K'

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K' - (2021/03/02 (火) 20:48:24) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/25(日) 03:33:04
更新日:2024/04/27 Sat 10:02:46
所要時間:約 13 分で読めます




俺一人で充分だ……


K'(ケイ・ダッシュ)とはKOFシリーズに登場するキャラクターであり、KOF'99から2001までのネスツ編の主人公である。


【プロフィール】

格闘スタイル:暴力
誕生日:不明
年齢:16~18歳
出身地:不明
血液型:不明
身長:183cm
体重:65kg
趣味:なし
好きな食べ物:ビーフジャーキー
得意スポーツ:なし(運動は苦手)
大切なもの:なし
嫌いなもの:KOF、甘いもの
CV:松田佑貴 → 川原慶久(KOF XIV) → 小野友樹(KOF GIRLS)


【概要】

秘密結社ネスツの戦闘員にして、驚異のテクノロジーにおける改造人間の1人。
オロチ編の主人公である草薙京の炎の因子を移植されており草薙の炎を使役できるが、初期段階の移植手術だったため右手からしか出せず、さらに専用のカスタムグローブがなければ炎が制御できず止まらなくなるため、常にグローブを着けていなければならなくなった。
おまけに直接炎を放つ事もできないため、基本的には何かに擦るかぶつけるか殴りつけて熱を生み出している。
後に炎の移植手術は肉体に適合しなければ人体発火してしまう事が判明。彼はこれでも制御できてる方だった。

『K'』というコードネームは「Kusanagi」の頭文字から取られており、Kを超えるものという意味。
元ネタはボトムズと思われる。

過去の記憶を消されており、出自・本名は不明。
上記通り京のクローンではなく、彼自身は改造されただけの人間であり、潜在能力が高かったため幼い頃に姉共々ネスツに拉致されたらしい。


【人物像】

白髪(銀髪?)に褐色の肌を持ち、すらりとした長身痩躯だが、一方でかなりの猫背。
顔立ちも相まって容姿に関してはかなりのイケメン。初めてイラストが公開された時にはガングロオロチとも呼ばれていた。気難しい顔は地との事。

常に黒い革ジャンを着ているが、エンディング等ではラフな私服姿を披露している。
非戦闘時はグラサンを着用。十字架のネックレスもしているが、私服では付けてない事も多い為、パーソナルアイテムはグラサンに軍配が上がる。
XIII以降は戦闘中もグラサンを外さなくなったのでより印象が増した。

性格は、無口で無愛想で情緒不安定で皮肉屋という数え役満。
情緒不安定は改造の副作用らしい(by上司)
生まれついての性分らしく、ヴァネッサにはコミュニケーションの取り方が分からないだけとも、クーラには恥ずかしくて素直になれないだけとも言われている。
ネスツ編後は精神的に成長した為か、ぶっきらぼう+ツンデレというキャラ付けに。相変わらず口は悪いが他者を気遣う余裕や、手加減を要する戦闘に難儀する台詞が多い。

口癖は「うぜえ」。特にMIAでは掛け合いで事あるごとに口にする。
声優はXIVまで変更されていなかったが作品毎に声色がかなり異なり、クールだと思えば裏返ったりする。近年の作品は慣れてきたのかクールな感じに安定してきていた。

ビーフジャーキーが好きなのは「酒に合うから」
KOFが嫌いなのは「弱い奴等が群れてるから」で、小説版では助け合いの精神も嫌いと語っている。
…現在では「厄介ごとに巻き込まれるから」「出場してその厄介ごとを持ち込む連中を倒さざるを得ないから」「仲間が危険に晒されるから」で合ってるだろう。


【各作品のストーリー】

  • KOF'99
ネスツ所属時代。上司のクリザリッドの命令を受け、相棒のマキシマと共にKOFへ参加。
紅丸真吾を大会主催者権限でチームに取り入れ、格闘家の戦闘データを取るために暗躍していた。

恐らく最も荒れていた時期。炎の移植手術の副作用や記憶の欠落、そして嫌いなKOFに出ろと命令されたのだから当然といえば当然。シリーズで唯一、勝利ポーズで唾を吐く。
「どいつもこいつも…」

表向きの目的はデータの採取+逃げ出したオリジナルの京が紅丸達と接触した時に捕獲する事だったが、決勝ステージのネスツ基地に辿り着いた時にクリザリッドから自分のクローンだと説明され、更にトリガーデータ作成のために自分達を殺そうとしたので反逆。
エンディングでマキシマと共に組織の戦闘員相手に暴走した炎で大盤振る舞いし、裏切った。

「炎がおさまらない。オレはいいがお前 腕が焼けるぞ」
火遊びが好きなんだよ。俺はな

ちなみに怒チームエンディングではクリザリッドの方がK'のクローンだと判明する。


  • KOF2000
本拠地を炙り出すためにネスツの下部組織を破壊工作していたが、KOFの招待状が届きネスツの仕業と見て参戦。きな臭さを感じながら招待選手としてヴァネッサ、ラモンとチームを組む。

目的がはっきりした為か、かなり落ち着いている時期。声色もクールを通り越してセクシー。
アナザーストライカーは初期設定の黒髪オールバックの「アナザーK'」、PS2版家庭用マニアックストライカーはクリザリッド。

大会途中、アンチK'の氷を操る少女クーラ・ダイアモンドと交戦した。
決勝戦場のサウスタウン・ファクトリーエリア地下にてゼロと闘い勝利するも、衛星兵器ゼロ・キャノンの余波を喰らって気を失い昔の記憶の一部を取り戻し、その記憶の一部にて登場した姉の面影を持つウィップと手を組む事に。

「身軽になりゃワケねえよ」


  • KOF2001
マキシマ、ウィップと共にネスツの足跡を辿るものの、ことごとく逃げられ手がかりを探していた折にネスツに身を寄せた龍(ロン)を追う麟を仕留めて束縛、ウィップの提案で彼をチームに加入させた。

ネスツへのイライラが募った為か、かなり荒々しくなっている。

優勝者式典の行われる飛行船にてオリジナルのゼロらと交戦し、衛星基地エイダスでネスツの支配者イグニスと対面する。
彼の弁によれば、K'を含むKシリーズはイグニスが神になる為、世界最強の格闘家を見つけ倒すために造りだされた存在であり、その中でも最高の完成度を持つK'こそが乗り越えるべき踏み台に相応しいモルモットであった。
イグニスを倒すも、エイダスを地表に落下させられ絶対絶命かと思われたが、クーラの協力で無事生還した。
ちなみにイグニスにより記憶をもどされているが…。

「行こうぜ。オレ達の本当の戦いはこれからだ」


  • KOF2002
お祭りバトル。マキシマ、ウィップと参戦。
スポンサーの影響か、前作から続いていたキャラ崩壊が顕著。
「てめぇじゃ役不足なんだよ」「キーキー悲鳴を上げさせてやるぜ」「潰↑すぞコラァ!」「黒だよ…真っ黒!」「オラオラオラァ! どうした⁉︎ あぁん⁉︎」などの迷言を残す。
息の長い作品になってしまったので、K'のキャラがこれで固定されている人も多いだろう。
Cボタンでクーラカラーが追加。


  • KOF2002UM
無印のリメイク。CVの撮り直しでクールキャラに戻った。
新キャラネームレスのオリジナルの一人であり、彼からは裏切り者として始末対象になっている。
「チッ…なんなんだよ」

特殊チームイラストは京、ネームレスとの「2002UMチーム」と、クラーク、チョイとの「グラサンチーム」。


  • KOF2003
隠れ家を突き止めた鎮老師に新たな敵の「遥けし彼の地より出づる者たち」による事態の鎮圧を依頼され、マキシマと、ハイデルンに任務を命じられたウィップと合流して参加。
ラスボスの無界さんを取り逃がし、地球意思やオロチが関係している故か移植された草薙の炎が勝手に反応。無関係な宿命に苛立つ。

「……いや、グローブじゃねぇ……なにか根底の……奴の力だ」
「やれやれ、またそれか。お前はもう逃げられないみたいだな」
「チッ!」
「なんにせよそれが運命なら進むしかないようね」
「また厄介事か……あきもせず俺達もよくやるぜ」


軍に戻ったウィップを通し、ハイデルンの協力者としてマキシマ、クーラとKOFに参加。
チームストーリーで実は記憶が殆ど戻ってない事が明かされ、とりあえずアッシュや彼の地に借りを返すのを目標にしていた。
エンディングではハイデルンの発表をのんびりと聞いていたが、遥けし彼の地より出づる者たちが隣の護衛艦を襲撃した事が明かされる。

「そもそもどこなんだよ。ここは」
「北大西洋、スペイン沖。夕日がキレイな16時54分」
「あはは!あの人、もじゃもじゃだ~♪」
「緯度と経度もご案内しましょうか?」
「……チッ」

特殊チームイラストは京、アッシュとの「KOF主人公チーム」


『XII』ではハブられたが今作で無事参戦。グラフィックの大幅な変更で常時サングラスをかけている。
色々あって出場する気はなかったが、鎮がクーラをアイスで釣って勝手に登録させたため、渋々参戦することに。
チームストーリーはツッコミ所満載であり、まじめなストーリーが多めな本作ではとてもコミカル。また非常にツンデレな彼を見ることができる。

デフォカラーに青髪で白服があり、特殊カラーでは色がカラフルになって風の都の戦士みたいになる。
家庭用ではハイデルンに依頼された遺跡の調査へ向かい、彼の地達の秘密を探っていた。

全キャラに実装された戦闘前掛け合いでは、からかわれたり、相変わらずだなと常連からは反抗期みたいな扱い。
庵やバイスからは草薙の炎を理由に突っかかられ、アテナからは優しいんですねと真意を見抜かれたり、気難しそうな顔をユリに質問されたときは「…これが地だ」とまともに返したり、シェンに舎弟になれと迫られたり、ライデンからはヒール役でデビューしないかと持ちかけられたりと意外と豊富。

家庭用のチームストーリーでは京チームと対戦。京からは肉ばっか食ってないで炎で焼いて魚も食えよとアドバイスされた。
女性格闘家チームとの対戦では笑顔の話になり、クーラから恥ずかしくて笑えないだけと言われてマキシマからもからかわれてブチ切れた。

エンディングは途中まで平和だったが…まあ彼は満足していた様子。

「だが、退屈の虫は綺麗に吹っ飛んだろ?」
「こうなったら……クーラもホンキで行くよ!」
「……仕方ねえ、ヒマ潰しに遊んでやるぜ……!」

特殊チームイラストはXI同様主人公チーム。


  • KOF MAXIMUM IMPACT 2
ネスツの科学力を欲するどこぞの戦闘員との勝利後、マキシマが不調だと見抜きリアクターの故障だと告げられる。マキシマを改造した巻島博士を捜すも、既に「クシエル」に連れ去られた後であり、手掛かりを見つけるためにクシエル主催のKOFに出場する。
とりあえず、ツンデレ全開。

「…てめえにポンコツになられると、こっちも色々と困るんでな…」

共通エンディングではクーラとサウスタウンから帰っている途中に車が故障し、直している場面から始まる。


初回特典OVAの第3話『IN THE DARK』ではマキシマと共に主役を務めた。


  • KOFXIV
相変わらず裏組織からの追っ手潰しを行っている時にクーラを通じてラルフから出動要請を受ける。またもやアイスで買収されたクーラ、追っ手の最新武装に不信がるマキシマと共に再びKOFへ出場する事に。
やや口調が変だが、やっぱりツンデレ健在。
「ンなの聞こえてるよ!」
「で、どうなのさ」

またXIIIで縁が出来た鎮との掛け合いでは世にも珍しい笑うK'の姿が見れる…なおこの後に続く台詞は「ぶっ飛ばす!」だが。
何にせよ99の頃に比べ凄く丸くなったもんである。


【キャラ性能】

上記の設定上、京のように炎を多用できず、攻撃の補助程度に炎を扱う。
そのため変則的な戦闘スタイルだが、技自体は主人公らしく飛び道具、対空、突進技とバランスが良く、技のほとんどが追加入力で派生するものばかりで、臨機応変・トリッキーに闘える。
動きは素早いが防御力はやや低め。
作品にもよるが無敵技が大体弱めに設定されており守りよりは攻めに転じている間のほうが強い事が多い。

  • キャラランク
初出の『'99』はアイントリガーの性能の悪さもあって弱キャラだったが、次作の『2000』から小技から繋がるほど発生が強化され、さらに派生技にブラックアウトが追加されたことなどから一躍強キャラ入りを果たす。

続く『2001』『2002』では中堅~下位とパッとしない時代が続くが、『2003』『XI』ではゲームシステムと上手く噛み合い上位に選出。

『2002UM』では小足キャンセル可、一部通常攻撃キャンセル時にノックバックしない、バイツループが画面中央で可能+端では生MAX発動から繋げられる、と全体的に超強化された結果、三強入り。アーケード以降では他二名が調整で弱体化したのでトップに躍り出た。

『XIII』に至ってはライデンと並んで間違いなく最強で、高性能な波動昇竜キャラに戻ってやべえと思われていた京が忘却の彼方に飛ばされた程。
画面中央でジャンプD→小足→アイントリガー→セカンドシェル→ミニッツスパイク(ナロウスパイク)→クロウバイツ+追加攻撃
という超火力で楽に繋げられてほぼ画面端に運べてゲージ回収率が高くて起き攻め容易なのが基本コンボの時点で何かがおかしい。バイツループも簡単になった。驚異の性能を誇るジャンプD、追い詰められてもエスケープ容易なEXブラックアウト、なんでも判定+追撃可能な空中EXミニッツスパイク、発生・突進速度が速く飛び道具をすり抜けるヒートドライブ、凡ゆる飛び道具を撃ち抜く+ガードされてもほぼ隙なし+最後の一撃が固定ダメージ=コンボ補正がかからないチェーンドライブと高性能な技も揃い、闘劇上位者全員が彼を使用していたのはとても有名。『XIII CL』と家庭用では当然弱体化しました。
『XIV』でも当初は強キャラだったが、度重なるアプデで現在は中堅以下に落ち着いている。

作品にもよるが各種ゲージに依存して火力を出す事が多い為大将が大体安定の位置になっていたが、近年はゲージがない互角の状態なら大幅に有利な為、先鋒で出すのが常になっている。上記のXIII闘劇でも全員先鋒がK'であった。

運動が苦手という割に180度開脚できる柔軟性と高速移動技持ちでどこらへんが苦手なのかは不明。
ルールに縛られてスポーツするのは確かに苦手そうだが……

ニュートラルでは最初構えるも、ものの数秒で構えを解く。XIIIではやる気がなさそうに首まで回す有様。
タイムアップ敗けでは後ろを向いて顔を拭う動作をするが、悔し涙を拭ってるようにしか見えない。
吹っ飛ばし攻撃は脚を180度開いての蹴りで、投げ抜けとセカンドシェルに流用されていたが、XIからはポケットに手をつっこんだままの喧嘩キックに変更された。

⚫︎主な投げ技
  • スポットパイル
相手を掴んで延髄に肘打ちを叩き込みその場にダウンさせる。
ダウン回避不可で起き攻めも可能。MI2では追加入力で吹っ飛ばし攻撃を繰り出せてコンボを繋げられるためかなり強力。

  • ニーストライク
相手を掴んで顔面に膝蹴りを叩き込む。


⚫︎主な特殊技
その場でワンインチパンチを繰り出す。
単発ではリーチが短く発生が遅いが攻撃判定が強く強制ダウンを奪える。2001以降ではクリティカルワイヤー対応。XIIIからは崩れダウンも。
通常技からキャンセルすると発生が早くなり必殺技へ繋げられる。

  • ニーアサルト
小ジャンプからの飛び膝蹴り。
単発では使い道は殆どないが、強攻撃→ニーアサルト→空中ミニッツスパイクはK'の代表的なコンボ。

  • スナイパーサイド
XIのみ追加された、上段へのリーチの長い前蹴り。
やや前進するのでコンボに組み込みやすい。


●主な必殺技
  • アイントリガー
「シュッ」
腰から銃を引き抜くようにグローブを擦り付けて飛び道具判定の炎を目の前に発生させる技。
これが小技から繋がるだけで後述の派生技にも繋がるため、この技の性能次第でキャラランクが大きく変動する。
『2000』『2002UM』では単発技としても強力で、K'が上位とされる理由になっている。
弱は相手を浮かせ、強は相手をのけぞらせる事が多く、このため派生技へ繋ぐ高さが変わりこの後に続く連続の成否に関係してくる。

  • セカンドシェル
「飛べ、オラァ!」
アイントリガーからの派生技。
出現した炎を蹴り上げる。ヒットすると相手を浮かせて追撃可能。
飛び込んできた相手の迎撃から、画面端での連続技にと欠かせない。
初出の『'99』では攻撃判定が鬼のように強いものの発生の遅さから迎撃としては使いづらく、どちらかといえば ガードされてもK'有利 という特徴を生かして固めに使われることが多かった。
『2000』からは一転、攻撃判定が弱くなり硬直も悪化するも、発生の速さが改善されたため本来の用途である迎撃技やコンボパーツとして使われることが多くなっている。

  • セカンドシュート
「いけ、オラァ!」
アイントリガーからの派生技。
出現した炎を蹴っ飛ばし、相手に向かって撃つ技。
基本連続の相棒にして各種空中コンボの繋ぎにも使える素人から玄人までお世話になる技。アイントリガーの炎で相手の飛び道具を相殺しながら出すと一方的にヒットさせられる。
『'99』では非常に硬直が大きく、近距離でガードされると確反という使い勝手の悪さが悩みだったが、『2000』からは一転してガードされてもK'微有利と扱いやすくなり、K'の躍進に大きく貢献した技。

  • セカンドスパイク
『2002UM』のみ追加されたアイントリガーからの派生技。
出現した炎を足に纏わせて後述のミニッツスパイクを繰り出す。
アイントリガーがヒットしていれば確実に繋がり、威力が高く、相手を大きく吹き飛ばし、弱ならガードされても五分、対応できなかった中距離の相手をも迎撃できると超高性能な技。

  • セカンドナックル
『XIV』にて追加されたアイントリガーの派生技。
出現した炎を纏って相手に殴りかかる。
セカンドスパイクより発生・リーチは短いが、ほぼ同性能。

  • セカンドウィップ
同じく『XIV』にて追加された派生技。
炎を出現させた腕を振り戻し、薙ぎ払う技。
リーチが非常に短いが強制ダウンを奪える。

  • ブラックアウト
「ブラックアウト…」「ダセェぜ」
姿を消しつつ高速で移動する移動技。
無敵時間はないので屈Bからアイントリガー出そうとして誤爆するとフルコン喰らって死ぬ。
作品によってはアイントリガーから派生で出せる。

  • クロウバイツ
「オオォォラァァァ!!」
屈んで炎をグローブに纏い、左肘での掬い上げるようなエルボーから炎を広げるように錐揉みしつつアッパーし、背中からの体当たりを仕掛ける対空技。
弱は無敵時間が短い事が多い代わりに発生はかなり早い。
強は追撃の蹴りで強制ダウンを奪える。発生が遅い上に攻撃判定の位置が悪く強攻撃からでも繋がらない事があるが、無敵時間が非常に長いことで有名。更に一画面程移動するので相手を壁に追い込みやすく、威力が高いので連続技に優秀。特にノーゲージでの画面端連続技の締めに使えば追撃の蹴りで起き攻めも容易。
どこキャンのある作品では弱クロウバイツを連続ヒットさせる「バイツループ」が可能。
EX版は後述のヘブンズドライブになる。

  • ミニッツスパイク
「シャラッ!」「シャアラアアアアア!!」「シャォラ!」
空中に飛び跳ねながら足先で蹴り上げる技。空中可。
XIII以降は食らい判定を残すようになり、連続技の中継に使われだした。
空中版やEX版はどこでも判定を付属している作品もあり、端で延々と蹴り続けることもできる。
前述したように声質が作品によってブレる彼だが、この技に限っては99から一貫して叫びながら打つのが特徴。

  • ナロウスパイク
ミニッツスパイクやアイントリガー(一部作品のみ)から派生で出せるスライディングのような攻撃。
先端当てをすると追撃が可能になる他に、「浮かせ攻撃>ミニッツスパイク>最速ナロウスパイク」で移動し高威力の追撃に繋ぐ移動技としても活躍する。

  • エアトリガー
空中専用。斜め下にセカンドシュートを放つ。連発しなければ搦め手として優秀。
MIシリーズでは真横に放つうえに射程無限なので遠距離から連発すると嫌がられます。


●超必殺技
  • ヒートドライブ
「終わりにしようぜ」「もういいだろ…」
炎を纏わせたグローブを、姿が見えなくなる程の超高速突進から叩きつける技。溜める事ができ、作品によってはガード不能に。
性能はマチマチで、『11』以降ではダメージが高く、発生・突進速度が凄まじい。XIIIでは飛び道具を貫通する。

  • チェーンドライブ
サングラスを投げつけ、サングラスが相手若しくは飛び道具に当たると超速突進から乱舞を仕掛ける技。
懐から投げつけているが、『XIII』以降は掛けているのを投げ、ヒットすると空中でキャッチして掛け直して乱舞に移行するように。
『2002』の「オラオラオラァ!、どうした?あァん!?」という素晴らしいDQNボイスが『XIV』のEX版で復活した。
『99』では通常飛び道具と相殺するが発生が遅く、空中の相手にサングラスが当たると突進が空ぶるという劣悪な技だった。しかしどんどん性能が向上し、強攻撃から繋がる発生の早さと空中の相手も拾えるようになり、MAX版以降ではサングラスが覇王翔吼拳クラスもぶち抜く。
『2003』以降のリーダー超・EX超必殺技版ではヒートドライブでフィニッシュするようになっており、とてもカッコイイ。

  • ヘブンズドライブ
クロウバイツを連続で放つ技。無敵時間が長い。
威力もそこそこあり使いやすい。現在は上記通りEXクロウバイツに吸収されている。

  • クリムゾンスターロード
MAX2必殺技。
「手加減なしだぜ!」
少しだけ前進し、ヒットした相手の背後に回り込み決めポーズ後に爆発させる技。
エフェクトこそ地味だが、「黒だよ…真っ黒!」と言うボイスのインパクトが大きく、よくも悪くも印象に残る。
ガード不能の打撃技であるが、『02』では発生が遅いうえにリーチが短いので使われない。
しかし『2002UM』ではリーチはそのままだが小技から繋がる程発生が早くなったので、極悪な技と化した。
適当な小技をガードさせて出すとガードキャンセルふっとばし/前転で1ゲージ使用しなければ回避できなくなったということであり、発動できる条件が整った時点で相手は小技にすら警戒しなければならないというプレッシャーができ、なおかつ威力も体力を3〜4割消し飛ばすので引導火力や最後っ屁に十分過ぎるため、彼のキャラランクを大きく向上させた要因の一つに連ねられる。
演出面も大きく強化されており、ヒットすれば文字通り画面が「真っ黒」に暗転しK'の姿が消え、瞳の光だけが相手の背後に回り込む→上記の台詞と共に相手が爆発し、その光により白黒でK'の姿が浮かび上がる、と非常に格好良いものとなっている。

MIシリーズでは当て身技になっており、発生が凄まじい早さの上に3ゲージの技なので威力が高い。
また地味に『02』とはコマンドが違う。
「灰の一欠片も残すかよ!」

  • ハイパーチェーンドライブ
「なめんじゃねえぞ、てめえ」
「ここで終わらせてやる…!」
「!……逃げな‼︎」
NEOMAX・CLIMAX必殺技。
グローブを地面に叩きつけて巨大な火柱を発生させる技。
設定と食い違っているとか、この技のどこがチェーンドライブなのかとかは突っ込んではいけない。一応14では台詞から暴走するような描写になっているが。
『XIII』ではこの技でKOするとグローブが壊れる演出が発生する。


【余談】

割と不幸・不遇な設定や扱いを受けることの多い主人公であり、
  • 幼い頃ネスツに拉致られ戦闘員に仕立て上げられ、記憶も剥奪される。現在も取り戻していない。
  • お互いに記憶を失った昔の妹分との再会は殺し合い
  • 姉と思っていた人物が姉のクローンでオリジナルは死亡している
  • 無関係なのに草薙の炎が宿命に反応して勝手に出る
  • 上司の命令でデータ作成をサポートしていたのに「大切なもの:部下」の上司に殺されかかる。
  • 裏切りもののヒゲに裏切りものと罵られる
  • ネスツの支配者はただのサイコ野郎(本人談)。壊滅後もやけに皮肉られる。
  • グローブを自ら手離したのに次の作品では何事もなかったかのように装着
  • せっかくできたライバルが格闘ゲーム史に残るいわくつきキャラに
  • ネスツ編が会社の都合もあって「オレ達の闘いはこれからだ」的な打ち切り
  • ネスツの下部組織を破壊工作していたため、一時期国際的なテロリスト扱いを受けていた。今でもキムにはその事で更生者候補と狙われている。
  • 地球意思という人外を相手にしていた京、アッシュとは異なりK´の敵はあくまで人間であるため、殺人は日常茶飯事だった。↑のテロ活動でも平然と無関係な人間を巻き込んでいるので間違いなく犯罪者。格ゲーでも珍しいのだが、あまり話題にはならないのが救いか。
  • かつては未成年で飲酒・喫煙をしてたが今じゃ大人の事情でNG
    • ただし飲酒・喫煙が20歳以上なのはあくまで日本の場合であり、K'はどうみても日本人じゃない(というか国籍あるかすら怪しい)ので元来は飲酒・喫煙も問題ではない。単に表現の問題上でNGになっているだけである。
  • 嫌いなKOFに毎回出場させられる
  • かと思えば他社とのクロスオーバーには背景すら出演できず
  • ネオジオカラーポケット用ソフト「頂上決戦最強ファイターズ SNK VS. CAPCOM」ではモノクロ警告画面で同じ新シリーズ主人公のアレックスともども次回作に期待しながら
    K’「…オレたちだって…………主人公なんだ……」
    アレックス「……………そうだな……」
    と互いに不遇な境遇に落胆する。なお次回作はなかった……お前らは今、泣いていい……なお、現在は
  • およそ18年後でも3代目共々楽曲だけ登場と似たようなことに一方4代目主人公とアレックスは楽曲すらなかった
  • そして『XII』では遂に出番なし。公式サイトにイラストはあるものの、家庭用にもお呼びなし
  • クーラがシューティングゲームのPCに選ばれたのに、主人公である彼の出番はクーラのEDだけのみ。
  • ネスツの残党として狙われており、今でも平穏な生活を手に入れてない。
  • 相棒マキシマの甘党やクーラのペロキャンを見てきたせいで自分は甘いものが大嫌いになった。
  • パチスロでのぶっ壊れ具合
  • NEOWAVEのイラスト担当者はずっと外人だと思ってて作画したが日本人(京のクローン)だと指摘され直される。*1

と散々である一方、

  • イケメンで長身
美形キャラ専用掛け合いでは必ず選ばれる。ガングロオロチというあだ名もイケメンのオロチが日焼けしたようだからつけられた訳で。
  • 世界最強クラスの強さ持ち
本人の素質、改造手術、戦闘漬けの毎日によって培われた実力はネスツ最強と称され、XIVでスタジアムを破壊したラスボスを「あっさり倒しちまった」レベル。おまけに炎をグローブで制御している段階で、小説版では京に匹敵する炎を放った事も。
  • 周囲の人間模様が異常
自他共に認める頼れすぎる相棒や、姉と瓜二つの美女や、異様に懐いている可愛い美少女(あとその保護者の美女二人)に囲まれたニート生活を送っており、京や紅丸や庵といった重要キャラや世界最強の傭兵部隊を率いるハイデルンともコネを持ち、草薙の炎を所持している事から地球意思達にも危険視されている。ただし本人はKOF嫌いなので面々との係わりを基本的に迷惑がっているが。
間違いなく勝ち組だが、問題は彼にその気がまったくない事。

ちなみに2010年に海外のゲーマーが選ぶ格ゲー男キャラTOP20で堂々の1位を獲得していたりする。
他の年でも1位じゃないだけで高順位に位置しており、ビジュアルやら面倒くさい性格やらスタンダードにもテクニカルにも戦えるゲーム性やらで人気は高く、取り敢えず出場させないと売り上げが落ちるくらいは確立している。
最新作のXVにも参戦は決定済みアレックスに謝れよ

彼のテーマ曲「KD-0079」は彼自身の、そしてネスツ編の世界観を象徴するBGMとして非常に人気がある。
後の作品でも何度かアレンジされて使われた他、「KD」「KDD」として日本チームのEsaka、八神チームの嵐のサキソフォンと並んでシリーズ化がなされている。


【主な台詞】

「俺一人で、十分だ」
99から使っている彼の代名詞。当初はKOFに参加するのが面倒なので自分一人で全員ぶっ倒す的な意味合いだったが、最近はツンデレ化が進んだので別の意味に聞こえる。
XIVではキャラエディット時のボイスに変更されたが、3人相手に一人で十分と宣う中ボス アントノフに
「一人で十分と豪語するのは、俺を倒してからにしな」
と意趣返しに用いた。

「片付けてやるぜ」
対クリザリッド専用。
「やってみろ。クローン風情が」
と返される。
後にXIVでも汎用台詞の一つとして登場した。

「ナメんじゃねえぞてめぇ?」
「テメェ…クズだぜ!」
「お家に帰んな…」
挑発。『MIA』では腕で十字を描くようにサムズダウンする。

「オレにさわんじゃねえ」
「どいつもこいつも…」
「てめえじゃ役不足なんだよ…」
勝利台詞。

「気味が悪いぜ…お前」
『2000』でのクーラ専用。自分に似た格好や技を使う上、消された記憶が浮かぶからか。


「キーキー悲鳴をあげさせてやるぜ」
「男のヒステリーは手に負えないぜ…」
「ケリを着けようぜ…」

「ガキは家で大人しくしてりゃあいいんだ」
「オレはオレだ…ウゼェんだよ…!」





「イヤッホオオオオオオォォ!!」
「萌えー!」
「チャイナ萌えー!」
「アーミー萌えー!」
「サイコ最高萌えー!!」



「チッ……次から次に駄文が湧いてきやがる。キリがねェぜ。」
「……仕方ねえ。ヒマ潰しに追記・修正してやるぜ……!」


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