前。
この時、幸せな、綺麗な、優しいメアリーは確かに死んだ。
余命3年を言い渡され、薬と病で顔は醜く歪み、精神は荒んでいった。
死への願望、生への執着、その両方を抱えながら、見舞いに来たジェイムスに八つ当たりした。
本心では励ましてほしかった。
気休めでも、「大丈夫」と言ってほしかった。
だが、ジェイムスのような不器用で真面目な人間にそんな芸当ができるはずもなく、心はすれ違うばかりであった。
しかし、それでもジェイムスに対する愛は本物であり、遺書には「あなたはあなたの生きたいように生きてほしい」「ジェイムス 私は幸せでした。」と記している。(英文では「You made me happy」となっている)
3年間の闘病生活の末、予期せぬタイミングでジェイムスに枕を押し付けられて窒息死した(リメイク版だと絞殺っぽくなっている)。
ちなみに、彼女が登場する2つのEDではそれぞれベッドのメアリーに差す日差しのライティングが変わっている。
■アンジェラ・オラスコ
父トーマスから性的虐待を受ける日々を送っていたが、ある日、我慢が限界を迎えて父を包丁で刺殺し、見て見ぬ振りをしていた母を殺すため、彼女を追ってサイレントヒルへやって来た。
兄も既に殺害していることが示唆される(小説版では明記される)。
サイレントヒルでは常に炎に包まれた世界が見えていた様で、父による性的虐待を彷彿させるクリーチャー「アブストラクトダディ」に襲撃される。ちなみに、その部屋の壁にはピストンのように前後に動く円筒形の奇妙なオプジェがいくつも存在する。
なお、「アブストラクトダディ」を彼女とジェイムスが認識し、終盤のホテルで再会した際、本来各々によって見え方が異なるはずの裏世界で、ジェイムスも彼女の「炎に包まれた世界」が見えている(感じている?)のは、ジェイムスとアンジェラの抱える心の闇が似通っているためと思われる。実際、「アブストラクトダディ」がジェイムスの精神にだけ由来するならば名前に「ダディ(父親)」と付くのはいささか不可解である。
■エディー・ドンブラウスキー
フットボール選手のいじめ加害者から、いじめを受ける日々を送っていた。喧嘩が弱いわけではなく、むしろ強いのだが、あまりにも内向的で自虐的過ぎたためいじめの対象とされていた模様。
だが、いじめに対してひたすら我慢していた結果、ある日限界を迎え、いじめ加害者の飼い犬を射殺、更にいじめ加害者の足を撃ち抜く反撃に出る。
しかし、もともと小心者であったためにサイレントヒルへ逃げ込む。
かなりのお人好しで、そんな状況にもかかわらずローラを手助けしていた。
サイレントヒルでは理不尽な暴力や暴言を浴びせてくる人間(おそらくクリーチャーと似た存在)に襲われ、いじめによる心の傷を散々にえぐられた末、気に入らない人間を問答無用で殺害するソシオパスと化してしまった。
最後はジェイムスに敵対した末に殺害されてしまうが、この更なる殺人の罪によって、最後に対峙する三角頭が二体に増えたとされる考察もある。
ちなみに、小説版では犬型の怪物に執拗に襲われる。
リメイク版ではムービーシーンで寒い場所にいるわけでもないのに何故か彼のみ常に吐く息が白いため、エディーにはサイレントヒルは凍える世界に見えていたと考察されている。
なお、名前の由来はエディー・マーフィーだったらしい。どうしてこうなった?
■ローラ
孤児。一年前に入院した際、メアリーと知り合った。メアリーを母の様に慕い、見舞いに来ないジェイムスを嫌っていた。
罪を犯しておらず、ジェイムスらほどの心の闇も抱えていないため、クリーチャーや裏世界は見えていない。
ジェイムスは通れなかった道も崩れていないし、もしかしたら謎を解いて開いた扉も、ローラにとっては普通の扉だったのかも知れない。
フレッシュリップ戦直前の必死に部屋を出すよう訴えるジェイムスとの温度差や、常に先回りしてるのはそのため。
しかし、子どもだけでうろついているはずなのに、大人から何かを言われた様子もなく先回りしていたり、火災によって廃墟と化しているはずのホテルに足を踏み入れていたりすることから、普通の街であるサイレントヒルにいるという訳でもなさそうである。
名前は「ローラ、叫んでごらん:フライパンで焼かれた少女の物語」という、虐待にあった女性についてのドキュメントから。
彼女の生い立ちと関係があるのだろうか?
■遺体
街のあちこちに横たわる人間の遺体。
ジェイムスと同じ服を着ている。
……実は、彼らはジェイムス自身であり、開発スタッフによれば実際に前のループで殺されては街の力で蘇っていたとのこと。
■ライングフィギュア
ジェイムスの苦悩の象徴。沢山いる理由も、おそらくこのため。
更に言えば、苦悩=拘束されているのは目の前にメアリーが居るのに触れられない、助けられない…といった解消されない欲求と無力感。毒を吐くのは押し殺していたメアリーへの罵詈雑言。…或いは反対にメアリーから浴びせられかけたソレ……だったとも考察される。
■マネキン
ジェイムスの性に対する執着、偏執の象徴。
自分を罵る口がない…………。
先述の通り「もうひとつのジェイムス」である三角頭に強姦されるかの如く虐待をされていた。
解消されない性衝動が生み出したと分析され、そのまま女性の下半身が2つ繋がったような形態をしている上に
真ん中に穴が空いている。
ジェイムス「下半身さえあればいい」
艶めかしい声を挙げることからも、ジェイムスの中のカリカチュアされた“女”の具現化なのだろう。
また、下記のバブルヘッドナースやマリアがミニスカートなのも含めて
ジェイムスは脚フェチだと考察されている。
■バブルヘッドナース
病床のメアリーの象徴その1。
薬と病気で顔が醜く歪んだメアリーと、看護をする看護婦を連想させる。
扇情的な格好をしているのは……まぁ、予想通りでジェイムスが看護師さんに欲情してしまっていた為。
リメイク版では倒した際に大股を広げたり、パンストとガーターを身につけた個体が居たりと更にあからさまになっている。
口にジェイムスの頭をまさぐる「赤い正方形の物体=セーブポイント」があるのは、こいつが真実に比較的近い存在だからだろうか。
本編には反映されていない没案のようなものだが、赤い正方形の下には赤ん坊のような口元が隠されており、これはジェイムスとメアリーの「子供が欲しい」という願望が反映されているからなんだとか。
■マンダリン
理解されない、苦悩に打ちひしがれた想いの象徴。なにかを訴えるかの様に追いすがるのはこのため。
「口」があるのは、ジェイムスが現実に向き合いつつあることを示している。
■アブストラクトダディ
性行為そのものの象徴であると同時に、アンジェラの過去、そしてジェイムスの思い出の象徴。
これも、比較的に由来が想像つきやすかったからかリメイク版では色々と
細かな動きが加わってしまっていた(オリジナル版のデザインだと露骨過ぎるせいかちょっとデザインが簡略化されている)。
因みに伊藤暢達氏によると、アンジェラとジェイムスにはそれぞれ若干違う姿に見えており、ゲーム中の姿はジェイムスから見た姿なんだとか。
小説版では喋る
「みるな みるな うせろ」
■フレッシュリップ
病床のメアリーの象徴その2。ジェイムスを罵る病床のメアリーを連想させる。
尚、「自分がなにをしたのか思い出すべきだが今は思い出せない」というジェイムスの心を投影したクリーチャーらしく、病床のメアリーを連想させる檻のような格子に囲われた姿はラスボスに似ている(実際ラスボスの簡易版というコンセプトでデザインされたらしい)が、中身は曖昧な記憶を反映したかのような肉塊になっている。
■メアリー/マリア
病床のメアリーの象徴その3。
現実を直視したジェイムスに存在意義を否定されたマリア、またはメアリーが変貌したクリーチャーであり本作の
ラスボス。
囚人服を着たメアリーがベッドを思わせる直方体の格子に拘束され、蔦状の触手でジェイムスを窒息死させようとし(メアリーの死因も窒息)、「死」を象徴する蛾の大群をけしかける。
全身に病気を彷彿させる斑点があるが、顔だけは美しいままで、聖母のようなベールを身に付けているが眼球は無い。
【エンディング分岐・条件】
本作のED分岐は無印が通常3種類+隠しED2つの5種。
『最後の詩』では、更に隠しEDが1つ追加されて6種に、リメイク版で更に2つ追加されて合計8種のEDとなっている。
分岐条件のあるEDというのは前作である初代『サイレントヒル』でもそうだが当時から既に珍しいものでは無くなっていた訳だが、通常“そういったもの”はゲーム内での選択肢やルート、条件の取得により決められていたのに対して、本作では(特に通常ED3種は)“GOODやBADの区別は無く、全てがプレイヤーがジェイムスを通じて得た本作の結末(意訳)”……という扱いである。
……そのため、何れのEDにもある意味での“救い”と“破滅”が存在しているのが特徴であり、制作側の意図した通りに順列を付けることが出来なくなっている。
以下の折り畳みにEDの種類と条件を記すが通常EDの分岐条件についてはプレイヤーが“満たしたつもり”でいても必ず到達出来るとは断言出来ないことに注意。
まだ見ていないEDがある場合、それが見やすくなるように補正がかかるようにはなっている。
また、一度クリアするとアパートで抽象的なものではあるが、他のEDを見るためのヒントが記されたファイルが手に入る。
一方、隠しED2種(5種)については条件を満たすために必要なルートやアイテムが存在するために寧ろ解りやすくなっている。
■Leave
“死を覚悟していたメアリーの願い”に最も寄り添っているED。
基本的な達成条件はゲーム中で“体力の最大状態を維持し続ける”こと……とされる。
この他の条件として挙げられているのは、
- メアリーの手紙や写真を幾度もチェックしていること
- マリアと出会った後に寄り道をしないこと
- 二体の三角頭との戦闘後に聞こえてくるメアリーの声を最後まで聞くこと
……これらの条件を満たすと、最後にジェイムスは階段を上った先で“メアリーの姿をしたマリア”と邂逅。
自身の妄想の産物であるマリア(メアリー)を拒絶したジェイムスは、全てを終わらせた後でメアリーの霊魂と再会。
メアリーの願いを聞き入れ、自分の罪を背負っても尚も生きていくことを決意してローラと共にサイレントヒルから去っていく。
上記の条件も含めてジェイムスが“生”に執着した行動を取り、結果としてのEDといえる。
そのまま帰るにしても車に載せたままのメアリーの遺体はどうするつもりなのだろうか
原作版では病床のメアリーと会話する導入はin Waterと同様だったが、リメイク版ではこちらだけがメアリーと会話する導入となった。
そしてメアリーとの会話後、彼女から渡された手紙をローラにも読ませる場面が追加された。
■in Water
“ジェイムスの本来の目的”を果たすED。
基本的な達成条件はゲーム中で“体力が半分以下の状態で長時間移動し続ける”こと……とされる。
この他の条件として挙げられているのは、
- メアリーの手紙や写真を幾度もチェックしていること
- アンジェラの包丁を調べていること
- 病院【表】屋上の(自殺者の)日記をチェックしていること
- 市街地【夜】のバーのメッセージを読んでいること
- ホテル【後半】でヘッドフォンから聞こえてくるメッセージを聞いておくこと
- 二体の三角頭との戦闘後に聞こえてくるメアリーの声を最後まで聞くこと
……この条件を満たすと、最後にジェイムスは階段を上った先で自らの妄想の産物である死んだはずのメアリー……或いはマリアと邂逅。
現実の存在ではない彼女を拒絶した後にメアリーの霊魂と再会することになるが、ここで再び彼女の死を見ることになる。
……メアリーの亡骸を抱いて部屋を出ていくジェイムス。
独白の後に急発進させた車のエンジン音。
そして、水底に沈んでいくかのような情景が……。
通称入水エンドとも呼ばれる、後の『4』でのジェイムスの実父の日記からも正史とされるED。
後のノベライズ版でも結末として採用されている。
メアリーの遺骸を車のトランクに詰めてサイレントヒルにやって来たジェイムスが、自らの妄想の生み出した悪夢の世界の旅路の果てに本来の目的を思い出すという結末で、上記の条件も含めてジェイムスが強く“死”を意識した行動を取った結果としてのEDと言える。
原作版ではLeaveと同様にメアリーと会話する導入から始まったが、リメイク版では車の運転席に乗るジェイムスから導入が始まる。
「君に会いたい」「頑張ったけど無理だ……」
「自分のしたことが許せない」
「君は望まないだろう」
後悔の言葉を零し、後部座席(に乗せてるであろうメアリーの遺体)に目を移す。意を決したジェイムスが車のキーを回したところで暗転。そしてエンジン音、障害物を突き破るような音、水に何かが飛び込む音が響く……。
といったふうに、音声で察せられる原作版に対し、映像的にもジェイムスの行く末が分かりやすい内容となった。
■Maria
“真実を突き付けられても尚も妄想に逃げる”ED。
基本的な達成条件は“共に行動している間は常にマリアに寄り添い彼女がダメージを負わないように注意”すること……とされる。
マリアはジェイムスの攻撃が誤爆してもダメージを負ってしまうので敵と戦うとき等はマリアから離れて行うこと。
この他の条件として挙げられているのは、
- ボウリング場から出たあとで寄り道をしないこと
- 病院【表】でマリアと別れた後で彼女の寝ている病室を訪れる
- 迷宮通廊でマリアが殺害された部屋に何度も入ろうとする
・マリアをタックルでどつきまくらない
……これらの条件を満たし、Leaveとin Waterの条件とされるものを無視していくと、最後にジェイムスは階段を上った先でメアリーと邂逅。
自分を殺し偽りの自分をも生み出したジェイムスを罵り怪物と化したメアリーを倒した後に、再びジェイムスは思い出の公園にてマリアと再会することになる。
マリアは自分がジェイムスの歪んだ妄想の産物でしかないと理解していながらもジェイムスの手を取ってサイレントヒルの外へと出ていくことを決意。
駐車場までやって来た二人だったがマリアの咳はますます酷くなっていて……。
ジェイムスがメアリーの死と己の罪とマリアや三角頭を始めとした己の逃避と妄想の結果の真実を突きつけられても尚、偽りの存在であるマリアに救いを求めようとするED。
しかし、メアリーと同じマリアの咳が酷くなっている→マリアはメアリーでしかない→同じことの繰り返しを示唆しているというのが大方の見方である。
また、妄想の産物でしかないマリアと本当に街の外に出ていけるのかも不明瞭で、マリアが見えている→自分の悪夢の生み出したサイレントヒルからは逃れられない等と考えることも出来る。
ちなみに、
ジェイムスのライトはビデオを見て真実を知った後は点灯しなくなるのだが、このEDムービー中はライトが復活して煌々と光が灯っている。。
真実を知る前は暗闇でのみ照らされ、知った後はその役目を終えたかのように灯らなくなる光明。
しかし、このEDでは真実を知っただけでなく、明るい昼間の光の中であるにもかかわらずライトが灯っている。
亡き妻の服が携えていた光はジェイムスをどこへ導くのだろうか?
公園でマリアと再会する原作版に対し、リメイク版では『Heaven's night』で横たわって眠るマリアを起こすという形で再会する。この時のマリアの姿勢は、原作版サウンドトラックのイラストと同じというファンサービスである。
■Rebirth
“メアリーを蘇らせようとする”ED。
2周目から条件を満たせる隠しEDで、2周目から出現する以下の4つのアイテムを入手することが条件となる。
- 白の香油(アパート)
- 書『失われた記憶』(ガソリンスタンド)
- 黒曜石の酒盃(資料館)
- 書『赤の祭祀』(ホテル【後半】)
……以上の4つのアイテムを入手し、通常EDに入らなければ最後に階段を上った先でジェイムスはメアリーの姿をしたマリアと邂逅。
メアリーの代替としてのマリアすら否定したジェイムスに襲いかかってきたマリアを倒した後、ジェイムスはマジックアイテムを携えてトルーカ湖の秘密の小島へ……。
死者すら蘇らせるサイレントヒルの土着信仰に望みを託して……。
これらのアイテムは、マリア編にて白の香油、黒曜石の酒盃、書『赤の祭祀』が記された方板が謎解きに関わる他、アイテムとして白の香油と書『失われた記憶』も登場する。
書『失われた記憶』は次作でも登場し、攻略本と一体化した考察・設定資料集のタイトルにもなっている。
■いぬ
“SH2の全ての黒幕が明らかになる”ED(大嘘)。
Rebirthを見ていることが条件となるので、最低でも3周目からしか見ることが出来ない隠しED。前作の隠しEDであるUFOエンドに続く世界観ぶち壊しの衝撃のラストで、ED映像も「犬の顔アップ&ギャグ映像&犬の鳴き声BGM」に変わり、あまりのシリアスブレイカーぶりに腹筋を破壊されたプレイヤーが続出した。
しかし、最終決戦を丸々飛ばせるため、タイムアタックや高得点獲得に有効だったりする。
そのため「3」では『ボスを倒した時間』が評価項目に加わり、同様のズルができなくなった
見る条件は、
- 市街地【昼】に市街地2の民家前に出現した犬小屋から鍵を入手する
- ホテル【後半】のある部屋の前で鍵を使って中に入る
ジェイムス「オマエノシワザダタノカ」
「ええ!?またお前の仕業だったのか!?」
リメイク版であることを意識してかジェイムスの台詞が変更され、カメラワークや部屋のグラフィックも最新技術により無駄に凝ったものに。
リメイクされても爆笑の内容となった反面、ED映像は他EDと同じ「黒地に白文字オンリー」なのと、日本語版の実装故かカタコトボイスが廃止されたのが残念なところ(英語版でも英語台詞に。でもBGMはちゃんと犬仕様)。
■UFO
“ファンの期待に応えて帰って来た”ED。
当初のPS2版(無印)には存在していなかったのだが、ファンからの「今回はどうしてUFOなかったんですか?」の声を受けて『最後の詩』から追加。
見る条件は、ジェイムス編のどれかのEDとマリア編のEDを見ておくこと。
このため、最低でも2周目からが条件となる。
見る条件は、
- 最初のトイレの洗面台から青い宝石を入手
- 病院【裏】の中庭(フレッシュリップ戦後)で青い宝石を使用
- エディ戦後の船着場(ホテルに行く前)で青い宝石を使用
- ホテル【前半】の312号室で(ビデオを見る前に)青い宝石を使用
前作から本作へ、そして次回作へと紡がれる真のED(大嘘)。
???「このへんで女の子を見ませんでしたか?短い黒髪の……」
ジェ「何を言っている?……そうだ、そんなことより。メアリー……私の妻を知らないか? うわぁぁっー!?」
( '・ω・)b (・∇・)
ジェ「君は……私?」
???「“本物の”君だ」
リメイク版でジェイムスの前に現れた人物……それはなんと原作版当時のグラフィック姿をした、もう1人のジェイムスであった!
さらに原作版ジェイムスの口から「リメイク版ジェイムスは自分のクローン」という衝撃の事実が発覚。原作同様にリメイク版ジェイムスを捕まえると2人は一体化、原作版ジェイムスが主人格となりメアリーを探しに行くのであった…。
■Bliss
リメイク版で追加された、“至福の時を得る”ED。
見る条件は「ホテルの312号室内で、ホワイトクロジェアを使用してからビデオテープを見る」こと。
ホワイトクロジェアを入手可能になるのが2周目以降の為、こちらも2周目以降限定のED。また、いぬと同様最終決戦を飛ばしてクリア可能なEDでもある。
「これで何もかもが解決する。特別な時、特別な場所のためのもの」
そう記された怪しげなドリンクを飲み、ビデオテープを再生するジェイムス。
「いつかまた来よう」というメアリーの台詞で映像が切り替わるはずが、カメラアングルが揺れるとジェイムスが映像に映り込む。
「そうだな」、そう言うとジェイムスはメアリーと抱き合う。帰り支度を始めたジェイムスの表情は、戸惑いながらも喜びに満ちた笑顔だった。
そしてビデオ映像が途切れると、現実の312号室が映し出される。
そこにはソファに座ってビデオを見ていたはずのジェイムスの姿はなかったーー。
ホワイトクロジェアの
正体を踏まえて考察すると、「
トランス状態と化したジェイムスがサイレントヒルに完全に引き込まれた結果、現実から消滅し思い出のビデオの中でメアリーと永遠に生き続けられることになった」と読み取れる、ある種のメリーバッドエンドと言えるだろう。
■Stillness
リメイク版で追加された、“静けさの中で約束を交わす”ED。
見る条件は
- in Waterエンドを見ていること。
- in Waterエンドを経た以降のプレーで入手可能になる「トルーカの絵はがき」を入手すること。
- トルーカの絵はがきを調査(手に持って調べる)してからラスボスを倒す。
といったもの。その為最速で見るには1周目でin Waterエンドを迎える必要がある。
そうして条件を満たすと、in Waterと同様に車内で後悔を零すジェイムスから導入が始まる。
「私は自分のしたことが許せない」
「そうね」
突如として聞こえる声。後部座席から伸びる、頬を撫でる女性の手。
それをきっかけに感情が決壊したジェイムスは、涙を浮かべながら懺悔の言葉を吐き出す。そこに自分を安心させるかのように、許すかのように「大丈夫」という女性の言葉が寄り添う。
「待っていてくれるか?」
「ずっと待っていたわ」
そう告げる、ルームミラーに映った女性の口元。助手席に置かれた、封の開いた手紙。
そうしてジェイムスが何かを決意したと思わしきところで暗転。車のドアが開く音、エンジン音、水に何かが飛び込む音……。
総括すると、
- 一時は死を選びそうになるも、自分を許してくれたメアリーの言葉で踏み止まる。
- サイレントヒルに伝わる「恋人を孤島で待ち続けた女性の伝説」に準え、メアリーがあの世で(もしくは2人の思い出の場所であるサイレントヒルで)ジェイムスを待ち続けることを約束する。
- そしてメアリーとの一時の別れを告げるように、メアリーの遺体を乗せた車をトルーカ湖に沈める。
という「in WaterにLeaveの要素を混ぜたIFのED」と読み取ることが出来る、切なくもいつか2人が再会できることへの希望を感じられる内容となっている。
生きることを選んだはいいものの帰りの車はどうするんだは禁句
【余談】
- 伊藤暢達氏によると当初の予定ではアパートのボスは三角頭ではない固有のボスになる予定で、実際にグラフィックモデルも作られていたが、没になってしまったとの事。
- 資料館には開発スタッフの集合写真が飾られている。
- ホテルで一時的にライトを手放して探索するエリアには、実はライトの明かりをつけると読める落書きが存在する。
- 異常な重量制限をもつ定員一名のエレベーターだが、何故か降りた先で手に入るキーアイテムのオルゴールは持ったまま降りられてしまう。
当然昇ることはできない。理不尽。
- スタッフが酒を飲めなかったため、ホテルのバーは釣り用具ばかりが飾られている。
- 発売から17年越しに「ミニマップ表示」と「どこでもセーブ」の機能の呼び出し方法が発見された。
- ラスボス部屋へねの -- 名無しさん (2013-12-07 21:15:34)
- ミスった。ラスボス部屋への道で泣いた。 -- 名無しさん (2013-12-07 21:16:22)
- ドボンEDが正史なんだっけ? -- 名無しさん (2013-12-07 21:28:04)
- ↑小説だとそう設定されてたね。
サントラはこの作品が一番好きかも。 -- 名無しさん (2013-12-07 21:44:00)
- 4にジェイムスの親父が出てくるんだっけ…ここからクリーチャーが何とも言えないキモい姿になった -- 名無しさん (2014-04-02 03:24:45)
- マリア編にもう少し力入れてほしかった -- 名無しさん (2014-11-02 00:53:59)
- 2chだったかwikiだったか忘れたけど、ジェイムスが便器に手を突っ込む場面を『自分の触れたくない部分に手を伸ばす行為』と考察している人が居たのが記憶に残ってる。そこで手に入るのが銃弾(敵と戦う、向き合うための手段)の入った金庫のメモというのもなんだか趣深くて好き -- 名無しさん (2015-05-07 11:23:48)
- 4だとジェイムスは行方不明だから水の中なんだろうなぁ。ローラと一緒に立ち直ってるなら受刑者なのを父ちゃんが知らないってことは無いだろうし -- 名無しさん (2018-05-18 08:39:09)
- ↑ジェイムスの乗ってきた車のトランクにはメアリーが入っている。ドボンエンドが公式なのはそういうこと。 -- 名無しさん (2018-05-18 08:57:42)
- 前後作にはいる「空を飛ぶクリーチャー」が今作にはいない事って、何かしら意味があるのかな? 攻撃手段として羽虫が飛んできたり、宙吊りの敵はいるけど、個別のクリーチャーとしてはいない。独房の4以降のクリーチャーはわからないけど。 -- 名無しさん (2020-03-07 17:54:53)
- 途中送信。独房の絵に「そらとぶおんな」はあるけど「空を飛ぶ敵」はいない。4以降のクリーチャーはわからないけど、他の作品には空を飛ぶ敵がいるなら、何かしらの意味を見いだせそうだ。 -- 名無しさん (2020-03-07 17:57:55)
- ジェイムスの「逃げられない」心境を表してるのかも -- 名無し (2020-03-25 23:06:19)
- 「プリズナー」(刑務所の姿の見えないクリーチャー)を、白文字で「見えない」ようにしたかったんだが、なんかやり方が違うみたいだな…… -- 名無しさん (2020-03-28 18:52:31)
- ↑修正した。もっと単純で大丈夫よん。 -- 名無しさん (2020-03-28 19:02:01)
- PS5でリメイク決定したのは嬉しすぎる! -- 名無しさん (2022-10-20 07:17:57)
- どういったリメイクをするのかすごい気になる。最後の詩のマリア編もあるのか、新しい敵やエリアも増えるのか・・・。UFO以外で1作目のサプライズも増えるのか・・・。 -- 名無しさん (2022-10-22 11:28:51)
- マリア編と同じ要領でエディー編とアンジェラ編も欲しいっていうのは結構言われてるね。せっかく「ジェイムスとは別のサイレントヒルが見えている」って話があるんだからそちらの視点も見てより物語を楽しみたい… -- 名無しさん (2023-02-10 02:38:02)
- リメイクではローラにも何か掘り下げみたいなものが欲しいな。本編だと無人の町や廃墟のはずのホテルをうろついてるのが不自然だったから、ジェイムスほどじゃないけど異世界に取り込まれかけていたと見ていいかも。 -- 名無しさん (2023-09-03 18:37:46)
- ここに‘穴’があった。今はもうない。 -- 名無しさん (2024-04-22 18:08:33)
- クリーチャーを魅せるという意味でTPSはやっぱイイなって思うけど、どうしてもバイオReシリーズ感が強くてなんかこうモヤるというか勿体無い感というか。だからといってFPSや今更固定画面ってのも微妙だってのも理解してるんだけども -- 名無しさん (2024-08-22 17:02:40)
- リメイク版ではLeaveの方が正史っぽい描き方されてたな。 -- 名無しさん (2024-10-14 22:08:57)
- リメイク版の追加エンディングも好き。でもアレはなんだろう?ジェイムズもサイレントヒルの一部にって事? -- 名無しさん (2024-10-14 23:04:21)
- それでいいんじゃないかな。辛いことを全て忘れて、サイレントヒルが見せてくれた幻想であり理想的なあの頃と同化してしまった的な。 -- 名無しさん (2024-10-15 05:45:43)
- 本当に素晴らしいリメイクだった -- 名無しさん (2024-10-19 18:42:57)
- リメイクの方はHP残量の総時間とか関係ないのね。どの扉を通ったか?ラスボス時に瀕死なら分岐した。あと最初の三角様シーン場所のハンカチ拾わないとマリアとウォーターエンドは絶対見れないっぽい -- 名無しさん (2024-10-22 09:55:06)
- 1の実写版撮った監督が2の実写化してくれる(公開は2025年?)というのでかなり期待してる。3ベースのリベレーションも悪くはなかったんだが1の方がサイレントヒルらしさが出てたと思うし。 -- 名無しさん (2024-11-01 05:01:44)
- リメイク版ではより強調されてる感あるけど、2は登場人物が町に来た時点で既に死んでる説があるのよね。勿論、ローラも含めてで病院で長く入院してる間にメアリーに会ってるのに、何で元気に出歩いてるのか?という疑問がある。 -- 名無しさん (2024-11-20 23:57:22)
- リメイクされたらジェイムスに追加されたステップの性能半端なくて草。お前ブラッドボーンの世界でもやってけるだろこれ・・・ -- 名無しさん (2024-12-07 19:23:06)
- ↑ 覚醒すると“三角頭になる”で色んなゲームに出て欲しい。(真顔) -- 名無しさん (2024-12-08 05:54:03)
最終更新:2025年04月20日 07:07